金融業界の自己PRの書き方|業種別に求められる人物像・内定者ESも紹介
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最終更新日:2024年11月13日
金融業界完全攻略記事まとめ
1.金融業界の仕組み
2.金融業界の働き方(職種)
3.金融業界の現状と今後の動向
4.金融業界の志望動機の書き方
5.金融業界の自己PRの書き方
6.金融業界のオススメ本
金融業界は、上位校の学生中心に多くに就活生が受ける人気業界だと言われています。トップ層の就活生が挙って志望する金融業界の選考で差をつけるには、自分を企業に売り込むための自己PRを強化する必要があります。
本文では、自己PRの方法と、金融業界でどのような人物が求められているかということを紹介します。
どの職種に自分が合致しているか見極め、効果的な自己PRができるようにしましょう。
-
- 本記事の構成
- 基本的な自己PRの書き方
- 金融業界で求められる人物像とは
- 金融業界の分野別・求められる能力
∟銀行で働くうえで求められる能力
∟銀行の内定者ES
∟証券会社で働くうえで求められる能力
∟証券会社の内定者ES
∟生命保険会社で働くうえで求められる能力
∟生命保険会社の内定者ES
∟損害保険会社で働くうえで求められる能力
∟損害保険会社の内定者ES
∟カード会社で働くうえで求められる能力
∟カード会社の内定者ES
∟リース会社で働くうえで求められる能力
∟リース会社の内定者ES
∟アセットマネジメントとして働くうえで求められる能力
∟アセットマネジメントの内定者ES
∟政府系金融機関で働くうえで求められる能力
∟政府系金融機関の内定者ES
∟外資系投資銀行で働くうえで求められる能力
∟外資系投資銀行の内定者ES - 金融業界の自己PRの作り方
- 最後に
- 金融業界の情報収集に役立つ!就活生向けLINEオープンチャットを紹介
基本的な自己PRの書き方
まずは基本的な自己PRの書き方をご紹介します。企業にとって、自己PRとは「その人が企業にマッチしているか」を確かめる項目になります。自己PRに関しては新卒就活の自己PRとは-種類別例文19選と共にNG自己PR例も紹介-で詳しく解説しています。
自己PRのフレームワークを理解することで、選考官に響く効果的なアピールをすることができます。
①企業を理解し、伝える「強み」を決める
企業が自己PRをESや面接で問う理由は①自社の求める強み・能力を持っているか②キャラが自社にマッチしているかを図ろうとしているからです。企業側も採用活動において、一人あたりに莫大な採用コストをかけているため、それ以上に自社に利益をもたらすことができる人材かどうかは必ずアピールしなければなりません。
とはいえ、闇雲に自分の強みを言えばよいのではありません。志望業界のビジネスモデルによって求める人物像は変わってくるからです。すなわち、志望業界や志望企業のビジネスモデルや社風を理解し、求める素養にマッチした強みを自己PRで伝える必要があるのです。
②「強み」を論理的に伝えるための自己PRを書く
自身の志望企業に評価される「強み」を定めたとしてもそれがわかりやすく伝わらなければ意味がありません。そこでここでは、「強み」を論理的に伝えるためのフレームワークを紹介します。
①強み:あなたの強みは?
②強みの原点:強みが形成されたきっかけは?
③強みを表す具体的エピソード
④強みの方法論:強みを発揮するために意識していることは?
⑤強みの活かし方:その強みを入社後にどう活かす?
