【27卒必見】進路で迷っていた25卒理系学生がSIerへ就職を決めた理由とは?
初めまして。SIer内定の25卒です。突然ですが、『社会人になってやりたいこと』はありますか?就活を進める中で「やりたいことの見つけ方がわからない」「そもそも自分は何をしたいのか、、」と悩む就活生は多いのではないのでしょうか。特に、理系の学部生の場合、院進学を選ぶべきか、それとも就職するべきかで迷うこともあるかと思います。正解がなく、自分自身の問題であるため友達に相談するわけにもいかない…まさに難問ですよね。ただ、私自身も最初は「やりたいことが見つからない」と悩み続けていました。しかし、ある時就活を進める中で、ある方法を実践したことで、私にとっての『やりたいこと』がはっきりし、進むべき道が見えてきました。そこで、本記事では私の就活の経験を基に「やりたいことの見つけ方」、そして「理系学部生が就活を選んだ理由」を解説していきます。本記事の構成プロフィールと就活スケジュール理系学部生の葛藤院進?学部就活?理系進学の裏話:なぜ理系?どんな研究室?学部の半分は院進学、どうする自分...焦らないで!「やりたいこと」発見方法そもそも見つけるべき?なぜ見つからないのかこれが「やりたいこと」の見つけ方3選①「何となく」体験してみる②小さな目標を設定する③自分の「好き」や「楽しい」を大切にす早く知りたかった!これが学部就活のリアル!①2年早く社会経験を積める②学部で学んだことが生かされないわけではない最後にプロフィールと就活スケジュール私のプロフィールは以下の通りです。◆大学:MARCH◆アルバイト:長期インターン,飲食◆志望業界:食品メーカー→コンサル→IT(SIer)◆現在:IT(SIer)から内定をもらい、入社予定就活スケジュールは以下の通りです。大学3年生6月:周りが院進学か就活か決め始め、流れで就活スタート7月:学部と関係がある食品メーカーにES出すも全落ち8,9月:とりあえず説明会やセミナーに参加10月:やりたいことが決まらず、志望業界を増やしてみる11,12月:バイトに楽しさ見つけ、冬インターンES提出せず1月:志望業界を食品からITに変更2月:経験としてベンチャーの本選考を受け始めるも受からず3月:やりたいことが見つかり志望企業を絞る大学4年生4,5月:ESや面接の通過率が上がる6月:後半に第1志望から内定をもらい終了理系学部生の葛藤院進?学部就活?まず、そもそもなぜ理系に進んだのか、研究室ではどのような勉強をしているのか紹介します!理系進学の裏話:なぜ理系?どんな研究室?「興味のある仕事が理系だった」ということもなく、ただ、「流れ」で理系に進みました。というのも、小学生の時から1番好きな科目が理科であったり、文系科目が本当に苦手という理由で、選択肢もないような状態でした。そんな感じで進学した生物学部では、大腸菌について勉強していますが、1年生からずっと感じているのは「想定外!」です。まず、想像しにくい。高校までの勉強とは違い、大学で扱う内容はとても複雑で細かく、現象の流れや関係性を想像しても、ピンこないということです。単純に理解不足なのかもしれませんが、これが+2年増えると考えると、院進学をしようとは思えませんでした。また忙しさの面でも、実験系ということもあり拘束時間が長く、更に研究の進捗発表や論文読解をするとなると、プライベートの充実はできないと思いました。ちなみに、強制ではありませんが、うちの研究室の院生にGWや冬休みなんてものはないそうです、、強制ではないので安心してください。学部の半分は院進学、どうする自分...3年生の6月ごろ、それは、院進か就活か決めないといけない時期でした。しかし、毎学期のオリエンテーションで、先生方が「院進をお勧めします」と言っていることもあり、2年生の秋学期の時点で半数以上が院進学を決めている状態でした。そんな中、私は「院は向いていないのでは」「将来やりたいことないな」という葛藤を抱えていました。そこで、ただ「+2年増える」ことが嫌で、何となく就活を始めました。焦らないで!「やりたいこと」発見方法そんな曖昧な感じで就活を始めた私が1番悩んだのは、「やりたいことの発見」でした。以下では、私が就活を通じて考えたことをお伝えしていきます。そもそも見つけるべき?そもそもやりたいことは見つけるべきなのでしょうか。流れで進学した大学も卒業できそう、何となく買った服が意外とお気に入りになったなど、何となくで失敗することもなく、就活の最初は意識して「やりたいこと」を探す必要はないと思っていました。しかし、その考えのせいで夏インターンのESはほぼ全落ちしました。落ちたESを読み返してみると、思いが全く伝わらない、それは意思のない自分がそのまま表れていました。そのときが転機でした。「流れに任せるのもいいけど、自分で舵を取らないと、どこにも進まない」と思いました。