【20卒上智理工学部】デニナギくんの就活体験記vol.2|2018.8 interview
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最終更新日:2023年10月03日
前期末テストもひと段落し、20卒の皆さんはインターンシップ選考が本格化してきた時期ではないでしょうか。
今回は上智大学理工学部のデニナギくんに2018年8月にインタビューした内容を掲載します。
【20卒上智理工学部】デニナギくんの就活体験記|2018.7 interview
上智大学 デニナギくんの履歴書
デニナギくんの履歴書
└男性
◆大学
└上智大学理工学部に現役入学。
◆趣味
└サッカー(小学4年から現在まで)。ポジションはボランチ。プレーするだけでなく観戦するのも好き。
◆サークル
└サッカーサークル。週3回の活動や大会合宿にも積極的に参加している。
◆アルバイト
└飲食チェーン店で大学1年生から働いている。主にホールを担当、たまに調理も行う。2018年2月からベンチャー企業のインターンをしている。
◆留学
└なし。海外経験もないが、海外で働くことに対して漠然とした憧れはある。
◆資格
└特になし。TOEICも受けたことがないが、今後受けようと考えている。
◆就活をはじめた時期
└2018年6月頃
◆志望業界
└現段階では定まっていない状況。何に興味があるかも分からないため、インターンを通して探そうと考えている。
◆希望職種
└こちらも明確に定まっていない。ただ、自身の適性を鑑みて、営業は向いていないと感じている。
本インタビューはunistyle編集部のむたか(@mutaka_unistyle)とくらもん(@esquestion)にて行っております。
7月の活動を振り返って
自分の活動量・内容について
「7月の就職活動について教えてください。この前聞いたときは、既に数社のESを提出していたけど、その他にどこか提出しましたか?」
「前回提出した企業を除いて、7月は更に5社程度追加でESを提出しました。GDには参加しましたが、インターンへの参加はまだありません。」
「ESは具体的にどんな企業に提出したの?現在の選考状況と併せて教えて下さい。」
「追加でESを提出した企業は、日本政策金融公庫、キヤノン、楽天(ビジネス)、伊藤忠テクノソリューションズ、三菱UFJインフォメーションテクノロジーの5社です。NTTデータと日本政策金融公庫、キヤノン、三菱UFJテクノソリューションズはESが通過してインターンに参加決定しました。楽天はESで落ちてしまいました。前回提出していた、ADK、野村総合研究所についても落ちました。NTTドコモについてはGDの結果待ちというところです。今後は説明会に行って興味を持った日本テレビにESを提出する予定です。」
「かなり色々な業界にESを提出したみたいだけど、どういう基準で企業をピックアップしたの?」
「以前も申し上げたように、この志望業界が固まっていないので幅広く気になった企業にESを提出しています。正直、知っている企業、聞いたことのある企業を中心に提出しています。」
「ちなみに、インターン情報を集めるにあたってはどんな媒体を使ってる?」
「主に、リクナビをよく使っています。過去ESを探す際にunistyleを利用しています。」
・ESは計11社に提出。業界問わず、知っている企業を中心に受けている。
・まだインターンには参加していないが、GDへの参加経験あり。
インターン選考について
「NTTドコモのGDに参加したみたいだけどどうだった?感想であったり、反省点であったり選考を受けて感じたことを教えて下さい。」
「GDは学生7人に社員が1人付くような形で、学生が一人ずつ議論したいテーマを持ち込み、皆で決めた上でそのテーマについて議論していくという形式でした。比較的喋ることができたかなとは思っています。他の人の発言の内容をより具体的に落とし込むような発言をすることも出来ました。」
「初めてのGDにも関わらず、発言量に関しては問題がなかったようだね。発言内容に関しても、意図を持って発言していたんだね。他のメンバーはどういう人たちが多かった?」
「テクニカル系のインターンに応募したこともあって、理系の院生が多かったです。大学は東大や早慶の人たちが多かったと思います。1人慣れている人がいて、その人が議論を仕切ってくれていました。」
「なるほど。てことはチーム全体としての議論も結構上手くいったのかな?」
「そうですね。最後の社員さんからのフィードバックはチームとしてはかなりの高評価だったと思います。」
・1度参加したGDでは、チームとしては良い結論を導くことができ手応えはある。
・発言量だけでなく、発言内容にも注意を払うことが出来ている。
周りの活動量・内容について
「周囲の友人たちはどう?結構インターンとかに参加してる人は多いのかな?」
「同じ学科の人たちは、あまり積極的にやっている印象はありません。サークルの友達は動き出している人も少しいるかなという感じです。どこの企業を受けているとかは聞かないので分かりません。」
「周囲の友達は、就活に対する関心がまだそんなに高くないということなのかな。」
「そうですね。なんなら、就活をやっている人の方が少ない印象さえありますね。」
・周囲で就活に向けて動き出している人は比較的少ない。
・デニナギくん自身、就活に関して焦りや不安は今のところない様子。
7月と8月を比較した変化
企業選びの軸
「インターン選考に参加したことで企業選びの軸というのも少しは固まってきた?」
「いえ、まだ特にこれというものはありません。前回同様に軸をどのように設定していけば良いかもみえていないので、とにかくまずはインターンに参加してみようと考えています。」
志望業界・職種
「以前は、志望業界が定まっていないということだったけど、興味がある業界は見つかった?」
「志望業界、志望職種共にまだ定まってはいません。インターンを通して明確になってくるかなと考えています。ただ、今はプログラミングの長期インターンを探したり、面接を受けたりしていて、将来的にもそのプログラミングスキルを活かすことができればいいなと思っています。」
ガクチカ・自己PR
「ESでガクチカや自己PRを書くと思うんだけどなんのエピソードについて書いてる?」
「学科の勉強とサッカーサークルのことを書いてます。学科では、通信の基礎を学んだりプログラミング技術を学んだりしてるので、そのアピールをしています。またサークルでは、人をまとめることが苦手ということもあって、練習メニューを考えたり戦術を考えたりと自分の役割を全うし、陰で組織を支えることができますということをアピールしてます。」
全体を通して
「7月から動き始めて、今の正直な気持ちを聞かせてください。就活をしていて感じたこととかなんでも大丈夫です。」
「やっぱり就活は大変だなと思いますね。ES1つ考えるのも大変だし、初めてのGDは結構緊張しましたし、疲れることが多いです(笑)。」
・漠然とではあるがプログラミングに関わる仕事に興味を持っている。
・ガクチカ、自己PRでは無理にリーダー経験をアピールするのではなく、補佐として組織を支えることができる人物であることをアピールしている。
8月にやろうと思っていること
「8月に何かやろうと考えていることはある?自己分析だったりES提出だったり、何か予定があれば教えて下さい。」
「自己分析もES提出もやらないといけないと思っています。面接やGDに関しては、場数をこなさないといけないなと考えています。ただ、一番に考えているのはやはりプログラミングの長期インターンを始めることですね。」
「プログラミング技術そのものを活かすことも、長期インターンの経験はガクチカにもなり得るから、ってことかな?」
「そうですね。漠然とではありますが、プログラミングを活かすことができたらなとは考えています。あと何か理由があった方がプログラミングスキルを高めようと思うはずなので、長期インターンを始めたいというのもあります。」
・プログラミングの長期インターンを始める予定。プログラミングスキルを就活にも活かしていきたいと考えている。
今就活で悩んでいること
「今就活で困っていることとか悩んでいることはある?」
「ガクチカや自己PRのネタ探しをする必要があると感じています。今のところ集団で何かを成し遂げた経験もサークルだけですし。」
「だから長期インターンを始めたいと思っているのかな?」
「はい、とにかく動き出さないといけないなと思っています。長期インターンであればプログラミングスキルは勿論、集団で課題解決や何かを成し遂げた経験もできるかなと考えています。」
・集団で何かを成し遂げた経験が特にない。長期インターンを始めることでネタ作りをしようと考えている。
unistyle編集部より
デニナギくんへのフィードバック
11社にインターンESを提出しており、インターン参加のために積極的に動き出した印象を受けます。ESを提出する企業は知名度を元に選んでいるため一貫性に欠けますが、まずは様々な業界の理解を深めようとしている点は夏インターンの使い方として間違っていないでしょう。
ただ、手当たり次第知っている企業にESを提出するというのは効率が悪いため、自分の中でインターンに参加する意図を明確にする必要があるでしょう。
「この業界のことは全然知らないから業界トップの企業のインターンに参加しよう」というように、インターンの参加目的を明確にし、最低限の業界理解をした上で受ける企業を選出するとインターンをより有効活用できるでしょう。
初めて参加したGDでは、発言の内容、質ともに満足のいく結果となったようです。結果が出ていないため何とも言い難いですが、結果がどうであれ良かった点と悪かった点を振り返り、次の機会に活かそうという意識が大事です。
秋冬のインターンでは、多くの学生がGDを既に経験しているため、よりレベルが高くなることは間違いありません。そういった中で頭一つ抜け出るためにも、選考ごとに反省を行うことは必須です。
また、いわゆるガクチカの"ネタ"作りとプログラミングスキルを高めて就活を少しでも有利に進めるために、長期インターンを始めようとしているようです。
意図的にネタを作る手段として長期インターンを始めるというのは、動機としては不純なものかもしれませんが、その結果として自分がどんな仕事をしたいか、将来どのような働き方をしたいかが明確になるということもあるでしょう。
理由はなんであれ、自身の将来のために動き出すという姿勢はデニナギくんの良い点と言えます。
デニナギくんへのオススメ記事
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Vol.3は9月に公開予定
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