銀行員1年目が考える「銀行内定者の配属(勤務希望地)はどうするべきか?」

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最終更新日:2023年10月19日

銀行員1年目が考える「銀行内定者の配属(勤務希望地)はどうするべきか?」

こんにちは。以前にunistyleでインターンをしていた、都内支店勤務の銀行員1年目です。

入社してはや4ヶ月が経ち、仕事にも慣れてきました。一年前の今頃は暑い中会社を駆けずり回って面接していたことが懐かしく感じられます。さて、内定が取れれば次は懇親会、そして配属面談と、忙しい日々が思い起こされます。

本日はちらっと触れた配属面談について書いてみたいと思います。銀行員として働いていて感じるところは、初期配属って本当に大事だなということです。支店で楽しそうにやっている同期もいれば、会う度に死にそうな顔をしているやつもいます。

そこで本日は自らの経験も活かして参考までに、どのような人物が都内もしくは地方に向いているのか「人気企業内定者に共通する、企業に伝えるべき5つの強み」を引き合いに出しながら考えることや、筆者自身は勤務希望地についてどのように話したかについて紹介します。

本選考とインターンの締め切り情報

大前提:学歴は超大事

まず大前提なのですが、銀行という会社では学歴は超大事です。

学歴によって希望の通りやすさが変わってくるといっても過言ではないと考えています。そもそも配属面談では北海道・首都圏・近畿など広い範囲での希望しか出せず、首都圏でも千葉や栃木になることもあります。

イメージとしては、高学歴の内定者が首都圏を希望すれば東京23区のどこかに配属されるとすれば、そうでない学生は東京の市、もしくは都外に配属されている感じです。高学歴の内定者のプライドを潰さない、うまい仕組みになっているなと感じますが、問題は配属された支店でうまくやっていけるかということです。

他にも学歴が効いてくる場面はたくさんあるのですが、それはまたの機会に。

筆者が配属面談で話したこと

では、筆者はどのように配属面談で話したのか。

聞かれることは就活の面接時と同じで、どこの配属を希望しているのか・将来どんな銀行員になりたいか・どんなことをやりたいかということです。当時は単に出世できそうだから、ということで都内の方が絶対いいでしょ、としか考えておらず、

「優秀な行員が集まり、色々なタイプの銀行員がいる都内で働きたい」というロジックで話したことを覚えています。そこまで良くもなく悪くもない学歴だったので、それが希望として通り、都内の支店で働いているわけですが、今現在周りの同期を見ていると、これは危険な賭けだったと痛感しています。都内と地方では働き方のスタイルが異なり、人の適性によって成長度合いに差がでると感じているからです。

それでは本題の、「人気企業内定者に共通する、企業に伝えるべき5つの強み」を引き合いに出しながら、成長を願う銀行員の「勤務希望地ロジック」を紹介します。

「価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる」→全行員マスト

他の会社でも必要な強みだと思うのですが、銀行という会社で働いていく中では本当に大事です。融資するとなっても振込を頼まれても、それを実行するのは担当者でなく事務の女性だったりします。立場の異なる人を蔑ろにして働いていれば必ずツケが回ってくると考えてください。

「個人として努力し、成果をあげることができる」特化型→首都圏配属を志望すべし

内定者時代に「人気企業内定者に共通する、企業に伝えるべき5つの強み」で挙げられる「個人として努力し、成果をあげることができる」ことをアピールしていた内定者は、都内の支店に適性があると思います。なぜならば、都内の支店というのは優秀な行員が集まっている分、彼らには大量のタスクが与えられています。

ということはどうなるかというと、そんな優秀な行員は大学生に毛が生えた程度の新入行員を教育している暇はありません。新入行員は彼らの背中から自分なりに学び、成長することを求められます。(要するに放置プレイです)何でも自分で考えて行動して成果を出したいと思っている方や、自分で今やるべきことを考えながら生き抜いてきたという方にはおすすめです。

配属面談では「優秀な行員の背中を追いかけながら、初期配属で自分のモデルとなる銀行員像を確立したい」と話すと良いのではないでしょうか。他にも1年目のうちには研修の中で社内テストや資格試験があるのですが、都内の支店ほど点数が悪いと詰められる傾向にあります。

放置プレイされている中で先の勉強を進めているうちに、銀行員として必要なスキルが身につくことを考えれば、詰めるのはごく当然のこととも捉えられますので、個人として努力できるのは都内配属において特にマストです。というか詰められるということは上席がテストを重視している→その後のキャリアに響くと考えてください。

