【国連、UNICEF、IMF】新卒では入れない国際機関への就職とは

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最終更新日:2023年10月19日

【国連、UNICEF、IMF】新卒では入れない国際機関への就職とは

こんにちは。

現在国内のメーカーに勤務しているYです。

今回は私がこれまで出会った方々から伺ったお話、調べた事、そして多分の主観を織り交ぜて、国際公務員として働く道について考えてみたいと思います。

本選考とインターンの締め切り情報

国際公務員って何?

そもそも、国際公務員とは何でしょうか。言葉だけ聞くと、それは何か大きな事をする仕事なんだろうなぁ、なんてイメージを持ちがちです。

国際公務員とは、端的に言えばいわゆる国際機関で働く人たちの事を指します。公務員というくらいですから、そこにNGOなどは含めません。具体的に言えば、国際連合(UN)、より広くは国連システムの中に属しているいずれかの組織で働く者が国際公務員となります。

組織としては例えば、国連事務局、国連児童基金(UNICEF)、国連開発計画(UNDP)、世界保健機関(WHO)、国際通貨基金(IMF)等々があります。

上記の組織を眺めても、国際公務員と言っても実に多様な選択肢が有る事が分かります。この多様性が国際公務員の実態を分かり辛くさせている一因かもしれません。

しかし、その内実は其々の分野で高度な専門性を持った、プロフェッショナル集団と言えます。(国連の採用枠には、一般職と総合職の括りがあり、本稿で対象とするのは、専ら専門職です。)

そして大きな特徴として、終身雇用ではなく各ポストに2~3年の任期が設定されており、常に次のポストを探し続ける必要がある、という点があります。

国際公務員に必要な3条件

国際公務員≒国連職員を目指す上で満たすべき条件として下記の3つがあります。

1.修士号以上の学歴を有すること
2.応募するポストと関連する分野で2年以上の職務経験が有ること
3.英語またはフランス語で職務追行が可能で有ること

1,2については、国連職員は専門家集団である為、日本的な新卒という考えはなく、必要とされるのは常に専門家です。専門家としての要件として、学士ではなく修士、関連分野での2年以上の職務経験が求められています。

加えて、国連公用語の中でも頻繁に使われる英語もしくはフランス語で職務追行に問題ないレベルの語学力が必須です。(組織・ポストによっては、スペイン語等が必須とされる場合もあります。)

国際公務員へのキャリアパス

国連に勤務する為には、原則国連事務局、若しくは各組織から発表される空席情報に自ら手を挙げて、ポストを獲得する必要があります。その他にも下記の方法等があります。

・外務省が主催するJPO(Junior Professional Officer)として各機関に派遣後、国連職員として働きつつポストを探す
・国連事務局YPP(Young Professional Program)試験を受験する
・各組織が行う採用プログラム、ミッションへの応募

其々の選択肢で、求められる条件は違ってきますが、YPPを除く多くの方法では②で挙げた3条件が求められます。(YPPの場合、学士号でOKです。ただし、YPPは狭き門で、2012年度の実績として応募者41,023名、筆記試験対象者4,587名、面接対象者180名というデータが有ります。)

現在国連で働かれている日本人の4割はJPO経験者という事を考えると、JPOでの採用→公募ポストへの応募&採用という道が国連への道としては可能性が大きいようです。

ファーストキャリアをいかに選ぶべきか

では、国際機関で働く為のファーストキャリアとして、どこを選ぶべきなのでしょうか。

これは自身がどの様な分野でポストを見つけたいかに依ります。主な専門分野としては、次のものが挙げられます。

・開発、人権、人道、教育、保健、平和構築、モニタリング評価、環境、工学、理学、農学、薬学、建築、防災、人事、財務、会計、監査、総務、調達、広報、渉外、IT、統計、法務等

ご覧の様に、羅列しただけでも非常に多岐にわたる分野があります。この中から自分はどの様な専門をいくのかにより、ファーストキャリアも自ずと見えてくるのではないでしょうか。

ここでは更に現在国連で務められている方の具体的なキャリアパスを例示してみます(各情報は外務省及び国連フォーラムウェブサイトより)。

・Aさん
21歳:仏の大学に1年の交換留学→22歳:国内大学の商学部経営学科卒業→23歳:仏の大学にてMBA取得→24歳:会計事務所勤務→26歳:NGO活動参加後、インドネシアに半年滞在→27歳:民間企業2社勤務→29歳:米国公認会計士試験合格、JPO試験合格→30歳:WFPにJPOとして派遣(財務官)

・Bさん
国内大学卒業→外務省入省→米大学にてMA(政治学)取得→シンクタンク勤務→国内大学院博士課程→UNアフガン支援ミッション(分析官)

今、何をすべきか

前の項で明らかな様に、国際公務員に成る為には決まった道はなく、唯一の正解は無い、と言えます。

ではそんな中で今何をすべきなのでしょうか。

第一に、語学力です。日本で教育を受けた場合、少なくとも英語は6年~10年間学んでいます。

ただ、職務追行可能なレベルの英語力が学校教育だけでは尽きません。よって留学等を通して、仕事をする上で問題の無い英語力を身に着ける必要が有ります。

参考までに、JPO合格者の方々はTOEFL-iBTにて平均で100点以上を獲得されているそうです。これに加え第二外国語としてフランス語などを学ぶ必要が有ります。

第二に、専門分野です。

自分が国連で何をしたいのか、そしてそれは国連でなければできないことなのか、どの様なキャリアパスを選ぶかを考えなければなりません。

例えば、建築の分野で働こうとする時に、MBAを持っていても大きな価値はありません。常に求められているポストで価値のある経験、学歴を提示し、自分が誰よりもその職に適することをアピールする必要があります。

