入社したら起業する気で仕事をするとめちゃくちゃ成長する

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最終更新日:2023年10月31日

入社したら起業する気で仕事をするとめちゃくちゃ成長する

将来的に起業を考えている人もそうではない人も、仕事のやり方の一つとして将来起業するつもりで仕事をするとメリットが大きいと感じています。入社したての頃はどうしても先輩のやり方を覚えることや上司の言われた通りにやることに頭がいっぱいになりがちで、どうしても何を目的としているのか、何のための仕事なのかといった全体像を見失いがちです。しかしながら起業するつもりで仕事をすると、目の前の仕事も今後の糧として新鮮に映るので全体像を把握しながら成果を得るためにはどうすればいいのか考えるようになると思います。今回は起業するつもりで仕事をするメリットについて説明できればと思います。


起業する気で仕事すると全体像を把握しようとする

起業する気で仕事をするようになると、目の前の仕事が会社の利益にどう繋がっているのか積極的に考えるようになるでしょう。小さな仕事や直接的に利益には繋がらない経理や総務といった仕事でもなぜその仕事が存在しているのか、その仕事の会社における意味は何かといったことを考えるようになり、会社・ビジネスの全体像に興味がわいてくると思います。

小さな報告資料一つをとっても、その資料をもとに上司が何を判断したいのか、自分が起業して経営者となったときにどんな資料をもとに判断するのか、報告資料の中でも何が大事な要素なのかといった様々な視点から考えるようになります。


起業する気で仕事をすると全ての仕事自分の知肉にしようとする

起業をしてからは最初は2人とか3人とかの少ないメンバーで起業することになると思います。そのためどんなに小さな仕事でも自分たちでやる必要があります。大企業にあれば存在しているような資料のフォーマットなどもゼロから自分で作る必要がベンチャー企業にはあります。起業する気で仕事をすると、例えば交通費の申請書といった小さな書類一つをとっても、その書類のフォーマットはどうなっているのか、申請書は上司の決済がおりたあとはどの部署にいき、どのように処理されるのか考えて、起業後の役にたたせようとします。

大企業で、このような事務を事務職の人にやってもらえる立場であれば事務職の人の仕事のやり方を教えてもらいながら吸収しようとすることで、結果的に事務職の人と仲良くなり普段の仕事がよりやりやすくなったりもするでしょう。

本選考とインターンの締め切り情報


起業する気で仕事すると会社が与えてくれるものに何でも感謝できる

2年目、3年目になるとせっかく企業が無料で研修を受けさせてくれるにも関わらず、研修なんかいまさら面倒だ、仕事が忙しいのに研修に時間を取られるなんてと考えてしまいがちです。一方で研修は多くの場合は外部のプロの研修を頼んだりしていたりして、会社が負担せずに自分で受講しようとしたら数万円かかるのが普通だったりします。

起業をする気で仕事をしているとこうした研修も前向きに自分のものにしようとするし、また会社が与えてくれた機会に感謝できるようになります。研修といった直接的な形ではなくても、業務に詳しい先輩に質問ができることも自分で会社を立ち上げたらなくなってしまいます。会社という組織があるからこそ、利用できるもの、会社が与えてくれるものを積極的に利用し成長することは、会社にとってもプラスになるでしょう。


起業する気で仕事をすると目の前の仕事の業務改善をしようとする

起業する気で仕事をすると、全ての仕事に対して前向きに取り組むようになり、仕事のやり方も工夫しようとするようになります。非効率な業務や自分が起業したらもっとこうしたらよさそうと思いつくものに対して積極的に提案することで、そういう姿勢が評価されたり、実際に業務改善されたりして仕事がもっとやりやすくなることもあります。もちろん全ての提案が受け入れられるわけではないのですが、提案して周りの人を動かす難しさは起業してからの糧になるでしょう。

何も信頼されていない人間がいきなり提案しても難しいことを学びながら、身近な人を動かしてより効果的な仕事の仕方を提案し実現することが出来れば社内での評価も自ずと高くなり、また自分なら人を動かして仕事をよくすることができるという起業への自信にも繋がると思います。


起業する気で仕事すると目の前の人間関係を大事にする

起業する気で仕事をすると、将来的には一緒に働く先輩、上司、後輩や取引先と仕事ができなくなり学ぶことができなくなると思い、そうした人間関係を大事にするようになると思います。取引先についても、企業に所属していなければ付き合うことができなかったような企業だったりするため、取引先との関係も大事にしようとします。