なぜ見つからないのかしかし、「やりたいことを見つけよう!」といっても、何から始めればいいのかわかりませんでした。だって、原因がわからなくては、解決のしようがないからです。最初は「本当にやりたいことがあるはずだ」と無理に考えていましたが、焦りを感じるだけでした。そして、その焦りがさらに自分を追い込むようになり、かえって無駄に時間を使っている気がしていました。そこで、1度少し立ち止まって自分を見つめ直すと「やりたいこと=一生やることと重く考えすぎた」にたどり着きました。一生やることを決めるには、膨大な選択肢の1つ1つ全てに向き合わないといけないというプレッシャーに圧倒されていました。このプレッシャーが「やりたいこと」を見つけるという行為を、もっと自分にとって重い負担にしてしまっていたのです。結果として、無理にやりたいことを見つけようとするあまり、自分が本当にやりたいことに気づけていませんでした。これが「やりたいこと」の見つけ方3選大前提、これをすれば必ず見つかるということはありません。人によって、価値観や興味のあることなど考え方は違いますし、気分や状況によっても異なるからです。参考程度に私が見つけた方法を3つ紹介していきます①「何となく」体験してみる見つからないと焦って考えるだけでは、何も進展しません。私は、OB訪問を「目的を持たず」訪問してみるということをやっていました。今回で自分の将来を決めるんだ!と思っていては、逆に視野が狭くなってしまいます。そうではなく、気楽に「何となく」会話を楽しみながら、色々な人と話し、初めての業界でも聞くことで、現場の人ならではの裏話や面白い話を聞くことができ、徐々に自分の興味が広がっていきました。余談ですが、私は、SIerの現場社員の裏話を聞き、SIer就活をしていました。②小さな目標を設定する「今日はあの業界セミナーに参加してみる」とか、「あの企業を調べてみる」というように、小さな目標を設定していました。選択肢を1つ1つ試していくことで、膨大な選択肢によるプレッシャーがだんだんと抑えられていき、焦ることなく、自分の思考の幅が広がっていきました。③自分の「好き」や「楽しい」を大切にするやりたいことの発見は、意外と自分の「好き」や「楽しみ」から始めることが効果的だと感じました。特に、無理に「やりたいこと」を探さなければならないとプレッシャーを感じていた私は、自分がどんな場面だと時間があっという間にすぎるか考えました。例えば、友達と話しているときならチームで動く仕事、一人で何かを考えているときなら個人で動く仕事など、普段から楽しんでいることから絞っていくことができます。「好きなこと」や「楽しいこと」から、思いもよらぬ「やりたいこと」に辿り着くきっかけになるかもしれません。早く知りたかった!これが学部就活のリアル!さて、「やりたいことの発見方法」を少し話したところで、次に私が直面した大きな選択肢である「院進学か学部就職か」についてお話ししようと思います。正直、私のように「やりたいことが決まっていない」と感じている理系学生にとって、院進か就職かの選択は、悩ましい問題です。結局、どちらが正解かは人それぞれで、最終的には自分の価値観や未来像をどう描くかにかかっていると思います。そこで、学部の半数が院進する中、学部就職を決めた私が、就職活動を通じて知った学部就職の気づきを2つ紹介します。①2年早く社会経験を積める学部就職の一番のメリットは、何と言っても社会人としての経験を早い段階で積めることです。もちろん、研究職のように応募できない職種もあります。しかし、社会人としてのマインドセットや仕事の進め方、チームでの連携など、学校では学べない部分を早い段階で学べるため、長期的に見た場合、キャリアのスタートラインがスムーズになります。②学部で学んだことが生かされないわけではない私は理系の学部で学んだことをそのまま業務に活かすわけではありませんが、理系的な思考力や問題解決力、課題に対する論理的なアプローチは、どんな職種でも重要なスキルです。つまり、学部で学んだことはそのまま業務に直結することは少ないかもしれませんが、基本的なスキルや思考法、問題解決能力は十分に生かすことができると知りました。最後に私がこの記事で最も伝えたかったことは、「自分と向き合うことを大切に」ということです。重要なのは、他人と比べたり、一般的な「正解」に縛られるのではなく、自分自身の価値観や興味を基準にして選択することだと思います。そして、進んだ道がたとえ想像と違っても、それを否定的に捉えるのではなく、「自分にとって必要な経験だった」と考えられると、前向きな気持ちで歩み続けることができます。その先に、新しいチャンスや可能性が広がるはずです。自分を信じて、一歩ずつ進んでいきましょう!
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