第三に長い目でのキャリア、人生において国際機関で働くことをどう位置付けるかです。

これは先に述べた事とも関わりますが、国際公務員の任期は常に決まっており、その後のキャリアの保証は有りません。常に次のポストの事を考える必要があります。

また危険地域での職務となる時、家族を連れていけない場合が多々あります。他にも、ポストの状況によっては転勤が多いため、結婚生活の維持が難しい例も多く見られます。

以上の事を十分に考え、準備し、その上で尚国際機関で働くことを志す人に、国際公務員の道は開けるのでは無いかと思います。

最後に

国際公務員になるためにどのようなことが必要か理解できましたでしょうか。

新卒で入ることが出来ないため、目指している方はファーストキャリアを含めてしっかりとした対策が必要です。

自分の身だけでなく、家族を含めて考える必要がある大変困難な職業ですが、それに見合うだけのやりがいはあると考えられます。

国際公務員に少しでも興味がある方への参考になったら幸いです。

【参考資料】
・外務省国際機関人事センター『国際公務員への道 JPO派遣制度』外務省、2014年。

 

・国際機関人事センターニューヨーク支部『国連機関への就職 国際公務員就職ガイダンス資料 (2014 年版)』国際機関人事センター、2014年。

国連フォーラム

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【25卒向け】7月(後半)にエントリーの締切を迎えるサマーインターンまとめ 【25卒向け】7月(後半)にエントリーの締切を迎えるサマーインターンまとめ 本記事ではサマーインターンシップを検討している25卒就活生に向け、7月にエントリー締切を迎える企業を紹介します。インターンシップは本選考に向けた経験が身につくだけでなく、インターンへの参加が本選考のフローに直接影響を与える企業もあります。参考注意点情報の精度には最大限注意していますが、本記事の掲載情報には誤りがある可能性があります。本記事の掲載情報だけでなく、必ず"各社から発表されている一次情報"を確認していただくようお願い致します。7月(後半)にサマーインターンのエントリー締切を迎える企業※締切日順に掲載7月15日清水建設7月17日西日本旅客鉄道(JR西日本)北陸電力三菱UFJリサーチ&コンサルティング7月18日コーエーテクモホールディングス三菱UFJ銀行野村證券7月19日博報堂・博報堂DYメディアパートナーズ7月20日日清食品ユニ・チャーム7月23日日本製鉄(新日鐵住金)東海旅客鉄道(JR東海)7月24日野村證券7月25日野村證券フジテレビジョン7月26日全国共済農業協同組合連合会(JA共済連)オービック博報堂・博報堂DYメディアパートナーズ7月30日三菱自動車本田技研工業(ホンダ)東北電力7月31日アサヒ飲料日本郵政グループ日産自動車三井住友銀行(SMBC)みずほリサーチ&テクノロジーズ【エントリーはこちらから】7月後半の締切企業一覧本記事を読む前に以降の会員限定コンテンツでは、各社のエントリー締切日に加え、"本記事からのマイページ登録・各社の企業研究ページへの遷移"が可能となっています。まだ会員登録をされていない方は会員登録をしていただき、本記事をより効果的に活用して下さい。清水建設【対面型】不動産流通業界インターンシップ~夏の陣~■応募期限:7月15日(土)15時まで■開催日程:8月〜9月インターンへのエントリーはこちら清水建設志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちら清水建設の企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちら西日本旅客鉄道(JR西日本)5DAYSインターンシップ■応募締め切り:2023年7月17日(月)■開催日程《電気》《車両》《土木》《建築》《事務・創造》◎共通プログラム2023年8月17日(木)~18日(金)10:00~17:00(予定)*WEB開催各回40名程度2023年8月21日(月)~22日(火)10:00~17:00(予定)*WEB開催2023年8月24日(木)~25日(金)10:00~17:00(予定)*WEB開催2023年8月28日(月)~29日(火)10:00~17:00(予定)*WEB開催2023年8月31日(木)~9月1日(金)10:00~17:00(予定)*WEB開催◎系統別プログラム・電気2023年9月20日(水)~22日(金)10:00~16:00*大阪付近30名程度・車両2023年9月6日(水)~8日(金)10:00~17:00(予定)*大阪府周辺各回25名程度2023年9月13日(水)~15日(金)10:00~17:00(予定)*大阪府周辺・土木2023年9月6日(水)~8日(金)10:00~16:00*WEB開催各回30名2023年9月20日(水)~22日(金)10:00~16:00*WEB開催・建築2023年9月6日(水)~8日(金)9:00~17:45*大阪開催20名程度・事務・創造2023年9月11日(月)~13日(水)10:00~17:0030名程度《運輸》【第1回】2023年9月4日(月)~8日(金)9:00~17:45(休憩含む)各回20名程度【第2回】2023年9月11日(月)~15日(金)9:00~17:45(休憩含む)インターンへのエントリーはこちら1DAYインターンシップ■応募締め切り:2023年7月17日(月)■開催日程《電気》2023年9月16日(土)10:00~16:00*WEB開催各回30名程度2023年9月23日(土)10:00~16:00*WEB開催2023年9月29日(金)10:00~16:00*大阪会場2023年9月30日(土)10:00~16:00*広島会場《IT》2023年9月16日(土)13:00~18:00*WEB開催各回35名程度2023年9月30日(土)13:00~18:00*WEB開催《運輸》【対面開催】2023年8月21日(月)9:30~17:30(休憩含む)*大阪会場各回40名程度2023年8月22日(火)9:30~17:30(休憩含む)*大阪会場2023年8月23日(水)9:30~17:30(休憩含む)*東京会場2023年9月25日(月)9:30~17:30(休憩含む)*東京会場2023年9月26日(火)9:30~17:30(休憩含む)*大阪会場2023年9月27日(水)9:30~17:30(休憩含む)*大阪会場【WEB開催】2023年8月26日(土)9:30~17:30(休憩含む)各回40名程度2023年8月27日(火)9:30~17:30(休憩含む)2023年9月29日(金)9:30~17:30(休憩含む)2023年9月30日(土)9:30~17:30(休憩含む)※2023年10月以降にも別途開催が予定されています《車両》※1Day車両所見学2023年8月22日(火)10:00~17:00(予定)*下関総合車両所(在来線)山口県各回25名程度2023年8月25日(金)10:00~17:00(予定)*博多総合車両所(新幹線)福岡県2023年8月31日(木)10:00~17:00(予定)*吹田総合車両所(在来線)大阪府2023年9月19日(火)10:00~17:00(予定)*