一方で、放置プレイの現状に満足してあぐらをかいていると、自身が担当先を持った際に死ぬほどキツイとのことなので、それを覚悟して都内配属を希望してほしいものです。もちろんのことですが、地方配属を希望する上でも必要なのは留意しておいてください。

「個人として努力し、成果をあげることができる」+「関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことができる」→地方を希望すべし

地方だと、この強みの両方を持ち合わせている内定者が活躍する土壌が整っていると思います。というのも、地方だと1年目から地元の有力企業を担当させてもらったり、普通は都内の支店の同期が支店の去り際3年目に経験するようなことまで任されたりと裁量が大きい場合が多いです。

地方では地銀が幅を利かせ、メガバンクでさえ知名度ではそうでもない中、担当先からニーズを引き出して解決に導くことができるというのは、その後のキャリアにも良い影響をもたらすのではないかと思います。

一方で、これは裏を返せば武器を持たずに戦場へ放り込まれることと同義といってもおかしくないので、副次的に「個人として努力し、成果をあげることができる」ことも求められていると言えます。あくまで個人的見解ですが、若手のうちに同期と差をつけたいと思っている内定者は、地方の方が向いていると思います。

しかし、この希望はハイリスクハイリターンだと思っていて、仕事の多さや裁量の大きさに圧倒されて仕事ができない烙印を押されるとその後のキャリアで都内に戻ってこられない場合が多いです。この点には留意してください。

地方に行きたいと言って、それが通らなかった同期を聞いたことがないので、「都内ではできないような裁量を持って仕事をすることや、新天地で自分の力を試したい」というような野望を面談で披露すればいいのではないでしょうか。

「今までにない仕組みや企画を提案し、周囲の協力を得た上で実現することができる」「リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができる」は?

上記が活きてくるのは、どちらかというと3〜5年目のちょっと経験を積んでいる銀行員、それ以上の管理職、支店から栄転して本部に異動した銀行員ではないかと考えています。

「今までにない仕組みや企画を提案し、周囲の協力を得た上で実現することができる」であれば、銀行のスキームだけではお客様のニーズに答えられないとき、例えば事業承継や遺言・信託など、銀行の子会社の社員を連れて提案しにいくといったときに効いてくるのではないかと思います。

「リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができる」も、個人成果が求められがちな若手よりも、若手にいかに成果を出させるかを求められる管理職になってからの方がこの強みは活きてくると考えられます。

最後に

筆者は、最初に都内の大きな支店に配属されたものの、そこであまり成果を出せず、「偏差値バカ」と揶揄されたり、くすぶっていると上下からからかわれたりする方を知っています。また、地方配属で裁量が大きいあまりさばききれず、担当先を持っていない1年目にして研修で会う度に顔色が悪くなっていく同期も知っています。

