電源開発(J-POWER)関連のテクニック
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- 電源開発(J-POWER)の採用大学・文理・男女別採用人数|合格者ES付き 24,950 views 電源開発(J-POWER)の合格者ESはこちらから電源開発(J-POWER)は1952年に電力不足解消の為に電源開発促進法に基づいて設立され、2004年に民営化された会社です。再生可能エネルギー、火力、原子力、送変電事業など幅広く行っており、2017年時点では全国97ヶ所の発電所を運営しています。本記事では電源開発(J-POWER)の内定者を採用大学、男女別、文理別の3つの観点から就活四季報を基にまとめました。▼目次クリックで展開本記事の構成電源開発(J-POWER)の採用大学内訳電源開発(JPOWER)の男女別採用人数電源開発(J-POWER)の文理別採用人数電源開発(J-POWER)の選考レポート電源開発(J-POWER)の本選考合格者ES最後に電源開発(J-POWER)の採用大学内訳電源開発(J-POWER)の採用大学一覧電源開発(J-POWER)の過去3年分の採用大学です。17年度東北大学、慶應義塾大学、早稲田大学、東京外国語大学、一橋大学、京都大学、北見工業大学、北海道大学、室蘭工業大学、筑波大学、首都大学、電通大学、東京大学、東京工業大学、東京農工大学、東京理科大学、豊橋技科大学、名古屋大学、大阪大学、神戸大学、広島大学、九州大学、大分大学、岩手大学、東京都市大学18年度北海道大学、東北大学、一橋大学、早稲田大学、上智大学、東京外国語大学、首都大学東京、同志社大学、立命館大学、九州大学、北見工業大学、室蘭工業大学、東北大学、岩手大学、慶應義塾大学、早稲田大学、電通大学、東京大学、東京工業大学、東京農工大学、東京理科大学、筑波大学、埼玉大学、千葉大学、新潟大学、福井大学、豊橋技科大学、名古屋大学、名古屋工業大学、大阪大学、大阪市立大学、同志社大学、神戸大学、長岡技科大学、九州大学、明治大学、湘南工科大学、熊本大学19年度東北大学、東京大学、早稲田大学、慶應義塾大学、東京外国語大学、青山学院大学、中央学院大学、立教大学、神戸大学、大阪大学、同志社大学、北海道大学、室蘭工業大学、岩手大学、電通大学、東京工業大学、東京農工大学、東京理科大学、横浜国立大学、法政大学、長岡技科大学、新潟大学、富山大学、山梨大学、名古屋大学、名古屋工業大学、豊橋技科大学、京都大学、立命館大学、九州大学、熊本大学、日本大学、福井工業大学、東海大学参考:東洋経済新報社「就活四季報」2018〜2020年版電源開発(J-POWER)の男女別採用人数電源開発(J-POWER)の過去3年間の男女別の採用人数は以下の通りです。参考:東洋経済新報社「就活四季報」2018〜2020年版電源開発(J-POWER)の文理別採用人数電源開発(J-POWER)の過去3年間の文理別採用人数は以下のようになっています。参考:東洋経済新報社「就活四季報」2018〜2020年版電源開発(J-POWER)の選考レポート今回は、電源開発(J-POWER)の技術系グローバル社員(電気・通信機)に合格した19卒の体験記を一部抜粋して紹介します。選考時期をお答えください4月上旬〜5月中旬本選考のためにした準備についてお答えください。(200文字以上)技術系社員と入社し、20代は現場中心に経験を積んでいきたいと考えていたため、業界他社を含め発電所などの設備見学会には積極的に参加した。その会社や立地独自の事情に合わせて運営されており、それぞれ違って勉強になった。また、電源開発が保有している火力発電所は全て石炭を燃料にしているが、パリ協定を受けて近年はこの発電手法に対する世界からの視線が厳しくなっている。これに関する情報収集や、より環境への負荷を抑えた取り組み等について会社HPや資源エネルギー庁のHPで調べ、自分の中で考えをまとめるようにした。本選考のフローについて結果連絡を含めてお答えください。エントリーシート(〆切の3週間後にマイページにて連絡)→筆記試験(受験の翌日にマイページにて連絡)→一次面接(面接の翌日にマイページにて二次面接の案内)→二次面接(同日に最終面接)→最終面接(翌日に電話にて内定連絡)筆記試験の形式、難易度、試験時間についてお答えください。筆記試験がない場合は「なし」とご記入ください。本社の一室で受ける筆記試験問題は会社オリジナルで、専門90分、英語30分、小論文40分専門の電気電子系の場合は、強電と弱電の両方の問題が配布され、好きな方を選択できる。専門試験の問題は初歩的な内容が殆ど。時事問題も多いので、日頃の情報収集が大切。