各項目の説明は参考記事に譲りますが、このフレームワークに沿って書くことが通過する自己PRを書く近道になることは間違いありません。
金融業界で求められる人物像とは
それでは、金融業界で求められる人物像とはどのようなものでしょうか。
金融業界全体として求められる素養を知ることで、そもそも自分が金融業界への適性があるかどうか考えてみましょう。
金融業界のビジネスモデルから見る求められる人物像
金融業界は非常に幅広く、様々な業種があります。そのため、各業界ごとにビジネスモデルも異なり、求められる人材も異なっています。
金融業界のどの職業にも共通していることは、「信用」がなければ成り立たない仕事であるということです。
金銭を取り扱うだけでなく、資産をはじめとした多くの個人情報を、業務の中で取り扱うという点です。このため金融業界で働く人には、高い倫理観が求められます。顧客の利益を第一に考え、決して私利私欲のために情報を利用しないという意思が、第一に求められる条件だといえます。
金融業界の変化に見る求められる人物像
金融業界は現在変革の時を迎えています。金融業界の現状については、変革の時を迎えている金融業界の現状と動向、今後について徹底解説!Fintech、ブロックチェーンまで!で詳しく述べています。
複数の変化が起こる中で、金融業界に勤める人々に必要なのは、柔軟に変化に対応していく適応力です。金融業界は歴史の長い会社が多く、一見保守的な業界に思う方も多いでしょう。しかし、その歴史の長さは、時代の変化に的確に順応してきた成果でもあります。
金銭を取り扱う業務を正確に遂行する慎重さと、時代に合わせて形式を大きく変えていく大胆さの両方を兼ね備えていることが求められているのです。
金融業界の分野別・求められる能力
金融業界全体に求められる人物像を把握したら、次は職種別にどのような人物が求められているのかを理解しましょう。
以下では、企業のHPを引用しながら、職種別にどのような人物像が求められているかを紹介します。実際の内定者ESと合わせて、自分が就きたいと思っている職種ではどのような人物が求められているか理解し、より精度の高い自己PRを行えるようにしましょう。
銀行で働くうえで求められる能力
変化の激しい金融業界の中でも、自動化やネット銀行の参入で最大の変革の時を迎えているのは銀行業界だといえるでしょう。
金融業界に求められる人物像として、対応力のある人物を挙げましたが、銀行業界では特に必要な能力だということができます。
私は「お客さまに会う」ことを何よりも大切にしています。いくら通帳の金額を見ていても、お客さまの名前を眺めていても何も生まれません。直接お話をして価値観にふれ、お客さまを深く知ることが本当に良い提案に繋がると思っています。このご夫婦とも奥さまがお元気だった頃から、資産運用等のサポートでずっと通い続け、誰よりもお客さまを理解しようと努めてきました。大切な人が亡くなりどうしようもないときに旦那さまが一番に私を頼ってくれたときは、身が引き締まる思いでした。複数の金融機関との付き合いがありながら私を選んでくれたのは、「きっとこの人ならなんとかしてくれる」と感じてくれたからだと思うんです。これからも、お客さまから一番に名前を呼んでもらえる担当者でいたいと思っています。
引用:三井住友生命採用HP
しかしながら、銀行業務は顧客一人ひとりと向き合い、大切な資産の管理をする業務でもあります。そのため、変化を続けながらも、人の心に寄り添う姿勢を忘れないということが必要だといえます。
実際の銀行の内定者ES:三井住友銀行
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証券会社で働くうえで求められる能力
証券業界は入社当初から新規開拓が求められるなど、非常に精神的にもタフさが求められる仕事です。さらに、その業務内容から、証券業界は他の業界と比較して向上心の高い人材を求めています。
実は、こうした大きな変化の時代こそ、私たち証券業界の重要性がより高まるタイミングであると言えます。リテールビジネスにおいては、従来からお取引の中心となっていたシニアのお客さまや企業オーナーの方々は相続や事業承継等の課題にも直面しており、従来の資産運用ニーズと共にコンサルティング能力の優劣を問われる時代になっています。更に、年金問題に端を発した豊かな将来に備える動きは、若い世代のお客さまによる資産形成の動きを活発にしています。異業種のプラットフォーマーも巻き込んだオンライン取引の拡大は、若者を中心に拡がっており、当社もそれらのニーズに対応すべく、コンサルタントの質の向上やオンラインでの新しいサービスの提供に着手し、顧客層の更なる拡大に取り組んでいます。
このように、証券会社では、コロナ禍といった不安定な社会情勢の中でも、決して遅れをとらず、前進していく姿勢が求められています。このことから、常に攻めの姿勢で努力し、成果を上げられるような人物を求めているといえます。
証券会社の実際の内定者ES:SMBC日興証券
SMBC日興証券およびクラスⅡAコース総合部門を志望する理由を教えてください。(250字以下)
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生命保険会社で働くうえで求められる能力
生命保険会社の業務で代表的なものは、顧客の人生に寄り添い、必要な保険を提供することです。そのため、生命保険会社で働くうえで必要なことは、顧客の人生を考え、最適な商品を提供するための想像力と、ニーズを引き出すコミュニケーション能力だということができます。金融機関系列の法人代理店を担当し、主に取引先企業の従業員の方に対して、がんやその他の病気に備えることの重要性を訴求しています。各企業の従業員の方へご案内をするためには、その企業の人事部や総務部等の窓口の方に、がんという病気の怖さや備えることの意義を理解していただく必要があります。代理店とともに企業へ訪問し、それらの窓口の方を説得し理解が得られ、結果としてより多くの方にご案内ができ、実績に結び付いたときはやりがいを感じます。また、代理店との同行によりお客様から大きな契約をいただき、代理店の方から感謝の言葉をいただいたときの達成感は何事にもかえ難いものがありましたね。
上記のインタビューでは、法人代理店への営業でのエピソードが語られています。代理店の人々と協力し、お客様の人生の中での病気への備えの重要性を伝えていることからも、コミュニケーション能力と想像力が必要な業務ということができるでしょう。
生命保険会社の実際の内定者ES:アフラック生命保険
当社を志望した理由について、お書きください。その際、あなたが当社の事業・仕事・人などについて、どのような情報からどのようなイメージを持ったのか触れてください
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損害保険会社で働くうえで求められる能力
損害保険会社では、災害や事故で動揺し、不安定になっている顧客に対応する業務もあります。そのため、どのような精神状態の相手に対しても、冷静に対応できる能力が求められます。
2018年は自然災害が多発し、お客様のところに出向くたびに保険の存在意義と自らの使命を強く認識しました。もしも保険が存在しなかったら、被害に遭われたご家庭は自費で損害を補填することは困難となり、生活の再建が危うい状態に陥ります。また、企業は事故や災害発生のたびに大きな負担を背負うため経営悪化や倒産の事態に陥ります。私たちの仕事には、日常生活や、新たな挑戦で発生するさまざまなリスクを保険という形で取り除くとともに、いざという時にいち早く元の状態に戻し、次なる挑戦を実現させることができるのです。
また、日頃「東京海上日動なら…」というお客様の大きな期待を肌で感じることが多くあります。その度に、「さすが東京海上日動」と言われるよう努力していかなければと身が引き締まる思いがします。
インタビュー内では、顧客が困難に陥った際、冷静な判断で一刻も早い再建を実現させようという姿勢を読みとることができます。
このように、顧客の人生と向き合い、ともに歩んでいくという責任感が、損害保険会社で働くうえで重要な能力だということができます。
損害保険会社の求める人物像:東京海上日動
その取り組みの中で感じた課題や問題、および感じたきっかけ・背景について教えてください。また、その後どのような行動を取ったのかについても教えてください。 (400文字以内)
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カード会社で働くうえで求められる能力
変化する時代には、新たなイノベーションを創出する、
前例にとらわれない思考が必要だ。
時代の先を読み、自ら考え行動する。
困難なゴールだからこそ、挑戦し続ける。
予期せぬ波も、好機ととらえ乗り越える。
さあ、常識は過去に置いて共に進もう。
社会や人々のライフスタイルに新しい価値を創造するために。引用:三菱UFJニコス採用HP
キャッシュレス化が推進されている現在、カード会社はキャッシュレス社会の担い手だということができます。そのため、カード会社では、「自ら思考し、挑戦を続ける」人材とともに、新しい生活様式の構築を目指しているといえます。
実際に、三菱UFJニコスでは、求める人材の要素を「自走する力」「結果への拘り」「変化を楽しむ」だと公表しています。
金融業界の中に新しい風を吹かせたいという意思のある方は、カード会社に求められる人物だといえるかもしれません。
カード会社の内定者ES:三菱UFJニコス
当社への入社を志望する理由を教えてください。(300字以内)
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リース会社で働くうえで求められる能力
リース会社において近年重要視されているのは語学力です。リース会社では、発展途上国やアジア圏をターゲットにしたリースを行っていることが多いため、英語をはじめとした語学力を活かすことができます。
これからの時代、企業が成長を続ける、
あるいは洗練された企業へ進化していくためには、困難の伴う挑戦が不可欠です。
JA三井リースは、このような変革の時代だからこそ、
『Real Challenge, Real Change』という経営理念を掲げ、
お客様のパートナーとしてともに新たな価値創出に“挑戦”していきたいと考えています。
こちらの新卒採用HPは、経営理念を受け、『Challenge Next, Change One』というテーマで作成しています。
各コンテンツから、お客様の課題解決のために挑戦を続け、
企業、経済、未来、自分を1つ1つ変えていこうという、
私たちの情熱を感じていただければ幸いです。
以上のページでは、「課題解決のための挑戦」が必要な能力として挙げられています。顧客を第一に考え、挑戦しする姿勢こそが、顧客に挑戦の機会を与えるリース会社において必要なのでしょう。
リース会社の内定者ES:三菱UFJリース
あなたの強み・長所を最も発揮できた活動や出来事
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アセットマネジメントとして働くうえで求められる能力
アセットマネジメントとして働くために必要となるものは部門によって異なりますが、どの部門でも重要なことは、複雑なアセットマネジメント業界を十分に理解しているということです。
当社は設定・運用するファンドがとても多く、どの部門でも圧倒的な場数が踏めるというメリットがあります。これは、若手にとって成長のチャンスがたくさんあるということですね。
確かに「まずはやってみなさい」と機会をもらえることが多いです。ただ、自分なりに調べ尽くしても、どうしても分からないことがあって。1年目の時、ファンド組成についてなかなか理解が進まず、運用部の同期に相談しました。すると、話を聞いた運用部のポートフォリオマネージャーが勉強会を開いてくださって、さっと視界が開けました。
さらに、上記の座談会では「チャンスがたくさんある」という社風が述べられています。アセットマネジメントは、学ぶべき知識が多く、自分でどれだけ学習できるかという力が必要となります。
アセットマネジメントの内定者ES:野村アセットマネジメント
学業で頑張ったこと(200字)
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政府系金融機関で働くうえで求められる能力
担当案件を通じて、日本企業をサポートすると同時に、プロジェクト所在国の経済発展にも寄与できることに、JBICならではの仕事のやりがいを感じます。アフリカとの互恵関係に貢献したいという思いは変わらず強くありますが、一方で、新たな視点を得て考え方が変化した部分もあります。例えば就活中は、JBICが携わる大型のプロジェクトに関心が向いていましたが、現在検討中の案件などを通して、事業規模は比較的小さくとも、その国の暮らしに大きな影響を与え得るプロジェクトもあると気付きました。相手国にとって今必要な案件はどのようなもので、なおかつそれを支援することがJBICの理念に沿っているのかをしっかりと考えながら、案件組成を進めていく重要性を改めて感じています。
政府系金融機関では、ほかの金融機関と異なり、国家に対してインパクトの大きい仕事を行うことが多いといえます。そのため、自分の仕事に対して重大な責任意識を持っていることが必要不可欠となります。一方で、政府系金融機関ならではのやりがいも多くあり、自分の仕事が日本の政策や国民の生活を支えるという誇りをもって働きたいという方は、政府系金融機関に向いているといえるでしょう。
政府系金融機関の内定者ES:日本政策投資銀行
あなたの人柄を表す出来事を具体的に教えてください。(全角450文字以内)
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外資系投資銀行で働くうえで求められる能力
外資系投資銀行は、国内の銀行と異なり、成果を求められる社風であるといわれています。そのため、成果を上げていなければ解雇されてしまうといった厳しい側面もあります。しかしながら、成果を出せば若手でも正当に評価されるため、成果を追及して行動し続けることができる能力が必要となります。
ゴールドマン・サックスの社員は中途半端では満足しません。120%とまでは言わないまでも100%の努力で仕事をします。その一方で、皆さんがやることを尊重してくれます。GIRに限らずどの部門のどのポジションでも、やる気があれば、仕事に役立つサポートやリソース、プラットフォームを活用できます。 懸命に仕事をしてよい結果を出せばチャンスが与えられ、さらなる責任ある仕事を任せられるようになります。
このように、長期間を通してクライアントと向き合う姿勢を要することもあります。成果を追及した粘り強い姿勢が、外資系投資銀行における最も必要な能力といえるでしょう。
外資系投資銀行の内定者ES:ゴールドマン・サックス
長所と短所(200字)
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金融業界の自己PRの作り方
ここまで、金融業界に求められる人物像を見てきました。それでは、ここから先程紹介したフレームワークに落とし込みながら金融業界の自己PRの作り方を解説していきます。
①強み:あなたの強みは?
ここでは自身の強みを結論ファーストで述べていくこととなりますが、このときに先ほど紹介した金融業界で求められる人物像を意識してうまくマッチするような強みを選択してください。
②強みの原点:強みが形成されたきっかけは?
「その強みがどの様な経緯で形成されたのか?」ということを、幼少期にまで遡って書くことができると非常に説得力のある自己PRを書くことが出来ます。自身の生い立ちのストーリーを描く事ができれば、幼少期から現在に至る自分のキャラクターの一貫性が示すことが出来るでしょう。
③強みを表す具体的エピソード
その強みがどの様に発揮されたか具体的なエピソードを述べましょう。ここで、具体的であればあるほど、その強みの説得力が増しますので、字数が許す限り具体的に面接官がイメージできるように書いてみてください。
エピソードが複数あるなら、字数が許す限り複数述べることで、「他の取組でもその強みを活かせている」と強みの「その場限りではない再現性」を示すことも出来ます。
④強みの方法論:強みを発揮するために意識していることは?
その強みを発揮するときに心がけていること、意識していることなどをかければ、他の就活生との差別化に繋がるだけではなく、強みの信憑性も非常に高まります。
例えば、リーダーシップ一つとっても、企業側は「リーダーシップをとってきた経験そのもの」ではなく、「入社後如何にそのリーダーシップを発揮してくれるか」を見極めるため、「どんな方法でチームを引っ張ったのか?」という方法論に興味があります。
その強みの再現性を担保するためにもぜひ方法論にまで自分の強みを踏み込んで書いてみてください。
⑤強みの活かし方:その強みを入社後にどう活かす?
冒頭で述べた「この学生は自社の利益に貢献できる人材か」という面接官の疑問を解消するためにこの部分は非常に重要なポイントです。
金融業界に求められる素養を抑えた後、それと自身の強みがマッチするように述べると良いでしょう。
例えば「個別指導塾のアルバイトで生徒のモチベーションを上げるための新たな仕組みを提案・実行し成績アップを成し遂げた」という実行力・新規提案力の自己PRでは、「私の強みは、法人の課題を発見し、新たな金融商品の提案に活かせると考えます」という形でアピールできると思います。
この部分は多くの就活生が言及できないまま自己PRを締めてしまっています。必ず言及して差別化につなげましょう。
最後に
金融業界は経済を回すうえで必要不可欠な金銭を取り扱う業界であり、その中で自分がどのように活躍できるか考えることは、自己PRだけではなく志望動機を深めることにも繋がります。
本記事を参考に、金融業界の中で自分が活躍できる職種は何かを考え、ミスマッチのない就活ができるようにしましょう。
金融業界完全攻略記事まとめ
1.金融業界の仕組み
2.金融業界の働き方(職種)
3.金融業界の現状と今後の動向
4.金融業界の志望動機の書き方
5.金融業界の自己PRの書き方
6.金融業界のオススメ本
金融業界の情報収集に役立つ!就活生向けLINEオープンチャットを紹介
unistyleでは業界別の就活用LINEオープンチャットを運営しており、数多くの就活生が匿名で就活に関する情報交換をしています。
実際に金融業界志望者向けのグループでも、各社の選考に関するトークが活発に交わされています。
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