内定者の皆さんにお伝えしたいのは、支店の規模や配属地というのは運要素がありながらも、本当に大事だということです。

これから配属面談を控える銀行内定者の皆さん、自分がこの先続く銀行員人生でどのようなキャリアを描きたいのか、よく考えて面談に臨んでください。 

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費やします。一方、そのようなゼミで忙しい学生に限って、サークルなど他のことを疎かにはせず、自分で時間を作りだしてうまくスケジュールをやりくりしているケースが多い印象があります。就職活動中にも、スケジュールを確保しつつ限られた時間内で行動量を増やすことは重要であり、優秀ゼミの学生の多くがそれができる素質を持っていることも一因だと思います。参考:優秀ゼミが就活でも強い理由5:努力ができる主体性を持った人材が育ちやすい個人的にはこれが最大の要因ではないかと考えています。就職活動では自身の過去の経験に基いて質問が投げかけられることが多いのですが、ゼミという一コミュニティーでの活動を意欲的に取組み、その環境で努力し(エグっ)ている人はそうでない人より魅力的に感じられるのは自然な捉え方だと思います。また、課題の多さや共同論文の執筆といった活動が目立つゼミでは、何らの形でゼミ全体として成果を残そうとしているところが多い印象があります。一人ひとりが自身の役割を明確にして、ゼミという組織に対してどう貢献できるかを考え、それに対して主体的に行動できる。この素質は仕事をしていくうえでも重要であるため、学生時代から組織のメンバーとしての役割を果たす経験をしてきた人は就職活動でも評価されやすいと考えています。また、人気ゼミの話からはやや逸れますが、"あえて"ゼミに入らない層も就職活動で強い傾向にあると考えています(勉強したくないからといった理由は別です)。実際多くの学生が「みんなが入るから」「就活での学業のネタ作り」程度の理由でゼミに入るという選択をしており、そのような何となくの選択よりも在学中に打ち込めるものがある人は評価が高まりやすいでしょう。では、倍率の高いゼミに振り込むべきなのか?このような話をしていると人気ゼミに入るインセンティブが働いているような気がするのですが、多くの大学・学部では全員が希望したゼミに入れるわけではないと思います。当然人気ゼミは入ゼミ倍率が高く、場合によっては一度・二度と落ちたらほとんど"いい"ゼミが残っていない、もしくはそもそもゼミに所属できない"ノンゼミ"状態になってしまうというところもあるでしょう。では、そのリスクを負ってまで倍率の高いゼミに振り込むべきなのか。もちろんそのゼミに対する思い入れも含め人それぞれといってしまえばそれまでですが、筆者は自信が無ければ高倍率のゼミは避けた方が無難というスタンスを取っています。人気ゼミを避けた方がいいケース1:ゼミ試験の"採用基準"の曖昧さ入ゼミ試験であれ採用試験であれ、受け入れる側は採用基準を設け入ゼミ/入社の可否を判断しています。もちろん企業の採用基準はそれぞれなわけですが、総合職に求められる素質はある程度共通しており、一社内定した人が次々と他社の内定を勝ち取っていくということが往々にしてあります。新卒採用担当の方の話を聞くと、外資系コンサルや外資系投資銀行の内定を持っているような優秀な学生が欲しいということをよく聞きます。このように他業界で評価された人材であれば優秀なはずとして、内定があることをさりげなく伝えると高く評価されることがあります。参考:一方、営利団体である企業とは異なり、目標やゼミとしての成功に対する考え方はそれぞれであることから、採用基準が満たせるかどうかはより運要素が強いと考えています。そもそも、「女子だったら全員合格」「〜〜団体に入っていればコネで絶対に入ゼミできる」といったように、就職活動ではまずあり得ない採用基準を設けているところも多いと思っています。対策してもどうしようもない要素が多いぶん根拠なしに高倍率のゼミに振り込むことはリスクが高い選択と言えるでしょう。参考:人気ゼミを避けた方がいいケース2:「どのゼミか」よりも「ゼミに入っているか」所属ゼミについては就職活動でエントリーシートでも書く欄があることは多いのですが、そのゼミ名自体で評価をしている企業はほぼないと言っていいと思います。先述した小林ゼミぐらい有名になれば何か有利に働くことはもしかしたらあるかもしれませんが、基本的にゼミ名が採用に直結するということはありません。それよりも、所属ゼミ欄が空欄だと面接でそこを突っ込まれることがあります。人気ゼミに入っているというプラスよりもゼミに所属していないというマイナスの方が大きかったりもします。もちろん、ゼミに所属していない理由を採用側が納得するよう説明できれば問題はありません(ゼミに所属していることがスタンダードだという捉え方にもやや問題がある気もしますが)。人気ゼミを避けた方がいいケース3:生存者バイアスに基づくアドバイス人気ゼミに所属する先輩から入ゼミについてアドバイスを求めると、「倍率なんか気にせず入りたいゼミを受けなければ後で絶対後悔するよ」といったように、高倍率でも気にせず受けることを勧める人の方が多いと思います。しかし、こういったアドバイスはあくまで入ゼミ試験を突破したもの、すなわち生存者バイアスに基づくアドバイスに過ぎないという事実は認識しておくべきでしょう。ゼミ員からすれば志願者を増やし自分が所属するゼミをより人気にしたいと考えるでしょうし、アドバイスされた人が仮にゼミ試験に落ちたとしても何か責任を問われるというわけではありません。「誰が」そのアドバイスを述べたのかを相手方の立場・意図に沿って把握することはゼミ試験に限らず就職活動でも重要です。アドバイスを鵜呑みにするのではなく、あくまで参考として自分の頭で考えるためにも、特にこの生存者バイアスについては認識しておくべきだと考えます。最後に所属するコミュニティーは就職活動結果に影響を与える面は多いのですが、先述の通り「このコミュニティーに所属していれば即内定」ということはほとんどなく、過度にそれを気にし過ぎることは無いと思っています。ゼミであれ企業であれ、「どこに行くか」以上に「そこでどう活躍していくか」という方が大事だったりもするため、結局は自分自身の行動次第でよりよい結果に導くことは可能です。本記事を皆さんのゼミ選びの考え方として役立てていただければと思います 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現役行員が語るメガバンクの2年目行員の特徴 現役行員が語るメガバンクの2年目行員の特徴 こんにちは、16卒の都内メガバンクに勤務している者です。就職活動生に(なぜか)人気のある銀行業界ですが、メガバンクで勤務する人間が日頃どんな業務に従事しているのか、周りの同期の働きぶりはどうなのか、気になったりすることはありませんか?「OB訪問しているからそんなことは知っている」という方もいらっしゃるかもしれませんが、1学年で500人近くいる銀行員に数時間インタビューしてわかることはたかが知れているという考え方もあると思っています。そこで今回は、メガバンク2年目の行員の実態をレポートしてみたいと思います。仕事が楽しいと公言している同期は2割もいない500人同期がいれば色々な人がいるわけで、既に1割以上辞めました。ちなみに、仕事が楽しいと公言していたり、日々の仕事ぶりをいきいきと語る同期は肌感覚で2割もいないかなというのが印象です。研修で近況報告し合ったりすると、支店でのきつい仕事ぶりに「早く本部にいきたい」と泣き言を言っている始末。日々の業務に忙殺され、就職活動の時の勇ましさや夢はどこにいったのかという人が多いという印象を受けます。余談ですが、支店削減の時代の潮流から、以前よりも本部への希望を出すと通りやすい傾向にあるようです(きつい仕事から逃げた方が本部の仕事で結果を出せるのかは疑問ではありますが)。2年目までにFP2級必達など、各年次で絶対に取らなければならない資格やテストがあるのですが、1年目終わり頃から先頭集団に離される人達が現れ始めます。テストが悪くても営業成績が良ければ問題ないじゃないかと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、銀行の場合テストや資格で良い成績を修められる実力があって初めて実績を残せる場合が多いので、その点誤解はされないほうが良いと思います。参考:ひたすらノルマ達成のためにつめられるどのメガバンク、支店もそうだと思いますがノルマ達成に対する上司のこだわりが半端じゃないです。「数字が上がるまで帰ってくるな」とか平然と言われたりします。すごく凹んでいる机や壁があったりする支店もあります(なぜそうなっているのかは想像におまかせします)。実績はグラフで掲示される支店もあるので、数字が上がっていない人は居心地が非常に悪くなってしまうという事態も発生します。そんなわけで、鬱で辞めていく人も一定数います。ちなみに、ノルマを達成しても褒められたりせず、というかやって当たり前という雰囲気すらあるので、「自分は何のためにこんなに頑張っているのか」と目的を見失ってしまう若手もいます。新規営業をしている2年目が多い貸出や運用提案など基礎的な研修は1年目に受講し終わるので、2年目の行員は支店周辺の会社の飛び込み営業をしているケースが多い印象です。既存取引先もケアするのですが、現在のトレンドとして企業は内部留保を溜め込む傾向にあるので、恒常的に資金需要があるわけではありません。新規営業は30社回ってその中で1社でも担当者と会えれば運がいいと言われるので、ここでも心を折られる若手が出現します。昔は夜11時頃まで働いていた時代もあったようですが、現在は三六協定の遵守が求められるので、1ヶ月の残業時間は45時間以内(=1日多くても2時間程度しか残業はできない)となります。限られた時間の中でどれだけ多くの会社を回れるかが肝要になっています。結婚した同期など各諸比率生き急いでいる同期はごく少数で、同期550人のうち結婚した同期2%、子どもが生まれた同期1%程度です。結婚内定だと2割くらいな印象です。支店では定期的にゴルフコンペがあるので、ゴルフを嗜む同期は9割程度と圧倒的です。取引先と接待ゴルフに行くケースもあるので、上に上がれば上がるほどゴルフの腕を上げる必要があるとも言い換えられます。最後に筆者としてはノルマ達成のためにどう行動するか考えるのは苦ではないので、銀行の仕事はやりがいがあると感じています。それ故に、同期の話を聞いたりすると違和感を感じたりもします。そのような事態を生じさせる根本的な要因の一つは、就職活動時代に銀行の仕事を見極めきれなかったことではないかと思います。楽な仕事では決してないですし、辛い局面も頻繁にやってきます。だからこそ得られるやりがいも大きいと思います。これから銀行業界を目指す就職活動生の皆様はその点を認識したうえで、今後の活動に励んでいただければと思います。photobyKevinGill 30,510 views
元新卒採用担当が見た、絶対に就活に落ちる学生の行動 元新卒採用担当が見た、絶対に就活に落ちる学生の行動 この記事を見ているということは、おそらくこれから就活の選考をひかえている、もしくは既に一度選考に落ちた方だと思います。「エントリーシートや面接では採用側から何を見られているのだろう?」「面接では何をアピールすればいいかな」「この間落ちた理由はなんだろう?」わからないことがあると、とにかく不安で仕方ないですよね。そんな貴方に朗報です。この記事では元新卒採用担当である筆者が、「選考で落ちないようにするには何に気を付けたらいいか」を自らの経験をもとに解説していきます!こんな方にオススメ・これから選考を受ける予定の学生・既に選考を受け、落ちた学生本記事の構成筆者のプロフィール元新卒採用担当が出会った「誰が見ても落ちる学生」5選企業が求める採用したい学生とは各選考で採用側が見ていることこれをやったら落ちる!一発NGな行動まとめ筆者のプロフィール・性別:女・前職:新卒採用担当。ベンチャー気質な企業で営業職の採用担当をしていました。・現在:unistyleライター。前職での経験を活かして就活についての情報をお届けしています。元新卒採用担当が出会った「誰が見ても落ちる学生」5選大前提、これをすれば必ず受かるという方法はありません。企業によって、どのような特性を持った学生が欲しいかも違いますし採用担当によっても判断基準は異なるからです。しかし、これをやってしまったら必ず落ちるという特徴は存在します。その特徴を以下にまとめます。質問の回答になっていない出来事やステータスだけを話し、自分の考えはアピールしない相手の表情や反応を見ずに自分の意見を突き通す本当に興味ある?質問すらしないESがしわくちゃ!読めない上記各項目について詳しく紹介していきます。質問の回答になっていない面接官からの質問に対しての回答になっていない学生は思った以上に多かったです。例えば、面接官が「ゼミでは何を学んでいるのですか」という質問をしたのに対して、「私のゼミは倍率が高く入るのにとても苦労しました!」等・・・・このパターンの学生は、質問内容から頭の中で連想をしてしまいアピールポイントを先に話してしまっているのだと思われます。ある意味頭の回転が速いとも言えるのでしょうが、この場合面接官が知りたいのはゼミの倍率でもなければ頭の回転の速さでもありません。質問に沿った回答ができないと当然面接官からの印象はよくないです。出来事やステータスだけを話し、自分の考えはアピールしないこれもとても多かったです。高学歴で、部活やサークルのリーダーポジションにいて、スポーツが強くて、資格をたくさん持っていて・・・たしかに素晴らしいのですが、それだけを話しても面接官の心には響きません。何故なら、面接とは相手の内面を見るために実施しています。経歴や資格、実績は履歴書だけでもわかります。面接官はその学生がどのように考えながらその目標に向かって努力をしたのか。その過程で何を乗り越えたのか、等の過程の部分を知りたいのです。実績を語った後に面接官から深堀をされて黙ってしまったり薄い内容で回答した学生は落とされてしまっていました。相手の表情や反応を見ずに自分の意見を突き通す「熱量あります!やる気あります!私はこんなにすごい学生です!自信あります!」と、猛烈なアピールをしてくれる学生もいました。自信があることも熱量をもって選考を受けてくれることも企業側としてはとてもありがたかったですが、面接の最後の質疑応答時間を当初予定の30分ほどオーバーして彼は同じ発言を繰り返していました。そしてそのアピール内容もとにかく抽象的で勢いで熱をぶつけてくるだけでした。「私なら御社の営業マントップを狙えます!私はすごいんで!!!!」個人的に根拠のない自信はとても大事だとは思っていますが、面接でのアピールは具体性もとても重要です。本当に興味ある?質問すらしない反対に、熱量が全く感じられない学生もいました。面接の回答もスムーズ。ただ話が広がらない。面接官が質問したら最低限聞かれたことしか答えない。例えば「大学では何を学んでいるのですか」に対して「経営学です」のみの回答。もちろん聞かれていないことを答えすぎても良くないのですが、「経営学を専攻しています。現在の企業における最適な人的資源管理についてを研究するゼミに所属しています」くらいは欲しいです。最後の質疑応答でも質問せず、本来面接時間を1時間設けていましたが15分ほどで終了。速攻不合格判定を出されていました。ESがしわくちゃ!読めない信じられないですけど本当にいました。一体なにがあったの?!というくらい、しわくちゃなESを提出してきた学生。程度でいうと、一度丸めたあとにキャッチボールでもしてから広げたんか・・?ってレベルです。当然文字は霞んで読みにくいですし、汚れも目立ちました。証明写真だけはきれいだったので丸めた後に貼ったのかな。ESで落とすということは本来していませんでしたがあまりに印象が悪く、面接官は面接前からやる気をなくし、その学生は当然不合格となりました。企業が求める採用したい学生とはでは、企業が採用したい学生とはいったいどんな学生なのでしょうか。その特徴を以下にまとめ、詳しく説明していきます。募集職種において成果を出せそうな学生一緒に働きたいと思える学生社外への印象がよさそうな学生募集職種において成果を出せそうな学生特技や強みの内容が応募した職種に活かせそうな内容だとポイントが高いです。集中力があり細かい作業が得意なら事務職とか、向上心がありコミュニケーション能力が高いなら営業とか。大体選考前に欲しい学生の特性は決まっていてそれに沿って面接を行う企業が多いです。また、ガクチカの内容が特技や強みと一貫性があるとさらに印象がいいです。特技や強みを実際に活かした経験としてアピールできます。企業側もガクチカの内容から実際に入社した姿を想像することができます。一緒に働きたいと思える学生新卒で入社する場合、特に入社直後は上司から業務を教わる機会が多くあるはずです。教わる際、ひねくれた考え方をせず、素直でいろいろなことを実践していける人はいろいろなものを吸収します。企業側は素直でまっすぐでやる気のある人柄を求めています。社外への印象がよさそうな学生お客様と関わりがある職種は特に、外からの見え方が重要です。最低限のマナーや言葉遣い、清潔感などが身についており社外の方の前に出て恥ずかしくない人間を求めています。各選考で採用側が見ていることES・志望動機の妥当性・資格の有無・学歴面接・挨拶・服装の清潔感・声のトーン、大きさ、話すはやさ・今まで頑張ってきたことの過程・コミュニケーションが円滑にとれるかES・志望動機の妥当性ESで最も重要な内容です。何故たくさん業界・職種がある中でこの業界・職種なのか。自分の強みや経験から志望動機につながるような根拠のある文章が求められます。志望動機の書き方については以下の記事も参考にしてみてください。関連記事・資格の有無職種によっては、資格が必須となる場合もあります。そういった場合は募集要項の応募資格に必ず記載があるはずなので確認してから応募するようにしましょう。・学歴企業によっては学歴を見ているところもあります。今更どうしようもない部分ですが事前に学歴フィルターがある企業ということがわかっているなら何か対策をしないと受かることは難しいでしょう。面接・挨拶人の第一印象は3秒で決まるといわれているように挨拶の時点から面接ははじまっています。笑顔ではっきりと挨拶するようにしましょう。・服装の清潔感服装も第一印象の一種です。しわや汚れの目立たないように整えていきましょう。企業側は同じようなスーツを着た学生を何人も見ています。その分汚れなどのマイナス要素があった場合は目立ちやすくなります。・声のトーン、大きさ、話すはやさ話している内容と同じくらい重要なポイントです。話し方ひとつで人柄のイメージが決まってしまいます。明るい声色ではきはきと話しましょう。一度録音をしてみて聞いてみるのも手です。修正ポイントがあれば直していきましょう。話すはやさについて、人は自分が思っているより早口で話してしまっているものです。適切な話す速度は1分間に300文字程度。相手が聞き取りやすいはやさを心がけましょう。・今まで頑張ってきたことの過程勝敗を決めるスポーツの大会などは結果が大事ですが、面接では内面を見ているので過程を確認することが多いです。目標に向かってどのような努力をしたのか、どのような気持ちで挑んだのか、工夫したことは何か、大変だったことは何か。そういった部分を、募集職種に活かせそうな内容をピックアップしながら話せるようにしましょう。・コミュニケーションが円滑にとれるかコミュニケーション能力は多くの企業で重視されます。営業職のような社外へのかかわりが多い職種だけでなく事務職のような内勤職も普段から社内の人間とコミュニケーションをとります。それを踏まえて問題ないレベルのコミュニケーションがとれるかは見られる要素です。これをやったら落ちる!一発NGな行動ES・しわくちゃだったり誤字脱字が多い・志望動機や、自己PRの質が悪い・学歴や資格が条件に到達していない面接・質問に対する回答になっていない・職種・業界が同じ会社でも代わりがありそうな志望動機・会社そのものに対する志望熱量が大きすぎる・ガクチカの内容において、ただ行ったことのみを話す・最後の質疑応答で何も聞かないES・しわくちゃだったり誤字脱字が多い先ほど紹介した体験談にもありましたが、ESが汚いのはESで選考を設けていない企業であったとしても一発NGです。ESは企業へ志望度をアピールする最初の工程。面接前から悪い印象がつくと挽回は難しいでしょう。また、誤字脱字についても印象が悪いです。・志望動機や、自己PRの質が悪い文章力がなさすぎて伝えたいことがわからなかったり極端に短いと印象が悪いです。面接で挽回できる可能性もありますがES選考がある場合は落ちます。文章で伝えることも心がけましょう。・学歴や資格が条件に到達していない企業によって応募条件を設けているところも多いので事前に確認しましょう。面接・質問に対する回答になっていない質問をされた際にその質問に対する返事になっていない回答をすることはNGです。回答時に「ということはこういうことですか?」等と面接官から誘導されたら回答内容が適切ではなかったということです。何度も繰り返すと落ちます。質問に回答する前に、一度情報を頭で整理してから結論ファーストで発言するようにしましょう。・職種・業界が同じ会社でも代わりがありそうな志望動機その企業ならではの内容を含めた志望動機にするべきです。最初から含めて話せればなおいいですが、「それってうちの会社じゃなくてもいいよね」と言われてしまった際の切り替えしができれば挽回は可能です。・会社そのものに対する志望熱量が大きすぎる反対にこの会社でなくてはならない!のパターンも意外と思われるかもしれませんが、落ちます。何故なら入社後にギャップを感じそうだからです。きちんと業界・職種に対する志望度も示しましょう。・ガクチカの内容において、ただ行ったことのみを話す面接官が知りたいのは「何故、どのように、どんなことを意識して取り組んだか」という学生の内側なのであって外側の肩書や活動内容ではありません。必ずガクチカを話す際には内側もセットにしましょう。また、アピールする自分の強みについてもガクチカの内容と一貫性を持たせましょう。ガクチカについては以下の記事も参考にしてみてください。関連記事・最後の質疑応答で何も聞かない質問がない=志望度が高くないと思われます。できる限り質問するようにしてください。業界が抱えている問題や時事などを交えて質問できるとなお印象がいいでしょう。事前の説明会などで情報が十分に集まっていてどうしても質問が浮かばない場合も、ただ質問はありませんと伝えるのではなく「説明会や資料などで丁寧に教えていただけたので不明点はありません。ありがとうございます。」等と伝えると興味を持っていることが伝わるでしょう。質問例については以下の記事も参考にしてみてください。関連記事まとめ今回は筆者の実体験をもとに就活中にしたらNGな行動を紹介しました。中には意外なものもあったと思いますが理由を読んだら納得いったはず。是非就活に役立ててください。紹介したNG行動はしないこと、​そして選考を受ける前に最低限以下を分析してESや面接の対策をすることが重要になります。・受けたい企業がどのような人材を求めているのか。・応募職種ではどのような能力が必要となるのか。・自分の強みや経験と上記がマッチしている部分はあるか。・上記を踏まえて自分はどのように企業に貢献できるか。面接対策について詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。面接完全攻略記事一覧面接とは(面接を課す意味・評価基準・面談との違い)面接の頻出質問一覧と回答例(志望動機・自己PR・ガクチカなど)面接の逆質問一覧(考える際のポイント・具体例)面接で必要なマナー(入退室・身だしなみ・メール・電話)面接の対策(一次面接・二次面接・最終面接・集団面接・WEB面接・ケース面接・圧迫面接)面接の練習(練習方法・ポイント)面接の準備(選考通過に向けた準備・当日に向けた準備)面接質問集(大手企業の面接で実際に聞かれた質問を厳選して掲載) 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就活エージェントのメリットとは?丨就職エージェント neo 就活エージェントのメリットとは?丨就職エージェント neo 就職活動においては、ある程度自分一人で何とかしようとする学生も多いと感じます。転職活動においては、転職エージェントに企業との選考スケジュール調整や職務経歴書(ESのようなもの)の添削などを依頼するのが一般的です。しかし、新卒の就職活動でエージェント系のサービスを活用している学生はまだまだ少数派だと思っています。就職支援サービスを活用すると、企業の紹介から各種選考対策まで一貫してサポートが受けられるので、それを知らずにいるとしたら非常にもったいないと感じます。本記事のコンテンツ・学生がメリットしか受けない理由・一人で悩む就職活動は終わり・最後に(※本コラムはネオキャリア就職エージェントのPR記事です)学生がメリットしか受けない理由就職支援サービスは、専任のエージェントが内定獲得まで一貫したサポートを行うもので、学生はすべて金額負担ゼロで利用できます。これは、新卒採用を行う企業から、就職支援サービス提供企業へ報酬を支払うビジネスモデルとなっているためです。就職支援サービス提供企業は学生に内定してもらわなければビジネスが成り立たないため、必然的に学生の適性をみて内定可能性の高い企業を紹介+選考過程での手厚いサポートを行うことになります。エージェントが紹介した企業のビジネスについては事前に説明してくれるため企業研究の手間がほとんどなく、ES添削・面接練習などのサービスも受けられることは学生にとって大きなメリットだと言えます。また、個別の選考フローの対策よりもさらに大きな枠組みで、どんなキャリアを歩みたいのか、自分はどのような仕事に適性があるのかといった相談にも乗ってくれることでしょう。一方で、三菱商事や電通など、自社単独で優秀な学生を集められるような企業を紹介してくれることは期待できず、紹介企業としては、事業は急激に伸びているなど優れた企業にもかかわらず知名度の低さのために優秀な学生を独力で集められずにいるようなベンチャー、中小〜中堅企業が多いと思います。また、エージェント経由で1社内定を得たときに、本当はさらに志望度の高い企業があるにもかかわらず一時の喜びから視野が狭まり以降の就職活動がおろそかになってしまわないように注意が必要だと言えるでしょう。このように注意すべき点はあるものの、学生にとって非常に有用なサービスだと感じます。ここまでの内容をまとめると以下のとおりです。メリット・自分に合った企業の紹介を受けられる・選考に向けたES・面接対策が受けられるデメリット・大企業はあまり紹介されない・内定を得た際にその後の就職活動が疎かになる人もいる多くの学生が利用するナビサイトはエントリーやセミナー予約のためのツールであり、就職支援サービスは内定可能性を高めるツールだと言えるでしょう。▼下記は大手就職支援サービスのネオキャリア就職エージェントで、早慶レベルの学生も利用しているので是非ご覧ください。一人で悩む就職活動は終わり就職活動をしていると、ESの書き方がわからない、面接の受け答えにもしっくりこない、そもそも自分の志向性もわからないなど、誰しも各フェーズで悩みがちだと思いますが、一つでも当てはまる学生は就職支援サービスを利用するべきだと思っています。紹介先企業のESについては随時担当のエージェントが添削してくれる上、面接対策も行ってくれます。志向性については、エージェントと話す中で企業選びの軸や自身の適性が見えてくることもあるでしょう。就職活動を始めたばかりの学生の視野は狭く、単なる憧れだけで受検企業を選びがちだと感じます。エージェントから様々な業界・規模の企業を紹介してもらう中で幅広い業界を見られるようになると、無内定のリスクを低減できるだけでなく、納得のいくキャリア選択ができる可能性も高まると思っています。各業界のいい面悪い面両方を踏まえた一段深い志望理由を用意する上でも、視野を広げることは重要です。また、「トップ企業を紹介してくれないから意味がない」と考える学生もいるかもしれませんがそんなことはなく、業界や企業規模にかかわらず評価される人材には共通項があるため、就職支援サービスの添削などを通して得た知見はトップ企業の選考でも活かせると思っています。参考:面接に慣れる意味でも、企業を紹介してくれる就職支援サービスは有用だと言えます。例年場数を踏まないまま志望度の高い企業の面接を受けて、結果玉砕してしまう学生も多くいると感じます。最終的にトップ企業から内定を得る学生でも面接に不慣れなうちはバンバン落とされます。自分ではそれなりに話が上手い方だと思っていたとしても、友人とカジュアルに話すのと初対面の社会人から評価されながら話すのとではまるで性質が異なるというのはよく意識すべきでしょう。最後に自ら主体的にOB訪問などを重ね万全の準備で就職活動を行い望む結果を手にする学生もいる一方で、悩んでしまってなかなか前に進めないという学生も多いと思っています。そうした学生にとって就職支援サービスは背中を押してくれるいいツールだと言えます。本記事におけるメリットをまとめると、・自分に合った企業の紹介を受けられる・幅広い企業を紹介されることで、より良いキャリア選択ができる可能性が増す・選考に向けたES・面接対策が受けられる・別企業の際にも活かせる添削・アドバイスを、選考を通じてもらえる上記について詳しく扱ってきました。また、高学歴な学生ほど就職支援サービスは不要と切って捨てがちかもしれませんが、もったいないと感じます。学歴はあくまでスクリーニング基準であり、ESを通過した段階で学歴の優位性はほとんどなくなります。その後の面接では場数も非常に重要なため、面接対策を行ってくれる就職支援サービスはやはり有用だと言えます。自分は他者の助けは必要ないなどと思わずに、最良の結果を得るためにも使える武器は使うべきでしょう。photobyU.S.Army 37,429 views

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