羊土社の企業研究

羊土社の本選考ES 1 件

エントリーシート(編集職) 羊土社 2020卒 女性 Q 志望動機
A 本を通じて、生命科学や医学分野に面白さ、生きがいを見つけられる人を増やしたいです。 また、その過程で自分自身も学びつづけていきたいと思い、貴社を志望しました。私は勉強が好きですが、得意ではありません。大学院の博士課程まで進学し、今日まできましたが、何をするにも出来ないことや分からないことばかりで、大変さやつらさを味わうことの方がとても多いです。しかし、これまで後悔することや、辞めたいと思ったことは1度もありません。それは単純に、学びには未知を探求する面白さがあるからであり、また生命の神秘への憧れが薄れることがなかったからだと思います。この想いを支えつづけてくれたのが、本です。私にとって本は「先生」であり、悩むとき、ヒントを探して図書館をさまよい歩くなかで「先生」たちと何度運命的な出会いを果たしたか分かりません。毎日研究室にこもって実験していると、視野も、人間関係も狭くなりがちです。そして専門性を高めるほどに、ものの見方にも偏りがでるように感じます。ですが色々な本を読むことで、知識を得るだけでなく純粋な著者の視点を得られるところが面白く、考え方の柔軟さに繋がるように思います。 科学の専門的な知識や技術は、種を見つけた人だけでなく、最終的に多くの人の手によって育っていくものだと思います。だからこそ、理解できる人だけに扉を開くのではなく、理解できる人を意図的に増やそうとしていかなければならないと思います。私自身は、薬学を基礎として、生命科学の分野に興味をもっている背景がありますが、それでも理解が困難なことばかりでくじけそうになることが多々あります。背景が無い人にとってはもっと困難に感じることがあるだろうと思います。私は、自分自身がこの専門家との理解の差を少しでも縮めていきたいと思うだけでなく、より多くの人にも縮めて欲しいと考えています。特に、全く興味の無かった人や、若い世代に対して考えています。医学や、生命科学分野は全ての人に密接に関わる学問であり、だからこそ、1人でも多くの人と探求していきたいと思うからです。 何がきっかけで、何に興味をもち、その後の人生を歩むか分かりません。そのきっかけとなるものとして、自分自身助けられ、興味のきっかけとなった「本」を、つくりたいです。そしていつか、これからの医学、生命科学の分野をより多くの人の手で支えていくための、一助となりたいと思い、貴社を志望しました。
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