白山総合車両所(新幹線)石川県《土木》2023年9月1日(金)10:00~16:00*WEB開催30名2023年9月12日(火)10:00~16:00*博多会場15名2023年9月15日(金)10:00~16:00*大阪会場15名2023年9月16日(土)10:00~16:00*広島会場15名2023年9月23日(土)10:00~16:00*博多会場15名2023年9月30日(土)10:00~16:00*WEB開催30名《建築》2023年9月21日(木)13:00~17:45*大阪会場各日20名程度2023年9月22日(金)13:00~17:45*WEB開催《駅機械システム》2023年8月23日(水)13:00~17:00*WEB開催各回10名程度2023年8月30日(水)13:00~17:00*WEB開催2023年9月2日(土)13:00~17:00*WEB開催2023年9月5日(火)13:00~17:00*WEB開催2023年9月9日(土)13:00~17:00*WEB開催インターンへのエントリーはこちら西日本旅客鉄道(JR西日本)志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちら西日本旅客鉄道(JR西日本)の企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちら北陸電力技術系部門プログラム■募集締切(共通)三次募集6月26日(月)~7月17日(月祝)23:59まで■土木部門、建築部門<日時(予定)>8/7(月)10:00~17:008/8(火)10:00~17:00■再生可能エネルギー部門・火力部門<日時(予定)>8/8(火)10:00~17:008/9(水)10:00~17:008/10(木)10:00~17:00■配電部門・電力流通部門<日時(予定)>8/22(火)10:00~17:008/23(水)10:00~17:008/24(木)10:00~17:00■原子力部門<日時(予定)>9/7(木)10:00~17:009/8(金)10:00~17:00インターンのエントリーはこちらコーポレート&セールス職(事務系部門)プログラム■応募締切日三次募集6月26日(月)~7月17日(月祝)23:59まで■開催時期と実施日数・開催時期7月中旬~9月下旬のうち2日間または5日間インターンのエントリーはこちら北陸電力志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちら北陸電力の企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちら三菱UFJリサーチ&コンサルティングサマーインターンシップ<政策研究コース3days>■エントリー締切2023年7月17日(月・祝)■イベント日程※いずれかの希望拠点(東京は政策分野)および日程を選択します。インターンへのエントリーはこちらサマーインターンシップ<経営コンサルティングコース3days>■エントリー締切<第1回>2023年7月2日(日)<第2回・第3回>2023年7月17日(月・祝)■イベント日程※いずれかの日程を選択します。・第1回【東京/本社】2023年8月8日(火)~8月10日(木)・第2回【オンライン開催】2023年8月23日(水)~8月25日(金)・第3回【オンライン開催】2023年8月30日(水)~9月1日(金)インターンへのエントリーはこちら三菱UFJリサーチ&コンサルティング志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちら三菱UFJリサーチ&コンサルティングの企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちらコーエーテクモホールディングスゲーム企画インターンシップ※二次締切■エントリーシート提出期限※ゲーム企画インターンシップ、プログラミングインターンシップ共通二次締切07/18火8:59まで■日程《第1回》企画立案講義08/23水13:00-15:30発表・フィードバック08/30水13:00-18:00《第2回》企画立案講義08/24木13:00-15:30インターンシップ08/31木13:00-18:00《第3回》企画立案講義08/29火13:00-15:30インターンシップ09/05火13:00-18:00インターンへのエントリーはこちらプログラミングインターンシップ■エントリーシート提出期限二次締切07/18火8:59まで■日程《第1回》@オンラインKatanaEngine™は映像で紹介、当日の内容はプログラミング演習を実施初日:08/21月13:00-17:45@オンライン2日目~9日目:自宅で課題に取り組みます最終日:09/01金13:00-17:00@オンライン《第2回》@対面KatanaEngine™は実際に触れて体験、当日の内容はKatanaEngine™の演習初日:08/28月11:00-17:45(昼休憩含む)@対面2日目~9日目:自宅で課題に取り組みます最終日:09/08金13:00-17:00@オンライン《第3回》@対面KatanaEngine™は実際に触れて体験、当日の内容はKatanaEngine™の演習初日:09/04月11:00-17:45(昼休憩含む)@対面2日目~9日目:自宅で課題に取り組みます最終日:09/15金13:00-17:00@オンラインインターンへのエントリーはこちらコーエーテクモホールディングスの企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちら三菱UFJ銀行グローバル・マーケッツInternship■応募期限:7月18日(火)9:00■開催日時9月4日(月)、9月5日(火)、9月6日(水)、9月7日(木)、9月8日(金)、5日間※9月4日(月)は13:00~17:00、9月6日(水)は10:30~17:45、残りの3日間は10:00~17:15インターンへのエントリーはこちら三菱UFJ銀行志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちら三菱UFJ銀行の企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちら野村證券リサーチインターンシップアナリストコース■応募締切2023年7月18日(火)午前9時※エントリーシート提出期限■開催日程2023年8月28日(月)~2023年9月1日(金)インターンへのエントリーはこちら営業部門■応募締切7月18日(火)11:00■開催日程①8月21日(月)~8月25日(金)【5日間】9:00~13:00②8月21日(月)~8月25日(金)【5日間】14:00~18:00③8月28日(月)~9月1日(金)【5日間】9:00~13:00④8月28日(月)~9月1日(金)【5日間】14:00~18:00インターンへのエントリーはこちらリサーチインターンシップストラテジストコース■応募締切2023年7月24日(月)午前9時※エントリーシート提出期限■開催日程2023年9月4日(月)~2023年9月8日(金)インターンへのエントリーはこちらリサーチクオンツソリューションコース■応募締切2023年7月25日(火)午前9時■日程2023年8月28日(月)~2023年9月1日(金)の5日間インターンへのエントリーはこちら野村證券志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちら野村證券の企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちら博報堂・博報堂DYメディアパートナーズ【DATASCIENCECAMP】MARKETINGSCIENCECOURSE◆エントリー締切2023年7月19日(水)23:59■実施日程DAY18月17日(木)DAY28月22日(火)DAY38月23日(水)DAY48月29日(火)DAY59月1日(金)DAY69月4日(月)インターンへのエントリーはこちら【DATASCIENCECAMP】DATASCIENCE&ENGINEERINGCOURSE■選考日程本エントリー締切:7月26日(水)23:59書類選考合否連絡:8月7日(月)(予定)■実施日程DAY18月17日(木)全体プログラムDAY28月22日(火)講義・課題オリエンテーションDAY39月7日(木)課題発表・講評DAY49月8日(金)グループワーク・発表・講評インターンへのエントリーはこちら博報堂・博報堂DYメディアパートナーズ志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちら博報堂・博報堂DYメディアパートナーズの企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちら日清食品≪NissinInternshipWorkasaCreator!マーケティング編≫■エントリー締め切りES・動画提出:2023年7月20日(木)23:59WEBテスト受検:2023年7月21日(金)23:59■開催日程2023年9/中〜10/上の5日間(予定)※詳細日程は決まり次第連絡インターンへのエントリーはこちら日清食品志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちら日清食品の企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちらユニ・チャーム<設備開発職>仕事体験ワークショップ■エントリーシート・適性検査締切2023年7月23日(日)23:59■開催時期①オンラインコース2023年8月23日(水)~25日(金)計3日②ハイブリッドコース2023年8月23日(水)~24日(木)(オンライン)2023年8月28日(月)~29日(火)(香川にて対面)計4日インターンへのエントリーはこちらユニ・チャーム志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちらユニ・チャームの企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちら日本製鉄(旧新日鐵住金)理系向けインターンシップ※開催日程別締切◆エントリー締切7月23日(日)■実施期間①2023年7月24日(月)~8月4日(金)②2023年8月21日(月)~9月1日(金)③2023年9月4日(月)~9月15日(金)インターンへのエントリーはこちら日本製鉄(旧新日鐵住)志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちら日本製鉄(旧新日鐵住金)の企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちら東海旅客鉄道(JR東海)事務系統ShortInternship■応募締切2023年7月23日(火)■実施日程①【新大阪】2023年8月19日・20日②【品川】2023年8月31日・9月1日③【品川】2023年9月2日・3日④【新大阪】2023年9月9日・10日⑤【品川】2023年9月22日・23日⑥【品川】2023年9月29日・30日⑦【品川】2023年10月1日・2日インターンへのエントリーはこちら東海旅客鉄道(JR東海)志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちら東海旅客鉄道(JR東海)の企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちらフジテレビジョンインターンシップ【バラエティ部門】◆課題提出〆切7月25日(火)正午■実施日時8月中旬〜下旬インターンへのエントリーはこちらフジテレビジョン志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちらフジテレビジョンの企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちら全国共済農業協同組合連合会(JA共済連)全国本部開催オンラインインターンシップ《第一弾》〜「じぎょう」編〜■応募締め切り日時第1クール:2023年7月2日(火)第2クール:2023年7月26日(水)■開催日程第1回2023年7月24日(月)第2回2023年7月25日(火)第3回2023年7月26日(水)第4回2023年7月31日(月)第5回2023年8月8日(火)第6回2023年8月9日(水)第7回2023年8月10日(木)第8回2023年8月15日(火)第9回2023年8月16日(水)第10回2023年8月22日(火)第11回2023年8月23日(水)インターンへのエントリーはこちら全国共済農業協同組合連合会(JA共済連)志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちら全国共済農業協同組合連合会(JA共済連)の企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちらオービック夏期2DAYSインターンシップ※第一期/第二期応募■応募期限<第二期>:6月29日(木)~7月26日(水)<結果発表>:8月9日(水)に合否に関わらず一斉に通知■開催日:2023年7月~10月のうち、連続した2日間で複数回開催【実施日程(予定)】・7月27日(木)~28日(金)・8月08日(火)~09日(水)・8月17日(木)~18日(金)・8月22日(火)~23日(水)・8月24日(木)~25日(金)・8月30日(水)~31日(木)・9月05日(火)~06日(水)・9月07日(木)~08日(金)・9月11日(月)~12日(火)・9月14日(木)~15日(金)・9月20日(水)~21日(木)・9月26日(火)~27日(水)インターンへのエントリーはこちらオービックの企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちら三菱自動車工業【事務系】インターンシップ◆エントリー締切提出締切:7/30(日)23:59■開催日程①8月23日(水)、9月4日(月)②8月25日(金)、9月6日(水)※各回、2日間参加します。各日10:00~12:30、14:00~16:30を予定※終了時間は多少前後する可能性があります。インターンへのエントリーはこちら三菱自動車志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちら三菱自動車の企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちら本田技研工業(ホンダ)技術系インターンシップHondaTECHNOLOGYSESSION●ES提出締切:7月30日(日)23:59●適性検査受検締切:8月2日(水)23:59■日程夏①:2023年8月28日(月)〜9月1日(金)夏②:2023年9月11日(月)〜9月15日(金)夏③:2023年9月25日(月)〜9月29日(金)インターンへのエントリーはこちら本田技研工業(ホンダ)志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちら本田技研工業(ホンダ)の企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちら東北電力情報・DXコース1DayOpenCompany■申込締切:7月30日(火)■開催日:2023年9月12日(火)、9月13日(水)(どちらか1日)インターンへのエントリーはこちら東北電力志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちら東北電力の企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちらアサヒ飲料技術系イベント■エントリー締切:2023年7月31日(月)AM10:00■1DAYイベント開催日程(いずれか1日に参加)9月7日(木)/9月12日(火)/9月16日(土)インターンへのエントリーはこちら事務系イベント■エントリー締切:2023年7月31日(月)AM10:00■1DAYイベント開催日程(いずれか1日に参加)9月1日(金)/9月5日(火)/9月9日(土)9月14日(木)/9月21日(木)/9月22日(金)インターンへのエントリーはこちらアサヒ飲料志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちらアサヒ飲料の企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちら日本郵政グループかんぽインターンシップ(総合職)■応募締め切り:2023年7月31日(水)正午■開催日程Day1~2・Day3(1)2023年8月28日(月)~29日(火)・12月の1日間(2)2023年8月30日(水)~31日(木)・12月の1日間※Day1~2の実施時間は10:00~17:00です。※Day1~2は、昼食の用意があります。※Day3の実施時期等については、追って連絡。インターンへのエントリーはこちら日本郵政グループ志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちら日本郵政グループの企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちら日産自動車【事務系対象】グローバルリーダー養成塾■応募締め切り2023/7/31(月)23:59■開催時期8月下旬~9月中旬(予定)インターンへのエントリーはこちら日産自動車志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちら日産自動車の企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちら三井住友銀行(SMBC)SMBCSummerProgram(1/2day)■応募期間7/31(月)12:00まで◆受入期間受入期間は以下6日間となります。AM回は9:00-13:00、PM回は14:00-18:00となります。1.8/22(火)2.8/24(木)3.8/25(金)4.8/29(火)5.8/30(水)6.9/5(火)※各日AM、PMいずれかで参加します。インターンへのエントリーはこちら三井住友銀行(SMBC)志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちら三井住友銀行(SMBC)の企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちらみずほリサーチ&テクノロジーズExperienceコンサルタント■エントリー期限最終締切日:2023年7月31日月曜日12時00分※受付期間内であっても満席となり次第受付を終了しますのでお早めにご応募ください。■開催日程1DayWorkshop●開催テーマ:社会保障/サステナビリティ/デジタルコンサルティング/先端・科学技術(1日開催)【第1日程】8月2日(水)【第2日程】8月3日(木)【第3日程】8月7日(月)【第4日程】8月8日(火)【第5日程】8月15日(火)【第6日程】8月21日(月)【第7日程】8月22日(火)【第8日程】8月25日(金)【第9日程】8月28日(月)【第10日程】9月4日(月)【第11日程】9月8日(金)【第12日程】9月11日(月)【第13日程】9月14日(木)【第14日程】9月15日(金)【第15日程】9月19日(火)●開催テーマ:戦略・経営コンサルティング、人事戦略、官民連携(PPP/PFI)(半日開催)【第1日程】8月18日(金)PM【第2日程】8月24日(木)AM/PM【第3日程】8月29日(火)PM【第4日程】9月5日(火)AM/PMインターンへのエントリーはこちらExperienceシステムエンジニア-グローバル編-■エントリー期限最終締切日:2023年7月31日月曜日12時00分■開催日程2DaysWorkshop9月2日(土)~9月3日(日)(2日間)9:30~17:30(予定)インターンへのエントリーはこちらExperienceシステムエンジニア-法人システム開発編-■エントリー期限最終締切日:2023年7月31日月曜日12時00分※受付期間内であっても満席となり次第受付を終了しますのでお早めにご応募ください。■開催日程1DayWorkshop【第1回】8月4日(金)【第2回】8月14日(月)【第3回】8月23日(水)【第4回】9月1日(金)【第5回】9月16日(土)9:30~17:30(予定)インターンへのエントリーはこちらExperienceシステムエンジニア-銀行システム開発編-■エントリー期限最終締切日:2023年7月31日月曜日12時00分※受付期間内であっても満席となり次第受付を終了しますのでお早めにご応募ください。■開催日程2DaysWorkshop【第1クール】7月27日(木)~7月28日(金)【第2クール】7月31日(月)~8月1日(火)【第3クール】8月5日(土)~8月6日(日)【第4クール】8月9日(水)~8月10日(木)【第5クール】8月16日(水)~8月17日(木)【第6クール】8月19日(土)~8月20日(日)【第7クール】8月30日(水)~8月31日(木)【第8クール】9月6日(水)~9月7日(木)【第9クール】9月12日(火)~9月13日(水)【第10クール】9月17日(日)~9月18日(月)【第11クール】9月21日(木)~9月22日(金)9:30~17:30(予定)インターンへのエントリーはこちらみずほリサーチ&テクノロジーズ志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちらみずほリサーチ&テクノロジーズの企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちら最後に本記事では、"7月(後半)にサマーインターンの締切を迎える企業"を締切日順に紹介してきました。記事の冒頭でもお伝えしましたが、夏の時期からインターンシップやジョブに参加することは、本命企業の内定獲得に向けて非常に重要なポイントとなっています。本記事を参考に各社のインターン締切日を管理し、「効率的なエントリー・就活スケジュール設計」に役立てていただければと思います。→unistyleオリジナルの「インターンエントリー企業管理シート」と「本選考エントリー管理シート」になります。スプレッドシートをダウンロードするだけで使用できますので、ぜひご活用ください。また、unistyleでは25卒就活生向けにLINEオープンチャットグループを運営しています。匿名で様々な就活生と情報交換をすることができるという便利な機能になりますので、"最新の選考状況や選考結果連絡の有無等をリアルタイムで確認したい"という方は、ぜひご活用ください。→unistyleでは25卒就活生向けに就活用グループを運営しており、今後もグループを拡充させていく予定です。上記記事に各グループの参加用URLを掲載していますので、興味のある方は記事からご参加ください。さらにunistyleでは、今後も25卒就活生向けに「インターンシップ・本選考のエントリー締切情報」を公開していく予定です。まだ会員登録を済ませていないという方は、以下から早めに会員登録をしていただき、本サイトを有効的に役立ててもらえればと思います。 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PEファンドへの転職を狙え ―転職実績から流入経路を探る― PEファンドへの転職を狙え ―転職実績から流入経路を探る― 新卒就活の先を見据える、unistyle転職シリーズ。これまでの転職コラムでは、学生に人気の高い4つの業界をピックアップしたうえで、「人気企業をファーストキャリアに選んだ方々が、そこからどのような転職ルートをたどるか」というポイントを考察してきました。これらを踏まえたうえで、今回より複数回では「転職を経てエリートポストにたどり着いた方々が、それ以前にどのような企業に勤めていたか」という視点にスイッチし、転職キャリアについて考察します。すなわち、これまでのコラムが「ある企業からの転職」=「人材の流出経路」をテーマにしていたのに対し、これから複数回では「ある企業への転職」=「人材の流入経路」について考えていくことになります。【unistyle転職シリーズ】〈#1〉「転職」で総合商社を比較する―投資側への転職なら三菱商事を選べ―〈#2〉「転職」で見る電通/博報堂―「電博」発スタートアップを目指せ―〈#3〉銀行員の「転職」に見る、日系大企業の栄枯盛衰―ブラック・スワンを忘れるな―〈#4〉外資系戦略コンサルの「転職」を斬る!―やっぱり最強、McKinsey―「転職」シリーズ第5回、今回のテーマはPEファンド(PrivateEquityFund)。PEファンドの多くは、基本的に新卒採用を行っていません。そのため就活生には馴染みのない業界である一方、最優秀層の学生の皆様にとっては、将来的な転職先候補のひとつとして非常に魅力的に映るであろう業界です。本記事では「そもそもファンドとは何か」等の基礎知識から確認しつつ、「将来的にPEファンドに転職したい場合、新卒就活ではどの業界/企業を選ぶべきか」という論点までカバーします。転職データのリサーチunistyleでは「人気企業に新卒入社したあとに転職して辿り着くエリートキャリア」を考えるため、・PEファンド(プライベート・エクイティ・ファンド)・VC(ベンチャーキャピタル)・戦略コンサル・ベンチャー企業の創業者、役員以上4つの集団の現職者に対象を限定し、これに該当するビジネスエリート計1302名のキャリアをリサーチすることで「一流転職市場のリアル」に迫りました。(なお、全ての情報は各社有価証券報告書ないし企業HPから収集したものです)PEファンドとは何かなかなか学生には縁がないエリート業界、「PEファンド」。新卒就活生の間で話題に上がることはありませんが、unistyleを利用する皆さんのような学生にとって、非常に魅力的に映るであろうキャリアのひとつです。まず、業界全体を簡単に理解しておきましょう。【”ファンド”の定義と分類】PEファンド(PrivateEquityFund)とは何か。それ以前に、そもそも「ファンド」とは何か。これらの問いにクリアに回答できる学生はあまり多くないように推察します。広義の「ファンド」とは、「投資家から資金を集め、それを運用するスキーム」としてシンプルに定義できます。そしてファンドは、その投資の対象によっていくつかに分類できます。経済産業省の討議資料による分類をベースに、代表的なものを以下にまとめました。※経済産業省「経済成長に向けたファンドの役割と発展について」に基づいて作成ひとくちに「ファンド」と言っても、その投資対象や投資手法は様々だということが分かるでしょう。なお、本記事ではそれぞれの転職傾向の違いから、VC(ベンチャーキャピタル:ベンチャー投資に特化したファンド)をPEファンドから意図的に区別して考察します。つまり、本シリーズでの「PEファンド」とは、表中における「バイアウトファンド」及び「再生ファンド」のことを指しており、VCは含まれていません。参考:日本でも急成長中?ベンチャーキャピタルの仕事内容と就職のための道しるべPEファンドの定義と魅力本記事テーマである「PEファンド」は、表中の通り「非上場株式に投資するファンド」として定義されます。「未上場ベンチャー企業や上場廃止企業の株式を取得したのち、その企業価値を高めてから株式を売却してキャピタルゲイン*を得る」というビジネスモデルとして理解しておきましょう。*キャピタルゲイン=資産価値の上昇によって得られる利益のこと。ここでは特に、「株式取得時の株価」と「売却時の株価」の差額を指す。(例)A社の株式を100円で取得したのち、経営参画を通じてA社の企業価値=株価を上昇させ、120円で株式を売却した。このとき、120-100=20円のキャピタルゲインを得る。キャリアとしてのPEファンドの魅力のひとつに、投資先企業の経営に参画できる点が挙げられるでしょう(いわゆるハンズオン手法)。単なる資金供給にとどまらず、大口株主として投資先企業の意思決定に関与する、ファンドメンバーを取締役として派遣してマネジメントを握る等、企業の経営に深く入り込むことで企業価値の最大化を狙います。したがって、PEファンドの業務は単なる投資決定に終始せず、「様々な業界の企業に入り込み、実際に経営の舵取りを担うことで業績改善を果たす」ことまでが求められます。このポイントはいわゆる投資信託などとは一線を画する点であり、また他業界で経験を積んだエリートたちがPEファンドへの転職を志す理由のひとつだと考えられます。参考:経済産業省「経済成長に向けたファンドの役割と発展について」PEファンドによる投資案件の具体例実際の案件例として、ここではPEファンド・アドバンテッジパートナーズによる株式会社コメダへの投資案件を見てみましょう。皆さんご存知、名古屋発の喫茶店チェーン「コメダ珈琲店」を展開する株式会社コメダは、2008年にアドバンテッジパートナーズからの投資を受けていました。アドバンテッジパートナーズのレポートによると、同社は投資実行後に・新社長の招聘を含む組織体制の刷新・ブランド価値向上のためのマーケティング施策の実施・新規出店戦略の立案と出店基準の策定・M&A戦略策定〈ex.〉パン納入元企業の100%子会社化などを敢行し、売上高(投資前の2倍強にまで拡大)や店舗数(318店から500店弱へと拡大)の増加を通じて企業価値の向上を実現したようです。参考:アドバンテッジパートナーズケーススタディ「株式会社コメダ」参考:アドバンテッジパートナーズ企業HPこのように、PEファンドではあくまでキャピタルゲインに最終目的をおきつつも、投資先企業のトップマネジメントとして重要な意思決定に関わることができます。この点において、極めて魅力度の高い選択肢であると言えるでしょう。PEファンドへの流入経路とはいえ、PEファンドは基本的に新卒採用を行っておらず、すでに他企業で経験を積んだ転職者にのみ門戸を開いているのが実状です。それでは、将来的にPEファンドへの転職を望むとき、それまでにどんなキャリアを積んでおくべきでしょうか。以下では、unistyleがリサーチした現職PEファンドメンバーの経歴をまとめ、そこから「PEファンドに転職する際に求められるキャリア」を明らかにします。PEファンドメンバーの出身業界まずは、PEファンドメンバーの経歴を「業界」単位で分析してみましょう。以下、業界ごとの出身者数をランキング形式にまとめました。業界別でみると外資系投資銀行が頭ひとつ抜けてトップ、日系都市銀行*と戦略コンサルがそれに続く構図になりました。とりわけ外資系投資銀行は計55名を輩出しており、今回リサーチした現職ファンドメンバーの約3人に1人が外資系投資銀行での業務経験を持つことが判明しました。*日系都市銀行=メガバンク及びその母体となった旧銀行を指す。以下、この数字から読み取れるポイントを3点挙げます。〈ポイント①〉ファンドへの転職は「銀行」が強い外資系投資銀行、日系都市銀行がそれぞれ上位を占めていることから、「銀行での業務経験は、ファンドへの転職を見据えるうえで強みになる」という仮説が立ちます。外資系投資銀行にて資金調達やM&A案件に奔走してきた人材が、PEファンドの業務に対しても高い親和性を持つことは比較的イメージしやすいでしょう。一方、メガバンクでの融資業務も「資金需要とカネの動きを掴む」という点で重要な学びを得られるフィールドであると考えられます。参考:外資系投資銀行内定者が語る、外資系IBDと日系IBDの違い〈ポイント②〉戦略コンサルはオールラウンドな転職力を持つ前回の転職コラムにて、戦略コンサルのアルムナイが様々な業界で活躍していることをお伝えしました。上記のデータでも相当のボリュームを持っていることから分かるように、彼らにとってはPEファンドもまたメジャーな転職先候補のひとつに数えられるようです。参考:外資系戦略コンサルの「転職」を斬る!ーやっぱり最強McKinseyー〈ポイント③〉総合商社人材は評価されにくい?現在、就職人気ランキング上位を独占する総合商社。しかし、上記ランキングでは上位3業界に大きく水を開けられる結果となっています。以前よりunistyleでお伝えしてきた通り、「総合商社人材は、転職市場においては評価されにくい」という仮説をサポートする結果だと言えるでしょう。参考:意外に低い、総合商社人材の転職市場価値参考:「転職」で総合商社を比較する―投資側への転職なら三菱商事を選べ―PEファンドメンバーの出身企業では、次にPEファンドへの流入経路を「企業」単位で分析してみましょう。前項の業界単位での分析とはまた異なる示唆が得られます。ポイントを4つ挙げます。〈ポイント①〉マッキンゼーの人材力は突出している業界単位では外資系投資銀行が輩出人数トップになったものの、企業単位で最多となったのはマッキンゼー・アンド・カンパニーでした。優秀な人材が集う戦略コンサル業界においても、やはりマッキンゼーは頭一つ抜けているのが実態のようです。参考:外資系戦略コンサルの「転職」を斬る!―やっぱり最強、McKinsey―〈ポイント②〉総合商社のなかでも、三菱商事は異質である総合商社出身者が少ないPEファンド業界において、三菱商事だけはマッキンゼー、ゴールドマン・サックスに次ぐ3番目のポジションを占めています。前述の通り、総合商社5社の合計PEメンバー輩出人数は16人、このうち11名を三菱商事OBが占めている(同グループである丸の内キャピタルは除く)という事実に注目しましょう。ここ最近、三菱商事・伊藤忠商事・三井物産の3社を純利益ベースで比較する議論が再燃していますが、ことファンドへの転職においては三菱商事が別格の地位を占めているようです。参考:「転職」で総合商社を比較する―投資側への転職なら三菱商事を選べ―〈ポイント③〉かつてのエリート銀行員がファンドに流入しているバブル崩壊後に経営破綻に追い込まれたかつてのエリート銀行=日本興業銀行(現・みずほFG)、日本長期信用銀行(現・新生銀行)の出身者数も目を引きます。80〜90年代、銀行こそがエリートキャリアの代名詞だった時代に新卒入行した最優秀層が、現在ではPEファンドに移って活躍していると考えられます。一方、メガバンク統合後に新卒入行し、その後にPEファンドに転じた層は極めて少ないとも言えるでしょう。参考:銀行員の「転職」に見る、日系大企業の栄枯盛衰―ブラック・スワンを忘れるな―〈ポイント④〉外銀のなかでもゴールドマン・サックスが突出しているマッキンゼーに次いでファンド転職者が多いゴールドマン・サックス(GS)も、やはり転職市場においては一線を画するポジションにあると言えるでしょう。戦略コンサル業界のなかでも優位性を持つマッキンゼーと同様、GSも業界トップの人材力を備えているという仮説が立ちます。なお、シティグループなど他の米系・欧州系投資銀行も一定数のファンドメンバーを輩出しており、やはり業界全体としてPEファンド転職への親和性は高いようです。参考:ゴールドマン・サックス出身の起業家まとめ最後に以下、本記事のサマリーをまとめておきます。①PEファンドは投資先企業の経営に深く関与するPEファンドのメンバーは、キャピタルゲインの最大化を最終目標にしながら、社外取締役等のポストから投資先企業の経営に参画できる。②銀行業務の経験はファンド転職に活きる現職ファンドメンバーには外資系投資銀行の出身者が多く、次いで日系都市銀行の出身者も多い。但し、後者のうち大半はメガバンクではなく、統合前の旧銀行に入行した層である。③PEファンドに行くなら:McKinsey、GS、三菱商事マッキンゼー・アンド・カンパニー、ゴールドマン・サックス、三菱商事の各社は、優秀な人材が集う各業界のなかでも突出した人材輩出力を誇る。PEファンドは新卒入社を受け入れておらず、それゆえ学生には馴染みの薄い業界です。