それぞれの面接およびGDについて、社員の人数および役職、面接を受ける学生の人数、面接会場、面接時間、質問内容、面接の雰囲気、面接の感想についてご記入ください。面接がない場合は「なし」とお答えください。【一次面接】・会場:本社会議室・時間:90分・構成:面接官1人(技術系出身の人事労務部の方)、学生2人(私、機械系の学部生)・内容:自己紹介&自己PR、志望動機&10年後の目標、他社の選考状況&弊社の志望度を2人交互にそれぞれ3分間、話し終えたら面接官が質問、なぜ電力業界か、転勤は大丈夫か、弊社をいつ知ったか、良い会社とはどんな会社か、海外へ行ったことがあるか終始硬い雰囲気ではあったが、なるべく学生の意図を汲み取ろうとしてくれた。何気なく使った言葉に対して「どのような意味で使っている?」と確認もあり、ミスマッチを防ごうとしているのが伝わった。【二次面接】・会場:本社会議室・時間:30分間・構成:面接官6人(人事労務部1人、配属候補部門の社員5人)・内容:自己紹介&自己PRを3分間で、なぜ火力を志望したか、原子力を周囲に反対されたらどうするか、目標は普段から明確にしているのか、コミュニケーション力について、ソリの合わない人とはどうする、気持ちの切り替え、失敗談、インターンシップについて(何故化学メーカ?)、インターンで何を学んだか、なぜ高専を志望したか、なぜ就職するのか、寮での話、アルバイトで心がけていること、筆記試験の手応え、会社選びの基準(どうやって絞っていくか)面接開始の予定時刻よりも遅く始まったため、待機している間に緊張がほぐれた。雰囲気は和やかだった。ESの内容を中心に掘り下げたり関連する内容について聞かれた。言葉使いや所作よりも熱を持って話せることのほうが重要。【最終面接】・会場:本社会議室・・時間:30分間くらい・構成:面接官8人(人事労務部1人、部長級の社員7人)・内容:志望動機、優先度、入社後やりたい仕事について(火力)、三交代勤務でも大丈夫か、健康か、原子力発電について家族に伝えているか、1Fを見てどう感じたか、原子力は必要か、田舎の配属でも大丈夫か、普段から計画的に物事へ取り組んでいるのか、ストレスは溜めやすいほうか、志望以外の部署に配属されたらどうするか二次面接と話す相手が変わっただけで、質問内容は大きく変わらなかった。原子力発電についてはとても真剣だった。本選考において評価されたと感じたポイントや選考において重視されていたと思う点についてお答えください。(100文字以上)やる気とコミュニケーション能力について重視されていたと思う。面接で目標とする資格(電験一種)があり、なぜ目指すのか、どのように取り組むかを話したところ熱心に話を聞いて頂けた。また、電源開発は全国に発電所を持っており、田舎の配属になることも多い。その中で年齢の離れた作業員の方々ときちんとコミュニケーションがとれるかについては、重視しているようだった。面接において印象に残った・回答に困った質問をお答えください。電源開発は大間に原子力発電所を建設中である。設備見学で福島第一原発と柏崎刈羽原発を見学に行ったことを話し、「原子力発電は今後も必要だと思う」と話したが、再度「本当に必要だと思うか」と質問された。そこで、言葉に詰まったが、別の観点から再度話をした。質問をした原子力担当部長はとても真剣だった。面接・GDなど各選考フローにおいて心がけていたことをお答えください。(100文字以上)なぜ御社を受けるのか、入社後に何を実現させたいかについて、エントリーシートの段階から具体的に書くようにしていた。目標については、35歳、50歳などと具体的に年齢を出し、その時点で任されていたい仕事や役職について述べ、それによってどのように会社に還元し、社会に貢献するかを話した。また、他社状況については正直に話すようにし、志望度については他社にない魅力について語り、「第一志望です」とは言わなかった。電源開発(J-POWER)の本選考合格者ESここでは電源開発(J-POWER)の合格者のESを2つ紹介します。電源開発(J-POWER)の合格者のESはこちらから2020年度(事務系グローバル職)この合格者ESはこちらから大学・大学院で履修した授業の中で特に印象に残っている科目についてご記入ください(150字以内)〇〇〇〇留学中に履修した開発政策論である。フィールドワークをした際に、街中に手足を失った子供が多いことに気づいた。教員に理由を聞くと、低所得の親が物乞いの収入を増やすため、意図的に子の腕や足を切って、同情心を引いているという話を聞いた。この経験も社会基盤整備に携わりたいと考える1つの理由である。学業以外の活動についてご記入ください。(趣味・特技・クラブ・サークル・アルバイト等、150字以内)私は〇〇〇〇会社での資料作成補助のアルバイトを行った。このアルバイトでは、行政担当者から地域住民まで作成する資料の対象層が広かった。対象によって、どのような情報を入れるべきか、見やすいかが大きく異なる。行動のターゲットは誰なのかをより意識して生活を送るようになった。自分自身について自覚している性格を教えてください(200字以内)。私は冷静沈着な性格だ。〇〇〇〇で交換留学している際に、私は現地学生とルームシェアをしていた。彼は富裕層出身で、大学入学まで家事をやったことがなく、当初生活スタイルの違いに戸惑った。しかし、冷静にお互いにとって快適な住環境とは何かを話し合った。彼のニーズを地道に聞き、それに沿った打ち手を提供した。結果、留学終了時に彼から「一緒に暮らすことができてよかった」と感謝の言葉をもらうことができた。学生時代に力を入れて取り組んできたことは何ですか。なぜそれに力を入れたのか、どのように取り組んできたのか、その結果などについて具体的に教えてください(500字以内)私は〇〇〇〇◯のスラムで住民ニーズに合った家計簿を設計し、住民の貯蓄率を向上させた。スラム支援を行うNGOでインターンをしていた際に、私は〇〇〇〇の専門家としてスラムの住環境調査を行っていた。インターン中に、スラム外に家を購入し移住しても、住宅ローンを払えず、家を放棄する人が多いことが分かった。原因は家計の管理不足であると考えたため、家計簿を設計し、普及させることにした。住民が使いやすい項目や形式を住民にヒアリングしようとしたが、私には〇〇〇語の能力が足りなかった。同僚の建築家やソーシャルワーカーに協力を得ようとしたが、彼らから自分の業務に集中したいと間接的に断られてしまった。そこで、私は同僚の仕事を能動的に手伝い、信頼を得た上で、彼らの業務に家計簿の普及がどのようなメリットをもたらすのかを伝え、最終的に協力を得ることができた。結果、ニーズに合った家計簿を設計でき、それを普及させることで、NGOの貯蓄プログラムに参加する住民比率を◯割から◯割に向上させられた。この経験から目標を共有して、多様な専門家を巻き込むことで1人では解決困難な課題にも立ち向かうことができることを実感した。就職先の企業を選ぶ上で最も重視していることを教えて下さい(200字以内)私が最も重視しているのは、日本と世界でインフラ整備に携わることができることである。というのも、日本の質の高いインフラが人々の生活を大きく変え、支えている様を目の当たりにしてきたためである。私の父は東南アジアで橋建設に携わっていた。父を訪ねるために〇〇〇〇を訪問した際に、現地住民が野菜販売の籠を持って橋を渡っているのを見た。日本のインフラ技術が大きく人々の生活を変えたことを実感した。J-POWERを志望する理由、及び入社後に取り組みたい仕事や実現したいことについて具体的に教えてください(400字以内)貴社を志望する理由は2つある。1つ目は、貴社が全国的な送電網の整備と発電所運営を通じて、日本社会の土台を支えてきたためである。東日本大震災で、停電を経験した。実家は震災2日前にオール電化にしたばかりで、停電が日常生活に大きな支障をきたした。貴社は古くから多様な発電方法の開発や異なる周波数間の電力融通を行っており、日本全国の電力供給の安定化に寄与している点に魅力を感じている。2つ目は、60カ国以上において、海外コンサルティング事業で信頼を培ってきた点に魅力を感じるためである。インフラ事業という国の根幹をなす事業を行う上で、国、地方行政、地域住民と様々なレベルとの信頼関係が肝要だと考える。私は、まず日本国内の発電所において、経理・総務業務に携わり、現場でのオペレーションや発電所のダイナミクスを感じながら働いた上で、私の持ち味である冷静さと俯瞰力を活かして国内外の電力事業の企画や管理に携わりたい。2020年度(事務系総合職)この合格者ESはこちらから学生時代に力を入れて取り組んできたことは何ですか。なぜそれに力を入れたのか、どのように取り組んできたのか、その結果などについて具体的に教えてください。500文字以下音楽サークルで、調整力を活かし自らの企画を実現させました。新歓係の私は、音楽を通じて絆を深めるサークルの文化に惹かれ愛着を持っており、その文化を新入生に繋ぐ目標がありました。課題は新入生増加による上級生との関係希薄化でした。私は両者の接点を増やすべく、異学年が一緒に演奏する「シャッフルライブ」を提案しました。導入にあたりライブ運営係から、繁忙期に新たなライブを追加する余裕がないと反発がありました。私は相手の立場になって議論を重ね、機材を簡素化することで負担を減らしました。すると、演奏の質が低下しライブが成立しなくなるという不安の声が上がりましたが、私は演奏の質よりも交流の場を設けることが優先だと考えていました。またそれまでの上級生の活動から、新入生の魅力を活かしつつ、演奏を観客に披露できるレベルに仕上げる力があると確信しており、説得しました。このように不安を解消し、案を導入できました。ライブは成功し定番企画となったことで、新入生にも文化が根付き退会率は75%低下しました。この経験より、各自と対話を図り全体最適を見つけることで、自身の想いをチームで形にできることを学びました。大学・大学院で履修した授業の中で特に印象に残っている科目についてご記入ください。150文字以下「○○論」です。期末課題では、日本における海洋エネルギー発電の普及についてのレポートを執筆しました。海洋エネルギー発電は島国の日本では高いポテンシャルを秘める一方、周辺住民の反対などの理由で導入が進みにくい現状にあることを知り、住民のメリットを提示することで協力を促す可能性があるとまとめました。就職先の企業を選ぶ上で最も重視していることを教えて下さい。200文字以下第一に、チームで協力する仕事ができることです。過去の経験から、個人競争よりもチームワークを大切にして進行する仕事に適性を感じているからです。第二に、人々の人生に安心と豊かさを提供できることです。新入生のサークル生活に安心感と幸福感を与えたことに喜びを感じた経験から、その想いが芽生えました。人々の生活を支える責任を担い、お客様とチーム内の信頼関係を構築して働ける会社に勤めたいと考えています。自分自身について自覚している性格を教えてください。200文字以下責任感の強い性格だと自覚しています。○○のアルバイトではお金をメインに扱う仕事をしています。その仕事を日々着実に遂行し、お客様との信頼関係を築いていくことに喜びを感じています。またサークルの文化を後代に継承した経験では、サークルの未来を背負っているという責任感を糧にして努力することができました。社会でも、人々の生活を支えるような仕事に就き、責任感を持って日々真摯に業務にあたりたいと考えています。J-POWERを志望する理由、及び入社後に取り組みたい仕事や実現したいことについて具体的に教えてください。400文字以下貴社での成長が「生活を支える仕事で、人々に安心を提供する」という想いの実現につながるからです。新入生にサークル文化を継承し、安心感と幸福感を与えた経験から、その想いが芽生えました。生活になくてはならないエネルギーの安定供給を担い、当たり前の生活を守り続けるエネルギー業界に興味を持っています。中でも貴社は、電力供給の上流部分である発電に特化し、流行り廃りに左右されずに安定した電力供給を続ける使命を持って働けることに魅力を感じています。貴社では、再生可能エネルギー事業に携わりたいです。原発や環境への規制が強まる中、再生可能エネルギーのシェアを伸ばし、貴社が掲げる「エネルギーと環境の共生」の実現に貢献したいと考えています。貴社の仕事では、現業の方々、各部署、他社、行政など様々な立場の方と関わることが多いと聞いています。自身の調整力を活かし、それらの方々の意見をまとめることで仕事に役立てたいです。最後に本記事では、電源開発(J-POWER)の採用実績を採用大学別などの切り口でまとめました。男女比率でいうと男子が多く、理系修士の採用が多いように見られます。今回切り口とした採用実績校や男女別、文理別は複数ある評価基準のうちの1つの基準でしかありません。自らは志望する企業であれば、採用実績の有無に関わらず選考にぜひ挑戦してみることをおすすめします。以下の記事も参考にして、電源開発の対策を十分に行ってください。
- 電源開発(J-POWER)のインターン選考(ES)対策|合格者ES付き 11,471 views 電源開発(J-POWER)のインターンシップES一覧はこちらから全国90か所以上に発電所を保有・運営するなど、日本の電力供給を支えている企業である"電源開発(J-POWER)"。1990年代後半からは、海外コンサルティング事業で培った「経験・信頼・ネットワーク」を活かし、アジアと米国を中心とした海外展開も進めています。本記事では、電源開発(J-POWER)のインターン内容から具体的な選考対策までを紹介します。【本記事の構成】●エネルギー業界とは●電源開発(J-POWER)とは●電源開発(J-POIWER)のインターン内容について●電源開発(J-POWER)のインターンレポート●電源開発(J-POWER)の求める人材像●電源開発(J-POWER)のインターン選考内容●電源開発(J-POWER)のインターン選考:ES対策●最後にエネルギー業界とは一括りにエネルギー業界と言っても、業界内には様々な事業が存在します。