三菱電機関連のテクニック
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- 三菱電機の求める人物像と内定者ESを解説付きで紹介 30,749 views 三菱電機の本選考ES一覧はこちら三菱電機は、日本の大手総合電機メーカーの中の一社であり、三菱財閥系としての抜群の安定感から総合電機メーカーの中では志望度が高くなっている傾向があると感じます。また、毎年インフラやエネルギー事業に興味があり、総合商社を目指す就活生や宇宙関連事業に取り組みたい学生が三菱電機を併願して受けている印象を持ちます。今回は三菱電機のESと採用HPから、三菱電機の求める人材を考えていきたいと思います。本記事のコンテンツ・三菱電機での働き方・三菱電機のES設問・最後に三菱電機での働き方求める人物像とは。・強い意志を持ち、自ら行動する人・周囲と協働し、より大きな力を生み出す人・やりとげる責任感を持つ人様々な社会問題に立ち向かうため、自ら周囲に働きかけ、大きな力を生み出し、最後までやり抜く人を求めます。引用:【新卒採用サイト求める人物像】「組織の三菱」と言われるように、「周囲」というフレーズがキーワードのように感じられます。「」に挙げた5つを集約して3つにしているとも考えられます。「強い意志を持ち、自ら行動する人」は『1.個人として努力し、成果をあげることができる』「周囲と協働し、より大きな力を生み出す人」は『3.リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができる』『4.価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる』『5.今までにない仕組みや企画を提案し、周囲の協力を得た上で実現することができる』「やりとげる責任感を持つ人」は『2.関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことができる』上記のような関連性があると考えてよいでしょう。次に、三菱電機での働き方を見ていきます。普段は本社営業から製作所営業の私のもとへ、光通信用レーザーダイオードに関する様々なオーダーが次々に飛び込んできます。これを製造部門に伝えるとともに、お客様のニーズに合わせて生産計画を立てることが主な仕事です。(中略)私が需要情報を集約し、「なにを、いつまでに、どれだけつくる」という計画を立て、製造部門に依頼します。また、中長期的なことでは、市場動向を予測して生産計画のもととなる、向こう半年~2年の販売計画を立てます。この“作る”と“売る”を結び付けることが私の大きな役割です。引用:【新卒採用サイト社員・仕事を知る】上記は三菱電機での働き方の一例となります。扱う商品によって多少の違いはあるものの、顧客の需要に応えて製品を届ける働き方は営業の場合共通している部分が多いと考えられます。したがって、採用HPから三菱電機の求める人材を考えると、以下のようになると言えるでしょう。①研究開発部といった他部署の社員、社外の関係者など価値観の異なる人と協力して成果を上げることの出来る人材②リーダーシップを持って協力してくれる人々と共に協働し、自ら提案、行動しながら成果に結びつけることの出来る人材③今までにない仕組みや技術を追求・発案し、周囲の協力を得た上で実現し成果を上げることの出来る人材それでは次はESの設問から、三菱電機の求める人物像を探っていきます。三菱電機のES設問設問1:PRしたい項目①タイトル1行、どのような点に苦労し、それをどのように乗り越え、どんな成果を出したか、その経験から何を学んだかについて簡潔且つ具体的に記入設問2:PRしたい項目②タイトル1行、どのような点に苦労し、それをどのように乗り越え、どんな成果を出したか、その経験から何を学んだかについて簡潔且つ具体的に記入設問3:三菱電機でやってみたい仕事や夢と、その理由を記入してください。※A4用紙1枚に手書きで記入する形式設問1,2について設問1:PRしたい項目①タイトル1行、どのような点に苦労し、それをどのように乗り越え、どんな成果を出したか、その経験から何を学んだかについて簡潔且つ具体的に記入設問2:PRしたい項目②タイトル1行、どのような点に苦労し、それをどのように乗り越え、どんな成果を出したか、その経験から何を学んだかについて簡潔且つ具体的に記入自己PR、学生時代頑張ったことを伝える設問です。