しかし、いまや新卒入社後の転職が一般的な選択肢になりつつあること、そして、業務内容が極めて魅力的であることから、将来的なキャリア候補として検討しておくべきでしょう。unistyle転職シリーズ〈#1〉「転職」で総合商社を比較する―投資側への転職なら三菱商事を選べ―〈#2〉「転職」で見る電通/博報堂―「電博」発スタートアップを目指せ―〈#3〉銀行員の「転職」に見る、日系大企業の栄枯盛衰―ブラック・スワンを忘れるな―〈#4〉外資系戦略コンサルの「転職」を斬る!―やっぱり最強、McKinsey―photoby401(K)2012 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営業タイプor企画タイプ!?リクルートの採用方針に見る企業が求める人材の変遷 営業タイプor企画タイプ!?リクルートの採用方針に見る企業が求める人材の変遷 「未来の起業家集団?!リクルート内定者が内定者懇親会に行って感じたこと」でも内定者に書いてもらいましたが、リクルートは分社化してからより明確に採用したい人材に変化があるように感じられます。古きよきリクルートの社員というと、どちらかというと猪突猛進の営業マンタイプの人が多く、リクルートの社員であればどんな商材も売れるといったタイプの人が多かったように思います。一方で、最近では受験サプリ、Airレジなど様々な新規サービスをリリースし、またアメリカのindeed買収をはじめとする巨額買収を繰り返すなど、営業だけでなく新規事業やM&Aに積極的な印象を受けます。ビジネスモデル環境の変化からか、内定者や転職者の質も変化してきているという話を中で働く人や内定者から聞いていますので、今回はそれについて説明したいと思います。競争力のあるサービスが生まれた段階では、営業マンタイプが欲しい企業の成長サイクルとして、サービスが生まれてある程度認知されてからは浸透させるために営業マンタイプの人材が欲しくなります。例えば、リクナビがネットで生まれてからは市場のシェアを取るために優秀な営業マンがそれこそ全国に散らばりリクナビという商品を売りまくりました。ゼクシィも同様に1993年に創刊してからじわじわと部数をのばし、一気にのばす段階で営業マンタイプの人間を大量に採用したと言います。近年では、受験サプリの営業に力を入れているらしく、各カンパニーの優秀な営業マンが受験サプリの営業として全国の各高校に売って歩いているようです。このように競争力のあるサービスが生まれてその認知を促進する段階では、いわゆる古きよきリクルートの人のような営業マンタイプの人材を多く採用する傾向にあります。2000年代のリクルートはリクナビ、ゼクシィなどの商品の成長がまだまだ見込めたためにそういった営業マンタイプの人材を多めに採用していたようです。サービスの競争力が低下したり成長が鈍化した段階では、企画タイプの人材が欲しいリクナビで言えば既に市場の大部分を牛耳っており、ゼクシィについても国内についてはかなりのシェアを占めるようになり、必然的に成長が鈍化しています。そのため営業の方法としても同業他社からシェアを奪われないようにする守りの戦いがメインになり、優秀な営業マンが活躍できる土壌も減ってきます。そのためサービスがある程度成長した段階では、優秀な営業マンタイプの人材よりも新たな新規サービスを生み出すことのできる企画系の人材を多数採用したくなります。近年はリクルートも企画タイプの人材を採用している傾向が強く、特に販促系のリクルート各カンパニーは、自分でサービスを生み出し大きく育てたいといったタイプの人が多いように感じられます。上記の通り、既存のサービスの成長が鈍化しており、Airレジや受験サプリなど次の成長分野になるサービスを生み出したり、買収して提携するなどして生み出せる企画系の人材を欲していると考えられます。ベンチャー企業も同様に、営業タイプが欲しい会社と企画タイプが欲しい会社が存在する「ベンチャー企業に行けば、新しい事業にスピード感を持って取り組める」と短絡的に考えて受けてしまう人も多いのですが、ベンチャーも上記と同様に営業タイプが欲しいのか企画タイプが欲しい会社なのか明確に存在しています。多くの場合、「ベンチャー」というフェーズから抜け出し上場しているような企業の方が企画タイプを欲しているように思います。上記の通り、既存サービスの成長力が鈍化している時に新規サービスが生まれる傾向にあるため、既にイケてるサービスをリリースして市場のシェアを奪う段階では営業マンタイプが欲しいのです。だからこそDeNAのように既存のソーシャルゲーム市場がシュリンクして別事業に転換せざるを得ないような企業や、アメーバ事業の成長が鈍化し、スマホ分野に移行したサイバーエージェントのように、少し成長力にかげりが見えるものの、キャッシュは豊富にある企業の方が企画で新しいサービスを生み出すことにフォーカスします。ベンチャーならではのスピード感で事業を生み出したいと考えてベンチャーを志望すると、上記のように営業マンタイプが欲しいだけの会社で企画を志望することになりミスマッチになることも考えられます。企画タイプをそこまで欲してない銀行・証券、不動産営業企画による商品の差別化が難しい業界においては常に営業マンタイプが求められることになります。特に銀行や証券などは差別化の難しい金融商品を扱っており、そうした企業においてはとにかく商品を売ることのできる営業マンタイプを多数必要としており、企画タイプの人材は多数の営業マンの中に少数いればOKと考えているように感じられます。同様のことが不動産営業についても言えるでしょう。不動産営業については多くの業者がレインズという不動産の管理サイトを利用しており、商品や企画力による差別化が難しくなっています。不動産ディベロッパーのように商品そのものを生み出すことができる企業であれば別ですが、その販売を行う会社となると常に営業タイプの人材を欲するようになります。最後に営業タイプ、企画タイプに優劣があるわけではなく、それぞれ向いている人と向いていない人がいると考えてください。営業タイプの人が企画タイプの仕事に入社してしまうとその力を発揮できないでしょうし、逆もまたしかりです。また自分としては企画タイプの仕事を望んだとしても、テストや面接を通して、企画タイプには向いていないと判断されるケースももちろんあります。冒頭で紹介したリクルート内定者は、「モチベーションの源泉が違う」と言われて志望度の高かった販促系のカンパニーに落ちてしまっていますが、そういった志向性も企業としてはよく見ているということでしょう。自分自身の志向性がどちら向きなのか最後までわからない部分もあると思いますので営業タイプの人材が欲しい企業も企画タイプの人材が欲しい企業も両方とも受けながら結果で判断してみるというのも一つだと思います。企画タイプの企業に入りたいから、営業タイプの企業に入りたいからと嘘の志向性を話すことは見破られることがそもそも多いですし、見破られずに入社したとしても向いてない仕事を続けるのはなかなか辛いものです。ぜひ正直に自分自身の経験や考えを話して評価してもらってほしいと思います。photobyMartinThomas 22,026 views

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