【27卒】GAFAMに内定した25卒が教える1人就活とは?|就活の相談相手がいない・時間がない人必見

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最終更新日:2025年02月20日

【27卒】GAFAMに内定した25卒が教える1人就活とは?|就活の相談相手がいない・時間がない人必見

こんにちは。25卒のunistyleインターン生です。

この記事では、就活に時間を割けないと悩んでいる就活生や何をすればいいか分からない人向けの『1人就活』を紹介します。
よく就活をしていると、”メンターに頼ると就活に成功する” や “キャリアセンターがあれこれ教えてくれる”といった話を聞くことが多いと思います。しかし、必ずしも就活の近道とはいえないと思います!

この記事から、就活は1人でできることが沢山あることを知っていただければと思います。部活・サークル・学業・アルバイトに忙しい就活生にぜひとも読んでほしい内容になっています!

筆者のバックグラウンド

自己紹介

この記事を書いている私のプロフィールは以下の通りです。

◆性別:女性
◆大学:早慶
◆属性:サークル・長期留学
◆内定先:GAFAM

1人で就活って実際どうなの?

1人就活に至った訳

私が1人就活に至った訳としては、簡単に言うと『1人でするしかなかった』からです。

2年生から3年生にかけて、一般的に就活を準備する時期は留学中で、就活の準備を満足にできず、就活に出遅れた状態でした。そのため、夏インターンには30社だして選考を通過したのは数社だけでした。夏休みの後もサークルの練習が忙しく、大学でフル単をとっており、就活に割く時間をとるのが難しい状況でした。

このようにして、追い込まれ、どん底からスタートで1人就活に至りました。

GAFAM内定までのスケジュール

GAFAMから内定をもらうまでの私の就活スケジュールを紹介します。
(☆が内定先の選考スケジュールになります。)

大学3年生
5~6月: 留学先から気になる業界や企業の説明会に参加する
7月: 夏インターンにひたすら応募する
8月: 夏インターンに数社参加する
9月: ガクチカや自己PRをブラッシュアップする
10月: ☆内定先に応募
   秋インターンに参加する
   企業研究をスタート
11月: ☆内定先の面接準備に本腰を入れる
     早期選考に参加し始める
     希望企業の説明会やワークショップに参加する                         
12月: ☆内定先最終面接
   サークルの引退公演へ毎日練習しながら就活が本格化してきた時期
     OB・OG訪問開始する
1月: 本選考に向けてwebテストの勉強
2月: ☆内定先から内定をもらう
3月: ☆OB・OG訪問をして内定先確定

受けていた業界と就活軸

私が受けていた業界は主に、メーカー(化粧品・消費財)/ IT/ 海運/ 商社でした。就活軸としては、グローバルに働くことを考えていました。

就活の結果

最終的には、外資系IT企業から内定をもらい、納得して就活を終えることができました。夏インターンでボロボロだったところから、大手企業のインターンシップや本選考に通過することができました。

使えるものはすべて使う!~AI・IR・説明会 etc.~

ここからは具体的に1人就活で私が何をしていたか、どうしてそのような行動をとったのか、を詳しく話していきます。

【就活は情報戦】情報を得る行動をとる!

自分から情報をゲットする行動をすることです。企業の情報は、メンターやキャリアセンターでは教えてくれません。自分で、必要な情報をとらなければなりません。ここで、私が情報をゲットするために参加したものや見ていたもの、それらのメリット・デメリットを紹介します。

・説明会:一番簡単に企業理解をできる方法です。選考の評価につながるかもしれません。

 

・座談会:人事より、就活生に近い立場の人から会社の業務や魅力を聞けるチャンスなので、業務の解像度を上げるのに最適です。デメリットとしては、事業理解には向いていないかもしれません。

 

・OB・OG訪問:実際の社員から細かい仕事内容を聞くことで、仕事内容や入社後のプランを明確化し、ESや面接の「入社後どのように働きたいか」のような問いに活かしましょう。人事には聞けない、踏み込んだ質問を聞けるチャンスでもあります。予約が埋まりやすいというデメリットはあります。


・HP:企業理念や会社概要や事業分野から、会社への理解を深められます。

 

・IR:IRをチェックしている就活生は少ないので、差別化できます。より詳しく会社への理解を深める際に有効です。どこの分野に力を入れているか、新しい商品やサービス、海外事業などを知り、面接で深掘りされても答えられるよう準備できます。山ほど情報があるので、取捨選択する面倒臭さがデメリットになります。

納得のいくガクチカ・自己PRを書く

自分の強みをアピールし、明瞭にエピソードを伝えられるガクチカ・自己PRを作らなければなりません。私は何度も読み返したり、ブレインストーミングしたり、複数作って比較したりしていました。

【私のガクチカ・自己PR作成手順】
・自分のアピールできる経験や力を箇条書きする
ー私であればサークル /留学経験/ 長期インターンなど

 

アピールしたい長所はブレインストーミングする
 課題解決力→意見をまとめる→傾聴力など

 

それをもとに、まずはテキトーに書いてみる

 

同内容で、別の視点から書いてみる

 

複数の下書きを比較し、修正する

 

ChatGPTに論理性を問い、修正箇所を知る

※詳細は以下に記載

時間をおいて読み直し納得のいく文章か吟味する

一度納得のいくガクチカや自己PRを作ってしまえば、他の企業に少しの修正で提出できるので時間が大きく削減できます。

AIをフル活用

私はキャリアセンターやメンターにESを添削してもらう時間をとれなかったので、AIに添削を頼ることもありました。自身のESをブラッシュアップするためにChatGPTなどのAIを活用するのも一つの手です。

自身のESの論理性を確認したり、簡潔な表現を知ったりするのに便利です。

ChatGPTを使う時のポイント

ChatGPTを使う時のポイントは、ある程度自分で書いてから”論理性を確認する”ためや”日本語のミスを修正する”ために利用することです。一から書いてもらうと、企業へ伝えたい熱量が伝わらなかったり、一般論になりがちだったりするからです。

 

具体的には、「このエントリーシートの内容をより、簡潔に分かりやすい表現を使って書き直してください。」「論理性がおかしいところを修正してください。」と質問していました。

先輩の知恵を使う!unistyleを有効活用する

時間がなく、頼る人がいなかった私は、ESを作成したり、面接を準備したりするためにunistyleなどの就活サイトを有効活用していました。各企業ごとのESや面接の体験談が豊富で、今までの就活生たちの情報が過去の数年分あるので、役立ちます。

具体的には、

 

♦過去のES回答を参考にして、自分のESをブラッシュアップできます

 

過去の選考通過者のESから企業が何を求めているかを探ります
(革新的な回答なのか、企業の理解が必要なのかなどを分析できます)


♦過去の選考通過者の面接情報から、面接の問いを予想し、その質問に答えられるようにする(具体的には、unistyleから過去のESを確認して、キャリアプランについて問う設問があれば、参考にしながら準備します)

 

過去の選考通過者から面接の雰囲気を知り、心構えをできます

まとめ

ここまで話してきましたように、就活において大切なのは、自分ができることを周りに遅れないようにコツコツ進めることだと思います。

1人就活について紹介してきましたが、就活に悩む就活生の参考になったら嬉しいです。

 

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的思考力や頭の回転の速さを重要視していると感じた。特に2次面接の質問内容は良くできない質問や考え込むような質問が多かった。そのような質問をされた際に、瞬時に頭の中で情報を整理し、相手に伝わるように簡潔に回答することが重要だと思った。ただ、回答に詰まったら即ダメというわけではないようではある。実際、私も回答に詰まったこともあったが、しっかりと考えをまとめたうえで答えた結果通過できた。内定者による本選考レポート(コンサルティングエンジニア)をすべて見る 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