人間関係を大事にしようとするため、丁寧に周囲と付き合うようになり、その姿勢から周囲の評価もあがり、仕事がしやすくなるでしょう。

 

最後に

企業に勤めるというと自分を押し殺していきていく必要がある、企業が何もしてくれないから成果があがらないなど、誰しも不満を言いたくなりがちだけど、企業に勤めているというのは実は結構恵まれている環境だったりします。起業する気で仕事をすると上記の通り、会社内で評価されることが多くなると思います。起業する気で仕事をしてすごく評価されるようになった結果、居心地がよくなったり会社の中でやるべきことを見つけて会社に残る判断をするのもいいだろうし、起業する気で仕事をして企業から吸収できるものをしつくして起業するのもよいと思います。

起業する気なんてぜんぜんないよって人も、将来自分が勤める会社がどうなるかわからない、キャリアアップで転職も考えてみるなど考えた上で、起業するつもりで仕事してみると早く成長できるし、何より仕事の人間関係がよくなり仕事が楽しくなると思います。起業する気で仕事をするのはかなりオススメなのでぜひ検討してみてください。

photo by DVIDSHUB

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unistyleの記事をひたすら読み込んだ私が面接で無双した話 unistyleの記事をひたすら読み込んだ私が面接で無双した話 就活は情報戦、という言葉があります。内定者の選考体験・実際に働く社員へOB訪問・合同説明会への参加・Web上で検索したES設問・インターンを通した企業理解....。情報化社会と言われて久しい昨今、検索一つで得られるものから実際に足を運ばないと体感できないものまで、就職活動においてもあらゆる情報が飛び交っています。unistyleでも過去に以下のような記事で様々な情報源のパターンを紹介しています。参考:就活は情報戦!有名企業内定者が実践していた効率的な選考対策とは?当然ですが、それらの情報はすべてが正確なものとは言えません。"指針"と言われ就活生なら誰もが知る情報である経団連の「就活スケジュール」でさえ、形骸化し結局のところ(一応経団連としては)廃止の方向性にまとまっています。本記事は、「やっぱりリアルな社員の声が聞けるOB訪問って大事だよね」といったような、よくある教訓を提示するものではありません。就活生の皆さん、unistyleの記事を読み込みましょう。【本記事のアウトライン】▶就活における2つの情報▶「リアルな情報こそ至高」は本当か?▶unistyleの記事を読み込んだ私の体験談▶質を語るには、まずは量をこなすことから▶最後に就活における2つの情報冒頭で述べた通り、就職活動ではあらゆるソースから様々な情報を得ることになります。ここでは、そんな数ある情報を二つに分類して整理します。情報①:業界/企業に関する情報一つ目は、特定の業界・企業のみに適用される情報です。例としては、OB訪問先の社員の話・過去のES設問・インターン参加による本選考優遇有無・有価証券報告書等が挙げられます。こちらはもちろんIR情報のような企業HPを見ればわかるような情報もある一方、基本的には実際に社員の話を聞いたりインターンに取り組むなど自分で足を運んで手に入れるものも多いのが特徴です。情報②:特定の業界/企業に依存しない情報一方二つ目は、業界・企業に関係なく広く用いられる情報です。代表的には、冒頭で挙げた就活スケジュール・就活テクニック・人材系イベントの開催情報・テストセンター対策本等が挙げられます。これらの情報は、先輩からの声といった個人的なアドバイスに基づくものもありますが、基本的には公開情報で(真偽は別として)ネット環境さえあれば誰もがアクセスできるものが多いのが前者との違いになります。「リアルな情報こそ至高」は本当か?現在の情報化社会の波は就職活動にも少なからず影響しています。リクナビ/マイナビをはじめとしたWebサイトで企業の情報を知ることができるほか、情報②で示したような就活テクニックやインターン/選考情報についても誰でも自由に閲覧できる時代になりましたそんな時代でも、情報戦と言われる就職活動で、手に入れる「情報」自体で差をつけようと、インターネットで検索しても入手できない"限定情報"をいかにして手に入れるかに躍起になっている就活生を数多く見てきています。珍しい情報=役に立つ情報とは限らない先述した"限定情報"は、一部の人間しかアクセスできないものであるため、当然情報の希少性・珍しさは高いものと言えます。しかし、珍しい情報が必ずしも自分にとって有益な情報になるとは限りません。例えば当該企業について「年収」という情報を手に入れたいのであれば、社員にOB訪問のアポを取り、わざわざその場で一人だけに尋ねるぐらいならば、転職サイトを参照しざっと相場観を把握した方がよっぽど効果的でしょう。そのため、頭ごなしに何でも「とにかく自分で足を運んで情報を掴め」「OB訪問でリアルな社員の声を拾うことが大切」といったアドバイスをするのは的外れな気がしています。それより大切なのは、情報を「取捨選択」する力リクナビ/マイナビといった就活サイトの存在に代表される、現在の新卒就活のシステム。大量エントリー・学歴フィルターなど様々な問題点が指摘されている中で、企業から個別に資料を請求し手書きの履歴書を面接会場に持参していくといったような時代は終わりを迎えました。そんな時代の中で、自分しか知り得ないような情報を手に入れて差をつけようというのはあまり合理的でないような気がしています。重要なのは、「いかにして他の人がアクセスできないような情報を得るか」ではなく、「数ある公開情報の中から、自分にとって有益なものを取捨選択する力」なのではないでしょうか。そして、それをもとに実際に選考で優位になるような行動を取ることができるか。この観点についても意識すべきだと思っています。unistyleの記事をひたすら読み込んでみた上記のような背景から、就活生のとき、私はunistyleの記事を斜め読みしていました。本記事を執筆時点でも、1,300以上の記事・23,000以上のES・選考レポートという莫大なコンテンツを含むunistyleですが、記事については以下のようなリンクが設定されています。unistyleinc.com/techniques/(数字)unistyleinc.com/columns/(数字)これを、数字を順番に読み込むことで網羅性を高めました。よく、受験生が電車内等の隙間時間に英単語帳を眺めている姿を見かけるかと思いますが、私の場合も「今日はテクニックの363~371ぐらいまで読んでみるか」と単語帳感覚で斜め読みをしていました。もちろんこれも「ただ読め」ば就活がうまくいくというわけではなく、自分なりに工夫することで効果を高めていました。工夫点1:気になった記事は要約して番号を控える多くの記事を読み進めていくと、「この記事は『使える』な」と自分の就職活動に役立てられそうな記事が徐々に見つかってきます。例えば、自身と近しいスペックの先輩就活生の体験記や、自分の中で言語化できていなかったものにうまい表現を見つけた記事などがこれにあたります。こういった記事については、URLの末尾番号と共に記事の内容や役に立った点について一言でまとめておくと、後でESを書いたり面接前に見返すなどする際に便利です。この、「『使える』な」と思える感覚こそが、先述した情報の取捨選択する力の一要素になります。以下の記事で言う"就活視点"を養ううえでも、典型的な公開情報である記事の読み込みは効果的だと考えます。また、この就活視点は、日常だけでなく就活中にも常に持てているとより良いと考えます。例えば会社説明会でも何となく人事の話を聞いたりパワーポイントのメモを取るのではなく、「今の話は自分の企業選びの軸と合致しているから面接でも使えそうだな」「今の話って自分の〜〜という経験とうまく結び付けられるのでは?」と、常にESや面接を意識した行動を取ることが選考通過率を上げる一因となるのではないでしょうか。参考:ESで「書くことがない」と感じる就活生必見!就活で使える”ネタ”の作り方ちなみに余談ですが、この作業を友人同士で極めていくと、「あー、その軸だったらテクニック351を参考にすればいいよね」といったように番号で会話ができるレベルにまで到達したりもします。(番号を覚えること自体に本質があるわけではありませんが)工夫点2:複数の記事から共通項を導き出すこれまで多くの就活記事を読んできた方ならわかると思いますが、Webメディアでは同じようなことを述べている記事は案外複数存在することが多く、unistyleもその例外ではありません。国語の評論などでも「筆者が繰り返し述べている点は重要であることが多い」と言われるように、以前読んだ内容と近しい内容を含む記事を発見した場合は、就活生として覚えておいて損はない情報である可能性が高いかもしれません。~共通項の例①~「自身の夢・成し遂げたいことを語る際には実体験に紐づいた記述が求められる」という内容を含む記事参考:①あなたの志望動機が共感されないのは自分の経験に根ざしていないから?②就活になると急増する「ガンジー就活生」からの脱却が内定への第一歩③【志望動機がかけない人必見】|業界研究前にすべきこと~共通項の例②~「就職活動に絶対的な正解はなく、あくまで自分のモノサシで考えることが大切」という内容を含む記事参考:①キャリアにおける「鶏口牛後」〜あえて難易度が低い企業を選ぶという選択〜②「就活に正解はない」は正しい。だからこそやり続ける必要がある③「やりたいこと」ができなくてもうちの会社に入社したいのかという意地悪な質問に対する二通りの答え方再び余談かつ宣伝のようになってしまい恐縮ですが、unistyleには他の就活メディアにはなかなか無いような鋭い指摘や着眼点を含むものが多いと感じています。(一方、特にコラムについてはソートが不十分で、欲しい情報をピンポイントに得るのには若干不向きな気もしていますが、網羅的に読み込む分には良いメディアだと感じます)unistyleの記事をひたすら読み込んでみたら、面接で無双したさて、先述したような工夫をしながらunistyleの記事を読み込んだ結果、実際に選考の場でも効果が発揮されるようになりました。例えば集団面接の際、「はいはい、この学生はコラム369にあった『相手の立場に立つ』だけ」の就活生で面接官の反応も悪そう。だったらもう少し自分は信頼関係構築の方法論をいつもより丁寧に説明して差をつけておくか...」といったように、これまでインプットしてきた記事から得た教訓が自然と面接でアウトプットできるレベルにまで到達していました。参考:「相手の立場で考える」だけではNG?企業が納得する自己PRとはこのような話をすると、「小手先のテクニックで合否に影響してしまうから今の就活システムはダメなんだ」といったような批判もあるかとは思います。しかし、テクニックに関する情報を取捨選択し自分のものにするのはそれはそれで努力の一つです。また、意外に世の中の就活生は多くの記事に書かれているようなことすらわかっていない・もしくはわかっていても実行しないレベルで終わってしまっています。記事を読んでいる時に「なるほどな」と思っていても、その内容を実際に選考の場で発揮出来るようになるのとは話が違います。『自分のものにする』ためには、量を読み込むことを前提に、以下の記事でも述べた”スループット”の考え方を身につけておくことが肝心になります。参考:インプット・アウトプットの橋渡し。就活で意識すべき"スループット"論とは本記事に書かれている「抽象化」「掛け合わせ」といったキーワードは、その材料となるインプットの量が確保されて初めて実際に作用するようになります。この意味でも、「まずはとりあえず読み込め」という一見乱暴に見えるやり方にも一定の意義があると考えています。質を語るには、まずは量をこなすことから先述した「とにかく記事を読み込め」という指摘は、「情報の取捨選択が大切」という先に述べた内容に一見矛盾しているように思われるかもしれません。unistyleの場合ですと、片っ端から読んでいくぐらいなら、自分のためになる記事をピックアップして拾い読みをしていく方が効率的だという考え方もあるでしょう。確かにそれはそうなのですが、そもそも「自分のためになる」「効率的」といった判断軸を汲み取るためには、ある程度の量を読み込むことは必須だと考えます。量質転化の法則という言葉があるように、作業の質を高めるためにはまずは一定の量をこなすことが肝心です。量を確保して初めて、「~~はやってもあまり成果が出ないな」「〇〇と××はまとめて行った方が効率的だな」といった質を語ることができるのではないでしょうか。そもそも、「人生の夏休み」とも呼ばれる大学生活において、"効率性"を語るほど時間が無い人がどれだけいるのか疑問であり、重要なファーストキャリアを決定する就職活動に圧倒的に時間をかける選択が間違っているとは考えにくいでしょう。結局のところ就活ルールが存続しようが廃止しようが、「早く動き出すに越したことは無い」というポイントは変わりません。早く動け出せばそれだけ多くの時間を確保できるわけですから、是非自身の就活力を強化する入口として、今すぐ記事の読み込みを始めていただければと思います。最後に本記事で皆さんにお伝えしたいことはただ一つです。unistyleの記事を今すぐ読み込むべし。本記事を読んだだけでも、皆さんの就職活動に少なからず活かせる面があったかと思います。あとは、これを「読んで終わり」にするのか。それとも「読んで行動」するのか。その一歩踏み出せるかどうかで、皆さんの就職活動結果は大きく変わるかもしれません。 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伊藤忠商事の出世部署「業務部」について 伊藤忠商事の出世部署「業務部」について どの企業にも出世部署、エリート社員が集まる部署というものが存在します。純利益総合商社No1の座をついに射止めた伊藤忠商事においては、「業務部」という部署が出世部署の一つとして知られています。今回はこの業務部を紹介するとともに、どういう部署が出世部署と呼ばれるのかについても考えていきたいと思います。不毛地帯の主人公のモデル瀬島氏も所属した業務部とは伊藤忠商事における業務部とは、各営業部門から選抜された社員が所属する社長直轄の組織です。参考:伊藤忠商事組織図業務部の役割は、社内の各営業部の情報を収集して社長に進言を行い、中長期の経営計画の策定から成長戦略に繋がる全社的プロジェクトを進めるといったことまで行う部署です。経営に直結する決算や投資などの情報収集を絶えず行い、社長・経営陣と情報を共有しながら、大きな会社の今後を考えていく部署になります。社長や経営陣とも話す機会が多い部署のため、選抜される社員も30、40代前後の油の乗った社員が多く、選抜されて業務部を経験した社員は、元の営業部に戻る際もいいポジション・役職で戻っていくことが多くあります。参考:商社のIR戦略とトップのIR活動参考:室伏稔(16)瀬島龍三さんちなみに山崎豊子氏の小説「不毛地帯」の主人公のモデルである伊藤忠元会長の瀬島氏も業務部に所属しており、業務本部長として、伊藤忠商事の様々な案件に重要な役割を果たしたと言われています。不毛地帯(第1巻)(新潮文庫(や-5-40))参考:Wikipedia瀬島龍三歴代社長の多くも業務部に所属伊藤忠商事はこれまで11人の社長がいますが、確認できるだけでもそのうち3名が業務部を経験しています。第七代社長である米倉功氏と第九代社長である丹羽宇一郎氏は業務本部長を務めています。第八代社長である室伏氏は前述の瀬島氏が業務本部長の際に業務部員であったと言われています。参考:室伏稔(16)瀬島龍三さん社長・取締役との密なコミュニケーションができる部署が出世部署になる傾向伊藤忠商事では業務部が出世部署として知られていますが、他の会社でもこういった出世部署のようなものは存在しているでしょう。意外かもしれませんが、経営陣と直接交渉する機会の多い「労働組合」は多くの企業で出世部署として知られています。社員の代表として、経営陣・取締役とやり取りをするために、それなりに評価の高い社員が労働組合に抜擢されることおよび、労使協調路線を取るために、出世ポジションとして労働組合を置くことで、円滑な企業運営を進めたいことなどが原因として考えられます。参考:Wikipedia労使協調その他にも、全社の決算数字をまとめて、今後の方向性についても考える経営企画部や、全国転勤のある部署などにおいては本社の人事部が出世部署として認知されているケースがあります。大ヒットドラマ半沢直樹の悪役「浅野支店長」も元々は人事部出身であり、その権威を利用しようとするシーンが見受けられます。最後に出世部署についても、いきなり配属されるのではなく、仕事ができると評価された上で配属されます。社長や経営陣と直接コミュニケーションを取る機会も多い部署が出世部署になるケースが多いため、重責に耐えられる優秀な人材を選抜して送り込んでいます。そしてそういった人の多くは出世部署に配属されずとも評価されて出世することも多いので、出世部署に配属されるかどうかを考えるよりも、目の前の仕事に一生懸命取り組んだ上で、評価されることが第一であるとはどの会社員も理解しています。出世部署に配属されようともがくのではなく、どんな仕事でも持ち場で評価されるように地道に頑張ること、それが出世の近道なのかもしれません。 76,099 views
【SPI 言語】テスト直前10分で見返す頻出語彙80選・問題の解き方 【SPI 言語】テスト直前10分で見返す頻出語彙80選・問題の解き方 インターン選考、本選考のいずれの場合でもSPIの受験を求められることは多くあります。その中でも言語の範囲では、日常生活では使わないようなニッチな語彙の問題が出題されます。言い換えれば、ある程度対策することで高得点をマークすることが可能です。そこで今回は、SPIの言語で出題される問題の出題形式をおさらいしながら、テスト直前に見返してほしい頻出語彙を対策本を参考にまとめました。前半でWEBテスト・テストセンターでの出題範囲の違いについて解説していますが、テスト直前対策部分のみ見たい方はこちらから飛んでください。本記事では要点を簡潔にまとめていますので、テスト直前に見返せるように是非ブックマークしていただければと思います。SPI言語の出題形式・SPI言語の頻出語彙の確認はこちらSPI言語の出題形式・SPI言語の頻出語彙を確認するには会員登録が必要です。上記のバナーからご登録下さい。SPI言語の7つの出題形式(1)二語関係〔テストセンター〕(2)熟語の意味〔テストセンター〕(3)熟語の成り立ち〔WEBテスト〕(4)語句の用法〔テストセンター〕(5)文の並び替え〔テストセンター・WEBテスト〕(6)空欄補充〔テストセンター・WEBテスト〕(7)文章読解〔テストセンター・WEBテスト〕1つずつ例題を見ながら出題形式を確認して下さい。(1)二語関係例題:提示された二語の関係を考え、同じ関係のものを選びなさい。人間:哺乳類ア:鉛筆:文房具イ:教会:牧師ウ:日食:月食A:アだけD:アとイB:イだけE:イとウC:ウだけF:アとウ正解:A(2)熟語の意味例題:下線部の言葉と意味が合致するものを、AからEの中から一つ選びなさい。いみじくもA適切にBはぐらかすC大いにDそれでもEむげに正解:A(3)熟語の成り立ち例題:以下の熟語の成り立ち方として当てはまるものを、AからEの中から一つ選びなさい。強弱A主語と述語の関係であるB動詞の後に目的語をおくC似た意味を持つ漢字を重ねるD反対の意味を持つ漢字を重ねるE前の漢字が後の漢字を修飾する正解:D(4)語句の用法例題:下線部の語が最も近い意味でつかわれているものを、AからEの中から一つ選びなさい。電車でいくA熱で休むBコンビニで買うC夫婦で暮らすD飛んできたものEギターで華を添える正解:E(5)文の並び替え例題:AからEの語句を空欄〔1〕から〔5〕に入れて意味が通る文を完成させたとき、〔4〕に当てはまるのは次のうちどれか。カシやナラで作る白炭は〔1〕〔2〕〔3〕〔4〕〔5〕吸収する力もあるA遠赤外線を放射するB特性に加えてC安定した火力でD汚れや臭いをE着火が難しいが正解:B(6)空欄補充例題:文中の空欄に入る最も適切な表現は次のうちどれか。特に、山間部では危機的だと言われている。若者が都市部に働きに出てしまい、現地で結婚してしまうため帰ってこないのだ。ここで人口の〔〕が進んでいるということだ。A空洞化B複雑化C帰化D簡略化正解:A(7)長文読解長文を読んで設問に答える形式SPI言語の頻出語彙80選SPIでは、読み方が難しいものや意味が漢字から読み取りにくいものがあります。今回まとめた語彙はSPIで特に頻出のものばかりなので、読みと意味を合わせて暗記しておきましょう。SPI言語の頻出語彙80選1.伝播(でんぱ)広く伝わること2.迎合(げいごう)自分の考えを曲げてでも、他人の気に入るように調子を合わせること3.鳥瞰(ちょうかん)高い所から広い範囲を見おろしながめること。全体をひと目で観察すること4.吹聴(ふいちょう)言いふらすこと5.趨勢(すうせい)ある方向へと動く勢い。社会などの、全体の流れ6.殊勝(しゅしょう)心がけや行動などが感心なさま。けなげであるさま7.卑近(ひきん)手近でたやすいこと。身近でありふれていること8.いみじくも適切にも。巧みにも9.闊達(かったつ)度量が大きく、物事にこだわらず心のままに行動するさま10.出色(しゅっしょく)他より特にすぐれていること。きわだって見えること11.泰然(たいぜん)落ち着いていて物事に動じない様子12.腐心(ふしん)心をなやますこと。ひどく心を使うこと13.斡旋(あっせん)間に入って両者をうまくとりもつ事14.恭順(きょうじゅん)命令につつしんで従う態度をとること15.斯界(しかい)この分野16.たゆたうゆらゆらと揺れ動いて定まらない17.ことほぐことばで祝福する。よろこびを言う。祝福する18.ぞんざい物事をいいかげんにすること。また、投げやりなさま19.粉飾(ふんしょく)立派にみせかけること20.進言(しんげん)目上の人に対して意見を申し述べること21.うつつこの世に現に存在しているもの。現実22.軋轢(あつれき)葛藤(かっとう)の生じること。仲が悪くなること23.僭越(せんえつ)自分の身分や資格をこえて、出過ぎたことをすること24.垂涎(すいぜん)あるものを手に入れたいと熱望すること25.詭弁(きべん)道理に合わないこじつけの弁論26.あげつらう物事のよしあしについて論じ合う。また、欠点・短所などをことさらに言い立てる27.漸進(ぜんしん)順を追ってだんだんに進むこと28.伍する(ごする)他者と同等の位置にある。かたをならべる29.会得(えとく)物事の意味、本質などを理解し悟ること30.符合(ふごう)完全に一致すること31.比肩(ひけん)肩を並べること。同等なこと32.脆弱(ぜいじゃく)もろくて弱いこと。また、そのさま33.披瀝(ひれき)心の中の考えをつつみかくさず、打ち明けること34.おしなべて凹凸を押して並べたように、すべて一様に。総じて35.再三(さいさん)たびたび、何度も36.桎梏(しっこく)人々を手かせ足かせのように縛るもの37.英知(えいち)深遠な道理を知りうるすぐれた知恵38.斟酌事情をくみ取り、手加減すること39.英断(えいだん)思いきりよく事を決すること。すぐれた決断40.焦眉(しょうび)まゆげを焦がすばかりに火が迫るように、危難が迫ること41.言質(げんち)あとで証拠となる約束の言葉42.気鋭(きえい)意気込みが鋭いこと43.呵責(かしゃく)責め苦しめること。しかり責めること44.杞憂(きゆう)心配しないでいい事を心配すること。とりこし苦労45.傀儡(かいらい)あやつり人形。人の手先となって思いのままに使われる者46.甘受(かんじゅ)甘んじて受けること47.機知(きち)その場に応じてとっさに働く鋭い知恵48.漸次(ぜんじ)次第に。だんだん49.懐柔(かいじゅう)うまく手なずけ従わせること50.看破(かんぱ)みやぶること51.義憤(ぎふん)道にはずれたことに対して発するいかり52.奸知(かんち)ずる賢い知恵53.崇高(すうこう)気高く尊いさま54.不憫(ふびん)かわいそうで哀れむべきこと55.沿革(えんかく)物事の移り変わり56.断腸(だんちょう)はらわたがちぎれるほど、非常に悲しいこと57.雄飛(ゆうひ)勇ましく盛んに活動すること58.罷免(ひめん)職をやめさせること。免職59.席捲(せっけん)はげしい勢いで、自分の勢力範囲をひろげること60.顧慮(こりょ)考慮に入れて心遣いをすること。気づかうこと61.邂逅(かいこう)思いがけなく会うこと。めぐりあい62.釈然(しゃくぜん)疑い・恨みなどが消えて心が晴れ晴れするさま63.透徹(とうてつ)澄んで濁りのないこと。筋が通っていてすみずみまではっきりしていること64.落伍(らくご)仲間・集団の列からおくれ、ついてゆけなくなること65.消長(しょうちょう)物事が衰えて消えるか伸びて盛んになるか、というなりゆき66.私淑(ししゅく)密かにある人を師と考え、模範として学ぶこと67.狼狽(ろうばい)うろたえ騒ぐこと。あわてふためくこと68.金言(きんげん)模範となるような優れた格言69.流布(るふ)世間に広まること70.躍如(やくじょ)生き生きと現れているさま71.至言(しげん)いかにも正しいところを言いあてた言葉72.逓減(ていげん)次第に減ること、減らすこと73.委細(いさい)くわしいこと。こまごましたくわしい事情74.謬見(びゅうけん)まちがった考えや見解75.狡猾(こうかつ)悪賢いこと76.困憊(こんぱい)苦しいこと続きに疲れ果てること77.尊大(そんだい)人を見下したような偉そうな態度をとること78.憐憫(れんびん)ふびんに思うこと。あわれみの気持79.営々(えいえい)せっせと一生懸命に働くさま80.胆勇(たんゆう)ものに動じない勇気があること参考:史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集最後にテスト直前に本記事を確認し、暗記漏れのミスによる減点がないように対策していただければと思います。他にも、unistyleではSPIについての対策記事がありますのでこちらもぜひ参考にしてください。SPI対策完全攻略記事一覧・SPIとは・SPIの対策∟SPI対策初心者向け~上級者向けまとめ∟SPI言語対策∟SPI非言語対策・SPI対策用の本・SPIテストセンターについて∟SPIテストセンター対策∟SPIテストセンター高得点の判断基準とは・SPIを使用している企業一覧・【unistyleオリジナル】SPIテストセンター問題集(非言語ver)|解答・解説・【SPI・言語】直前10分で見返す解き方・頻出語彙80選 457,436 views
学生よ、これが社畜の宴会芸だ!某総合商社にまつわる伝統芸能「お酒様」とは!? 学生よ、これが社畜の宴会芸だ!某総合商社にまつわる伝統芸能「お酒様」とは!? 【参考動画】多くのゼミやサークルなどで、夏合宿が開催され、参加された学生の方も多いと思いますが、その際に宴会芸を求められるということはありませんでしたか?私自身も学生時代は部活の夏合宿では、全員が学年ごとに男女に分かれて、宴会芸を披露していました。宴会芸はサラリーマンにもついて回ります。新入社員歓迎会、寮祭、歓送迎会、送別会、クリスマスパーティーなどなど、人が集まるところに催し物ありと、サラリーマンになった場合、多くの場面でチーム一丸となっての宴会芸が求められることでしょう。今回は、社会人の宴会芸の中でも、最も有名と言われる某総合商社の「お酒様」についてご紹介しましょう。1.お酒様とは何か上記動画を見ていただければ、よくわかると思いますので、あまり多くを語りませんが、簡単に説明すると、お酒様とは結婚式における宴会芸であり、赤いふんどし一丁の屈強な猛者たちが、一升瓶を抱えて入場し、お酒の妖精=お酒様として、新郎の過去の悪事を全て暴露し、新郎と一緒になって一升瓶を飲み干すことで体を清め、新婚生活を迎えてもらおうという儀式になります。今現在のところ、多少の新婚旅行での喧嘩事案が発生したということはあっても、このお酒様が原因で破綻したカップルというのは聞いたことがないので、儀式としてその役目を立派に果たしているのでしょう。某総合商社において、盛んに行われ、某総合商社の結婚式と言えばお酒様と言われるぐらいに、社会人の宴会芸としてはかなり有名だと言えます。事実、某総合商社だけでなく、某都市銀行や某鉄道系会社でも行われているとの話を聞いています。2.ぶっちゃけ盛り上がるのか?私も何度か参加し、何度か、外野として見ていましたが、正直、めちゃくちゃ盛り上がります。もちろん来ている人のノリや暴露するネタ、話す人の力量にもよりますが総じて盛り上がります。笑いと歓声と悲鳴が入り乱れ、かなり完成度の高い芸だと個人的には思います。但し、噂レベルではありますが、その過激な外見から、老舗のお固いホテルや結婚式場では、お酒様の禁止令がしかれているとかいないとか。3.宴会芸ができそうな人でなければ総合商社には入れないのかそんなことはないと思いますし、実際私が商社時代の同期でも見るからに、こういったことには不向きな同期がいました。ただ、こういった不向きな同期だからこそ、いざ脱ぐとなるとそれはそれで内輪で盛り上がっていたので、こういったことが好きな人が多いのは事実でしょう。もちろん無理矢理参加させられるということはなく、あくまで、新郎のために文字通り、人肌脱いでやりたいという人が集まるものなので、宴会芸が苦手だという方も心配はいりません。但し、総合商社に限らず、ビジネスマンにはチームとして一つの目標に向かって努力することが常に求められ、宴会芸もその一つであると捉えることができます。私の先輩で、外資系コンサルティングファームに就職した方は、「一流のビジネスマンは例え宴会芸でも、全力を尽くし成果をあげるべき」と話して、その会社のクリスマスパーティーの余興のために、入念な準備を重ねていました。どんなことも楽しんで、周囲の人と協力して成果をあげられるリーダーシップのある人というのはどの会社でも求められる人材なのでしょう。4.最後に如何でしたでしょうか?宴会芸なんて古いし、何のためにあるかわからないという学生の方も多いと思いますが、日本だけでなく、海外でもメジャーリーグでは新人選手がコスプレをするなど、全員が一丸となって宴会芸に取組むというのは珍しいことではありません。宴会芸という仕事に関係のないところでも、チームのことを考えてリーダーシップを発揮し、チームの人と楽しみながら、チーム外の人を楽しませることのできる人というのは魅力的だし、求められている人材と言えます。是非、残りの学生生活でも、ちょっと考えて、イベントや芸を企画するなどして、経験を積んでいただければと思います。参考:総合商社を理解する上で絶対に読んでおきたい5冊参考:半沢直樹にみる銀行と総合商社の2つの違い参考:半沢直樹で誤解して欲しくない!「出向」の現実と総合商社における出向の具体例 142,019 views

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