通過者のESを参照すると、ばらつきはあるものの300字に満たない程度で書き切っている方が多いです。「」や「」を参考に事前に整理しておくことで、書きやすくなるかと思います。前述の三菱電機の求める人材を考慮しながら書くならば、あくまで一例ですが部活動やアルバイトといったコミュニティの中で自らがリーダーとなって何かを成し遂げた経験や、周囲と協働して何かを成し遂げた経験が書きやすいのではないでしょうか。いずれにしても、「」のどれかにフォーカスした内容を書きたいところです。PRしたい項目ですので、設問1と2で同様の経験を基に異なるPR項目をアピールする例も考えられますし、逆に全く異なる2つ経験からPR項目を作成することもできます。前者のように部活動やアルバイトといった何か一つのことにフォーカスして書くならば、一つのことにひたむきに取り組むことのできる真摯な学生像を示すことができるでしょう。後者であれば、様々な経験に取り組んできた経験から自らのバイタリティーの高さを印象付けられると考えられます。どちらにしても、ES通過後には間違いなく深掘りされると考えられる設問ですので、自らの経験をしっかり整理しておいてほしいと思います。設問3について三菱電機でやってみたい仕事や夢と、その理由を記入してください。志望動機を問う設問です。志望する職種にもよりけりですが、営業であればサークルや部活動で信頼関係を構築した経験と志望動機結びつけたならば、面接官の共感も得られやすいのではないかと思います。志望動機の書き方については、「」を参考にしていただけると幸いです。OB訪問をした学生曰く、三菱電機は総合商社と同様、入社後の配属先が自らのフィールドとなる背番号制を採用しているようです。「エネルギー事業を手がけたい」・「宇宙開発に携わりたい」という明確な夢がある場合は、エントリーの段階からしっかり言及しておくといいのではないでしょうか。ES通過後の面接では、ESで記入した内容に加えて「なぜ総合電機メーカーなのか?その中でもなぜ三菱電機なのか?」ということが問われることもあるかと思います。部門異動は可能なものの、背番号制が採用されている分「もし希望の部門に配属されなかったらどうする?」といったことも聞かれるかもしれません。以下の記事を参考に、面接での戦略を練っておくことをおすすめします。参考:→その企業でないといけない理由の提示の仕方を3つのアプローチ法から解説します。最後に本記事では事務系の営業職にフォーカスして解説したものの、事務系でも技術系でも、職種や業種を問わず基本的には企業の求める人材をしっかり理解した上でESを書き上げることが大事だと思います。アピールの仕方や内容を事前に練って、戦略的に就職活動を進めてほしいと思います。三菱電機の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから
- 三菱電機|インターンシップ選考対策と解説付き内定者ES 47,701 views 三菱電機のインターンES一覧はこちら三菱電機は公共・交通システムといったインフラから、自動車、エネルギーまで幅広い事業を手掛ける電機メーカーです。毎年総合商社やJAXAに興味がある就活生が併願して受けている印象を持ちます。そのような就活生にとって三菱電機のインターンは特に、本選考の前から他業界との比較や深い業界研究に関する知識を得ることができるので、是非チャレンジしてみると良いのではないかと思います。今回は、三菱電機のインターンのESで書くべき内容と実施概要について書いていきたいと思います。【本記事のコンテンツ】・三菱電機インターンES内容└設問1└設問2・インターン実施概要・最後に三菱電機インターンES内容◆【学生時代に最も力を入れて取り組んだこと】について教えてください。(現在取り組んでいることでも可)◆【当社のインターンシップへの参加を希望する理由】を教えてください。郵送応募でWeb提出とは勝手が違うので注意して下さい。郵送応募のお作法については下記の記事をご参照下さい。なぜ企業はESを郵送させるのか、その意図から郵送の際のお作法まで網羅しています。これを読めばESの郵送に関して一通り理解できるでしょう。参照:設問1◆【学生時代に最も力を入れて取り組んだこと】について教えてください。(現在取り組んでいることでも可)学生時代頑張ったことを問うオーソドックスな質問です。や下記動画を参考にすると書きやすいと思います。また、三菱電機の新卒採用HPでは、求める人材を以下のように定義しています。【求める人物像】・強い意志を持ち、自ら行動する人・周囲と協働し、より大きな力を生み出す人・やりとげる責任感を持つ人様々な社会問題に立ち向かうため、自ら周囲に働きかけ、大きな力を生み出し、最後までやり抜く人を求めます。参考:新卒採用サイト求める人物像インターンのESにおいても同様の人物像が求められると考えられるので、あくまで一例ですが部活動やサークル、アルバイトで「リーダーとして周囲を巻き込み行動した経験」や「コミュニティの中で新しい仕組みを立案し、最後まで実行した経験」を題材にすると書きやすいのではないでしょうか。どのようなことをアピールするにしても、に挙げた5つのうちどれかを面接官に感じさせるものをアピールしたいところです。三菱電機インターン合格者の回答『100人のWIN-WIN関係』異国の地で不安を抱える留学生の支えになりたい。自らの海外生活の経験から、この目標を掲げた私は、国際交流サークルにおいて、実務的な面での留学生のサポートに力を入れた。具体的には、留学生が苦労することの多い、住民票取得や携帯購入の補助の企画を立案し運営した。この企画における最大の挑戦は、留学生やサークル員、大学職員、区役所職員の巻き込みであった。立場も価値観も異なる人々との信頼関係を築くために私は、彼らのニーズを掴み、WIN-WINの関係を築くことを意識した。彼らの協力を得ることで、留学生の正確なニーズの把握、日米両言語のマニュアル作成を実現し、チームとして大きな成果をあげることができた。設問2◆【当社のインターンシップへの参加を希望する理由】を教えてください。インターンシップの志望動機を問う設問です。ここでは、「総合電機メーカーに興味を持った理由」・「三菱電機に惹かれる要因」と「学生時代の経験」を結びつけられれば十分評価されると考えてよいでしょう。「三菱電機事務系インターンシップ」にある<就業体験例>を実際に挙げて、それと「学生時代の経験」を結びつけることも有効かと思います。総合電機メーカーの一般的な働き方として、研究開発部といった社内の他部署の社員、社外の関係者など価値観の異なる人と協力して成果を上げることが挙げられます。「学生時代のアルバイトや部活において、周囲の仲間からの信頼獲得経験」と「総合電機メーカーの興味」を結びつけるのが一例として考えられます。また、基本的な志望動機の書き方については下記の動画を参考にしてください。志望動機の書き方のポイントが端的にまとめられているので、動画でサッと確認したいと思っている方にオススメです。三菱電機インターン合格者の回答『世界に通じるモノづくり』私は世界に広くインパクトを残す仕事に就きたいと考えている。そのため「事業領域」「グローバル展開」「社風」の三点から貴社に強く惹かれた。広範な事業領域を持ち、様々な産業を支えている貴社でなら、幅広く世界中の人々を支えることができると考えた。また、常に「より良いもの」を目指し変革を続ける社風の下で働くことで、自身の成長に繋げることができると考えた。インターンシップに参加することで、貴社の技術力に触れることはもちろん、総合電機メーカーというチームに対して、事務系社員として自分が、どのような価値を実現することができるのかを学びたいと考えた。インターン実施概要ここではES後の選考フローやインターンの内容、インターン参加後の優遇の有無について書いていきたいと思います。選考の流れエントリーシート(6月下旬にメールにて結果連絡)→面接(7月中旬にメールで結果連絡)参照:三菱電機インターンレポートサマーインターンの情報ではあるものの、エントリーシートの提出からおよそ1ヶ月でインターン合否がわかることになるようです。ES通過後の選考に関する情報人事2名対学生1名@三菱電機支店(1人20分ほど)。自己紹介→志望動機→ESに沿った質問の順に聞かれました。若い社員の方がメインに質問をされていて、ベテランの方は時々気になったことを聞いてくる程度でした。ほぼESに沿った質問で、変なことは聞かれませんでした。具体的には、なぜ三菱電機を志望したか、興味ある業務は何か、何故興味があるのか、学業について、趣味について、などです。