旭化成関連のテクニック
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【旭化成のESを徹底解説】選考通過者のガクチカ分析
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旭化成の本選考ES一覧はこちらこの記事でわかること旭化成の本選考ES設問について▼目次クリックで展開本記事のコンテンツ・旭化成の本選考ES設問・設問1:「あなたの学生時代について自由にお書きください。」・設問2:右の9つのワードのうち3つ以上のワードを用いて、自由に文章を作成してください。・最後に旭化成の本選考ES設問◆あなたの学生時代について自由にお書きください。(300字以内)◆右の9つのワードのうち3つ以上のワードを用いて、自由に文章を作成してください。物語、詩、自分の考えなどどんな内容、表現方法でも結構です。(200字以内)<科学・工・挑戦・融・市・ヴァーチャル・月・億・ハート>ESの設問は「学生時代についての自由記述」「キーワード作文」の2つになり、特に「キーワード作文」は他社の選考ではなかなか見られない珍しい形式の設問であるため対策は必要と言えるでしょう。とはいえ設問数が少なく、文字数も多くないため、そこまで困難なものではないと言えるのではないでしょうか。設問1:「あなたの学生時代について自由にお書きください。」◆あなたの学生時代について自由にお書きください。(300字以内)設問の意図学生時代に取り組んだことを通じて、学生の人となりや価値観を把握する意図があると思われます。意図を踏まえた回答方針「自由にお書き下さい」とありますが、学生時代に頑張ったことを書くのが無難でしょう。頑張ったエピソードを選択する上では、「旭化成の仕事に通じる学び」の有無を基準に考えるとよいと思います。例えば企画営業の仕事は単なる販売とは一線を画し、素材や製品の機能や性能を最大限に発揮させるための市場調査を行い、研究所や工場の技術者を巻き込みながら市場を開拓していくことが仕事になります。そのため、「関係者と信頼関係を構築しながら、課題を解決した経験」「今までにない仕組みや企画を提案し、周囲の協力を得た上で実現した経験」をアピール出来ると良いでしょう。自分ひとりで完結している経験よりも、周囲を巻き込んだ経験を伝えたほうが評価されやすいと考えます。300字という文字制限の中ではありますが、以下の順序に沿って回答すると答えやすいでしょう。①結論→②動機→③目標と困難→④取組みと結果→⑤人柄→⑥学びまた、以下の記事でガクチカの書き方に関して解説しているので、参考にしてください。参考:→学生時代頑張ったことに関する設問についての解説記事です。評価される内容の選び方や論理的な構成にするためのフレームワークなどの実践的なテクニックが載せてありますので、ESを書く際の参考にしてみて下さい。内定者の回答と解説私の学生生活といえば、日本文化を紹介する国際交流イベントの企画運営が挙げられます。私は留学中に初めて日本へ嫌悪感を持つ中国人や台湾人に出会い、口を聞いてもらえなかった悔しさから、国際交流イベントのリーダーに立候補しました。その原因は第3者からの印象操作だと仮定し、実際の日本を知ってもらうことを目標に掲げました。大学との補助金交渉・会場準備・多国籍で構成された20人のメンバーをまとめる等、泥臭いことも沢山ありました。時にはメンバーとイベントに対する価値観の違いでで衝突することもありましたが、それでも諦めずに提案し人を巻き込み続けた結果、彼らに「あなた達のおかげで日本を好きになった」と言ってもらえました。参考:旭化成内定者エントリーシート限られた文字数の中で先程の論理構成をきれいに当てはめたESだと感じます。また、この内定者は国際交流イベントのリーダーとして外国人の日本に対する嫌悪感を払拭した経験を通じて、立場の異なる人物との交渉が求められる旭化成の事務職としての資質(他者との信頼関係を構築し課題を解決する力)を伝えられており、旭化成の仕事に通じる学びを上手くアピールできていると感じられます。設問2:右の9つのワードのうち3つ以上のワードを用いて、自由に文章を作成してください。◆右の9つのワードのうち3つ以上のワードを用いて、自由に文章を作成してください。物語、詩、自分の考えなどどんな内容、表現方法でも結構です。(200字以内)<科学・工・挑戦・融・市・ヴァーチャル・月・億・ハート>設問の意図なかなか見ることのないキーワード作文です。この設問には他社のエントリーシートの内容を使いまわすことが出来ない設問を課すことで、志望度の低い学生をふるい落としたいという意図を感じられます。また、学生の言語リテラシー・論理的思考力を試すものとも考えられ、一般教養がどのくらい身についているのかを見ていると考えられます。意図を踏まえた回答方針求められているルールを守りながら基本的な文章が書くことが出来れば問題ないでしょう。志望している業種に関連させた文章を書いた内定者もいますが、中には業界や職種と全く関係のない文章を作成し内定を獲得している学生もいるため、書ける内容そのものの自由度は高いものだと考えます。志望度の高さや個性の強さをアピールすることも大切ですが、正しい日本語を用いて論理的に筋の通った文章を作成することに注意を払いましょう。内定者の回答と解説昨年度の、内定者の回答をもとに解説します。キーワードは、<科学・熱・創造・結束・C・原理原則・大気・宿命・いぬ>の9つで、非常に個性的な文章となっています。旭化成の仕事との関係性は全くありませんが、論理構成はしっかりとしています。何度も何度も見る同じ夢、というものは誰にであると思います。特に、熱が出ている時はそれが顕著です。私の場合、体が小さくなって飼いいぬにずっと追い掛け回される夢です。まだ小さい時は、この夢を見るのが嫌で熱を出すのが怖かったことを覚えています。夢オロジーといって人が夢を見る理由は様々な説が考えられていますが、いまだ科学的な根拠のあるものはありません。いつか私のみる悪夢の理由は解明されるのでしょうか。参考:旭化成内定者エントリーシート次は、MR志望の内定者の回答です。自身が希望する職種にちなんだ作文を作り上げています。私は科学的根拠を基に作られる医薬品を通して、人々の健康に貢献したい。理由は幼少期の経験があるからだ。生まれつき身体が弱くすぐ熱を出し病院に運ばれるような、親を悩ませる幼少期を過ごした。健康であることの大切さを、私は身を持って経験したのだ。健康でありたいという願いはヒトであれば必ず持つ原理原則である、と私は考えている。人類の英知を結束させ不可能を可能にする薬の創造を目指す、製薬業界で私は働きたい。参考:旭化成内定者エントリーシート最後に旭化成のESは設問数が非常に少ないことから、面接で見えてくる人柄を重視した採用活動を行っていることが窺えます。とはいえ、コピーアンドペーストの出来ないキーワード作文を課すことからも分かるように、ES段階で本当に会社に興味を持っている学生だけに絞り込もうという意図も感じられます。素材・建材といった商流の中間に位置する事業の性質から関わる人の数が多い旭化成だからこそ、多種多様な人と信頼関係を構築する力・巻き込む力をアピールできると評価を得られると思います。この記事も参考にしつつ、設問の回答を考えてみて下さい。◆旭化成の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから
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旭化成のインターン選考(ES・webテスト・面接)対策
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旭化成のインターンシップES一覧はこちらから日本有数の総合化学メーカーである「旭化成」。「マテリアル領域・住宅領域・ヘルスケア領域」など、幅広い事業領域で日本と世界の人々の暮らしを支えています。本記事では、旭化成のインターン内容から具体的な選考対策までを紹介します。▼目次クリックで展開【本記事の構成】●素材業界とは●旭化成とは●旭化成のインターン内容について●旭化成の求める人材像●旭化成のインターン選考内容●旭化成のインターン選考:ES対策●旭化成のインターン選考:webテスト対策●旭化成のインターン選考:面接対策●最後に素材業界とは一括りに「素材業界」と言っても、素材業界の取扱商材は様々です。以下、素材業界の主な分類と代表企業になります。●鉄鋼新日鉄住金、JFEスチール、神戸製鋼所●非鉄金属JX金属、三菱マテリアル、DOWAホールディングス、住友金属鉱山●ガラスAGC、日本板硝子●セメント太平洋セメント、宇部三菱セメント●紙・パルプ日本製紙、大王製紙●繊維東レ、帝人、東洋紡、クラレ、旭化成、三菱ケミカル●化学旭化成、三井化学、住友化学、宇部興産、昭和電工素材業界に属される企業は、「伝統的かつ業績の高い」企業が多い傾向にあります。また、素材業界の中でも大手企業である"東レ・旭化成"などはその高い技術力を武器に世界の中でも有数の製品を多く生み出しています。その技術力の高さから、最近では多くの企業がグローバル展開を積極的に進めていることも特徴の一つです。続いて、各取扱い商材ごとの特徴・トピックを紹介します。●鉄鋼鋼板などを、「輸送機器(自動車など)・建築・家電」などの業界に提供していています。鉄鋼メーカーは、「高炉メーカー・電炉メーカー・特殊鋼メーカー」と主に3種類に大別されます。●非鉄金属精錬業とも呼ばれ、「海外から鉱石を輸入し、国内の精錬所で生成し、メーカーなどに販売する」のが主な業務になります。●ガラス国内のガラスメーカーは、世界的にも高いシェア率を誇っています。板ガラスや液晶用ガラスといった商材を取扱い、最近では新興国市場にも積極的に進出しています。●セメントセメント業界は、「上位5社で国内シェアの約9割を占める」など寡占市場となっています。特にここ最近は、「2020年東京オリンピック」の影響で需要が高まっている業界となっています。●紙・パルプ国内市場は縮小傾向にあるため、多くの企業が「アジアを中心とした海外」に積極的に事業展開を行っています。今後は、「どのように多角化していくのか」が課題となっています。●繊維国内の市場は伸び悩んでいますが、世界の繊維需要は大きく伸びているため、多くの繊維メーカーが海外展開を進めています。繊維の種類としては「化学繊維系・天然繊維系」の2種類に大別されます。●化学化学製品は「樹脂・ゴム・合成繊維」などの総称であり、石油や天然ガスなどを主原料としていることから、幅広い製品の用途があります。一概に「素材業界」と言ってもその商材や製品は多岐に渡るため、「どの企業がどの商材を取り扱っており、どんな事業展開を行っているのか」という部分まで、しっかりと業界研究を行いましょう。旭化成とは旭化成グループは1922年に「旭絹織株式会社」として設立し、2022年には設立100周年を迎える企業となります。旭化成グループの中で、旭化成は総合化学メーカーとして様々な事業を展開していますが、その事業は以下の3つに大きく分類されます。マテリアル領域●基盤マテリアル事業●パフォーマンスプロダクツ事業●スペシャルティソリューション事業●エレクトロニクス事業住宅領域●住宅事業●建材事業ヘルスケア領域●医薬事業●医療事業●クリティカルケア事業【参考】旭化成企業HP:事業・製品そして、上記3領域を簡単に説明すると以下の通りとなります。マテリアル領域ケミカルをベースとした高度な技術と新たな発想で、環境にやさしく付加価値の高い素材・製品を開発し、未来のくらしをリードします。住宅領域戸建住宅「へーベルハウス」と軽量気泡コンクリート「へーベル」を中心に、人と環境にやさしい技術とサービスで、安全・安心で快適な住まい方を提案します。ヘルスケア領域専門性のある高度な技術を進化・融合させ、社会が求める医療ニーズに応えることで、患者様のQOL(生活の質)の向上に貢献します。【引用】旭化成企業HP:事業・製品旭化成はこの3つの領域を基盤とし、「世界の人びとの“いのち”と“くらし”に貢献する事業」を展開しています。そして、旭化成グループは「理念、ビジョン、バリュー、スローガン」として以下のように掲げています。グループ理念私たち旭化成グループは、世界の人びとの“いのち”と“くらし”に貢献します。時代環境や社会の求めるものが変わっても、変わることなく、旭化成グループとして永遠に追求し続けるもの。それは世界の人びとを想い続けることに他なりません。グループビジョン「健康で快適な生活」と「環境との共生」の実現を通して、社会に新たな価値を提供していきます。グループバリュー「誠実」:誰に対しても誠実であること。「挑戦」:果敢に挑戦し、自らも変化し続けること。「創造」:結束と融合を通じて、新たな価値を創造すること。グループスローガン昨日まで世界になかったものを。私たち旭化成グループの使命。それは、いつの時代でも世界の人びとが“いのち”を育み、より豊かな“くらし”を実現できるよう、最善を尽くすこと。創業以来変わらぬ人類貢献への想いを胸に、次の時代へ大胆に応えていくために―。私たちは、“昨日まで世界になかったものを”創造し続けます。【引用】旭化成企業HP:グループ理念日本有数の総合化学メーカーとして様々な事業を展開し、積極的に世の中にイノベーションを起こすことで“昨日まで世界になかったものを”生み出している企業、それが今回紹介する「旭化成」になります。旭化成のインターン内容についてここでは、旭化成の21卒向けインターン内容について具体的に紹介します。21卒向けのサマーインターンに関しては「技術職」のみの募集となっています。以下、インターンの詳細になります。実施テーマ①化学・化学工学系が輝くテーマ②機械・土木・建築系が輝くテーマ③電気電子・強電・物理・情報系が輝くテーマ④バイオ・ライフサイエンス系が輝くテーマ実施期間8月26日(月)~9月13日(金)対象化学、化学工学、機械、土木、建築、制御、電気、電子、強電、物理、情報、生物、薬学、農学、医学、獣医学などを専攻されている学部・修士・博士課程に在籍中の方募集人数25名(予定)実習場所本社(東京都)、川崎(神奈川県)、厚木(神奈川県)、大仁(静岡県伊豆)、富士(静岡県)、鈴鹿(三重県)、守山(滋賀県)、水島(岡山県倉敷)、大分(大分県)、延岡(宮崎県)実施内容旭化成グループの各事業会社の研究所・製造所で、最先端の研究や現場の課題解決など、実践的な仕事に約3週間取り組み、最終日には実習報告会を行います。【参考】旭化成企業HP:旭化成インターンシップ2019旭化成の21卒向けサマーインターンは、3週間の長期インターンとなっています。過去の「技術職向けサマーインターン」では以下のような特徴があったそうです。●3週間と長期ということもあり、社員やインターン生同士の交流機会がかなり多い。●学生一人につき社員が一人メンターとしてつく。●インターン参加者全員で集まる機会は「初日と最終日」のみである。複数のテーマのプログラムが用意されており、企業理解をかなり深めることができるため、興味のある方は積極的に応募してみましょう。旭化成の求める人材像ここでは、「旭化成の求める人材像」について紹介します。旭化成は自社として明確に「求める人材像」を明記していません。しかし、企業HPの「2020年度新卒採用情報サイト」内に、以下のような内容が記載されていました。旭化成のDNA私たちが守り、未来に伝えていくのは、これまでの歴史の中で脈々と受け継がれてきた、絶えず機会を求めて「挑戦」し、事業を創造していく「精神」と、人類の幸福と社会の発展に貢献していく「誠実」な姿勢です。このDNAが、旭化成30,000人の社員の中に息づいています。そして、一人ひとりの挑戦を結集して今までになかった旭化成が生まれ、世界にまた、新たな価値を提供していくのです。【引用】旭化成企業HP:2020年度新卒採用情報サイト想いを、貫く。自分の想いを持つ。その想いを磨き、努力を積み重ね合わせる。想いが持つ熱は、人を惹きつける力となり、想いの力が、刺激し合えるチームをつくる。「想いを、貫く。」想いを貫く人によって築かれていく旭化成。多彩な事業展開の一つひとつは、社員たちの貫いた夢と理想の結実。あなたが、貫きたい想いは何ですか。【引用】旭化成企業HP:2020年度新卒採用情報サイト上述の内容から、旭化成は"これまで受け継がれてきた企業としてのDNA"、"社員一人ひとりの想い"を大切にしていると読み取ることができます。そこで「上述の内容・業界・事業内容」などを踏まえ、を参考に考えると、以下の2点が"旭化成の求める人材像"に合致するのではないかと考えました。①関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことができる人材②価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる人材この2つの求める人材像は、旭化成が「総合化学メーカー・BtoBメーカー」であることに起因しています。BtoBメーカーという特徴上、同業・他業種の企業が「関係者」に該当するため、しっかりと連携を取りながら"信頼関係を構築する"力は必須となります。また、メーカーでは「営業・開発・生産管理」など、社内の様々な部門の社員と"協力して成果を挙げていく"スキルは重要です。以下に「旭化成の求める人材像」の理解に役立つ記事を載せておきますので、こちらも併せてご覧ください。【参考】旭化成のインターン選考内容ここでは、旭化成の21卒向けサマーインターンの選考内容を紹介します。「21卒向けサマーインターン(技術職)」の選考フローは以下の通りとなっています。選考フローエントリーシート(以下、ESと明記)・適性検査(以下、webテストと明記)※応募締切:6月10日(月)▼面談(以下、面接と明記)▼インターン参加選考フローは「ES・webテスト・面接」ということで、それぞれについて詳しく確認していきます。旭化成のインターン選考:ES対策ここでは「ESの対策」を紹介します。21卒向けサマーインターンのES設問が不明だったため、ここでは過去のES設問を例にとって紹介します。以下は、2017年夏に開催された「19卒向けサマーインターン」のES設問になります。●あなたを自由に表現してください(300字)●弊社のインターンに参加した後、自分がどう変わっていることを期待するか(300字)あなたを自由に表現してください(300字)この設問では、いわゆる「自己PR」を聞かれています。就活生が企業にPRすべきことは、「自身が企業にとって”採用しなかったら損をする人材である”ということ」です。そのため、正しい自己PRをするためにはその企業のビジネスモデルを理解した上で、「その企業がどのような"強み"を求めているか」を明らかにする必要があります。「求める人材像」の紹介の際にも述べましたが、「旭化成」であれば、①関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことができる人材・②価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる人材であるという素養を意識して書くことを心掛けましょう。自己PRの構成については以下のフレームワークを参考にしてみてください。今回の設問は「あなたを自由に表現してください」という内容であるため、必ずしもこのフレームワークに沿う必要はありませんが、「簡潔かつ論理的な文章」は意識しましょう。以下に「自己PRに関するES作成」に役立つ記事を載せておきますので、こちらも併せてご覧ください。【参考】以下、19卒向けサマーインターンES通過者のESになります。あなたを自由に表現してください(300字)私が最重要視しているのは、「主体的に考えて行動する」ことです。具体的な経験として研究を例に挙げます。研究室に入って間もない私は研究の進め方がわからず、闇雲に実験を繰り返し失敗する日々が続きました。先輩や先生からの指示に頼っていた私には積極的に自分自身で考えるということが欠けていました。そこで、闇雲に実験を行うのではなく、何の情報を狙ってどんな実験を行うかという計画に時間を割き、すぐに実験し、結果の検証を謙虚に行うサイクルを自身で積極的に回すことを常に心がけました。その結果、学会発表に繋がる新規性のある結果を出すことができました。このことから、目的意識を持ち常に自分で考える重要さを痛感しました。【通過者ES】インターンエントリーシート:2019卒弊社のインターンに参加した後、自分がどう変わっていることを期待するか(300字)この設問では、いわゆる「志望動機」を聞かれています。企業が志望動機を質問する目的としては、①自社への志望度を知りたい・②入社の際のモチベーションを知りたいという2つが主に挙げられます。そのため上記2つの目的を網羅する論理的な志望動機を伝え、志望している理由を、選考官に納得してもらう必要があります。また、今回の設問は「インターン参加への志望動機」となります。そのため、"このインターンで何を学びたいのか・このインターンに参加することによってどのような姿になりたいのか"等を書けると、高い評価を得ることができます。志望動機の大まかな構成については以下のフレームワークを参考にしてみてください。以下に「志望動機に関するES作成」に役立つ記事を載せておきますので、こちらも併せてご覧ください。【参考】以下、19卒向けサマーインターンES通過者のESになります。弊社のインターンに参加した後、自分がどう変わっていることを期待するか(300字)私は以下の変化を期待します。1.技術者として働くイメージが具体的につかめている。私は大学院で研究活動を行っていますが、実際に技術者として働くイメージを持つことができません。そこで貴社のインターンシップを通じ、技術的な知識を得るだけでなく、「働く」ということを身をもって感じ、技術者として働くイメージを少しでも掴みたいと思います。2.自分の新たな面を見出している。実際に働く経験を通じて、インターンシップに関与している方々の様々な価値観や考え方に触れて、幅広い視野を得たいと思っています。その中で、自分とは異なる価値観や考え方に刺激を受け、自分がどのような人間なのかを考える機会にしたいと思います。【通過者ES】インターンエントリーシート:2019卒旭化成のインターン選考:webテスト対策ここでは「webテストの対策」を紹介します。21卒向けサマーインターンのwebテスト形式が不明だったため、ここでは過去のものを例に取って紹介します。以下は、2017年夏に開催された「19卒向けサマーインターン」のwebテスト形式になります。●時間:1時間●形式:玉手箱●科目:言語・非言語・性格診断玉手箱とは玉手箱は日本SHL社が作成している適性検査の一つです。SHL社は他にも「GAB・CAB」という適性検査も利用しており、玉手箱の問題の一部はGABと同じ形式となっています。受験形式はwebテスト形式となっており、自宅等のPCで受験する形となっています。科目は「言語・計数・英語・性格検査」で構成されています。性格検査以外の3科目に関しては、「言語3種類・計数3種類・英語2種類」の計8種類のパターンがあり、以下の通りとなっています。【言語】●論理的読解/GAB形式(32問/15分または52問/25分)●趣旨判定/IMAGES形式(32問/10分)●趣旨把握(10問/12分)【計数】●四則逆算(50問/9分)●図表読取(29問/15分または40問/35分)●表推測(20問/20分または35問/35分)【英語】●論理的読解/GAB形式(24問/10分)●長文読解/IMAGES形式(24問/10分)この中から企業ごとに「各科目1形式ずつ」選択され、出題される形式となっています。(英語は課されない場合もあります。)そのため、各科目ごとに1つの形式の問題が最後まで続いて出題されることになります。例えば、計数で最初に表推測の問題が出題されたのであれば、最後まで表推測の問題しか出題されないということになります。また、対策に関して最も重要となることは"素早く正確に解く"ことです。選考前に問題集を1冊買っておき、しっかりと練習をしておきましょう。【参考】旭化成のインターン選考:面接対策最後に面接の対策を紹介します。21卒向けサマーインターンの面接では、"ご自身及びご自身の研究について紹介を行っていただく予定です。"と明記されています。つまり学生時代力を入れていること、「ガクチカ」を問われています。企業がガクチカを質問する意図としては、"経験自体のレベル・スペックの把握”と"自社に合う・マッチする人材か知るため”という2つが挙げられます。旭化成のインターン選考では、事前に「研究概要に関する応募用紙」を提出しているため、その応募用紙に沿って質問されることが予想されます。そのため、提出した「研究概要の内容」をしっかりと理解し、その上で「どんなに深掘りされても答えることができるような」対策は事前にしておきましょう。ガクチカの構成については以下のフレームワークを参考にしてみてください。以下に「ガクチカ作成」に役立つ記事を載せておきますので、こちらも併せてご覧ください。【参考】最後に今回は、日本有数の総合化学メーカーである「旭化成」のインターン内容と選考対策を紹介しました。旭化成は様々な領域の事業を展開しており、総合化学メーカーの中ではトップクラスの「売上高・企業規模」を誇っています。そんな旭化成のサマーインターンは募集人数が「25名(予定)」と少なく、参加に向けては非常に熾烈な選考が待っていることは間違いありません。本記事を通して旭化成のインターン内容についての理解を深めていただき、ES・webテスト・面接の対策を入念に行った上で選考に臨んでいただければと思います。最後に旭化成の企業研究、総合化学メーカーの業界研究に役立つunistyleの記事を記載しておきますので、こちらも併せてご覧ください。関連記事旭化成の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから