JPモルガン関連のテクニック
2 件
- J.P.モルガンのインターン選考(録画面接・面接)対策 17,441 views J.P.モルガンのインターンエントリーシート(ES)一覧はこちら法人向け事業としてグローバルに展開している「J.P.モルガン」。外資系投資銀行業界の中でもJ.P.モルガンは、世界の非営利団体や慈善団体を支援しており、社会貢献に力を入れていることが特徴とされています。本記事ではJ.P.モルガンのインターン内容から具体的な選考対策までを紹介します。【本記事の構成】●外資系投資銀行とは●J.P.モルガンとは●J.P.モルガンのインターン内容●J.P.モルガンの求める人材●J.P.モルガンのインターン選考フロー●J.P.モルガンのインターン選考:録画面接対策●J.P.モルガンのインターン選考:面接対策●最後に外資系投資銀行とは外資系投資銀行とは法人向けに証券業務を行う銀行のことを指し、日本で言う"証券会社”に当たります。顧客は一般企業や金融機関、そして機関投資家まで多岐に渡ります。主な業務内容に関しては、企業や機関を顧客として資金調達やM&Aのアドバイスを行ったり、機関投資家向けの金融商品の売買などがあります。また、自社のための売買も行っています。続いて、部門ごとの業務内容を紹介します。外資系投資銀行は、部門・部署によって業務内容が大きく異なります。そしてその部門や部署は大きく分類すると、以下の4つに分けることができます。投資銀行部門(IBD)マーケット部門リサーチ部門アセット・マネジメント部門投資銀行部門の略称であるIBDとは"InvestmentBankingDivision”のことを言い、投資銀行の花形部門と言われています。主に資金調達の提案や企業のM&Aなどを行うため、顧客である大手企業などの財務コンサルタントなどを担う部門になります。マーケット部門は"株式や債券などの金融商品の営業・売買をする"部門になり、部門内でもさらに「トレーディング、セールス、ストラクチャー(マーケティング)」に分かれています。トレーディングは市場での金融商品の売買や取引、セールスは顧客に対する案件取引、ストラクチャーは金融商品の設計などを行います。リサーチ部門は"金融関係の調査や分析を行う"部門であり、金融商品から経済動向まで幅広い調査を行います。そのため財務分析のスキルだけでなく、各業界についての知識や理解が求められる部門になります。また、このリサーチを行う人を「アナリスト」とも呼びます。アセット・マネジメント部門は、"顧客である企業、個人の資産運用を行う"部門です。この部門では他の部門よりも金融についての深い知識が求められ、基本的には顧客の資産を扱って資産運用を行います。部門という名称がついていますが、投資銀行と分かれ、完全な別会社になる場合も多くあります。また、一般的な企業と比較して外資系投資銀行の特徴としては、以下の3つのキーワードで表すことができます。●実力主義●激務●高収入外資系投資銀行は仕事の成果が市場環境に影響されやすく、成果を出せなければ異動や解雇になるリスクも高いと言われています。しかしその一方で、若手のうちから主要な業務を任されることも多く、自主的に動くことができる人ならば成長しやすい環境であるとも言えるため、"実力主義の風潮”はかなりあります。労働環境に関しては、「激務」であることに間違いありません。時代の変遷にあわせて徐々に労働環境は改善しているそうですが、毎月の残業時間が100時間を超えることも稀ではないようです。"過酷な労働環境と引き換えに、圧倒的に高い給与を貰っている”という風に捉えて良いでしょう。外資系投資銀行の給与は、基本的に基本給+年1回のボーナスで支払われます。企業ごとに差はありますが、新卒1年目の給与は基本給+ボーナスで600~700万円ほど、さらに3年ほどで昇給すると1500~2000万円ほどにもなると言われています。J.P.モルガンとはJ.P.モルガン・チェース・アンド・カンパニーは米国ニューヨークに本社を置く世界有数のグローバル総合金融サービス会社です。投資銀行、証券取引、資金決済、証券管理、資産運用、プライベート・バンキング、コマーシャル・バンキング、コンシューマー・コミュニティ・バンキングなど多岐にわたる金融サービスを提供しています。基本理念は「一流のビジネスを一流の方法で実践する」で、世界で最も信頼される金融機関となることを目指しています。J.P.モルガンの事業内容は以下の6つです。インベストメント・バンキングトレジャリー・サービスコーポレート・バンキングマーケットインベスター・サービスアセット・マネジメントそれぞれ詳しく説明します。インベストメント・バンキング業界屈指のグローバル・ネットワークとグループ内に銀行から証券まで有する総合力を背景に、金融資本市場や業界事情に精通した経験豊富な専門家チームがM&Aアドバイザリー業務を担い、株式・社債等の発行によってお客様の資金調達を支援しています。トレジャリー・サービス世界最大規模のキャッシュ・マネジメント体制を備え、送金決済、回収、流動性管理、インベストメント・マネジメント、貿易金融、サプライチェーン・ファイナンスなどグローバルベースで包括的な金融ソリューションを提供しています。コーポレート・バンキング日本の事業法人や海外企業の在日子会社、金融法人および政府系機関のお客様に、J.P.モルガンの各部門が提供するサービスを横断的に活用していただくための窓口を担っています。マーケット債券・株式・為替・調査と分類され、それぞれお客様のニーズに沿ったサービスを提供しています。インベスター・サービス信託銀行、保険会社、資産運用会社、証券会社などの金融機関に対しグローバル・カストディ、セキュリティーズ・レンディング、グローバル・ファンド・サービス、クリアリング、コラテラル・マネジメント等の資産管理サービスを提供しています。アセット・マネジメント日本におけるアセット・マネジメント業務は、国内年金基金などの機関投資家向け資産運用サービスに加え、銀行や証券会社などの販売会社を通じて個人投資家向け投資信託商品の提供も行っています。参考:J.P.モルガンHPJ.P.モルガンのインターン内容続いては、J.P.モルガンのインターン内容について紹介していきます。22卒向けのJ.P.モルガンのインターンでは「ホールセールペイメント部門」と「投資銀行部門」の2種類が用意されています。それぞれの部門について詳しく紹介します。ホールセールペイメント部門◆日程8月下旬の2日間◆場所J.P.モルガン東京社(東京都千代田区丸の内二丁目7番3号東京ビルディング)◆内容・ホールセールペイメント部門では2日間のサマー・ワークショップを実施します。銀行業務の根幹であるものの、明確なイメージを得にくい「クリアリング」や「キャッシュ・マネジメント」ビジネスについての理解を深めていただきます。・社員による講義、グループワークやネットワーキング・セッション等を通じて、銀行業務の基礎知識のみならず、銀行が世界のビジネスに及ぼす影響、またその役割の重要性、そしてJ.P.モルガン・チェース銀行に対する理解を深めていただけます。◆エントリー締切7月1日(水)参考:J.P.モルガン採用HP投資銀行部門◆日程(1)8月17日の週のうち3日間(2)8月24日の週のうち3日間◆場所J.P.モルガン東京社(東京都千代田区丸の内二丁目7番3号東京ビルディング)◆内容・投資銀行部門では3日間のサマー・ワークショップを実施します。まずは、第一線で活躍する社員からの投資銀行業務に関する講義を受講し、企業戦略、基礎的な財務・企業分析等に関する課題にその後、参加者に実際の業務に対する理解を一層深くめていただくため、社員から皆さんにフィードバックおよび分析をお伝えします。・ワークショップ終了後には、同業務に対する知識のみならず、投資銀行本部の役割やJ.P.モルガンに対する理解も深めていただけます。◆エントリー締切7月1日(水)参考:J.P.モルガン採用HPJ.P.モルガンの求める人材ここでは、J.P.モルガンの求める人材についての考察を紹介していきます。JPモルガンでは世界中の社員と協力して行う業務がたくさんありますが、東京オフィス内にも世界各国出身の社員が多く働いています。私もこれまで、アメリカ人やシンガポール人、日本人の上司のもとで様々なバックグラウンドを持つ同僚からたくさんの刺激を受けながら働いてきました。引用:ミドルオフィス・オペレーション部門社員の声JPモルガンは、「一流のビジネスを一流の方法で実践する」という基本理念を掲げています。今日持てる力の全てを尽くし、そして明日はさらに良い成果を出そうとする社員の意欲や向上心は、JPモルガンを確固たるグローバルチームとして団結させる礎となっています。Weareawinningteam-社員は高い倫理感を持ち、お客様を第一に考えて仕事に取り組んでいます。こうした姿勢はお客様からも評価をいただいており、また、世界で同じ志を持つ優秀な人材を惹きつけています。引用:企業文化自身でチャンスを掴みに行く姿勢が重要だと思います。ただし先ばかり見るのでなく、着実に足元を確かめつつ、ぐいぐい前に進んでいく、バランス力の長けた社員が多いことがJPモルガンの強さに繋がっているのだと思います。引用:アセット・マネジメント部門社員の声上記はJ.P.モルガンの採用HPにある社員の声を引用しています。社員の語る事業内容やメッセージからJ.P.モルガンの求める人材について考えていきます。一番始めに引用した記述からは、日々の業務の中で様々なバックグラウンドを持つ人々と働く環境がJ.P.モルガンにはあることがわかります。また、採用HPではそのように様々なバックグラウンドを持った人々が協働しやすい職場づくりを目指しているといった記述もあり、多種多様な視点でコミュニケーションがとれ、協力して成果をあげることのできる能力が求められていると理解できます。「社員は高い倫理感を持ち、お客様を第一に考えて仕事に取り組んでいます。こうした姿勢はお客様からも評価をいただいており、また、世界で同じ志を持つ優秀な人材を惹きつけています。」という記述では「高い倫理感」と「お客様第一」といった姿勢がJPモルガンで働く上での共通理念であること、そしてこの姿勢を持って働くことのできる人材を求めていることがわかります。外資系投資銀行であるJ.P.モルガンのビジネスモデル上、お客様との信頼関係が非常に重要であることは理解できます。そして、「高い倫理感」と「お客様第一」という姿勢はその信頼関係を構築するためであることが考えられますので、この姿勢を大切にして働ける人材というのはお客様との信頼関係が構築できる人材であることがわかります。また、「今日持てる力の全てを尽くし、そして明日はさらに良い成果を出そうとする社員の意欲や向上心は、J.P.モルガンを確固たるグローバルチームとして団結させる礎となっています。」や「自身でチャンスを掴みに行く姿勢が重要だと思います。」といった記述からは、強い意欲や自身で積極的に行動していく必要性があることがわかります。その後の「ただし先ばかり見るのでなく、着実に足元を確かめつつ、ぐいぐい前に進んでいく、バランス力の長けた社員が多いことがJ.P.モルガンの強さに繋がっているのだと思います。」からは、前に進んで行きながらも着実に実力をつけていく地道な努力がJ.P.モルガンの成果の秘訣であることがわかります。このことからは、J.P.モルガンでは個人で努力し続け、着実に実力をつけて成果を上げる能力が求められていることが理解できます。以上より、で考えると下記のような素養を持っている人材が求められていると推察されます。個人として努力し、成果をあげることができる関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことができる価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができるJ.P.モルガンのインターン選考フロー続いては、J.P.モルガンのインターン選考フローについて紹介していきます。以下が22卒対象のインターン選考フローになります。J.P.モルガンのインターン選考フローオンライン応募フォーム提出▼録画面接▼面接▼インターン参加21卒向けインターン選考まではエントリーシート(ES)を提出しておりましたが、22卒向けインターン選考ではエントリーシート(ES)ではなく、オンライン応募フォームの形式となっております。以下では、J.P.モルガンのインターン選考の面接対策について紹介していきます。J.P.モルガンのインターン選考:録画面接対策以下では、J.P.モルガンのインターン選考の録画面接対策について紹介していきます。J.P.モルガンのインターン選考では21卒から録画面接が実施されています。録画面接とは、自身の持つスマートフォンやパソコンで自撮り録画して提出する形となっております。質問される内容が決まっている場合や録画が開始してから質問が提示されて答える場合などがあり、企業によって異なります。録画面接では、身だしなみやハキハキと喋れているか等の「印象面」も重要な評価ポイントです。以下に「印象面」でチェックするべきポイントを紹介するので、是非参考にしてください。スーツの着こなしなどの身だしなみは問題ないか?姿勢が猫背になっていないか?声の大きさ・話す速さなど、聞き取りやすい話し方ができているか?笑顔など、好印象を与える表情ができているか?話している際、しっかりと視線を前に向けて話せているか?また、J.P.モルガンの面接の特徴として、日本語と英語の両パターンが必ず行われることが挙げられます。録画面接でも同様に日本語と英語の両パターンが求められることが予想されます。英語で質問される内容に関して、例年では、志望動機・学生時代頑張ったこと・学校での専攻内容・趣味や特技・気になるニュースなどオーソドックスなものが多いとされています。上記に挙げた例を中心に、面接でよく聞かれる質問例やその回答に使えそうなフレーズなどをあらかじめ調べておき、文字に起こして用意しておくと良いでしょう。下記の記事では、録画面接のコツについて詳しく解説されているので、本記事と合わせてご覧ください。【関連記事】J.P.モルガンのインターン選考:面接対策ここでは、J.P.モルガンのインターン選考の面接対策について紹介していきます。時間と面接を行う人数はコースによって異なる可能性があります。下記で紹介している内容は21卒向けの内容になるので、参考程度にご覧ください。時間:1時間人数:面接官2人、学生4人質問内容・自己紹介・投資銀行で働く上で最も大事だと思う要素・志望理由・自分の強みとそれが投資銀行業務にどう生きるか・最近読んだ本をおすすめしてください・尊敬している人物についてはなしてください(英語)以下では、それぞれの質問の対策について紹介します。自己紹介自己紹介の目的は自分という人間に興味を持ってもらうことです。つまり、自己PRのように自分を売り込むのではなく、「自分のことを知ってもらう」というスタンスになるため、自分の基本的な情報を答えるようにしましょう。ここで言う基本的な情報とは「氏名、学校名・学部・学科・学年、学生時代取り組んできたこと」などのことを指します。また、自己紹介では「印象面」をかなり見られています。回答内容の質ももちろん重要ですが、「ハキハキと元気に話す・笑顔で面接に臨む」などの基礎的な部分は最低限意識するように心掛けましょう。面接における自己紹介の仕方について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。参考:自分の強みとそれが投資銀行業務にどう活きるか上記の質問は自己PRについて聞かれています。自己PRに関しては上記で述べた考え方で構いません。もちろんエントリーシート(ES)とは異なり、面接では面接官とのコミュニケーションが重要になるため、面接官の意図に沿って回答することを意識してください。自己PRをする際のフレームワークは以下のようになります。このように「強み」は自己PRのフレームワークの一番最初の結論部分になります。あなたが企業の利益に貢献できる能力があることを端的に伝えましょう。自己PRについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。参考:参考:志望理由志望動機に関してはただ単純に「参加したい理由」を述べるだけではなく、「そのインターンで何を学びたいのか?何を経験したいのか?」という内容を述べ、その上で「参加したい理由」を伝えるようにしましょう。【志望動機のフレームワーク】参考:投資銀行で働く上で最も大事だと思う要素上記の質問に関しては、しっかりと業界研究・企業研究がされているかを見られています。業界や企業について聞かれても全て答えられるように対策を行いましょう。その際は以下の記事を参考にしてみてください。参考:外資系投資銀行業界尊敬している人物について話してください(英語)尊敬する人を聞く理由は"その能力を100%引き出すやる気(モチベーション)がどんな部分にあるかどうかを見極めるため"という意味合いが強いと考えられます。尊敬する人を聞くことで「就活生の将来なりたい姿・人物像」を知ることができ、その根底にある「就活生の価値観・モチベーションの源泉(=どのような場合にやりがいを感じるのか)」を見極めることができるという訳です。尊敬する人を答える際のコツは以下の3点があります。尊敬している理由を具体的に述べる回答を通じて自分自身の人柄を伝える他の質問に対する回答との一貫性を持たせる尊敬する人の答え方について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。参考:また、この質問では英語で答えることが求められています。ハキハキと答えることができるように、事前に文字に起こして、納得のいくまで何度も練習することをオススメします。最後に外資系投資銀行業界の中でもJ.P.モルガンは、世界の非営利団体や慈善団体を支援しており、社会貢献に力を入れていることが特徴といえると思います。外資系投資銀行はその圧倒的な高年収から、志望する学生も例年多数います。しかしその分インターン選考に臨む学生には優秀な方が多く、熾烈な競争を勝ち抜かなければ「インターン参加」は勝ち取ることができません。この記事を通して「J.P.モルガンの企業理解・各選考フローの特徴」を理解していただき、"選考突破"を目指していただければと思います。最後に「外資系投資銀行」に関するunistyleの関連記事を記載しておきますので、こちらも併せてご覧ください。関連記事J.P.モルガンの選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから
- JPモルガンのES対策!求める人材を理解して採用レベルの志望動機・自己PRへ 21,039 views JPモルガンはハイレベルな学生層から人気の高い業界である外資系投資銀行の一つです。外資系投資銀行ではアセット・マネジメント部門は別会社採用であることが多いですが、JPモルガンは同部門も採用を行っているという特徴があります。また、JPモルガン・チェース・アンド・カンパニーおよびJPモルガン・チェース財団は、世界の非営利団体や慈善団体を支援しており、社会的貢献を軸とする就活生にとってはその点でも魅力的な企業ではないでしょうか。そのようなJPモルガンの求める人材像を採用HPやESから考えていきます。本記事のコンテンツ・事業内容と採用HPから考えるJPモルガンの求める人材・JPモルガンのES解説・最後に事業内容と採用HPから考えるJPモルガンの求める人材J.P.モルガンでは世界中の社員と協力して行う業務がたくさんありますが、東京オフィス内にも世界各国出身の社員が多く働いています。私もこれまで、アメリカ人やシンガポール人、日本人の上司のもとで様々なバックグラウンドを持つ同僚からたくさんの刺激を受けながら働いてきました。参考:ミドルオフィス・オペレーション部門社員の声J.P.モルガンは、「一流のビジネスを一流の方法で実践する」という基本理念を掲げています。今日持てる力の全てを尽くし、そして明日はさらに良い成果を出そうとする社員の意欲や向上心は、J.P.モルガンを確固たるグローバルチームとして団結させる礎となっています。Weareawinningteam-社員は高い倫理感を持ち、お客様を第一に考えて仕事に取り組んでいます。こうした姿勢はお客様からも評価をいただいており、また、世界で同じ志を持つ優秀な人材を惹きつけています。参考:企業文化自身でチャンスを掴みに行く姿勢が重要だと思います。ただし先ばかり見るのでなく、着実に足元を確かめつつ、ぐいぐい前に進んでいく、バランス力の長けた社員が多いことがJ.P.モルガンの強さに繋がっているのだと思います。参考:アセット・マネジメント部門社員の声上記はJPモルガンの採用HPにある社員の声を引用しています。社員の語る事業内容やメッセージからJPモルガンの求める人材について考えていきます。一番始めに引用した記述からは、日々の業務の中で様々なバックグラウンドを持つ人々と働く環境がJPモルガンにはあることがわかります。また採用HPではそのように様々なバックグラウンドを持った人々が協働しやすい職場づくりを目指しているといった記述もあり、多種多様な視点でコミュニケーションがとれ、協力して成果をあげることのできる能力が求められていると理解できます。「社員は高い倫理感を持ち、お客様を第一に考えて仕事に取り組んでいます。こうした姿勢はお客様からも評価をいただいており、また、世界で同じ志を持つ優秀な人材を惹きつけています。」という記述では「高い倫理感」と「お客様第一」といった姿勢がJPモルガンで働く上での共通理念であること、そしてこの姿勢を持って働くことのできる人材を求めていることがわかります。外資系投資銀行であるJPモルガンのビジネスモデル上、お客様との信頼関係が非常に重要であることは理解できます。そして、「高い倫理感」と「お客様第一」という姿勢はその信頼関係を構築するためであることが考えられますので、この姿勢を大切にして働ける人材というのはお客様との信頼関係が構築できる人材であることがわかります。また、「今日持てる力の全てを尽くし、そして明日はさらに良い成果を出そうとする社員の意欲や向上心は、J.P.モルガンを確固たるグローバルチームとして団結させる礎となっています」や「自身でチャンスを掴みに行く姿勢が重要だと思います。」といった記述からは、強い意欲や自身で積極的に行動していく必要性があることがわかります。その後の「ただし先ばかり見るのでなく、着実に足元を確かめつつ、ぐいぐい前に進んでいく、バランス力の長けた社員が多いことがJ.P.モルガンの強さに繋がっているのだと思います。」からは、前に進んで行きながらも着実に実力をつけていく地道な努力がJPモルガンの成果の秘訣であることがわかります。このことからは、JPモルガンでは個人で努力し続け、着実に実力をつけて成果を上げる能力が求められていることが理解できます。以上より、「人気企業内定者に共通する、企業に伝えるべき5つの強み」における「1.個人として努力し、成果をあげることができる」「2.関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことができる」「4.価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる」人材が求められていると考えられます。JPモルガンのES解説(1)第1志望部門への応募理由を記入してください(2)自己PR・その他特記事項などを記入してください(3)金融業界およびJ.P.モルガンを志望する理由を記入してください以下、回答例を参考にJPモルガンのESを解説していきます。設問(1)「第1志望部門への応募理由を記入してください」について私が投資銀行本部に応募した理由は二点あります。一点目は、モノに縛られずに、様々な業界の方と深いレベルで関われるなかで、若くから最も多種多様な経験が出来る場所だと考えるからです。将来本当に自分に向いていることが見つかった時に、世の中の仕組みを理解し、様々な経営者の視点を知ることは非常に大切だと考えます。その点においても、他企業だと役員クラスでないと出来ないことを若くして、経験できることは自分にとって魅力的です。二点目は、変化への柔軟性と体力という私の強みを生かせるからです。昨日言ったことが急に変わる世界において、幼少期のベネズエラでの滞在、カナダへの留学などの度に柔軟な対応をしてきた私の姿勢は役に立つと確信しています。また、その激務さで有名な投資銀行本部において、私はサッカーで培ってきた体力でやっていける自信があります。以上2点が、私が投資銀行本部に応募させて頂いた理由です。参考:【外資系投資銀行内定】エントリーシートこちらの回答例では、1点目において自身が投資銀行部門に対する考え方から志望理由を示し、2点目において自身が投資銀行部門に適しているという視点から志望動機を示しています。まず、1点目の「若くから最も多種多様な経験が出来る場所だと考えるからです。」という記述や「他企業だと役員クラスでないと出来ないことを若くして、経験できることは自分にとって魅力的です。」からは、強い成長意欲や積極性を理解することができ、これは前項で述べたJPモルガンの求める人材像に該当しています。また、2点目では、「幼少期のベネズエラでの滞在、カナダへの留学などの度に柔軟な対応をしてきた」からは、多種多様なバックグラウンドを持つ人々と協働できるポテンシャルがあることがわかります。こちらも前項で述べた「人気企業内定者に共通する、企業に伝えるべき5つの強み」における「4.価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる」人材に該当しています。設問(2)「自己PR・その他特記事項などを記入してください」について私の強みは変化への柔軟性と体力です。私は大学二年生時にサンフランシスコの美術館でインターンシップを行い、プロモーション活動を学ぶ予定でした。しかし、私の到着二日前に社長が癌だと宣告されたため、私を受け入れる体制が全く整っていませんでした。元々少ない従業員は、社長の仕事の埋め合わせをしなければならないため、私は美術館の開閉や清掃、入館料の管理などの雑務をするように頼まれました。初めは嫌々でしたが、色々な人に感謝されるうちに、やりたくない仕事でも柔軟に考え方を変え、前向きに取り組むことで、自分が得られるものは何倍にもなることを学びました。この姿勢は業務内容が多岐にわたる貴社で働く際に役立つと確信しています。また、小学校時代からサッカーを続けており、現在でも週に4回のランニングは欠かさず行っています。試験期間には3日間寝ないこともよくあるので、体力には非常に自信があります。参考:【外資系投資銀行内定】エントリーシートこちらでは、インターシップの経験の中で、自分が望まない仕事でも柔軟に対応しやり遂げる事ができる能力があることがわかり、かつ、その経験から「色々な人に感謝されるうちに、やりたくない仕事でも柔軟に考え方を変え、前向きに取り組むことで、自分が得られるものは何倍にもなることを学びました。」という記述からは、やりたくない仕事であってもそこから学び成長しようという強い意欲があり、それを実行することのできるグリットとポジティブな思考回路を持っていることが理解できます。また、「色々な人に感謝されるうちに」という記述からは、モチベーションの源泉が他者の喜びにあることがわかりますので、この姿勢はお客様第一に働くことができそうだというポテンシャルを感じ取ることができます。改めて自己PRの書き方を確認したい方は、以下の動画を参考にしてみてください。設問(3)「金融業界およびJ.P.モルガンを志望する理由を記入してください」について「ウォールストリート」という映画を見て以来、金融業界に興味があったので、夏に幾つかの外資系金融機関のインターンに行った。そこは想像以上に刺激的な世界だったが、クビになるなどのリスクはあるものの、自分の成績がそのまま報酬として返ってくるシンプルな世界だということを知った。その上、外資系金融業界は個人の裁量が大きく責任ある仕事が早くからできると聞いたので、自己成長の観点からも自分にとても向いていると感じ、この業界でセールスとして働きたいと考えるようになった。以後、実情を調べるため様々な外資系金融業界の説明会やOB訪問を行ったが、一番多様性を感じたのが御社で、偶然にも○○大の方や、現在在籍している男子寮の塾長のお孫さんもいたりと、奇縁を感じる機会が多々あった。学生からの視点では会社毎の違いは分かりにくいが、その中でも御社の社員の方々は魅力的に感じる部分が多かったので、御社を特に志望している。参考:エントリーシートこちらの回答例では、金融業界に興味を持ったきっかけから、実際のインターンの経験を通して、「クビになるなどのリスクはあるものの、自分の成績がそのまま報酬として返ってくるシンプルな世界」や「個人の裁量が大きく責任ある仕事が早くからできる」といった環境を知り、このようなハードな環境は自分の成長意欲から適していると経験から動機が形成された背景を回答しています。金融業界の中でもJPモルガンを志望する理由として、「実情を調べるため様々な外資系金融業界の説明会やOB訪問を行ったが、一番多様性を感じたのが御社で、偶然にも○○大の方や、現在在籍している男子寮の塾長のお孫さんもいたりと、奇縁を感じる機会が多々あった。」というのも、実際のOB訪問という経験から形成された理由であり、かつ「学生からの視点では会社毎の違いは分かりにくいが、その中でも御社の社員の方々は魅力的に感じる部分が多かったので、御社を特に志望している。」からは、率直に会社毎の違いは理解しきれていないということを素直に話し、ただし社員に魅力を感じているというOB訪問等の経験から理解できる理由を示しています。このように志望動機においても実際の経験談や具体的エピソードから志望動機を語ることで評価につながると考えられます。経験から構成される志望動機は非常にロジカルに回答できますので、その点でも評価される回答になると考えられます。そのような志望動機の作成手順としては、①成し遂げたいこと⇒②きっかけとなる経験⇒③企業選びのポイント⇒④他に受けている業界とその業界ではダメな理由⇒⑤具体的に取り組みたい仕事⇒⑥業界の中でもその企業の理由の6つにおいて抑えるようにしましょう。以下記事や動画で、以上に述べたフレームワークについての詳細な説明や企業が志望動機を聞く意図、NGパターンなどを説明しているので必ず参考にして下さい。参考:内定レベルの志望動機が10分で書けるフレームワーク最後に外資系投資銀行、外資系コンサル志望学生はJPモルガンの選考を考えている人は多いのではないでしょうか。外資系投資銀行の中でも企業毎に社風や企業文化は大きく異なります。OB訪問や説明会で社員の方々と接することはそのような差異を捉える上で非常に重要になります。また、外資系投資銀行の選考は早い時期から行われ、サマーインターンの参加がその後の就職に有利に働くことがあります。unistyleではサマーインターンの情報についても豊富に掲載していますので、ぜひご活用ください。photobyMartinThomas