DeNA(ディー・エヌ・エー)関連のテクニック
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- 【DeNA】ビジネスコースのインターン選考(ES、面接etc)対策|合格者ES付 23,071 views DeNAのインターンシップES一覧はこちらからDeNAは、Mobageをはじめとするゲーム事業から、AIを活用したタクシー配車サービスやヘルスケア関連事業まで幅広いIT事業を展開しています。また、ベンチャー投資も積極的に行い、自らを「永久ベンチャー」と称して常に新しい価値を提供し続けています。本記事ではDeNAの7つのインターンコースから、ビジネスコースの内容と具体的な選考対策までを紹介します。【参考】→本選考対策向けの記事ですが、DeNAの事業内容・求める人材像について言及しているためインターン選考にも役立つと思います。参考にご活用ください。【本記事の構成】・IT業界とは・DeNAとは・DeNAのインターン内容・DeNAのインターン選考フロー・DeNAの求める人物像・DeNAのES・DeNAのES:設問1・設問2・DeNAのES:設問3・設問4・DeNAの一次面接・DeNAのグループディスカッション・DeNAの1DAYジョブ選考・DeNAの二次面接・最後にIT業界とはIT業界とは、Amazonや楽天といったEコマースをはじめ、ゲーム、SNSなど、情報技術を用いたビジネス全般のことを意味しています。SNSの利用者数の増加やキャッシュレス化に伴って、流通する情報量が増加しているため、成長産業の一つとされています。ベンチャー企業が多く参入している業界であり、上昇志向が高く、若い人材が多いことが業界の特徴です。【関連記事】DeNAとはDeNAは1999年に設立され、ECサイト「ビッダーズ」から事業を始めました。主要事業を基盤に、社会的なニーズの変化に対応した新規事業を次々に展開しています。主要な事業は以下の3つです。・ゲーム事業・EC事業・スポーツ事業Mobageをはじめとするゲーム事業が全体の売上の7割近くを占めていますが、ガラケー向きのサービスが多いために、スマートフォンの普及に伴って売上は減少しつつあります。逆に、スポーツ事業は好調で、横浜DeNAベイスターズの動員数は2018年に過去最高の200万人を記録しています。また、主要3事業に加えて、様々な領域で新規事業を展開しています。例えば、AIを活用して簡単にタクシーを呼べる配車サービスのオートモーティブ事業があります。自動運転事業に関連する社会的注目度やニーズに対し、2015年から事業を開始しています。他にも、showroomなどのソーシャルLIVE事業やヘルスケア事業など、ITを軸とした事業を幅広く展開しています。【参考】タクシー配車アプリに自動運転。なぜ今、DeNAはオートモーティブに注力するのか?ミッションMISSION:普遍的に目指す姿DelightandImpacttheWorld世界に喜びと驚きを(DeNA公式HPより引用)ビジョンVISION:長期の経営指針インターネットやAIを活用し、永久ベンチャーとして世の中にデライトを届ける※DeNAが考える「永久ベンチャー」常に新しく本質的な価値の提供を諦めず、積極的に挑戦し続ける組織であるということ。そのためには、世の中に貢献し、歓迎されて初めて可能になると考えます。(DeNA公式HPより引用)DeNAのインターン内容21卒向けインターンビジネスコースの内容は以下の通りです。業務内容:執行役員や事業責任者などDeNAを牽引する社員と共に、リアルな事業立案に挑戦してもらいます。最終日は、審査員とファウンダーの南場、CEOの守安などから経営会議方式で、事業案に対する本気のフィードバックを行います。実施期間:8月上旬開催会場:株式会社ディー・エヌ・エー渋谷オフィス(本社)待遇:10万円/4日間(遠方からの参加者には、交通費・宿泊費を支給)応募資格:大学院・大学・短大・専門学校・高等専門学校に在学中の方(全学年対象)募集人数:20名程度(DeNA公式HPより引用)「本気の指導をしてもらった。グループワークのような『インターン』ではなく、きちんと仕事をさせてもらったと思う。」「就活生の生々しい面を見るためにメンターの社員も辛い程、負荷をかけられた。社員も就活生も辛い環境で、お互いの人間性を確認する事ができた。」(過去のインターン参加者のレポートから引用)DeNAのインターン選考フロー21卒向けインターンの選考フローは以下の通りです。①エントリー選考↓②一次面接↓③グループディスカッション↓④1DAYジョブ選考↓⑤二次面接(DeNA公式HPより引用)DeNAの求める人物像DeNA公式HP採用情報ページでは以下のように、求める人物像について言及しています。DeNAでは、チームとして最大限のパフォーマンスを発揮するために、全社員に必要な共通の姿勢や意識として「DeNAQuality」を掲げています。・「こと」に向かう本質的な価値を提供することに集中する・全力コミット球の表面積を担うプロフェッショナルとしてチームの目標に向けて全力を尽くす・2ランクアップ自身の二つ上の視座を意識して仕事に取り組む・透明性チームで成果を上げるために、正直でオープンなコミュニケーションを心がける・発言責任役割にかかわらず、しっかりと自分の考えを示す(DeNA公式HPより引用)DeNAは、ただ優秀なだけでなく「思考の独立性」「逃げずにやり抜く力」が抜きん出た人材の集まりでいたい。「思考の独立性」場の雰囲気や権威に影響されずに、本当に独立した自分の考えを導きだせるか、そしてそれを発信できるかが高い次元で問われます。「逃げずにやり抜く力」成功のモデルを自ら壊してでも次に向かうDeNAには逆境はつきものです。逆境に耐えられる、では不十分で、逆境をむしろ楽しんで乗り越えるタイプの人でないと厳しい職場です。(DeNA公式HP代表メッセージより引用)IT業界は変化が激しく、ユーザーの需要も大きく変化しています。そのため、「どの領域に注力すべきか、そしてユーザーにどんなデライト(喜び)を届けたいか」をDeNAは深く考えています。つまり、ユーザー目線に立って深く考え抜いて、価値を生み出すのがDeNAです。その中では、既存の枠組みを超えた新しいビジネスモデルを生み出すことも必要になっています。一人では到底達成できないことを、同じ熱量を持った仲間たちとチームで成果を上げます。したがって、"深く考え抜いた自分の意見を持つこと"、"最後まで逃げないでやり抜けること"、そして"チームとして成果を上げることができる人"、という人物像を求めています。上記を踏まえて、と照らし合わせて考えると、以下の2点が当てはまると考えられます。・リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができる・今までにない仕組みや企画を提案し、周囲の協力を得た上で実現することができるDeNAのES21卒向けインターンビジネスコースのES設問は以下の通りです。設問1あなたの人生の中で、情熱を注ぎ、自ら成し遂げたことは何ですか?(30字程度)設問2上記の詳細と、その際に直面した困難、また、その困難をどのように解決したかについて教えてください。(上限400文字)設問3学業や部活動、学外活動などで特筆すべき成果がある方は、ご記入ください。(上限400文字)設問4その他アピールしたいことがある方は自由にご記入ください。(上限400文字)DeNAのES:設問1・設問2設問1・設問2を合わせて解説します。ここでは、「あなたの人生の中で」という大きな枠組みになっていますが、ガクチカと同じように回答しましょう。ガクチカでは、”就活生がどんな人間なのか”、そして”自社にマッチするかどうか”を見ています。DeNAが求める人物像は、しっかりと深く考え抜いた自分の意見を持つこと、最後まで逃げずにやり抜けること、そしてチームとして成果を上げることができる人です。それに加えて、ともに仕事をする仲間と同等の熱量や情熱を持っていることも重要です。取り組んだことに対して、情熱を持つことができた根源を明確にしましょう。したがって、今までの人生の中で、情熱を持って取り組んだことを題材にしましょう。深く考え抜いた自分の意見を持って行動し、困難に直面した時に「逃げずにやり抜いた」という姿勢を見せ、チームとして成果をせる人物だということをアピールするとよいでしょう。以下の動画で、ガクチカの書き方やフレームワークを解説しているので、こちらも参考にしてみてください。以上のことを意識した回答例はこちらです。(回答例)設問1「あなたの人生の中で、情熱を注ぎ、自ら成し遂げたことは何ですか?」(30字程度)Airbnbという宿泊予約サイトを通した外国人向けのゲストハウスの立ち上げ、関西エリアで15物件の運営と月間3万ドルの売り上げました。設問2「上記の詳細と、その際に直面した困難、また、その困難をどのように解決したかについて教えてください。」(上限400文字)当初、前例のない民泊事業に対して、不動産会社、清掃会社、デザイン会社などの利害関係者の理解が得られないという問題があったため、物件数を増やすことが難しい状態でした。そこで、外国人を含む3人で分担し、交渉を粘り強く続けた結果、不動産業者2社、清掃業者4社、デザイン会社1社の協力を得ることができました。その際に、私たちが創意工夫した点は、民泊事業が広がることによって各社がどれほどの利益を上げられるかを定量的に示したことです。各社の協力のおかげで、優良な物件の発掘や清掃の外注化を実現し、効率的な物件オペレーションの仕組みを築くことができました。多様性のある現場で、協調性を意識しつつ責任感を持って物事を遂行したことは、今後のキャリアで役に立つと確信しています。(18卒DeNAインターンESより引用)「利害関係者の理解が得られない」という困難に対して、「利益を定量的に示す」ことで解決するという設問にしっかり対応した回答ができています。自分自身が大きくリーダーシップを発揮したエピソードではないものの、周りと協力し責任感をもって取り組んだという部分は評価されるでしょう。【参考】DeNAのES:設問3・設問4設問3と設問4は自己PRですが、ここでは設問4について解説します。自己PRでは、あなたが企業の求める強みを持っていて、その企業にマッチしているかをアピールすることが重要です。DeNAは求める素養に「思考の独立性」と「逃げずにやり抜く力」を掲げています。この2つを理解しつつ、以下のフレームワークや動画を参考にアピールしてみてください。①強み:あなたの強みは?②強みの原点:強みが形成されたきっかけは?③強みを表す具体的エピソード④強みの方法論:強みを発揮するために意識していることは?⑤強みの活かし方:その強みを入社後にどう活かす?(回答例)設問4「その他アピールしたいことがある方は自由にご記入ください。」(上限400文字)上記のバイトに加え、在学中にアメリカへ1年間の交換留学も経験した。現地での生活では多くの挫折を経験し、それに向き合い、乗り越える習慣を身につけることができた。クラス内でのグループプロジェクトでは他のメンバーが積極的に発言をする一方、私はそれを正確に聞き取ることさえも当初難しかったため、どう貢献できるかについて悩んだ。そこで私はとにかく積極的に仕事に携わることにした。作業をする際には話し合いで出たアイデアを当然使うため、話し合い内容の確認が細かくできると考えたためである。毎回の仕事に関わることで以上のことだけでなく、話し合い最中での理解が深まり、また自分の意見を述べる機会も増えた。最終的にこのプロジェクトは最高評価をもらい、自身の貢献に対してメンバーからは感謝をしてもらえた。以上の例のように困難に向き合う習慣は今後の自身の成長にも欠かせず、また私の強みであると考えている。(18卒DeNAインターンESより引用)自身の強みである積極性を活用しながら、正確に聞き取ることも簡単ではない中でも楽しみながら乗り越えていく力をアピールできている内容になっています。【参考】→内定レベルの自己PRを簡単に完成させる方法について解説しています。上記のフレームワークの活用法についても、具体例を交えながら説明していますのでご活用ください。DeNAの一次面接■人数:学生2人、社員1人(グループ面接)■所要時間:60分■面接内容:ESの内容に沿った質問、学生時代に頑張ったことや今までの経験の深堀り、希望するコースのヒアリング■見ているポイント:自身の人間性、頑張れるモチベーションとどれくらい頑張れるのか。という点がみられています。(DeNAインターンレポートより引用)一次面接では志望動機はあまり聞かれずに、ESの深掘りが中心となります。何に情熱を持てる人なのか、そして、なぜ困難に直面しても頑張ることができるのか、というESの深掘りから人間性を見ています。つまり面接に臨むにあたり、入念な"自己分析"を行い、どんな質問に対しても、一貫した自分の人間性を見せることができるようにしておくべきでしょう。【参考】【参考】DeNAのグループディスカッション■人数学:学生6人、社員1人■所要時間:40分程度■内容:「理系女子を増やすには?」「ランドセルの市場規模算出、売り上げ2倍施策提案」など(DeNAインターンレポートより引用)GDで評価される点は以下の4点です。①議論に臨む基本姿勢②議論のテーマや流れへの理解力③自身の意見の主張力④議論を統率するリーダーシップDeNAの求める人物像の素養の一つ「思考の独立性」は③自身の意見の主張力に当てはまります。この、4つのポイントを抑えたうえで、GDに臨みましょう。また、GDではケース問題が出題されています。を参考にしてみてください。【参考】GDの基本的な対策についてはこちら【参考】GD頻出題材とその対策についてはこちらDeNAの1DAYジョブ選考■人数:4人×4グループ、社員:4人■所要時間:半日■内容:新規事業立案。「高齢者をターゲットにした新規ビジネスを考える。」など事前説明→ディスカッション→社員からのFB→ディスカション→社員からのFB→ディスカション→最終発表■備考:GD後に社員からのフィードバックをもらえる。同席した学生は学部生が多かった印象。思考アスリートタイプが多いです。(競争意識強く、我が強い賢い人)この選考の倍率は非常に高く、16人中3人程度の倍率です。(DeNAインターンレポートより引用)インターン選考の1DAYジョブ選考はGDの延長と考えてよいでしょう。GDと同様に、4つのポイントを抑えましょう。また、半日以上にわたる選考では行き詰まることも多々あると思います。「逃げずにやり抜く力」も見られているということも意識しましょう。DeNAの二次面接■人数:学生1人、社員1人■所要時間:1時間程度■面接内容:学生時代に頑張ったことの深堀り、インターンになぜ参加しようと思っているのか。グループワークではどんな役割をすることが多いのかなどを深く聞かれる.終始穏やかな雰囲気。今までの面接ではあまり聞かれてこなかった志望動機について聞かれる。(DeNAインターンレポートより引用)二次面接においては、ガクチカの深掘りによって人間性を見られるだけでなく、インターンへの志望動機についても質問がされます。「なぜIT業界に興味があるのか」「その中でもなぜDeNAなのか」「インターンで何を学びたいのか」などの質問が予想されます。求める人物像に沿った自己分析をするだけでなく、志望動機についても準備をしておくとよいでしょう。【参考】最後に今回は、IT事業を幅広く展開しているDeNAのインターン選考対策について紹介しました。選考を受ける学生の中には、外資系コンサルなども志望する優秀な学生も多く、選考は高い倍率が予想されます。この記事を通して、DeNAの企業理解・選考対策を理解していただけたらと思います。関連記事DeNAの選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから
- DeNAの選考対策|採用担当者に刺さる志望動機とは? 26,747 views DeNAの本選考ES一覧はこちらから1994年に設立されたDeNAは、2006年にサービスを開始したポータルサイトMobageで一躍名を馳せた企業にへと成長しました。最近でも住友商事・NTTドコモといった大手企業と提携して、新規事業を積極的に展開している企業となっています。同社のサービスを一度は利用したことがという方も多いことでしょう。今回は、DeNAのESと採用HPからDeNAの求める人材について考察していきます。本記事のコンテンツ・事業内容と採用HPから考えるDeNAの求める人材・DeNAのES設問「今までで一番頑張ったことを教えて下さい。」について・最後に└【参考】DeNA内定者の本選考面接レポート事業内容と採用HPから考えるDeNAの求める人材まずは以下のサイトをご覧ください。参考:DeNAはあなたにとって良い職場ではないかもしれません→DeNA創業者である南場智子氏の採用メッセージを提示しています。上記はDeNA創業者である南場智子氏の新卒採用メッセージです。「『どうすれば受けが良いか』だけを気にした振る舞いをする人も増えています」といった記述に思わずドキッとした方もいるかもしれません。そんなDeNAですが、先ほどのサイトを参照してもわかるように、新卒採用にはかなり力を入れているようです。単なる憧れや嗜好を持っているだけではミスマッチで採用されることはないと考えられます。そのため、求める人材や事業方針に対する理解がよりいっそう求められる企業と言えるのではないでしょうかまずは、HPより、求める人物像についてみていきたいと思います。ずーっと悩んで悩んで…あるときパッとイケてるアイデアが思いついたときなんかは心の底からワクワクします。翌日には「なんてくだらないアイデアだ」と捨てることも多いですが(笑)。その過程がたまらなく楽しい。自分は生涯をかけて、「すごいもの」をいくつも創りたい。学生時代に初代iPhoneを初めて触ったときの、あの感動で全身がビリビリしびれる感じ。そんなサービスを創りたい。やりたいことをやっているので、仕事という感覚はないです。会社にいるときだけでなく、自宅でTVを見ている時も、歯を磨いているときも、ベッドに入ってからも、常にサービスのことを考えています。参考:新卒採用ビジネス職(モバイルソーシャルインキュベーション事業部)東京大学医科学研究所という強力なパートナー、推進力のあるリーダーなどタレントが揃い、プロジェクトは一気に加速します。経営会議からちょうど一年、2014年の夏に「MYCODE」はサービスを提供開始。このスピード感・爆発力はDeNAならではだと感じます。僕はそのなかで、遺伝子検査のための裏側のロジック作りや、解析機器の選定、専門性の高い人の採用まで、全てにおいて関わっていました。当時の自分のビジネススキルはまだまだでしたが、ゲノムの可能性を誰よりも信じていたのは僕だった、という自信があります。なんせ一年目、怖いものなんてありません。なんの疑いもなく、前しか向いていなかった。南場さんや大井さんに対し、ゲノムの可能性を常に語っていたので、チームに熱を吹き込めたんじゃないかと思います。引用:新卒採用ビジネス職(ライフサイエンス事業企画部)先述の通り、DeNAは創業以来常に新しいことにチャレンジして数多くの企業を創出している企業です。決められた仕事をただ定型的にこなすというよりも、社会に対してどのような新しい仕組みを提案し、変革を起こしていけるか、周囲に対してそれを発信できるかどうかがかなり高い次元で求められる企業と言えるでしょう。1人目の社員からも、現状あるものをベースで考えるのではなく、新しい仕組みづくりについて日常生活に及ぶまで思考を重ねており、それを楽しめる人材であることが活躍の秘訣であることが読み取れます。もちろん、そのアイデアを実現するうえでは1人で全て成し遂げられるわけではないため、プロジェクトのチームや、エンジニア・デザイナーといった他職種といった周囲の人々と協力関係を築くことも重要となってくるでしょう。以上の点から「人気企業内定者に共通する、企業に伝えるべき5つの強み」のうち、「5.今までにない仕組みや企画を提案し、周囲の協力を得た上で実現することができる」人材をDeNAは求めていると導けるでしょう。また、新しい発想をただ単に自分で生み出し続けるだけでは不十分であり、実現のためにはそのビジョンを共有し、周囲を巻き込むリーダーシップを発揮することが必要となります。この場合のリーダーシップは必ずしもチームリーダーだけが持ち合わせているべき素質ではなく、チーム全員が発揮できることが求められる素質となります。2人目の社員が最後に述べているような熱意をもっての働きかけも、チームメンバーやその他パートナーを巻き込んでプロジェクトで成果を出すうえでは重要となってくるでしょう。以上の理由から先ほどの5つの強みのうち、「3.リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができる」素質を持った人材も求められていると言えるでしょう。参考:リーダーシップを挙げた自己PRパターン→リーダーシップを自己PRとして述べている内定者回答事例集を提示します。DeNAのES設問「今までで一番頑張ったことを教えて下さい。」について今までで一番頑張ったことを教えて下さい。参考:DeNAエントリシート→DeNA内定者のエントリシートを提示します。DeNAは職種によって選考プロセスが異なり、インターンルートや一部職種ではESの提出がそもそも無いというケースもあります。提出がある職種では学生時代頑張ったことについて尋ねられているようです。学生時代頑張ったことは「エピソードで発揮された、あるいは培われた強みや学びが当該企業が学生に求める資質に合致しているか」が重要となります。「内定レベルの学生時代頑張ったことが10分で書ける学生時代頑張ったことのフレームワーク」を参照しつつ、DeNAの場合は先ほど紹介した「5.今までにない仕組みや企画を提案し、周囲の協力を得た上で実現することができる」「3.リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができる」の2点についてアピールできるといいと思います。また、DeNAは新規事業創出を軸としている企業のため、取り組んだ内容にチャレンジ精神が感じられるかどうか、取組みの内容が他の学生にはないユニークなものであるかも評価項目になると考えられます。最後に採用メッセージと言いますと、企業や人事のトップから企業理念の紹介などをしたのち、基本的には「一緒に活躍できる人材をお待ちしております」といったようにエントリーを歓迎する姿勢が見られることがほとんどです。しかし、冒頭のメッセージでは「あなたにとって良い職場ではないかもしれません」と他の多くの企業とは異なる方針を打ち出しており、自身のキャリアについて考える良いメッセージであるように思います。就職活動の短期的な目的は確かに様々な業界を知った上で複数内定を得ることですが、最終的には自身のキャリアビジョンに見合った選択をすることが重要となります。新規事業を生み出すことに魅力を感じている方は多いと思いますが、インターネット業界のように常に変化を求められるのは厳しさを伴いますし、安定して長く勤めたいという方には向いていない業界かもしれません。そのことからも、厳しいことが書かれていた冒頭のメッセージも参考にすべき点が多いと言えるのではないでしょうか。それを踏まえたうえで、「新たに事業や仕組みを生みだす仕事がしたい」という思いを持つ方にとってDeNAは非常に魅力的な環境であると言えます。是非、選考に積極的にチャレンジしてみてください。参考:就職活動における正しい目標設定について→就活する上での正しい目標設定の仕方を提示します。【参考】DeNA内定者の本選考面接レポート時間、質問内容、面接の雰囲気、面接の感想についてご記入ください。面接がない場合は「なし」とお答えください。(出来るだけ詳細にご記入をお願いします)一次面接社員2人:学生1人@渋谷ヒカリエオフィス(1時間程度)雰囲気は穏やか。学生時代頑張ったことから始まり、どういったことに頑張れたりやる気が出るのか、逆に頑張れないことはどういうことかを深掘りされた。面接準備が甘く、回答は用意していなかったため、その場で思ったことを素直に回答した。どちらも人事ではなかった。食事会渋谷社員2人:学生1人1次よりさらに砕けた空気。ただし、どういう人間性なのかを見られていたように思う。描いているキャリアプランについて深掘りされた。インターン2日間、自分1人のインターン。課題が与えられ、最後に部長の前でプレゼンテーションを行った。周囲とのコミュニケーションの取り方、考え方や考える速さを見られていたように思う。面接社員1人:学生1人@渋谷ヒカリエオフィス自分のキャリアプランをさらにつめるための面接。1次面接から担当して下さった面接官の方と。最終面接人事部長との最終面接。全面接を通して、どういう人間なのかに重点が置かれていた。自己分析を徹底することが必須。DeNAの選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらからphotobyMartinThomas