杏林製薬の本選考ES 18 件

エントリーシート(研究職) 杏林製薬 2020卒 男性 Q ①研究を進める上で最大の障壁であったことは何ですか?  ②それをどのように乗り越えましたか?  ③今後予想される障壁は何ですか? ※6年制薬系の方は薬局病院実務実習の経験についてでも結構です ※研究概要については予定のものでも結構です ※記入時に改行はしないでください (1500文字以下)
A ①ウイルスをタンパク質レベルで検出可能な抗体が得られず、研究テーマの継続が難しくなった。②積極的に共同研究先や担当の教授と話し合いを行い、アドバイスをいただきました。また、論文を読み他のアプローチ方法を探しました。その結果、100種類の抗体を網羅的に作製することにしました。この方法は手間もかかり、担当教員は否定的でした。しかし、できることは全て行いたいと思いを強く持っていました。なぜなら私は以前に研究テーマが中止になるという経験していたからです。100種類の抗体を作製し、その中で1つウイルス検出可能な抗体を取得することができました。研究は一人で成功するものではない、また粘り強く諦めない大切さを学びました。③キット化に向けた条件検討で障壁に当たると考えられます。条件検討は粘り強く一つ一つ条件をクリアしていく、キット作製会社と連絡を密にとり、必要な条件を見つけていくことで解決すると考えています。
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エントリーシート(研究開発職) 杏林製薬 2018卒 女性 Q 研究の概要について記入した上で、下記の点について簡潔に記載ください。 ①研究を進める上で最大の障壁であったことは何ですか? ②それをどのように乗り越えましたか? ③今後予想される障壁は何ですか?
A 小胞体はタンパク質の加工工場であり、分泌タンパク質や膜タンパク質が修飾を受け、折りたたまれることで加工されていきます。その際、折りたたみがうまくいかず異常タンパク質が生産されることもあります。異常タンパク質が小胞体に蓄積する異常のことを小胞体ストレスといい、このストレス状態に対処することが出来ないと細胞は生存することが出来ません。そのため、細胞には小胞体ストレスに対する3つの応答、1、タンパク質の生産ラインを止める、2、不良品を修復する、3、不良品を分解する、が存在します。特に3の応答は小胞体関連分解と呼ばれています。近年、小胞体ストレスがパーキンソン病や糖尿病など様々な疾患に関与することが明らかとなってきました。そのため、小胞体ストレスを解消する詳細なメカニズムを明らかにすることはこれらの病気の治療にも繋がる重要なものとして期待されています。私は小胞体関連分解のメカニズムを明らかとすることを目的とし、これに関与するとされる還元力について研究しています。小胞体関連分解において還元力は小胞体内にある異常タンパク質の折りたたみをほどくために必要なのですが、何がどのように還元力を小胞体に供給するのかは不明な点も多いです。私は生体内の抗酸化機構の1つ、チオレドキシンシステムに着目しました。チオレドキシンをコードする遺伝子を欠損させた細胞において異常タンパク質を小胞体に蓄積させた際の挙動を確認することで、抗酸化タンパク質Trx2が小胞体関連分解に還元力として関与することを明らかにしました。現在はTrx2がどのような経路でその還元力を小胞体に供給しているのかについて調べています。この経路を明らかにし、最終的には新規創薬ターゲットを見出すのに貢献したいと考えています。本研究を進める上で最大の障壁であったことは、実験に用いる酵母株の作製や酵母へ導入するコンストラクションの作製です。本研究では、具体的な研究に入る前に、多くの株をそろえる必要がありました。小胞体内に発現させる異常タンパク質にも数種類検討を行い、研究を始めて6カ月ほどは株の作成に費やし、結果の出ない時期を過ごしました。同じ操作を繰り返しているうちに、研究の大筋に目を向けることを忘れがちになりました。漫然と実験に取り組むため、なかなか進まず苦しい時期が続きました。しかし、このままでは研究が進まないと危機を覚え、この障壁を2つのアプローチで乗り越えました。1つ目は、目標を細かく設定し、一週間単位での計画と進捗管理を行うことです。また、それぞれの株をどの実験に用いるかをその都度確認し、目的を見失わないように努めました。2つ目は、プロトコルの見直しを徹底し、常に同じ操作で実験することです。実験操作の精密さを高めることで人的ミスを減少させるよう努めました。この2つのアプローチを行ったおかげで、効率的に株の作成を終えることができました。今後予想される障壁は、数千というタンパク質の中から目的のタンパク質を選択することです。現在、プロテオミクスにより、小胞体膜に局在するタンパク質の中からジスルフィド結合を介してTrx2と関与するタンパク質の一覧を得ました。今後は、それぞれのタンパク質に対して、アミノ酸配列や機能を一つずつ調べて優先順位をつけ、破壊株を作成します。株の作成の後は、異常タンパク質発現条件下でどのような挙動が観察されるか、またTrx2とジスルフィド結合を介しているかの確認などを行う予定です。目的とする小胞体膜タンパク質が同定できた後は、それ以降または以前の還元力供給経路を探索する予定です。(1491)
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杏林製薬のインターンES 12 件

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