銀行員1年目が考える「銀行内定者の配属(勤務希望地)はどうするべきか?」

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最終更新日:2023年10月19日

銀行員1年目が考える「銀行内定者の配属(勤務希望地)はどうするべきか?」

こんにちは。以前にunistyleでインターンをしていた、都内支店勤務の銀行員1年目です。

入社してはや4ヶ月が経ち、仕事にも慣れてきました。一年前の今頃は暑い中会社を駆けずり回って面接していたことが懐かしく感じられます。さて、内定が取れれば次は懇親会、そして配属面談と、忙しい日々が思い起こされます。

本日はちらっと触れた配属面談について書いてみたいと思います。銀行員として働いていて感じるところは、初期配属って本当に大事だなということです。支店で楽しそうにやっている同期もいれば、会う度に死にそうな顔をしているやつもいます。

そこで本日は自らの経験も活かして参考までに、どのような人物が都内もしくは地方に向いているのか「人気企業内定者に共通する、企業に伝えるべき5つの強み」を引き合いに出しながら考えることや、筆者自身は勤務希望地についてどのように話したかについて紹介します。

本選考とインターンの締め切り情報

大前提:学歴は超大事

まず大前提なのですが、銀行という会社では学歴は超大事です。

学歴によって希望の通りやすさが変わってくるといっても過言ではないと考えています。そもそも配属面談では北海道・首都圏・近畿など広い範囲での希望しか出せず、首都圏でも千葉や栃木になることもあります。

イメージとしては、高学歴の内定者が首都圏を希望すれば東京23区のどこかに配属されるとすれば、そうでない学生は東京の市、もしくは都外に配属されている感じです。高学歴の内定者のプライドを潰さない、うまい仕組みになっているなと感じますが、問題は配属された支店でうまくやっていけるかということです。

他にも学歴が効いてくる場面はたくさんあるのですが、それはまたの機会に。

筆者が配属面談で話したこと

では、筆者はどのように配属面談で話したのか。

聞かれることは就活の面接時と同じで、どこの配属を希望しているのか・将来どんな銀行員になりたいか・どんなことをやりたいかということです。当時は単に出世できそうだから、ということで都内の方が絶対いいでしょ、としか考えておらず、

「優秀な行員が集まり、色々なタイプの銀行員がいる都内で働きたい」というロジックで話したことを覚えています。そこまで良くもなく悪くもない学歴だったので、それが希望として通り、都内の支店で働いているわけですが、今現在周りの同期を見ていると、これは危険な賭けだったと痛感しています。都内と地方では働き方のスタイルが異なり、人の適性によって成長度合いに差がでると感じているからです。

それでは本題の、「人気企業内定者に共通する、企業に伝えるべき5つの強み」を引き合いに出しながら、成長を願う銀行員の「勤務希望地ロジック」を紹介します。

「価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる」→全行員マスト

他の会社でも必要な強みだと思うのですが、銀行という会社で働いていく中では本当に大事です。融資するとなっても振込を頼まれても、それを実行するのは担当者でなく事務の女性だったりします。立場の異なる人を蔑ろにして働いていれば必ずツケが回ってくると考えてください。

「個人として努力し、成果をあげることができる」特化型→首都圏配属を志望すべし

内定者時代に「人気企業内定者に共通する、企業に伝えるべき5つの強み」で挙げられる「個人として努力し、成果をあげることができる」ことをアピールしていた内定者は、都内の支店に適性があると思います。なぜならば、都内の支店というのは優秀な行員が集まっている分、彼らには大量のタスクが与えられています。

ということはどうなるかというと、そんな優秀な行員は大学生に毛が生えた程度の新入行員を教育している暇はありません。新入行員は彼らの背中から自分なりに学び、成長することを求められます。(要するに放置プレイです)何でも自分で考えて行動して成果を出したいと思っている方や、自分で今やるべきことを考えながら生き抜いてきたという方にはおすすめです。

配属面談では「優秀な行員の背中を追いかけながら、初期配属で自分のモデルとなる銀行員像を確立したい」と話すと良いのではないでしょうか。他にも1年目のうちには研修の中で社内テストや資格試験があるのですが、都内の支店ほど点数が悪いと詰められる傾向にあります。

放置プレイされている中で先の勉強を進めているうちに、銀行員として必要なスキルが身につくことを考えれば、詰めるのはごく当然のこととも捉えられますので、個人として努力できるのは都内配属において特にマストです。というか詰められるということは上席がテストを重視している→その後のキャリアに響くと考えてください。

一方で、放置プレイの現状に満足してあぐらをかいていると、自身が担当先を持った際に死ぬほどキツイとのことなので、それを覚悟して都内配属を希望してほしいものです。もちろんのことですが、地方配属を希望する上でも必要なのは留意しておいてください。

「個人として努力し、成果をあげることができる」+「関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことができる」→地方を希望すべし

地方だと、この強みの両方を持ち合わせている内定者が活躍する土壌が整っていると思います。というのも、地方だと1年目から地元の有力企業を担当させてもらったり、普通は都内の支店の同期が支店の去り際3年目に経験するようなことまで任されたりと裁量が大きい場合が多いです。

地方では地銀が幅を利かせ、メガバンクでさえ知名度ではそうでもない中、担当先からニーズを引き出して解決に導くことができるというのは、その後のキャリアにも良い影響をもたらすのではないかと思います。

一方で、これは裏を返せば武器を持たずに戦場へ放り込まれることと同義といってもおかしくないので、副次的に「個人として努力し、成果をあげることができる」ことも求められていると言えます。あくまで個人的見解ですが、若手のうちに同期と差をつけたいと思っている内定者は、地方の方が向いていると思います。

しかし、この希望はハイリスクハイリターンだと思っていて、仕事の多さや裁量の大きさに圧倒されて仕事ができない烙印を押されるとその後のキャリアで都内に戻ってこられない場合が多いです。この点には留意してください。

地方に行きたいと言って、それが通らなかった同期を聞いたことがないので、「都内ではできないような裁量を持って仕事をすることや、新天地で自分の力を試したい」というような野望を面談で披露すればいいのではないでしょうか。

「今までにない仕組みや企画を提案し、周囲の協力を得た上で実現することができる」「リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができる」は?

上記が活きてくるのは、どちらかというと3〜5年目のちょっと経験を積んでいる銀行員、それ以上の管理職、支店から栄転して本部に異動した銀行員ではないかと考えています。

「今までにない仕組みや企画を提案し、周囲の協力を得た上で実現することができる」であれば、銀行のスキームだけではお客様のニーズに答えられないとき、例えば事業承継や遺言・信託など、銀行の子会社の社員を連れて提案しにいくといったときに効いてくるのではないかと思います。

「リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができる」も、個人成果が求められがちな若手よりも、若手にいかに成果を出させるかを求められる管理職になってからの方がこの強みは活きてくると考えられます。

最後に

筆者は、最初に都内の大きな支店に配属されたものの、そこであまり成果を出せず、「偏差値バカ」と揶揄されたり、くすぶっていると上下からからかわれたりする方を知っています。また、地方配属で裁量が大きいあまりさばききれず、担当先を持っていない1年目にして研修で会う度に顔色が悪くなっていく同期も知っています。

内定者の皆さんにお伝えしたいのは、支店の規模や配属地というのは運要素がありながらも、本当に大事だということです。

これから配属面談を控える銀行内定者の皆さん、自分がこの先続く銀行員人生でどのようなキャリアを描きたいのか、よく考えて面談に臨んでください。 

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就活・キャリア系アルファツイッタラー20人に「就活生に捧げる至極の1冊を教えてください」と聞いてみた。 就活・キャリア系アルファツイッタラー20人に「就活生に捧げる至極の1冊を教えてください」と聞いてみた。 こんにちは。むたかです。8月から個人アカウントとしてTwitterを運用しはじめたのですが、個人的にとても気になったことがあり、折角なので企画にしてみました。題して、就活・キャリア系アルファツイッタラーに「就活生に捧げる至極の1冊を教えてください」と聞いてみたらどんな本をご紹介頂けるのか日頃非常に勉強になるツイートをされている皆さんはどのようなところから情報を取り入れていて、今の価値観や物事の考え方の元となったものはどんなものなのか、とても気になったのです。就活生がすぐに行動に移せるものが良いと思い、比較的低コスト&時間を限定しない「書籍」に絞ってご紹介いただくことにしました。書籍の紹介文は、想いや鮮度をそのままお届けしたいと考え、皆様から頂いた原文をそのまま入れさせていただいております。じっくりご覧ください。|01|イシコさん総合商社で国内・海外勤務を経て現在ベンチャー商社へ転職されています。書籍の書評や働き方に関する提言を様々な角度からされており、就活中にはあまり考える機会のないことに対してのインサイトが得られます。僕もよく拝見させて頂いているお一人です。「TOEIC900点」と繰り返すのには理由がありますので、改めてまとめてみました。英語に興味があって900点以下の人向けの記事となってますので、どうぞ!商社マンの僕がTOEIC900点を目指すべきだと繰り返す理由とは?-イシコの呟きhttps://t.co/bPY5g6AuTB—イシコ(@newsalaryman_21)2018年10月6日至極の1冊とご紹介文書籍:知らないと損する給与明細「世の中には知らないばかりに損してる」という場面が多いように思われます。そして、その最もたるものが、「サラリーマンの給与明細」だと思うのです。給与明細の内容を総額と手取りしか見てない人ほど、必読。可処分所得を増やすには、給与を増やすか支出を減らすかと言われますが、その間に「給与明細を理解して利用する」という大事な観点が抜けているのでオススメです。イシコ|02|人事のお姉さん日系メーカーに勤務されており、就活持論、採用裏話、アドバイスを発信されている人事のお姉さん。独自の観点からされる本音のツイートがフォロワーから多くの支持を集めておられます。「何を信じればいいのか」ということに頭を悩ませる学生さんも多くいますが、フラットな視点から発言されているので情報の捉え方のお手本にもなるでしょう。ルールの是非は置いといて、3月1日までに①SPI対策②ESのテンプレ作成③12月〜2月に1dayインターンシップという名の説明会が大量開催されるので10社以上参加(エントリーシート出せるところは2月中に出しておく)これだけでかなり楽になると思いますよ。普通の人向けアドバイス。—人事のお姉さん(@shukatsu_nesan)2018年10月11日至極の1冊とご紹介文書籍:なぜ7割のエントリーシートは、読まずに捨てられるのか?ー人気企業の「手口」を知れば、就活の悩みは9割なくなる「企業が見ているのは、たったの2点だけ。自社の仕事がきちんとできるか。自社の仲間とうまくやれるか。」私が大きく頷いた一節です。企業はどのようなことを考えているのか、日本の就活の仕組みはどうなっているのか…大枠を掴むことができる一冊です。(実際エントリーシートの全てに目を通せないのは一握りの人気企業だけですが)中には不合理だと感じる部分もあると思います。不合理ゆえ、企業も公には言いません。そんな就活の嫌な面も知った上で、効率よく動くための作戦を考えてみてください。また、選考で注目されるポイント、逆に注目されないので「気にしなくてもいいポイント」を知ることで、悶々と悩んだり変な噂に惑わされることが無くなると思います。ぜひ就活の早い段階で読んでみてください。お薦めです。人事のお姉さん|03|篠原功治さん大学、行政機関でキャリアデザイン科目・就職支援・研修の講師活動を行なわれておられる篠原さん。選考での細かい伝え方、話す内容の詰め方など、非常に粒度の細かいアドバイスが印象的です。自分自身の面接の前にチェックするだけでも改善できる内容が多いでしょう。今年はやけに「軸」というものに過剰なほど固執している印象があります。選択肢を知る前から軸を決めてしまうから、その軸に縛られ選択肢を狭めてしまう。机上の空論で絞り出したものではなく、活動を通じ多くを知ったうえで純粋な興味の共通点が見えてきたらそれが本当の軸なのではないでしょうか?—篠原功治(@Koji_Sign)2018年10月7日至極の1冊とご紹介文書籍:「アルケミスト~夢を旅した少年~」こちらはエジプトのピラミッドを目指す羊飼いの少年の旅を通じた成長の物語ですが、自分自身が一歩踏み出すことの大切さ、夢を叶えるために行動することの大切さ、自分に何か嫌な出来事があってもそれを前進するための「兆し」と捉えることの大切さなどが示されています。就職活動に置き換えても、誰かが導いてくれるのではなく、それぞれの意志の差が顕著に成果に現れること。またビジネス社会の土俵に上がっての活動ゆえに様々な困難が突き付けられますが、それを何かの兆しだと捉えることで道は拓けることなど、就職活動のプロセスとしても精神的に何か後押しするお話になるのではないかと思っています。ちなみに私の事務所名の「サイン」もこの物語が謳う「兆し」から取ってきた名前になります。篠原功治|04|元リクパパさん-沖縄-さん大学中退→編入(保育)→ブラック中小→リクルートキャリア→沖縄超ホワイト企業という多彩な経歴をお持ちの元リクパパさん。就活生には見えにくい業界の実態や働く上での「課題解決」の捉え方などを語るほか、多くの社会人のツイートをリツイートされているので幅広いジャンルのインプットができます。【元リクさんがこっそり教える国内シェアNO.1企業】①TOSO株式会社カーテンレールの国内シェアNO.1企業。業界では「カーテンレールと言えばトーソー」と言われるほどに商品が強い。強い商品でルート営業。入社の給与も平均より少し高め。おススメ。〔企業HP〕https://t.co/miGUfOParQ—元リクパパさん/沖縄(@motorikuokinawa)2018年6月28日至極の1冊とご紹介文書籍:生命燃ゆ私は「ビジネス小説」をおススメしたいと思います。高杉良『生命燃ゆ』です。この本が何を与えてくれるのかというと「仕事へのロマンっていうのは確実にあるんだ」ということです。化学コンビナートの中核になった主人公が、自分の命を削って自分の仕事を果たす姿、そこには当然様々な問題や苦労が降りかかります。しかしそれを乗り越えるのはまさに「下町ロケット」のようです。就職してすぐには味わえるものではないですが、「仕事というのはどういうものか小説で読む」というのはOBの話や動画などで味わうものとはまた違った実感があります。この本からは他の本のような「ただ前に進め!」というメッセージではなく、「仕事のロマンってこういうものなのかもしれない」という想像やイメージや自己投影のような体験を就活生にはぜひ味わってほしいなと思っています。元リクパパさん-沖縄-|05|福本真士/GOuniteさんHRtech企業のCEOである福本さん。田端大学1期生のMVPを取られています。金髪に染めていらっしゃる理由はツイートをご覧いただければお分かりいただけると思います。役者→芸人→営業→プログラマ→起業と全く異なる畑から転身され、ビジネスで成功を収めていらっしゃることも特徴的です。「社会を変えたい」という思いを少しでも持っている方にはロールモデルになるはずです。ブログがとても面白いです。プレゼンの図解ブログを書きました!かなり長いので読破した人だけがわかる仕掛けつき!◎感情型プレゼンの3つの視点・感情線を意識したストーリー・キャラクターは英雄ではなく負け犬で・苦難の時間価値を高めて行動させる@sfkmt|note(ノート)https://t.co/fgUpFpsMG4—福本真士/GOunite(@sfkmt)2018年9月11日至極の1冊とご紹介文書籍:増補版なぜ今、私たちは未来をこれほど不安に感じるのか?―――日本人が知らない本当の世界経済の授業僕は本を読む時、内容の裏側にある文脈を理解するよう努めます。一冊の本の文脈を追うことはもちろん、これまでに読んだ複数の本から得た文脈と今回の本の具体的なつながりを追うことが肝要です。目には見えない裏側でつながっている『ミッシングリンク』を知ることで、好奇心と同時に理解が深まります。理解が深まるステップ1.本に書かれた内容を知る2.なぜ著者がその本を書いたのか裏側の文脈を探る3.これまでに理解してきた文脈に今回の新たな文脈を加えるここまでを前提として踏まえ、一冊の本をご紹介します。世界がどのようにしてつながっているのか。『ミッシングリンク』を一冊で追うことに長けているのがこの本です。経済・金融・人口・宗教・テロ・アートの『現在』を、歴史の文脈にのせて展開されています。要所で著者の主張に賛否はありますが、この本の内容・文脈を把握しておくと新しい本を読む時の手助けとなるのでオススメです。福本真士|06|やめリクさん元リクナビの中の人であるやめリクさん。戦略的な就活のテクニックをアドバイスされています。ツイート内容がわかりやすく、タメになることが非常に多いと感じます。リクルート社に関するツイートも豊富になされているため、インターンや選考に参加しようと考えている方はチェックしてみてください。早期に就活を始めるメリットは選考優遇以上に「健全な迷子になれる」からです。3/1に始めると、大手企業のES締切が3月下旬~4月上旬なので進路に悩める期間が1か月しかありません。3年の夏に始めておけば自分の進路について考え、行動(インターン参加など)を続けて、志望先について試行錯誤できます。—やめリク(@yame2_recruit)2018年7月11日至極の1冊とご紹介文書籍:20代のリアル転職読本僕自身お世話になった元リクで転職BAR「とこなつ家」のオーナー"やっさん"の本です。「転職読本」とは書いてありますが、新卒就活生にとっても勉強になると思います。「求人サイトでこう書かれている企業は、危ない可能性が高い」「昇進スピードが早いってそもそもそれは…」など、具体的に説明してくれています。上記の『転職の思考法』と併せて読むと、よりご自身のキャリアについて考えられるようになると思います。やめリク|07|チカイケ秀夫さんCBO(最高ブランンディング責任者)として複数社にジョインされているチカイケさん。『すべての人にスタートアップを。』をミッションにジャンルを問わずに、ブランディングで支援をされています。学生の変化についてのツイートや社会人のツイートをシェアされています。採用側の視点の考察についても触れられていることが多いので、企業の中の人がどのような考え方をしているのかを知るのにも役立つでしょう。自社にコミットではなく、自分の人生にコミットしてほしい。そのために会社は、必要な人物金のリソースを使う場所です。ただ使うだけでないために、お互いにビジョンが近い事が前提なんです。ビジョンに向かって、社員の価値が上がる=企業がビジョンに近づいていくんです。—チカイケ秀夫@逗子アートフェスバル10/12~28開催(@chikagoo)2018年10月8日至極の1冊とご紹介文書籍:イシューからはじめよ自分のバイブル的な本で、手段やノウハウの情報量が多い中で、なぜを問い続ける事で『本質(イシュー)』を見極め、イシューを解決する事で、同じ手段でも圧倒的な価値を出す事ができ、限られたリソースで、最大限の成果を出すのは、スタートアップ、ブランディングや人生の本質にもつながるからです。チカイケ|08|三木芳夫さん渋谷のベンチャー企業で執行役員をされている三木さん。年間200冊以上の書籍を読んでいらっしゃる方ですので、今回の至極の1冊は僕自身とても楽しみにしていました。10年以上採用畑でやってこられている方であるため、就活生にとって学びは非常に多いと思われます。社会人としてすべきこと、仕事に役立つ情報などの発信が多く、視座を高く設定したい方におすすめです。学生やってるより300倍社会人の方が楽しいですね。新卒から13年1ミリもそこはブレてない。「仕事を心から楽しんでる人は、いない」と言った社会人に、グーパンチかましたい。【北野唯我】|就活サイト【ONECAREER】https://t.co/QSOvXTTDq0@onecareerjpより—三木芳夫(@Y_Tronc)2018年8月5日至極の1冊とご紹介文書籍:手紙屋就職活動を迎える前に読むと良い本。私自身はこの本を読んだ時にはすでに社会人になり採用に携わっていたので、自分のときの就活をそのときの取組みと選択について深く振り返るきっかけをもらいました。当時すごく感動して、たくさんの先輩同期後輩にオススメした1冊です。久しぶりに手に取ってみて思ったのは、人にはあらゆる可能性があって、人生ときちんと向き合っていくこと、そこには自由と自分の人生を生きる責任があるということ。つまり何かのルールやしがらみなんか必要なくて、生きたいように生きればいいということ。手紙と言う今の時代になかなか手にしないものが非日常間と日常を行ったり来たりさせるのにいいなーと。三木芳夫|09|motoさん31歳5社目、本業年収1,000万超のmotoさん。副業年収は2,000万、総年収は3,000万を超える日本でも数少ない高所得者と言えます。リクルートや楽天を経て今はベンチャーで事業開発と営業部長をされています。転職関連のツイートが比較的多いため一見新卒とは親和性が低く思うかもしれませんが、転職はこれから長くなる社会人生活のなかでほぼ必ず経験することと言えるため、今のうちに転職市場についてのインプットもしておきましょう。転職サイトの求人にある「幹部候補募集」はただの営業マン採用だし「即戦力募集」は研修とOJTないだけだし「第二創業メンバー募集」は離職率高い職場だし「ベテランが多い安心な職場」は若手が定着してないだけ。どれも聞こえは良いけど募集の背景は面接で確認した方がいいよ。結構違うこと多いから。—moto(@moto_recruit)2018年8月9日至極の1冊とご紹介文書籍:なぜハーバードビジネススクールでは営業を教えないのか「営業とは、ものを売ることではなく、自分を売り込むだと考えている。お客様は商品を買うのではなく、信頼できるあなたが売っているもの、つまりあなた自身を買うのだ。」ハーバードMBAで教育を受けた英国人のジャーナリストが、モロッコの絨毯商人、日本のトップ生保マン、イギリスのテレビ通販セールス、米国の美術商などを取材して、彼らの生い立ちから成功の秘訣をまとめています。僕自身が営業マンなので、営業のハウツー本は何冊か読んでいますが、ビジネスに関する学びは「多くの事例」を知ることが大切です。そういった点でこの本は多くの事例が載っているので、非常に参考になりました。営業でなくとも必読の一冊。moto|10|ソチ@19卒就活ブロガーさん早稲田大学4年生で大手メーカー就職予定の19卒ソチさん。就活ブログを運営されており、おすすめのメーカーの紹介と企業研究をされています。以下のツイートで一躍有名になられました。19卒ということで非常に新しくリアリティのある情報が多く、また、学生視点でまとめられているので特にメーカーに興味がある就活生はフォローしておくといいでしょう。優良企業のBtoBメーカーは見つけるのが大変なので…いいねの数だけ、ソチの知っている隠れ優良BtoBメーカーを発表する—ソチ@19卒就活ブロガー(@sochi015)2018年8月6日至極の1冊とご紹介文書籍:新卒採用基準面接官はここを見ている「新卒採用基準」という本がおすすめです。私が就活をしていた時、面接官は学生のどこを見ているのか、どのような学生が企業から好まれるのかという疑問を持っていました。そのような疑問を解決してくれたのが、この本です。この本では、人事責任者として最終面接を担当してきた著者が、採用活動における企業・面接官側の視点をわかりやすく解説してくれます。この本を読んだことで、面接官が「仕事ができそうか」を見極めるポイント、企業が求める「コミュニケーション能力」の中身など、学生がなかなか知ることができないような企業の採用基準を理解することができました。企業の採用基準を知ることは、就活の成否に大きく関わります。私はこの本と出会い、企業の採用基準を理解したうえで就活の準備ができたことが、納得のいく結果につながったと考えています。企業・面接官側の視点が知れる数少ない本です。自信を持っておすすめします。ソチ|11|就活生に知られたくないっ!さん国内No1就活系Twitterフォロワー数(9万以上)/アメブロ就活1位の影響力のあるアカウントです。就活をする上でチェックしておきたいテクニックの発信がメインになります。特徴はその質の高さです。就活生であれば業界や業種にとらわれず参考になる情報が集約されています。就活の面接官の質問あるあるがサイトにあるので一度見ると良いかも。就活一問一答本として推奨@shuwasystem_inf:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた|秀和システムhttps://t.co/UvbD5ipabRpic.twitter.com/APxrVkKBTZ—就活生に知られたくないっ!(@tinclehoi)2016年1月30日至極の1冊とご紹介文書籍:ストレングス・ファインダー2.0私はストレングス・ファインダー2.0を紹介します。理由は自分の強みの手掛かりを掴めるからです。就活では、初めて会う他人に、自分の強みを伝える必要があります。ESや履歴書に記載することもあるでしょう。ただ、その強みについて、深く考える機会は今まで少なかったと思います。そのため、自己理解が追いつかず、フンワリとした強みの表現から抜け出せません。その結果、面接でもアピールできる自信が持てず、面接評価も下がるという落とし穴にハマります。この書籍には、Web適性検査が付いており、自分の強みを簡単に深く分析することができます。この分析結果とあなたの過去の経験が紐付けば、面接でアピールできる強みも見つけやすくなるでしょう。是非、ご参考頂ければ幸いです。就活生に知られたくないっ!丸山|12|たなかけんじ@就活&子育てさん大企業での採用経験を活かしブログ執筆、無料で就職活動支援(自己分析、ES添削、面接演習)等就活生の支援を積極的にされているたなかけんじさん。就活に関する時事ネタへの感度が高く、多角的な意見を取り入れているので就活時事のNewsPicksのような特性があります。就活本番はまだまだこれから。つらい時、忙しい時に途方にくれて、「就活迷子」にならないための心構えを書いてみました。是非ご一読ください。久々の長文ですw#はてなブログあなたの就活の目的はなんですか?~就活迷子にならない為の心構…https://t.co/hPpX2h6lbg—たなかけんじ@就活&子育て(@tamaplasyukatsu)2018年3月21日至極の1冊とご紹介文書籍:自分の小さな「箱」から脱出する方法大学時代、人間関係に苦しんでいた際に大学の先輩に勧められた本であり、自分の考え方や生き方を変えるきっかけとなった本です。いろんなことがうまくいかない時、ついつい人のせい、環境のせいにしてしまい、余計にうまくいかなくなることがあると思います。その悪循環のきっかけは自分の気持ちに嘘をつくこと(=自分への裏切り)であり、そこから抜け出す為にはどうすればよいかが書かれている本です。真剣に就活に取り組めば、どこかのタイミングで必ず壁にぶつかります。そこで人のせい、環境のせいにしても何も解決しませんし、事態は悪化するでしょう。そうならないように、就活が本格化する前にぜひ読んでみてください。自分の気持ちに正直になることが苦手っていう方に特にオススメです。たなかけんじ|13|HRogさん国内・国外の人材業界の最新のニュースや気になることなどを毎日つぶやかれています。メディアということもあり、就活についてのみならず、採用側のトレンドや社会人についてのレポートなど、濃い情報を発信しています。社会人になってからも参考にできる情報が多数あります。就活ルール廃止に関する考察記事。人事にとっても、優秀層獲得のため中長期的は通年となる採用活動に対応する負担がある一方で、学生側も今後は中途採用者などこれまでと違った人材が競争相手となるために、学生時代の過ごし方などにより意識的になる必要がありそうだ。https://t.co/oPtjO1cJLd—HRog(@HRognet)2018年10月10日至極の1冊(52冊)とご紹介文書籍:キングダムいまビジネスマンに最も人気のある漫画「キングダム」舞台は紀元前、中国の春秋戦国時代。下僕から兵士になり大将軍を夢見る主人公「信(しん)」と後に始皇帝となる「政(せい)」が中華統一を目指す物語だ。イチ兵士から戦場で武功を上げ、仲間が増え、仲間とともに強敵を撃破していく姿は、大志を抱く新人ビジネスパーソンの姿と重なり、気持ちを熱くさせる。今でも週刊ヤングジャンプで連載中で、物語は進んでいるが、なかでも編集部のおススメは合従軍侵攻-蕞防衛編(31巻-33巻)だ。最大の敵・李牧が国都咸陽に向けて攻め入り、負ければ国が亡ぶ状況に追い込まれてしまう。国を守る最後の拠点「蕞」を防衛すべく、政は自ら出陣。国民を奮起させるスピーチは涙なしには読むことができない。HRog菊池|14|寺口浩大[KodaiTeraguchi]さんワンキャリアで経営企画室に所属され同社の採用を担当されている寺口さん。京都大学→SMBC→CA→Deloitteという幅広いバックグラウンドをお持ちです。近頃話題となっているパンテーンの「#就活をもっと自由に」のプロモーションの裏側を公開された方で、その熱い言葉に心を動かされているのは学生だけでなく他の社会人にも影響を与えられています。僕もそのうちの一人です。【ぶち書いた】今回のPANTENEのムーブメントの背景、全て晒します。広告に評論してても変わらん。行動で希望を見せましょうよ。#就活をもっと自由にP&G、Material、ONECAREER、それぞれの中の人のストーリーをぶっ晒す|KodaiTeraguchi@telinekd|note(ノート)https://t.co/DoPRi3bYZv—寺口浩大[KodaiTeraguchi](@telinekd)2018年10月1日至極の1冊とご紹介文書籍:GTO自分の中に信じたいものがある人へ。自分のポリシーやスタンスと、社会のルールとの折り合いをどうつけていくか。僕は、言ったことを必ずやりつづけるストーリー自体が、共感や信頼を得て、仲間が増えていくということを鬼塚先生から学びました。本田圭佑さんも仰っていましたが、「よそ者にしかできないことがある」というのは、人生で新しいチャレンジをする上で勇気をもたらしてくれます。古きを尊重しつつも、郷に入って、敢えて郷に従わない。自分のスタンスを押し付けずに構造と向き合うということはどういうことなのか、教えてくれるでしょう。また、ルールメーカーにならずとも、民主的にムーブメントを起こせる可能性があるということについても、この本を通して実感できると思います。価値があると信じたいものがある人に、是非読んでいただきたいです。寺口浩大|15|めいこ@就活サイトワンキャリアさん就活サイトONECAREER(ワンキャリア)編集部に所属されているめいこさん。東大→公務員→ベンチャーという異色な経歴をお持ちの方です。非常に学生に寄り添われたツイートが多く、コアなファンが多数おられる印象です。就活スケジュールや選考対策等、今から役に立つ情報を多く発信されています。質問にも積極的に回答されているので、この機会にいろいろな疑問を投げかけてみるのも良いでしょう。【20卒/10月から始める就活】まずは就活の「スケジュール」「費用」をつかむこと。逆算して備えましょう!①選考スケジュール10月〜「日系冬インターン」「外資ベンチャー本選考」https://t.co/aJvQBTN0lJ②就活費用関東圏なら20万円、地方なら50万円?https://t.co/VfzaHuASmnpic.twitter.com/Kq529xVF70—めいこ@就活サイトワンキャリア(@meiko_oc)2018年10月5日至極の1冊とご紹介文書籍:カモメになったペンギン自分たちが住むコロニーの危機に立ち上がった若き「変わり者」ペンギンが、いかに優れたチームを作り、困難を乗り越えたかを描くショートストーリー。組織変革とリーダーシップの権威、ジョン・P・コッター氏(ビジネス名著『企業変革力』で有名ですね)が手がけた寓話です。ストーリーを通じて、自然と優れたリーダーシップや組織づくりを学べます。ビジネス本を読む気が起きない時も、これなら物語にのめり込んでサクサク読めますよ。私は転職活動中に落ち込んだ時や、仕事で壁にぶつかって悩んだ時など、折に触れて読み返しています。ページを開くたびに新しい発見があり、「何かを変えたい、変わりたい」気持ちを奮い立たせてくれる一冊です。就活のモチベーションが下がりがちな秋にこそ読んでほしい、元気の出る本です。ぜひ読んでみてくださいね!めいこ|16|yuuuさん超大手有名広告会社に勤務されているyuuuさん。広告会社での仕事・キャリア・業務についてや、選考の裏情報をブログで発信されています。学生からの質問に対して多数回答されており、社会人の方もよくご覧になられているアカウントです。ストレートに学生と接している中で感じたことも発信されているので、「社会人はこうみている」という視点を持つのに最適だと思います。当社unistyleでインターンをされていた経歴もお持ちです。就活生によくするアドバイスは、「ワンキャリア、Unistyle、外資就活ドットコムのコラムを片っ端から読んでから、総合商社や外資トップティア内定者のES見て自分の経験と似ているものがあったらパクって書いてみろ」というもの。これでESのレベルが上がり面接で何をアピールすればいいか大体分かる。—yuuu(@ad_career28)2018年7月11日至極の1冊とご紹介文書籍:サンクチュアリ北斗の拳で知られる史村翔(武論尊)原作、池上遼一作画の超名作漫画。カンボジアでの戦乱から日本へ帰国した二人が、日本の腐敗した政治体制を表と裏の世界から変革するというストーリーなのだが、これが熱い。そして心に響くのだ。ミクシィ笠原会長をはじめ、数多くの経営者や著名人が「影響を受けた」としてこの名作を勧めている。一部であるが、ストーリー中の名言を紹介したい。『安定を求めるか、それとも何かを動かすか。。人の一生はそんなに長かねえぜ!!』『力の前に尾を振るのは簡単だ。振りたくなくても、振ってしまえば生きられる。だがな、それは生きているんじゃなねェ。生かされているんだよ!!』『力に翻弄され、てめえの意志とてめえの手足で動けなきゃ、屈辱と後悔しか残らねえ!!』私の生き方に今でも大きな影響を与えている漫画。就活を通じて自分がどうありたいか、どう生きたいのか悩んだ時に必ず読んで欲しい本。yuuu|17|シュシュさん19卒私立文系4年生の方です。自身の経験からインターン・面接など幅広いテーマについてブログでアウトプットされており、非常に実践的である印象があります。そのコンテンツ力に20卒のファンが既についています。就活生あるあるのようなリアルな息抜きツイートもあり、面白さでも評価されているようです。ブログ「シュシュッと就活!!」(https://t.co/MUxceZ9lU2)外資就活ドットコム連載中(https://t.co/ONgcMgzBdO)就活の教科書(https://t.co/rHZS40h4px)コンサル内定の教科書(https://t.co/gL0b9VSfDU)シュシュの道しるべ(https://t.co/PpqNduD0yQ)質問箱(https://t.co/thxMtbWdoE)pic.twitter.com/JFpbzrOTlE—シュシュ(@syusyukatsu00)2018年8月11日至極の1冊とご紹介文書籍:ネクスト・ソサエティ―歴史が見たことのない未来がはじまる全世界のビジネスマンの誰もが知る巨匠ドラッカー。その彼が余命いくばくもないことを悟り、未来を生きる人たちに向けて書いた本です。ドラッカーは21世紀の社会、経済、組織について網羅的に記した上で、どのように個々人として時代に対応すべきかを書いています。それと同時に随所にどの時代であっても求められる能力や生き方が書いてあり、ただのビジネス書ではなく、時代性と普遍性を兼ね備えた哲学書にもなっています。この本を読むことで読者にどこの業界や職種に行こうとも通ずる21世紀のキャリアについての道しるべを授けてくれること間違いなしです。シュシュ|18|ぶん太@元大手メーカー人事/ブロガーさん大手(人事)→ベンチャー(営業)という経歴を持つ方です。フォロワーを褒めるチャレンジの実施など、発言もポジティブなものが多くを占めています。自身の経験から学生に還元できるコンテンツを発信しており、人との接し方、採用関連の時事ネタへの考察など幅広い情報をインプットできます。辞めた僕が言うのもあれだけど、メーカーは良いと思う!ちなみに、メーカーに向いてると思う人は、この2つかな!■メーカーのビジョン(目指す社会)に共感■自分の介在価値ってより「お客様や社会を幸せにしたい」という価値観ただ、「自分の介在価値」を大事にしたい人は無形商材がオススメかな!https://t.co/pRVDy57X4d—ぶん太@元大手メーカー人事/ブロガー(@bunta_manabu)2018年9月12日至極の1冊とご紹介文書籍:諦める力僕は、キャリアを考えていく上で、「自分の適性を考え、勝てる土俵で勝負する」ということを非常に意識しています。そんな考え方を教えてくれたのがこの本でした。『諦める力』というタイトルから、ネガティブな内容を想像してしまいそうですが、真逆です。どうすれば、自分の本当の目的を果たすことができ、勝負に勝てるのかという点について言及されています。為末選手は「100m」で勝つことは、王道でカッコいいけれど、この種目で、「世界の頂点」を獲ることはできないと若くして悟りました。しかし、自分の特性を徹底的に考え、「400mハードル」なら勝てると踏み、見事、世界選手権のメダリストとなりました。誰もが羨む人気企業へ就職することは、確かに王道でカッコいいことです。しかし、為末選手のように、自分の適性を考え抜き、「勝てる土俵でトップを狙いに行く道」も、アリだと僕は考えています。ぶん太|19|暇銀ちゃんさん暇を愛する銀行員の暇銀ちゃんさん。「学生をノリで銀行に入れさせないのがミッション」と掲げています。素でストレートなツイート印象的です。リアルな金融業界のあるあるネタから、日常的なつぶやきまで幅広く発信されているので息抜きでチェックするのもおすすめです。スルガの問題は銀行業界全体の問題。一過性の話題で終わらせてはならない—暇銀ちゃん(@kotTirador)2018年9月8日至極の1冊とご紹介文書籍:失敗しない銀行員の転職就職する前から銀行員の転職をテーマにする本を読むのもいかがとは思いますが、本書の著者は銀行で人事の仕事をしていたこともあり、銀行員の人生がどんなものなのか。という部分がシンプルにまとまっています。例えば銀行員は全員順位付けされること、ポストがその人の価値という思考が非常に色濃いということ。それが今までの人生で"優等生"的な評価を受けてきた人達を頑張らせるのに極めて分かりやすい事などです。他にも銀行で身に付くスキルはどこで活かされやすいか。というのも具体例つきで説明されています。メガバンク総合職向けに書かれた色合いは強いですが、投資銀行、コンサル会社等を受ける人も銀行とはどう違うのか、イメージするにはいい本だとは思います。(個人のキャリアにプラスになるかは置いておいて就活生が銀行ってこんなカルチャーの世界というのを理解するにはわかりやすいと思います)暇銀|20|大手町のランダムウォーカーさん"#会計クイズ"をご自身で企画・運営され、幅広い層の方に財務やビジネス数字に興味をもってほしいという想いをお持ちの大手町のランダムウォーカーさん。就活をしていると「IRを読め!」といった声を聞くことが出てくると思いますが、なかなかとっつき難いと思います。そんなときはまず最初にご覧ください。【#会計クイズ説明書】企業の財務分析には興味があるけど、財務諸表の読み方を全くわからないという人へ。実際の企業の事例を交えて高校生でもわかるレベルまで噛み砕いて説明記事にしました(^^)初めての方は、よかったら一読下さいhttps://t.co/g24ZlwSlbdpic.twitter.com/iQ0Ehp44IE—大手町のランダムウォーカー(@OTE_WALK)2018年7月7日至極の1冊とご紹介文書籍:ビジネス・アカウンティング会計の知識はもちろん、企業のビジネスを理解する力を身につけるキッカケになるであろう本。実際の財務諸表が事例で使われるため、数字からどんな経営をしているのかをイメージさせるような構成になっています。会計をかじったことがある人はもちろん、企業のビジネスに興味がある人にオススメです(*^_^*)大手町のランダムウォーカー 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伝説の商社マン 伊藤忠商事岡藤社長の学生時代に見る『商人魂』の原点 伝説の商社マン 伊藤忠商事岡藤社長の学生時代に見る『商人魂』の原点 16卒外資系メーカー内定者です。unistyleの就職活動意識調査で第3位に輝いた伊藤忠商事。就活生にとって不動の大人気「商社業界」を牽引する1社といえます。そんな同社へ1974年に新卒で入社し、現在は代表取締役社長まで上り詰めたのが、今回ご紹介する岡藤正広氏です。彼は伊藤忠商事において「残業を8時で強制終了させ、朝7時からの出勤を社員に促す仕事の効率革命」を起こしたことで話題となっています。また岡藤氏は社長就任前から伊藤忠商事で数々の功績を残していますが、こうした功績の原点となった彼の「商人魂」は、実は学生時代のアルバイトにも発揮されていました。本コラムでは、そんな岡藤社長の学生時代のアルバイトについてご紹介していきたいと思います。コラムをお読みの学生のみなさんにとっても、彼のアルバイト経歴から学べる点が多くあるかもしれません。岡藤社長の伊藤忠商事での功績岡藤社長のアルバイトについて触れる前に、彼が伊藤忠商事でどのような功績を築いてきた人物であるのかを簡単にご紹介しておきたいと思います。(1)高級ブランド「アルマーニ」の販売権獲得かつてイタリアの高級ブランドであるアルマーニが日本に進出してきた際、商社やデパートがその販売権を巡って熾烈な争奪戦を起こしました。その際、伊藤忠商事を販売権獲得に導いたのが岡藤社長だったのです。このアルマーニのときの勝因もやはり現場主義でした。出向で経団連に来ていたイタリア人の父親が、現地でコンサルタントをしていることを知って親しくなり、その人を通じて、アルマーニの重要人物に日本進出にあたって何を重視するかを聞いてもらった。するとイタリアは税金が高いので節税に関心が高く、日本の税法を詳しく知りたいということだった。ライバル社は、取扱高や出店の立地といったことに関心が高いはずという一般的な考えにとらわれ、そうした点を中心に提案したんでしょう。ところが私は現地のコンサルタントの情報から節税を中心としたプロポーザルを行い、契約を結ぶことができた。顧客が何を欲しているのか、自分であれやこれや類推するのではなく、現場から情報収集することで答えが出てきます。出典:カリスマが激怒!「アルマーニ争奪戦」秘話-伊藤忠商事社長(2)「ブランドビジネス」の立ち上げ岡藤社長が営業時代最初に担当したのは繊維業界でした。当時の繊維業界では問屋やテーラー(仕立て屋)に対する商社の立場はかなり不利なもので、主導権を握れないために利益の薄い商売にも甘んじなければなりませんでした。岡藤社長は営業2年目にして繊維業界に「ブランドビジネス」を持ち込むことによって、そのような商社の立場を一気に向上させたのでした。主導権を握るための秘策が「ブランドビジネス」だった。ブランドビジネスとは取り扱う商品に無形資産である「商標」を付けて、販売する行為である。優れたブランドと認識されればされるほど、商品に付加価値がつき、より高い価格での販売が可能になる。岡藤が持ち込んだブランドビジネスで、伊藤忠の立場は激変。伊藤忠でしか取り扱えない商品を問屋が仕入れることで、問屋はテーラーに対して強気の商売が展開できるようになった。さらに伊藤忠は問屋に対しても主導権を握ることができた。岡藤が営業に移った2年目のことだった。出典:ブランドビジネスで業界3位へ牽引伊藤忠商事「岡藤正広」社長伝説【1】(3)伊藤忠商事を「御三家から2強の一角に」岡藤社長の就任後より伊藤忠商事は三菱商事、三井物産に続く業界3番手を担ってきました。しかし、「岡藤経営」によって伸び続ける業績は、伊藤忠を2強の一角まで押し上げようとしています。参考:日本経済新聞「伊藤忠の岡藤社長『御三家から2強の一角に』」岡藤社長の学生時代のアルバイト(家庭教師+自販機ビジネス)実は岡藤社長は高校3年生の時に父を亡くしており、東大時代の学費や生活費はすべて自分自身でまかなっていたそうです。そんな彼の生活を支える収入源だったのが、アルバイトや彼自身の起こした事業でした。(1)家庭教師のアルバイト岡藤社長は夏休みごとに大阪の実家に帰省し、家庭教師のアルバイトに精を出していたようです。複数の生徒を毎日効率よく回り、稼いだお金を学費と生活費に充てていました。夏休みには、大阪の実家に帰省する前、新聞に2行広告を出しました。家庭教師先の募集です。どんな人がどういう先生を求めているか考え抜いて、たった2行に凝縮しました。夏休みの1か月だけなら奮発すると読んで、「夏季特訓。当方東大生。」関西には、東大生を一目見たいという人もいるかと思って書いたら、実家には電話がじゃんじゃんかかってきた。生徒は全部で10人くらい。1人あたり週に2、3回です。同じ地域の生徒をまとめて回れるように時間割を組んで、全員に勉強を教えました。思い返すと、効率よく生徒の家を回る要領は、商社に入社して貨物船のスケジュールを考えることとそっくりですわ。出典:伝説の商社マン岡藤正広伊藤忠商事社長(1)(2)自動販売機ビジネス岡藤社長は家庭教師のアルバイトに加え、「都内の女子大学内に自動販売機を設置し中身の入れ替えなども行う事業」を自ら起こしていました。サークルで知り合った女子大生から、「寮で夜になって飲みものを買おうとしても、お店が遠い。外出も怖い。」という話を聞きました。寮生は同じように不満を持っていたらしいんです。コンビニエンスストアもない時代です。そこで目を付けたのが自動販売機。学生やったけど、飲料メーカーとかけあって、女子大の寮に置いてもらったんです。売れた分の何%かもらいました。販売機を置く権利を押さえただけで、チャリンチャリンとお金が入ってくる。出典:伝説の商社マン岡藤正広伊藤忠商事社長(1)最後にいかがでしたでしょうか。岡藤社長の商才はまさに学生時代から芽を出していたようですね。彼の行動はすべて「どうすればもっと効率がよくなるのか、便利になるのか」が考え抜かれたものだと感じます。こうした心掛けは、アルバイトや仕事をする上で誰もが持っているべきことなのではないでしょうか。また、岡藤社長は「家庭教師の業務を通じて商社でのスケジュール管理に似た仕事を経験できた」とも語っていることから、アルバイトは将来の仕事に対する志望動機につながる学びを得られる良いきっかけにもなるかもしれません。岡藤社長の経歴に学び、得るものの多い充実した学生生活を送りたいものですね。新聞の訪問販売アルバイトについて述べた伊藤忠商事内定者の回答【自己PR(最大の困難)】最大の困難は、大学2年時に新聞訪問営業地区トップの契約件数26件の更新に挑戦した事だ。組織での取り組みを多く経験した一方、1人で全てを完結させる経験の不足を感じ、取り組んだ。当初1日80件回るが、契約は1,2件しか取れず、また、顧客に怒鳴られる事もあった。しかし、営業に独自の工夫がないことから、「自分」を通して契約してもらうための工夫を取り入れ始めた。新たな試みが裏目に出て失敗することもあったが、自分が消費者として新聞訪問営業に接した経験から、新たな工夫を取り入れた。挨拶の言葉を変える・世帯別に訪問時間を変える・日用品の種類を増やす。これら三つの工夫の結果、契約数が上がり、最終的に17件とトップには及ばなかったが、地区トップクラスの成績を収めることができた。一軒一軒が挑戦の場になる中、失敗した理由を考える(損切りとか)一方、失敗を過度に恐れないようになり、「失敗に敏感かつ鈍感」な姿勢を身につけられた。伊藤忠商事内定者のES一問一答回答1.あなたの一番の挑戦は何ですか。(20文字以内)ブレイクダンスの全国大会を目指した事2.あなたの一番の失敗は何ですか。(20文字以内)好きな異性になかなか告白できなかった事3.自分の好きな点は何ですか。(20文字以内)常に前向きで困難も含めて何でも楽しめる点4.自分の嫌いな点は何ですか。(20文字以内)強い批判に対して怯んでしまう事がある点5.あなたのこだわりを教えて下さい。(20文字以内)言葉だけでなく、常に自ら率先して行動する6.あなたの誰にも負けないものを教えて下さい。(20文字以内)常に自分が果たすべき役割を強く意識する事7.やりがいを感じるときはどのような時ですか。(30文字以内)貴方がいて良かった、と言われたり、人に必要とされたと感じる時8.日頃継続して行っている習慣を教えて下さい。(20文字以内)やるべき事、やりたい事を紙に書き出す9.あなたの人生の目標を教えて下さい。(30文字以内)事業創出を通じて世界の多くの人から必要とされる存在になる事10.ストレスを感じるときはどのような時ですか。(30文字以内)自らの不甲斐ない行動によって周りからの信頼を失ってしまう時11.あなたがリーダーになるために必要なものは何ですか。(20文字以内)目指すビジョンを示し、率先して行動する事12.あなたは周囲から何と言われることが多いですか。(30文字以内)誰とでも仲が良く、穏やかで話しやすい、常に向上心を持っている13.商社を志望する理由を教えて下さい。(50文字以内)自らのアイデアや行動を武器に、ニーズを探し、率先して大きな事業を創り出していける点に魅力を感じたため14.伊藤忠商事を志望する理由を教えて下さい。(50文字以内)他社が認める程の意思決定の早さや、若手に任せる風土に魅力を感じ、貴重な経験を多く積めると考えたため【総合商社業界・伊藤忠商事の関連記事】 68,389 views
【9社内定を取った早慶学生が語る】その自己分析方法とメガバンクに入社した理由 【9社内定を取った早慶学生が語る】その自己分析方法とメガバンクに入社した理由 こんにちは、16卒のメガバンク内定者です。就職活動の結果、最終的に金融やメーカー、航空など様々な業界から最終的に9社から内定を頂きました。4月からメガバンクに就職しますが、筆者の就職活動体験談を友人に話すと「なんでそこなの??」と疑問に思われることも多々あります。筆者としては自分の頭で必死に考え抜き、周りの人の意見も聞きながらこの決断を下しました。今回の記事では、9社内定を取り、入社先を迷いに迷った挙句到達した価値観と、その判断に寄与した自己分析方法を紹介したいと思います。【参考:筆者内定先】銀行×2損保×1日系メーカー×2通信×2航空×1外資系メーカー×1自分の行きたい会社が自分を満足させてくれる会社とは限らない私の大学のOBに、就職活動時代ずっと総合商社に行きたくて、5大商社しか受けなかったという強者が2人います。1人は見事そのうちの1つに内定し、もう一人は選考において全滅しました。後者のOBは、5大商社が全滅した後になって初めて他の業界も見始めて、最終的にメーカーに就職していました。社会人として働き始めて数年が経った彼らにお会いしたのは内定先をメガバンクに決めた少し後だったのですが、話を聞いてわかったことが「自分の行きたい会社が自分を満足させてくれる会社とは限らない」ということです。5大商社に見事受かった先輩は第3希望の部門に配属され、あまり興味のないことについて日々交渉を行っていると言います。唯一気が休まる休日さえも、顧客との慣れないゴルフ接待で満足に休めず、せっかくのボーナスが高いゴルフセットに吹っ飛んだと笑っていました。一方でメーカーに就職した先輩は、初期配属で関西の工場で1年間の研修を受け、2年目からは東京本社に異動し、現在は将来の幹部候補となるためにMBA取得を目標に日々邁進しているとおっしゃっておりました。筆者にとって会社に入って数年が経った彼らのどちらが幸せそうかと言えば、メーカーに就職した先輩だと答えてしまいます。このように、自分の憧れの会社が必ずしも自分を満足させてくれるとは限らず、入社先を決める上では自らの適性をしっかり見極めて選ぶべきだと再認識しました。筆者の自己分析についてこれだけ内定が取れてしまったので、贅沢な悩みではありますが、どこに行けばいいか当初は全くわかりませんでした。筆者としては前提として、務める会社には一生務め上げ、いけるところまで挑戦したいと考えておりました。就職活動時は「自分の強みや弱みをどのように面接官に納得させるか」という自己PRのための視点でしか自己分析をしていなかったので、改めて「自らの入社先を決めるための自己分析」を人材コンサルに務める先輩OBに手伝ってもらいながら以下のように「大学生時代の経験」と「幼少期の生い立ち」から分析しました。【特筆すべき筆者の大学生時代の経験と自己分析】(1)皆が行かないような、とあるASEAN加盟国への留学とそこでの活動→挑戦・競争し続けられる環境に身を置くべき。(2)学生を指導する塾のチューターとしての3年以上にわたる経験→自身の継続性が活かされる職業であるべき。一方で、自分はモノ覚えが悪いが一度覚えてしまえば人一倍仕事を早くこなせるため、長期スパンで育ててくれる会社が良い。(3)大学時代の学業(どちらかというと最高評価じゃなきゃ嫌だと考える学生)→勤勉である一方、完璧主義で、決断や行動が遅くなってしまうことがある。目標があればそれに対して頑張れる。【これまでの生い立ちから考える自己分析】(1)1人の弟を持つ長男で、父親は単身赴任→遠く離れる父や弟にとって理想の子供・兄であり続けたいと思う強い責任感がある(2)幼少期に転勤を繰り返し、時に学校でいじめに遭うこともあった→嫌われるのが嫌ということから他人を否定できず八方美人な一方、多くの人と公平な目線で接することができる【参考】メガバンクにした理由と、今思うこと上記の自己分析から、勉強することにあまり抵抗がないこと・競争社会であるものの長期スパンで育成してくれそうな会社であることを勘案して、筆者の強みが最大限活かされ、かつ弱みをカバーできそうなメガバンクを入社先として選択しました。メガバンクは入行後も資格勉強に勤しんだり、研修の期間が1年以上にわたる、ノルマの厳しい競争社会といった要素がこの決断の根幹を支えています。メガバンクに向いている学生像については、以下の記事でも解説されているので参考になれば幸いです。採用人数が多いからか、早慶学生はメガバンクに就職することを負け組だと考えがちな傾向があるので、筆者の「9社の中からメガバンク」という決断は友人に理解されないことが多く辛いです。しかし、これだけの中からメガバンクを選んだということで腹がくくれ、メガバンクでいけるところまで出世してやるという想いは人一倍強くなったと考えています。【参考】最後に筆者は自他共に認めるミーハーな就活生であったために、ろくに自己分析せずに憧れの業界を受け、結果として一度自らの首を締めることになってしまいました。余計に説明会に足を運んだりと、卒論などでも忙しい大学4年生の期間を無駄にしてしまった部分もあると反省しています。この記事が「自己分析はやらなきゃいけないけど時間がなくて後回しになっていた就活生」や「とりあえず大手にいきたいミーハーな学生」にとって警報を鳴らす内容であることを願っています。【関連記事】 292,652 views

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