事業は以下の4つに大きく分類することができ、各事業の代表企業は以下の通りとなっています。◆電力東京電力、関西電力、電源開発(J-POWER)◆ガス東京ガス、大阪ガス◆石油JXTGホールディングス、出光興産、昭和シェル石油、国際石油開発帝石(INPEX)◆レアメタル・レアアース昭和電工、住友電気工業、三菱マテリアル各事業の特徴についても詳しく紹介します。電力事業電力事業は主に、"地域電力会社や電気事業者が電気を発電し、その電気を必要な人の元へ届けるサービス"です。ガス事業ガス事業を行っている企業の業務は「ガス供給」であり、"燃料ガスを消費者に送るサービス"を行っています。ガス業界は担当する地域が決まっており、比較的安定している業界と言えるでしょう。石油事業日本国内の原油資源は乏しいため、"海外から輸入した原油を精製し、石油として販売する"のが主な事業になります。レアメタル・レアアース事業"航空機の機体や電気自動車(EV)用電池"の重要素材にあたるのが「レアメタル・レアアース」であり、それらを「輸入・開発」するのがこの事業になります。以上が、エネルギー業界内の主な4つの事業になります。エネルギーとは"人々の日常生活において欠かせないもの"です。エネルギーが消費者の元に届くまでには、大きく分けると"探鉱・開発→輸送→加工・流通"の3つのフェーズに分かれており、エネルギーを社会に届けるために、多種多様なプレーヤーが協力・連携し合っています。エネルギー業界は「インフラ業界という安定感・生活に身近なエネルギー」という面で、例年就活生から非常に人気の業界ではありますが、"事業・企業ごとの違い"をしっかりと確認し、選考に臨むことが重要となります。電源開発(J-POWER)とは全国的な電力不足を克服するため、1952年7月に「電源開発促進法」が成立し、この法律にもとづいて同年9月に設立されたのが"電源開発(J-POWER)"になります。本社を東京都中央区銀座に構え、2019年3月31日時点で2,445名もの社員が在籍しています。電源開発(J-POWER)は全国90か所以上に発電所を保有し、運営しています。その発電設備出力はおよそ1,800万kWにのぼり、これは国内の電力会社では6番目の大きさです。また、電源開発(J-POWER)は発電所で電気をつくり、東京電力や関西電力など各地域の電力会社や「新電力」と呼ばれる会社に"販売(卸売り)"も行っています。電源開発(J-POWRER)は「電力事業」を行っていますが、その事業内容を分類すると、大きく6つの事業に分けることができます。以下、その詳細になります。①再生可能エネルギー設立以来の水力発電をはじめ、風力発電、地熱発電、バイオマス燃料製造など、さまざまな再生可能エネルギー事業を展開しています。②火力発電事業石炭火力のリーディングカンパニーとして、クリーンで高効率な石炭火力発電所を運用しています。③送変電事業全国の地域間を相互に連系する送変電設備で日本の電力の広域的な運用に貢献しています。④原子力発電事業現在、青森県下北郡大間町において、大間原子力発電所の建設工事に取り組んでいます。⑤通信・その他の事業電力設備の安定運用を支える高信頼度の情報通信ネットワークを構築するほか、多様なエネルギー供給・エンジニアリング事業を展開しています。⑥海外事業国内での実績をもとに、海外でも半世紀以上にわたる取り組みを行っています。「日本と世界の持続可能な発展に貢献する」という企業理念のもと、グローバルに事業を展開していきます。海外事業は「海外コンサルティング事業・海外発電事業」の2つに大別されます。【引用】電源開発(J-POWER)企業HP:事業情報電源開発(J-POWER)は「電力事業」を行っていると言われていますが、電力事業といってもその種類は様々であり、上記のように分類されます。そんな電源開発(J-POWER)の"企業理念"は以下の通りとなっています。使命わたしたちは人々の求めるエネルギーを不断に提供し、日本と世界の持続可能な発展に貢献する。信条●誠実と誇りを、すべての企業活動の原点とする●環境との調和をはかり、地域の信頼に生きる●利益を成長の源泉とし、その成果を社会と共に分かち合う●自らをつねに磨き、知恵と技術のさきがけとなる●豊かな個性と情熱をひとつにし、明日に挑戦する【引用】電源開発(J-POWER)企業HP:企業理念・行動規範日本全国・世界各地で電気をつくり、送り届けることで、日本国内の「経済発展と国民生活の向上」に貢献している企業が、今回紹介する"電源開発(J-POWER)"になります。電源開発(J-POWER)のインターン内容についてここでは、電源開発(J-POWER)のインターン内容について具体的に紹介します。21卒向けサマーインターンでは「理系・文系」に分かれ、計3つのコースで開催されます。(高等専門学生向けのインターンもありますが、ここでは割愛します。)学士課程・修士課程(電気・電子・情報通信・機械・化学系)対象コース:5days【現場実習型】◆実施場所全国の発電所、送電設備、情報通信所のいずれか一か所(応募受付後決定)◆開催時期7月下旬~9月上旬の間の平日5日間で順次実施(具体的な日時は応募受付後決定)◆募集人数30名程度(予定、実習地点合計)【設備見学型】◆実施場所J-POWER本店(東京都)、奥清津発電所(水力、新潟県)、磯子火力発電所(神奈川県)、東日本支店(送電・変電・情報通信、埼玉県)◆開催時期8月5日(月)~9日(金)、8月26日(月)~30日(金)、9月9日(月)~13日(金)の3日程で実施予定◆募集人数各日程ともに30名程度(予定)学士課程・修士課程(土木・建築・地質系)対象コース:2days◆実施場所J-POWER本店(東京都)、茅ヶ崎研究所(神奈川県)◆開催時期9月3日(火)~4日(水)◆募集人数30名程度(予定)学士課程・修士課程(文系)対象コース:2days※文系就職希望の理系学生の方も応募可能◆実施場所J-POWER本店(東京都)、磯子火力発電所(神奈川県)◆開催時期A日程:8月27日(火)~28日(水)B日程:9月10日(火)~11日(水)C日程:9月12日(木)~13日(金)◆募集人数各日程共に30名程度(予定)実施場所や開催時期がまだ未定のコースもありますが、興味のある方は各コースの詳細を確認した上で申し込んでみましょう。【引用】電源開発(J-POWER)企業HP:採用情報(インターンシップ情報)電源開発(J-POWER)のインターンレポートここでは、電源開発(J-POWER)の20卒インターンレポートを一部抜粋して紹介します。以下のレポートは「事務系(文系)インターン」のものになります。参加学生の在籍大学および雰囲気についてお答えください。(100文字以上)全体的に学歴が高い印象で、自分の所属した班では、京阪神、旧帝大の学生がほとんどだった。参加したインターンシップは事務系向けで、文系の学生が多かった。インフラ業界を志望している学生が多く、同業他社のインターンに参加している学生もおり、業界理解が深い人もいた。インターンの内容・課題の概略について教えてください。(100文字以上)1日間の開催。参加人数は30人ほどで、5つの班でグループワークがメインだった。10時から始まり、午前中はまず電力業界や、それを取り巻く環境と会社自体の説明があった。その後1つめのグループワークをした。午後からもグループワークがメインで、2つのワークをした。その後1日のフィードバックと質疑応答の時間があった。インターンの内容について詳細をお答えください。(200文字以上)午前中はまず業界の説明と会社の説明があった。業界の説明ではエネルギーミックスや電力自由化という最近の電力業界の変化などを取り上げ、その中での会社の立ち位置という説明だった。会社の説明では、事業の説明と今後の展開などの説明がなされた。その後、3つのグループワークがあった。1つめのグループワークでは、情報やほかの例を参考に発電所の建設する際の条件などを考え、建設予定地を決定するというというものだった。2つめのグループワークでは発電所建設の工程表を完成させるというものだった。その中で、建設工程、建設前後において事務系にはどのように働くのかを学んだ。3つめでは、発電所建設の用地取得や燃料調達といったケースワークを通じて事務系職種を学んだ。グループワーク終了後、社員の方と内定者の方に対しての質問の時間が設けられた。インターンの雰囲気についてお答えください。(100文字以上)全体的に賢く、落ち着いた人が多い印象だった。グループワークでは、各人が自分の意見をもち、円滑に議論をすることが出来た。他の班でも賑やかに議論がされていた。質問の時間では、多くの人が質問しており、業界の志望度が高い人が多く参加している印象だった。インターンを通じて得たこと、成長した点についてお答えください。(200文字以上)電力会社のインターンは初めてだったので、電力業界を取り巻く状況がよくわかった。これからの時代は環境問題や自由化の観点から電力と社会の関係が大きく変化していくと感じた。またグループワークを通じて、発電所建設の際に事務系職員がどのように関わり、どのようなスキルが必要なのかということを学ぶことが出来た。また、グループワークでは周りの参加者が意見を持ち立ち回っている中で、自分の役割を見つけ、自分から動くことが大切だと感じた。20卒向けインターンレポートの詳細を確認したい方は、こちらからご覧ください。電源開発(J-POWER)の求める人材像ここでは、電源開発(J-POWER)の求める人材像について紹介します。電源開発(J-POWER)は自社として「求める人材像」を明記していません。しかし、"企業行動規範"として以下のように掲げています。信頼度の高いエネルギーの提供当社は、経験豊かな人材と最新の技術により、国の内外を問わず、信頼度の高いエネルギーの提供に全力を尽くします。安全の確保当社は、事業の推進にあたっては、常に安全意識の高揚を図り、公衆及び作業従事者の安全の確保を最優先します。環境の保全当社は、当社の事業活動が環境問題と深く関わっているとの認識に立ち、環境保全活動に積極的に取り組みます。社会への貢献当社は、「良き企業市民」として、海外を含め、積極的に社会貢献活動に取り組むとともに、地域社会の発展に貢献します。働きがいのある企業風土づくり当社は、安全で働きやすい環境を確保するとともに、社員の人格・個性を尊重し、常に新しいことに挑戦していく働きがいのある企業風土づくりに努めます。法令と企業倫理の遵守当社は、確固たる遵法精神と倫理観をもって誠実かつ公正な事業活動を行います。また、市民社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力とは断固対決します。経営トップの対応経営トップは、本規範の精神の実現が自らの役割であることを認識し、率先垂範の上、関係者への周知徹底に努めます。本規範の趣旨に反するような事態が発生したときには、経営トップ自らが問題解決にあたり、原因究明、再発防止に努めるとともに、責任を明確にした上、自らも含めて厳正な処分を行います。【引用】電源開発(J-POWER)企業HP:企業理念・行動規範上記に記載した企業行動規範、そしてエネルギー業界の特徴などを踏まえ、を参考に考えると、以下の2点が"電源開発(J-POWER)の求める人材像"に合致するのではないかと考えました。①関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことができる人材②価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる①に関しては、エネルギー業界に属している以上、"消費者からの信頼・安全の確保・社会への貢献"を追い求めていくことは必須であるためです。そのためにも関係者(消費者)との信頼関係を構築し、電力供給を滞りなく行っていこうとする気概は重要となります。②に関しては業務の性質上、"様々な業界や企業・多くの消費者"と関わる必要があるためです。エネルギー業界という特徴上、社内のみで事業が完結することはまずないため、どのような方とも協力して成果をあげることができる人材は重要となるでしょう。選考においては、上記2点の「求める人材像」を意識した上で臨んでいただければと思います。電源開発(J-POWER)のインターン選考内容ここでは、電源開発(J-POWER)の21卒向けサマーインターンの選考内容を紹介します。21卒向けサマーインターンは、3コース共通で以下の選考フローとなっています。エントリーシート(以下、ESと明記)▼インターン参加選考フローは「ESのみ」ということで、ES対策に関しても詳しく確認していきます。電源開発(J-POWER)のインターン選考:ES対策ここではESの対策を紹介します。21卒向けサマーインターンの「ESの設問項目」に関しては、3コース共通で以下の通りとなっています。①J-POWERグループのインターンシップへ参加を希望する理由を記載ください。(400文字以下)②研究内容または印象に残った授業について記載ください。(200文字以下)③今までの人生の中で、最も達成感を味わった経験を記載ください。(200文字以下)それぞれの設問についても詳しく紹介していきます。①J-POWERグループのインターンシップへ参加を希望する理由を記載ください。この設問では、いわゆる「志望動機」を聞かれています。企業が志望動機を質問する目的としては、"①自社への志望度を知りたい・②入社の際のモチベーションを知りたい"という2つが主に挙げられます。そのため上記2つの目的を網羅する論理的な志望動機を伝え、志望している理由を、選考官に納得してもらう必要があります。また、今回の設問は「インターン参加への志望動機」となります。そのため、"このインターンで何を学びたいのか・このインターンに参加することによってどのような姿になりたいのか"等を書けると、高い評価を得ることができます。以下に「志望動機に関するES作成」に役立つ記事を載せておきますので、こちらも併せてご覧ください。【参考】以下、20卒向けサマーインターン参加者のESになります。J-POWERグループのインターンシップへ参加を希望する理由を記載ください。国内、国内外での電力発電の第一人者である貴社で、私はどのような業務を行い貢献する事が出来るのか、という事を明確にしたいと思い、参加を希望しています。電力の自由化に伴い、そのような市場で大きな成長をするためにはコストによる競争を勝ち抜く必要があると考えています。中でも石炭火力発電は費用対効果に優れており、さらにそこに貴社の持つ最先端技術が加われば、より効率的に、安定して電力を供給する事が出来ると考えています。また貴社の保有している低炭素での高効率発電技術に加え、CCS技術などの開発を進める事により、国内外での事業展開を今後も拡大していく事が可能だと考えております。このような貴社特有の技術を最大限に活かし、貴社に貢献する為にはどのような経営戦略が必要なのか、といった事を実際の業務を通じて学んでいきたいと考えています。【合格者ES】事務職(文系)インターンエントリーシート:2020卒②研究内容または印象に残った授業について記載ください。研究内容に関しては学生時代に1番頑張ったこと、つまり「ガクチカ」を問われています。企業がガクチカを質問する意図としては、"経験自体のレベル・スペックの把握”と"自社に合う・マッチする人材か知るため”という2つが挙げられます。また、その上で評価基準として以下の3つが主に用いられます。①実績自体のインパクトがどれだけあるか②書いてある内容から思考力・考えの深さ・人柄を示すことができているか③企業で活かせる学びを得ているかつまり、上記の2つの意図に沿い、その上で3つの評価基準を満たすことが「高く評価されるガクチカ」となります。下記の記事や動画でガクチカの書き方を詳細に説明しているので、参考にしてみてください。【参考】また、「印象に残った授業」の問いに関しては"自身が最も興味を持っている分野・その授業でどのような学びを得たのか"という内容を問われています。単純に「印象に残った授業・その内容」を書くのではなく、"なぜ印象に残ったのか・その授業からどのような学びを得たのか"という内容を盛り込むことができると、高い評価を得ることができるでしょう。③今までの人生の中で、最も達成感を味わった経験を記載ください。この質問では、"その人の価値観・背景・人柄"などを確認したいという意図があります。そのため、「経験の内容」を書くだけでは高い評価を得ることはできません。"なぜこの経験を通して達成感を味わったのか・自分はこういう場面で達成感を味わいやすい"といったように、「自身の人柄」を表現する内容を盛り込むように心掛けましょう。また「今までの人生の中で」ということで、別に大学生時代の経験でなくても構いません。純粋に「最も達成感を味わった経験」を書くようにしましょう。【参考】以下に20卒向けサマーインターン参加者のESを載せておきますので、こちらも併せてご覧ください。今までの人生の中で、最も達成感を味わった経験を記載ください。IT企業のインターンで上位の成績を収めた事です。内容は空港業務を最適化するプログラムの考案で、私は両替窓口で使用するプログラムを考案しました。初めに為替を考慮し自動計算する機能と、取引される紙幣の画像などがお客様側に表示される機能を実装しました。その後は業務の流れを細かく分析する事により、紙幣の管理や記帳などの通常作業の効率化にも応用できる事に気付き、追加で実装し上位の成績を収める事が出来ました。【合格者ES】事務職(文系)インターンエントリーシート:2020卒最後に今回は日本のインフラの一つである「電力供給」を行っている企業、"電源開発(J-POWER)"のインターン内容と選考対策を紹介しました。エネルギー資源の乏しい日本において、電源開発(J-POWER)が行っている「電力事業」はなくてはならないものであり、"日本を支えている企業"といっても過言ではないでしょう。そんな電源開発(J-POWER)のサマーインターンは、「現場実習・設備見学」などの体験を行うことができ、業界研究・企業理解にはもってこいのコンテンツとなっています。本記事を通して電源開発(J-POWER)のインターン内容についての理解を深めていただき、ESの対策を入念に行った上で選考に臨んでいただければと思います。最後に電源開発(J-POWER)の企業研究、エネルギー業界の業界研究に役立つunistyleの記事を記載しておきますので、こちらも併せてご覧ください。関連記事電源開発(J-POWER)の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから