ニチレイフーズの本選考ES 22 件

エントリーシート(研究職) ニチレイフーズ 2020卒 女性 Q 研究概要(1000字-1500字)
A 私の修論テーマは、必須脂肪酸欠乏状態におけるミード酸が、骨格筋のエネルギー代謝に及ぼす影響についてです。必須脂肪酸は人の生体機能の恒常性維持に重要な物質です。必須脂肪酸は、脂肪酸伸長酵素や不飽和化脂肪酸といったような酵素が働くことによって、生体膜の構造・生理的機能に必要のある多価不飽和脂肪酸に変換されます。しかし人間の体は、必須脂肪酸を合成することができないため、食事から必須脂肪酸を摂る必要があります。もし、必須脂肪酸の供給が、摂取総カロリーの1~2%以下になると必須脂肪酸欠乏状態になると言われています。必須脂肪酸欠乏状態に陥ってしまうと、多価不飽和脂肪酸が合成されず、皮膚障害や成長遅延などが生じると共に、欠乏状態にのみ生じるミード酸という脂肪酸が産生されることは知られています。しかし、ミード酸という物質が、体内でどのような働きをしているのかほとんど明らかにされていません。そこで、私は、この物質がヒトの生理機能においてどのような役割を果たしているのかを明らかにするため、Fads2遺伝子が特異的に不活性化されたFads2ノックアウトマウスという、遺伝子組み換えマウスを用いて検討を行っています。Fads2遺伝子とは、多価不飽和脂肪酸を合成する上で重要な酵素であると共に、必須脂肪酸欠乏状態におけるミード酸を合成する際にも働きます。このことから、必須脂肪酸欠乏時のFads2ノックアウトマウスの臓器を解析することで、ミード酸の生理機能を明らかにすることが出来ます。具体的には、現在私はFads2ノックアウトマウスの骨格筋に着目して、ミード酸の産生意義について研究を行っています。私達の体において最大のエネルギー消費器官である筋肉は、多価不飽和脂肪酸を多く含んでおり、これら脂肪酸が骨格筋のエネルギー産生を促進することは報告されています。しかし、必須脂肪酸欠乏状態による骨格筋への影響についてはほとんど明らかになっていません。そこで、通常の野生型マウスに必須脂肪酸欠乏食を与える群と、Fads2ノックアウトマウスに必須脂肪酸欠乏食を与える群の2群にマウスを分けて実験を行っています。食事内容によって変化するミード酸の有無が、筋肉のエネルギー代謝においてどのような役割を果たしているのかを明らかにすることで、将来的には、必須脂肪酸欠乏による症状のメカニズム解明につながる可能性があると考えています。
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エントリーシート(研究職) ニチレイフーズ 2020卒 女性 Q 研究室もしくはゼミでの研究テーマ・内容をご記入ください(1500文字以内)
A 私は卒業論文テーマとして「乳酸菌の凍結死滅メカニズムと凍結法の改善」を担当し、修士論文テーマでは「ヌマエラビルの凍結耐性メカニズムに関する研究」を担当しています。 「乳酸菌の凍結死滅メカニズムと凍結法の改善」では、発酵食品に添加するスターターとしての乳酸菌の凍結保存による死滅及び活性低下の要因を探りました。微生物の凍結死滅要因に関する明確なデータが少ないので、この研究により微生物の凍結死滅原因を解明することで、発酵食品の生産コストの低下や安定供給の実現が期待されます。 まず1つ目の死滅要因として、凍結濃縮による浸透圧上昇が挙げられます。菌液を凍結させると凍結濃縮により周囲の共存物質の濃度が上昇し、乳酸菌が脱水され菌体にダメージを与えているのではないかという考えです。このことを視覚的に証明する為、乳酸菌に浸透圧変化を強制的に与え、蛍光顕微鏡を用いて損傷菌の観察をしました。2つ目の死滅要因として、細胞外凍結及び細胞内凍結による乳酸菌への物理的ダメージが挙げられます。菌液を緩慢凍結すると細胞外凍結が進み、乳酸菌を圧迫して凝集させてしまいます。また、急速凍結の場合は細胞内凍結が発生し、内側からダメージを与えると推測されます。凍結状態の乳酸菌の分布状態や凍結乳酸菌の内部観察に向けて電子顕微鏡を中心とした観察実験を行い、凍結乳酸菌の断面撮影に成功しました。これからの課題として、最適な凍結速度や凍結保護物質の種類を探し、より生存率の高い凍結法を開発することが挙げられます。 「ヌマエラビルの凍結耐性メカニズムに関する研究」では、-196℃の液体窒素に長時間晒しても、解凍後に生き返るヌマエラビルという生物について研究しています。このヒルはクサガメという亀に寄生している生物であり、人間には寄生しません。「実験用に凍結されたクサガメを解凍した時、このヒルだけが動き出した」というエピソードから始まった研究です。 ヌマエラビルのように高い凍結耐性を持つ生物として「クマムシ」が存在しますが、クマムシは乾燥した後に凍結耐性を持つとされています。さらに、トレハロースという凍結保護物質を持っていることも判明しています。それに対し、ヌマエラビルは急激な温度低下にも対応できるほど高い凍結耐性を持っています。この耐性メカニズムの多くは解明されておらず、遺伝子レベルの話であるのか、新しい凍結耐性物質を持つのか、細胞膜が丈夫であるからなのかという推定をもとに研究チームの1員として問題に取り組んでいます。 遺伝子解析に関しては他研究チームが取り組んでいるため、私は蛍光染色を利用して凍結解凍後の損傷細胞の分布や割合について観察し、組織学的手法によって研究を進めています。これからは、凍結耐性物質の発見を目指し、FT-IRをはじめとする分析機器を利用した成分分析についても力を入れていく予定です。 また、今後の研究に必要なヌマエラビルの安定的な確保のために、研究と並行させて実験室内におけるヌマエラビルの飼育法確立も目指しています。クサガメと一緒に水槽内でヒルを飼育し、定期的に水質と寄生率についてデータを取ることで、相互関係を調べています。 将来、この特異的な凍結耐性メカニズムが明らかになれば、産業、医療分野への応用が可能となり、生物種や臓器の凍結保存が期待されます。さらに、凍結による細胞の損傷について明らかとなれば、微生物や食品の凍結ダメージ抑制も期待できます。これからも多くの人々を救う可能性があるヌマエラビルについて、多角的な視点から取り組んで行こうと思います。
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ニチレイフーズのインターンES 5 件

【合格】インターンエントリーシート(営業職仕事体験) ニチレイフーズ 2025卒 女性 Q 営業職仕事体験ワークの応募理由(500文字)
A 営業職はお客様と最も深く関わることができ、自身の強みを活かして未来に挑戦することができる機会だと考えます。私は〇〇部においてチームを率いる際、個々の意見を尊重することで信頼関係を構築し、目標を言語化することで一体感とモチベーションを高めました。貴社の営業職では、この経験で得たスキルを自分の強みとして活かし、お客様の声に真摯に耳を傾け、貴社が誇る商品の魅力を伝えたいと考えます。小学生から12年間にわたり、母親が3人の子どものために準備してくれたお弁当には、いつも貴社の冷凍食品が含まれていました。お弁当の蓋を開ける瞬間の喜びや栄養価の高さは、貴社の商品が人々を幸せに導く方法を示してくれました。この食品の新たな可能性を、常に「ハミダシ」た発想を持ちながら追求し、人々のくらしに幸せを提供することを目指します。営業職のインターンシップを通じて、自身の強みが貴社にどのように貢献できるかをより深く理解したいと思います。そして「差」に真剣に取り組む貴社の、世界にまで商品のおいしさを伝えてきたスキルと、お客様への寄り添い方を習得したいと考えます。
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ニチレイフーズのインターンレポート 1 件

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