若い社員の方は笑顔で和やかに接してくださいましたが、ベテランの方は表情を崩ざす、時に鋭い質問をされたりもしました。ただ、圧迫な感じはなく、ごくごく普通の面接だったと思います。参照:三菱電機インターンレポート【評価されたポイントや選考において重視されていると思う点】エントリーシートや発言の内容はもちろんですが、雰囲気や話し方も見られていると思いました。また、「何でそう思ったのか教えてもらえますか?」と何回か掘り下げられたので、思考力も見られていたのではないかと思います。ただ、緊張してうまくしゃべれなくても待ってくれますし、きちんとした考えを持っていれば評価してくれるので、あまり心配しないで素のままで受ければ大丈夫だと思います。参照:三菱電機インターンレポート上記の内容から、エントリーシートの深掘りが中心のようです。当たり前ですが、その場の思いつきで場当たり的な答えをするのではなく、面接官の意図を汲んで対話していくことが重要だといえます。ESの提出段階からしっかりと内容を整理しておき、面接に備えることが効果的かと思います。また、「なぜ三菱電機を志望したか」と問われると、答えに困ってしまうかもしれません。そのような場合は、を参考にしてほしいと思います。インターン内容について初日(午前)丸の内にある本社で全体研修。会社の概要や職種について説明を受けました。(午後)エントリーシートに記入した希望職種によって配属先(本社or支社or製作所)が予め決められていたので、そこへ公共交通機関を使って移動。私の場合は製作所でした。大きな支社や製作所の場合は複数人配属されますが、中には1つの支社に学生1人だけという場合もありました。到着後、製作所の人事の方から今後のスケジュールの説明を受け、その日はそのまま宿泊先へ。2日目(午前)製作所の社員の方から、事務系職種の業務について説明を受けました(私の場合は工場営業)。(午後)三菱電機は工場ごとに作っている製品や部品が異なるので、工場を案内してもらいながら製品や部品についての説明を受けました。3日目(午前)実際に取引先まで同行させていただき、打ち合わせにも同席させてもらいました。(午後)製品のヒアリングをしに実際に現場へ行き、話し合いの様子を見学させてもらいました。4日目:3日目とほぼ同じです。5日目(午前)製作所内のインターンで学んだことを配属先の部課長の前で発表しなければならなかったので、その準備を行いました。適宜社員さんにフィードバックをもらいながら模造紙に「インターンで学んだこと」「インターンに参加する前と後の三菱電機に対する印象の変化」などを書きました。(午後)部課長さん方の前で発表し、それを以て製作所内のインターンシップ終了。6日目(午前)東京本社へ移動。(午後)全体のおおまかな振り返り。夜は人事の方々との懇親会でした。7日目(午前)再び本社で全体研修。6人1グループに分けられ、それぞれが別々の支社や製作所で体験した内容を模造紙にまとめる作業を行う。(午後)各グループごとに発表。発表後、ひとりずつインターンシップ修了書をもらい、解散。参照:三菱電機インターンレポート過去のものなので今年度もこの形式が踏襲されるかは定かではありませんが、業務の理解に重点が置かれたインターンシップであると言えます。他社のインターンにありがちな「グループでの共同作業」のウェイトが少ない分、インターン参加者は「「実際の仕事を体験してもらうこと」を第1に考えてくれてくれている」と感じるようです。本選考時の優遇の有無内定は出ません。しかし、その後冬インターンの学生との懇親会に呼ばれたり、人事の人に顔を覚えてもらったりするので、選考では有利になると思われます。参照:三菱電機インターンレポート内定直結ではないものの、インターン参加経験は本選考時に有利に働くようです。三菱電機のインターンに参加している時点で既に志望業界をある程度絞っているならば、社員の方に業界の違いを聞いてみたり、自分の理解を確かめる機会にすることができると考えられ、いずれにしても有利になると考えて差し支え無いでしょう。最後に手書きでのESである分就活生にとっては手間がかかりますが、上記の内容から考えると参加して全く損はない内容になっていることが考えられます。ESでは「学生時代に力を入れたこと」「志望動機」という本選考でも頻出の設問で、インターンの段階から既に「三菱電機でなければならない理由」を問い、就職活動を始めたばかりの学生にとっては難しく感じられるかもしれません。しかし、このような質問は本選考では頻出であると考えられるので、この時期から対策をはじめても早過ぎることはないのではないかと思います。また、早い時期から面接を経験でき、どのような準備が必要で、どのようなことが聞かれるのかを早期に体験できるのは、今後の本選考を見据えたときは非常にプラスな経験です。インターン内容も業務の理解に比重の置かれたものですので、実際の業務内容を知ることが出来、今後の就職活動の軸の策定にもプラスに働く経験と言えるでしょう。他のインターン選考や今後の本選考に活かすことができる部分も多々あるかと思いますので、是非チャレンジしてみると良いのではないでしょうか。参考:三菱電機の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから関連記事:photobyespensorvik
- 【三菱電機のインターン】ES選考攻略|合格者ES付 7,850 views 三菱電機のインターンES一覧はこちら人工衛星から白モノ家電まで手がける大手電機メーカー三菱電機。FA事業・人工衛星・昇降機などのBtoB事業を始め、個人向けの白モノ家電でも手堅く稼ぎ、抜群の安定度と利益率を誇る電機メーカーであり、売上高の40%を海外が占めるというグローバルメーカーであることから、「グローバルに働きたい」という軸を持つ就活生が総合商社と併せて受けている印象があります。さて、そんな三菱電機ですが、2018年度8月27日(月)~9月1日(土)の6日間にわたる技術系職種インターンシップを開催しており、その締切は6月24日(日)23:59迄となっています。また技術系職種インターンシップも同時に開催しており、こちらは8月27日(月)~9月6日(木)の9日間に渡り締切は6月19日(火)23:59迄となっています。三菱電機のインターンは現場受け入れ型であり、実習を通して非常に社員の方が手厚く歓迎してくれるため満足度が高く、メーカー志望の就活生は是非エントリーすることをおすすめします。今回はそんな三菱電機の事務系職種インターン選考のESの回答プランについて実際の過去の設問を参考にしながら紹介していきます。本記事のコンテンツ・三菱電機インターンES内容└設問1└設問2└設問3・最後に三菱電機の事務系職種コースインターンシップES設問◆学生時代に最も力を入れて主体的に取り組んだこと及びその目的や苦労したことをご記入ください。(300字以内)◆志望理由及び参加後にどんな自分になっていたいかご記入ください。(300字以内)◆長所・短所をご記入ください。(各20文字以内)設問1◆学生時代に最も力を入れて主体的に取り組んだこと及びその目的や苦労したことをご記入ください。設問の意図一般的なガクチカを問うています。「主体的」と設問にあることから自身が影響力を発揮した経験を取り上げましょう。また、「苦労したこと」と明示しているので学生がどのように困難を乗り越えていくのか、それが仕事後にも活かされていくのかといった「再現性」を重視していると考えられます。意図を踏まえた回答プランのフレームワークを参考に回答すれば非常に分かりやすいガクチカになると考えられます。参考:→学生時代頑張ったことに関する設問についての解説記事です。評価される内容の選び方や論理的な構成にするためのフレームワークなどの実践的なテクニックが載せてありますので、ESを書く際の参考にしてみて下さい。特に「なぜ取り組んだのか?」という動機と「どのような苦労があったか?」という困難は必ず盛り込み、かつ自身がリーダーシップを発揮した経験を紹介できるとなお良いでしょう。リーダーシップとは必ずしもキャプテンや代表である必要はなく、自身が周囲にプラスの影響力を自分から与えた経験であるかどうかであるので、代表経験がない学生もアピールすることが可能です。また、三菱電機の19卒の求められる人材像は「①研究開発部といった他部署の社員、社外の関係者など価値観の異なる人と協力して成果を上げることの出来る人材」「②リーダーシップを持って協力してくれる人々と共に協働し、自ら提案、行動しながら成果に結びつけることの出来る人材」「③今までにない仕組みや技術を追求・発案し、周囲の協力を得た上で実現し成果を上げることの出来る人材」であり、20卒のインターン選考でもこの傾向は変わらないと考えられるため、この素養をうまくアピールすると高評価に繋がりやすくなるでしょう。以下の動画でも、ガクチカの書き方のポイントを解説しているので、こちらもあわせて参考にしてみてください。合格者の回答『100人のWIN-WIN関係』異国の地で不安を抱える留学生の支えになりたい。自らの海外生活の経験から、この目標を掲げた私は、国際交流サークルにおいて、実務的な面での留学生のサポートに力を入れた。具体的には、留学生が苦労することの多い、住民票取得や携帯購入の補助の企画を立案し運営した。この企画における最大の挑戦は、留学生やサークル員、大学職員、区役所職員の巻き込みであった。立場も価値観も異なる人々との信頼関係を築くために私は、彼らのニーズを掴み、WIN-WINの関係を築くことを意識した。彼らの協力を得ることで、留学生の正確なニーズの把握、日米両言語のマニュアル作成を実現し、チームとして大きな成果をあげることができた。参考:三菱電機インターンシップES目的・困難がしっかりと明示され、かつ「価値観の異なる人と協力して成果を上げること」、「今までにない仕組みや技術を追求・発案し、周囲の協力を得た上で実現し成果を上げること」をアピールした回答となっており非常に評価は高いと考えられます。文字数の都合上からか、動機の部分が「自らの海外経験」のみとなっているため、面接ではこの部分を深掘りして聞きたいところです。設問2◆志望理由及び参加後にどんな自分になっていたいかご記入ください。設問の意図シンプルに志望動機を問うている設問です。設問に「どんな自分になっていたいか」と書かれていることから、「何を成し遂げたいのか」「その達成のために具体的に何を学びたいのか」ということを重視していると考えられます。意図を踏まえた回答プラン志望動機を述べる設問ですので、の論理的な志望動機のフレームワークを用いていく必要があります。①成し遂げたいこと(このインターン後にどんな自分になっていたいか)②きっかけとなる経験③企業選びのポイント④他に受けている業界とその業界ではダメな理由⑤具体的に学びたいこと⑥業界の中でもその企業の理由以上のフレームワークで①②⑤⑥について述べていく必要があります。この順番で述べずとも十分インターン選考合格レベルESにはたどり着くと考えられますが、結論ファーストで「何を成し遂げたいか、どのような自分になっていたいか」を書いた方が分かりやすい志望動機になるでしょう。参考:→多くの学生を悩ませる志望動機の作り方について、企業が志望動機を聞く意図を踏まえながら解説していきます。上記のフレームワークの活用方法についても、具体例を交えながら説明しているので、回答作成時の参考にしてみてください。合格者の回答『世界に通じるモノづくり』私は世界に広くインパクトを残す仕事に就きたいと考えている。そのため「事業領域」「グローバル展開」「社風」の三点から貴社に強く惹かれた。広範な事業領域を持ち、様々な産業を支えている貴社でなら、幅広く世界中の人々を支えることができると考えた。また、常に「より良いもの」を目指し変革を続ける社風の下で働くことで、自身の成長に繋げることができると考えた。インターンシップに参加することで、貴社の技術力に触れることはもちろん、総合電機メーカーというチームに対して、事務系社員として自分が、どのような価値を実現することができるのかを学びたいと考えた。参考:三菱電機インターンシップESタイトルを使うことで「成し遂げたいこと」について結論ファーストで述べられており、「三菱電機でなければならない理由」についても触れられています。ただ、成し遂げたいことについて自身の経験による裏付けが全くないため、面接時の深堀に十分備えておく必要はあるでしょう。設問3◆長所・短所をご記入ください。長所と短所を述べる問題ですが、ESの段階では20文字なので一言レベルでしか回答できません。しかし、ES突破後の面接は主にESの深堀が中心となるため、面接時のインデックスとして利用されることを予想し、具体的なエピソードを用意する必要があるでしょう。意図を踏まえた回答方針先ほど述べた三菱電機の求める人材像の素養にブレないようにアピールでき、かつ自身の経験を裏付けることができれば良いでしょう。短所の述べ方については難しいと感じる就活生が多いため、以下の記事を参考にして見てください。参考:→就職活動において頻出の「あなたの短所はなんですか?」という質問に対する回答方法を解説します。有名企業内定者の回答も掲載しているので、参考としてご活用ください。合格者の回答細部にこだわりすぎる点周りを巻き込み、チームで成果をあげる力参考:三菱電機インターンシップES今回の設問では各20文字以内という制限があるため、上記のような回答で十分でしょう。ただ、意図でも述べたように、面接では深掘りされる可能性が高いので具体的なエピソードが必須になります。最後に三菱電機のインターンは受け入れ型でかなり密に電機メーカーでの働き方が体感できるのに加え参加者限定のイベントに呼ばれるなど本選考にも有利に働いていくと考えられます。メーカーに興味のある学生は積極的に受けてみることをお勧めします。ただ、その分インターン通過は狭き門であると言えるので、是非この記事を参考に納得のいくESを組み立ててみましょう。参考:三菱電機の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから
- 【三菱電機の面接過去問24選】就職活動での頻出質問と選考意図とは 36,793 views 三菱電機は日立製作所・東芝と並んで国内3大重電メーカーの一角を担う日本の代表的な企業です。技術系にとどまらず、事務系に対しても長期間にに渡るインターンを開催しており、文理問わず多くの就活生が受ける人気企業となっています。また、例年の選考フローはES→テストセンター→面接(通常3回)となっているようです。面接時間が全体的に短い点が特徴で、1次面接は10分で終了したといったケースも多いようです。そのため、以下のような質問を想定しておくだけでなく、第一印象や人柄が重視されているであろうことを意識しておく必要があるでしょう。以上を踏まえて、三菱電機の面接で実際に出題された質問について考察していきます。参考:【三菱電機のES・選考レポート一覧】→三菱電機の本選考ES・レポート及びインターンES・レポートを掲載しています。学生時代の経験に関する質問学生時代に注力したことを述べてください。それに注力したのはなぜですか。その組織に入ったきかっけは何ですか。その経験で苦労した点を教えてください。また、その苦労をどのように乗り越えましたか。取り組みにおけるあなたなりの工夫は何ですか。その経験から何を学びましたか。意識の低い仲間にはどのようにアプローチしましたか。「」で項目になっている質問がほとんどです。ESの段階でもフレームワークに沿った形で記述しておくと面接の場でもスムーズに進むことができるでしょう。あなた自身に関する質問チームで行動するときのあなたの役割を教えてください。議論の場においてあなたはどのような点を意識して発言していますか。周りの人に自分はどういう評価を受けていると思いますか。長所と短所を述べてください。それを裏付けるエピソードも同時に話してください。あなたのストレス解消法を教えてください。(リーダーシップが強みだと述べた学生に対して)初めてリーダーになったのはいつですか自分は調整型のリーダーかグイグイ引っ張っていくタイプのリーダーかどちらだと思いますかESで項目が無いだけでなく、面接の場でも直接「自己PRをしてください」と問いかけられることはほとんど無いようです。あらかじめ暗記してきた自己PRをテンプレートとして述べるのではなく、様々な切り口の質問を通して学生の人柄を見極めたいという意図が込められていると考えられます。リーダーシップを強みに挙げる就活生は多いように見えますが、その場合一番下のような深掘りがなされることが想定されます。そもそもリーダーシップとはどういった能力を指すのか、それを発揮するうえで心かげていることは何かなど、「リーダー経験があるからリーダーシップがある」というような中身のない自己PRにならないよう意識しておく必要があるでしょう。参考:→リーダーシップと一口に言っても、具体的にどのようなスキルを指すのか分かりません。企業の言う「リーダーシップ」を正しく押さえた上で、自身の「リーダーシップ」についてアピールすることが重要です。参考:→企業に評価される自己PRの作成法について説明しています。強みの再現性を伝える上では、複数エピソードを用いる以上に強みを発揮するための「方法論」を語るということが効果的です。志望動機に関する質問なぜ三菱電機を志望するのですか。三菱電機でやってみたい仕事や夢、その理由を述べてください。希望職種を第一志望から第三志望まで挙げてください。日立製作所や東芝ではなく、なぜ同業の中でも三菱なのですか。複数内定を得たとき、最後に就職先を選ぶ決め手となる要素は何ですか。他社の選考状況を述べてください。勤務地の異動についてどうお考えですか。工場勤務・海外転勤に抵抗は感じませんか。もしやりたいことに関われない場合がきても大丈夫ですか。こちらも「_」が参考になります。特に⑤取り組みたい仕事と⑥同業比較については二次面接以降を中心に深く突っ込まれるようです。前者については自身が成し遂げたいことに繋がる内容であるか、三菱電機が実際に取り組んでいることと大きくかけ離れた内容になっていないかを注意して述べるようにしましょう。特に職種については上記のように第3志望まで挙げさせられることもあるようですので、「」も参考に三菱電機で「何をやりたいか」について明確に示すことができるようにしておきましょう。後者については「それなら日立でもできるよね?」といった形で厳しく問われることもあるようです。なぜ三菱電機でないとダメなのか、「」といった記事も参考に自分なりに考察を加えておく必要があるでしょう。勤務地や転勤に関する質問は、最終面接だけでなく、1次面接から毎回尋ねられたというケースもあるようです。以下のような選考体験の記述から考えられるように、ただ単に自分が思っている願望を口に出すだけでは不十分であると言えるでしょう。一番下のような質問はやや答えに困る質問かと思いますが、これには必ずしも「やりたいことに関われなくても絶対に入社したい」と答える必要はなく、「」に記載されているような突っぱねる回答をとるというアプローチも考えられます。どちらを選択するにせよ、自身の「やりたいこと」と「企業選びの軸」をぶらすことなく回答するよう心がけましょう。面接後にもらえるフィードバックでは、研究内容については十分理解できたが、勤務地へのこだわりが強く感じられたために落ちたと聞いた。引用:三菱電機の本選考レポート参考:→納得のいく就職活動を送るために、unistyleがおすすめする就活記事を33本ご紹介しています。これから就職活動を始める方のみならず、すべての就活生に一読して欲しい記事ばかりを並べました。学業に関する質問研究内容を教えてください。こちらは事務系・技術系で問われる質が大きく異なるようです。技術職の場合は研究内容と三菱電機の事業の関連性といった内容をかなり突っ込まれることもあるようです。事務系の場合は問われる機会はあまりないですので、自身が大学で学んだことについてわかりやすく説明できるようにしておくといったの最低限の準備をしておけば十分だと思われます。参考:→いわゆる「ガクチカ」を問われている設問に対して、過去の内定者がどのように回答したかをまとめました。ガクチカをどのように書けば良いか分からないという方は、まずは実際のESに目を通してみてください。その他の質問成果をあげるチームに共通する要素は何だとお考えですか。「組織の三菱」という言葉を耳にした方も多いことでしょう。あなた自身に関する質問でもチームに関する質問が並んだ通り、組織の中で自分がどういった役割でどのように全体としての成果があがるよう貢献できるのかアピールする必要があります。三菱電機では近年事業間のシナジーが重要視されているということもあるようですので、学生時代に頑張ったことの内容自体も個人としての努力だけでなく他社と協業して何かを成し遂げた経験について述べていると評価が高いことが考えられます。参考:→三菱電機の本選考ES対策についてまとめました。同社がどのような人材を求めているのかを知り、求める人材像と自身の強みがマッチするように意識しましょう。最後にその他、インターン面接では「私を10秒で笑顔にしてください」という発想系に分類されるような質問もなされたことがあるようですが、基本的には大手メーカーらしいオーソドックスな質問が並ぶ結果になりました。その他の質問で挙げたチームプレーができるかについては、メーカーについては重電メーカーだけでなく多くの企業で求められる素質となっていますので、ある程度他の企業の選考内容から応用が効くかもしれません。その中で、三菱電機が「やっていること」と三菱電機で「やりたいこと」といった企業独自の内容を加えることができれば、内定に繋がるような高い評価に結びついていくと言えるのではないでしょうか。こちらの動画では面接の全体像についてわかりやすく解説しています。ぜひご覧ください。