【業界研究】金融業界って何してるの?仕組みや仕事内容、動向を解説

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最終更新日:2023年10月16日

本記事では、金融業界の各業種への理解を深めるため、徹底的に分析・解説していきたいと思います。

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そもそも金融とは

金融の流れ

金融とはそもそも、資金が余っている人から資金を必要としている人に資金を融通することを言います。具体例を挙げるのであれば、銀行はわかりやすい例であり、「皆さんの預金を企業や個人に貸し出し、その利子を得る」ことによりビジネスを行っています。

また、金融には「直接金融」と「間接金融」があり、先ほど説明した銀行は間接金融に含まれます。

間接金融は預金者から資金を集め、その資金を必要な人に貸し出すことを意味します。銀行は皆さんが預けているお金を企業に融資し、その利息をもらうことで利益を生み出しています。

それに対して直接金融は、資金を必要とした人が株式や社債といった証券を発行し、それを購入してもらうことにより、資金を集めるものです。

つまり、企業が発行した証券を投資家が直接購入し、資金を出資する形になることから直接金融と呼ばれます。ここで証券会社が携わることになり、投資家と企業をはじめとした資金需要のある発行体の仲介役となります。その時の手数料で利益を生み出しているのが直接金融の特徴です。

その他に市場型間接金融というものがあり、こちらでは間接金融の枠組みを維持しつつ、市場を介した取引を行なっています。代表的なものだと投資信託やシンジケートローンなどが挙げられます。

  • 投資信託:投資家から集められた資金を専門の委託会社が金融資産や不動産に投資することで運用し、その成果を出資額に応じて投資家に還元するもの。
  • シンジケートローン:複数の金融機関がシンジケート団というものを組成し、同一の取引条件ので、同時期に行う協調融資のこと。

金融業界の各業種

金融業界の各業種金融業界には先ほども挙げた銀行と証券以外にも、数多くの業種が存在します。

代表的なものですと、信託銀行や地方銀行、政府系金融機関、生命保険会社、損害保険会社、資産運用会社などが存在します。

また、金融機関の中でも特に高学歴・ハイスペックな方々に人気なのが外資系投資銀行です。かなりの激務で成績を残すことができないとクビになるという(up or out)リスクもありますが、他業種に比べかなり高額な年収をもらうことができます。

その他に、新卒で入ることは難しいですが、ベンチャーキャピタルやPEファンドといった、ベンチャーやスタートアップに投資をし、その企業を成長させることにより利益をもらう業種も存在しています。

ここでは、各業種の代表的な企業を挙げていきます。

銀行(メガバンク・信託銀行・地方銀行)

・メガバンク

・三菱UFJ銀行
・三井住友銀行
・みずほ銀行

●三菱UFJ銀行の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから
●三井住友銀行の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから
●みずほ銀行の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから

・信託銀行

・三菱UFJ信託銀行
・三井住友信託銀行

●三菱UFJ信託銀行の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから
●三井住友信託銀行の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから

・地方銀行

・横浜銀行
・千葉銀行
・静岡銀行

●横浜銀行の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから
●千葉銀行の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから
●静岡銀行の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから

証券

・野村證券
・SMBC日興証券
・三菱UFJモルガン・スタンレー証券
・みずほ証券
・大和証券

●野村證券の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから
●SMBC日興証券の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから
●三菱UFJモルガン・スタンレー証券の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから
●みずほ証券の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから
●大和証券の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから

生命保険会社

・日本生命
・明治安田生命
・第一生命
・住友生命

●日本生命の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから
●明治安田生命の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから
●第一生命の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから
●住友生命の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから

・東京海上日動火災保険
・三井住友海上
・損害保険ジャパン(損保ジャパン、旧損保ジャパン日本興亜)
・AIG損害保険

●東京海上日動火災保険の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから
●三井住友海上の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから
●損害保険ジャパン(損保ジャパン、旧損保ジャパン日本興亜)の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから
●AIG損害保険の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから

資産運用会社

・野村アセットマネジメント
・アセットマネジメントone

●野村アセットマネジメントの選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから
●アセットマネジメントoneの選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから

政府系金融機関

・日本政策投資銀行
・日本政策金融公庫(JFC)
・国際協力銀行(JBIC)
・商工中金

●日本政策投資銀行(DBJ)の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから
●日本政策金融公庫(JFC)の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから
●国際協力銀行(JBIC)の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから
●商工中金の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから

外資系投資銀行

・ゴールドマン・サックス
・モルガン・スタンレー
・Citi
・バンク・オブ・アメリカ
・JPモルガン

●ゴールドマン・サックスの選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから
●モルガン・スタンレーの選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから
●JPモルガンの選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから

・バークレイズ
・ドイツ銀行
・UBS
・BNPパリバ
・クレディ・スイス証券

●バークレイズの選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから
●ドイツ銀行の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから
●UBSの選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから
●クレディ・スイス証券の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから

ベンチャーキャピタル、PEファンド

・ベンチャーキャピタル

・JAFCO
・グロービス・キャピタル・パートナーズ

●JAFCOの選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから

・PEファンド

・ベインキャピタル

その他の金融機関

・日本銀行
・りそな銀行

●日本銀行の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから

少し長くなってしまいましたが、まとめると以下のようになります。

金融業界のまとめ・銀行(メガバンク、地方銀行、信託銀行)
・証券会社
・保険会社(生命保険・損害保険)
・資産運用会社
・政府系金融機関
・外資系投資銀行
・VC、PEファンド

・その他の金融機関

ここまで金融業界の様々な企業をご紹介しましたが、「自分にはどれが合うんだろう?」と感じた就活生の方は、就職エージェントneoに相談してみることをオススメします。

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各業種の仕組み・働き方

金融業界といっても、業種によって扱う商品が異なってくるため、ビジネスモデルにも違いが見られます。その違いによって働き方も異なりますので、自分の適正を活かすことができる職種ややりたいことに取り組める業種をしっかりと把握していきましょう。

本記事では、"メガバンク・証券会社・生命保険会社・損害保険会社"といった主要4業種を取り上げ、それぞれの仕事内容等を解説していきます。

メガバンクの仕事内容

銀行のビジネスモデル

メガバンクに就職した場合、基本的には営業を行うことになると思います。営業をする上で、個人や中小企業向けのリテール業務と法人(大企業)向けのホールセール業務の2種類があります。

リテール業務は富裕層の資産形成・運用などの個人の将来的な資産構成に携わる業務になります。

ここではメインとなるホールセール業務について考えていきたいと思います。

ホールセール業務では資金を必要とする企業に資金を融資し、その利息を得ることによってビジネスを行なっています。

資金を融資するといっても、先ほども挙げたシンジケートローンやプロジェクトの収益で返済を行うプロジェクトファイナンス、不動産からの収益で返済を行う不動産ファイナンスなどといった、数多くの手法が取られるようになっています。

その他にも、M&Aアドバイザリーのような業務も行なっています。

そのようなビジネスモデルから考えると、メガバンクは企業の抱えている課題を共に考え解決まで行うパートナーのような素質が必要になると考えられます。金融という商品を扱うコンサルティングと考えるとわかりやすいかもしれません。

特に金融商品は他社との差別化をつけることが難しいため、それを扱う「人」が商材とも言えます。

証券会社の仕事内容

証券のビジネスモデル

証券会社のビジネスモデルを考えていく上でも、個人向けのリテール業務と法人向けのホールセール業務に分けることができます。証券といえば営業と言われているのは、リテール業務の比重が大きいからだと思います。

しかし近年は、企業のM&Aが活発化し、資金調達やアドバイザリーが必要となったため、その業務を証券の投資銀行部門が担っています。

まず、リテール業務について見ていきましょう。証券会社の中でもトップを走る野村證券の営業が考えやすいと思うので、そちらを例に取りながら考えていきたいと思います。

野村證券|求める人材と解説付き内定者ES」でも述べているように、証券会社の営業は、個人として顧客にとって最善の成果を出すことが求められます。

また銀行の営業にも言えることですが、ノルマが厳しく数字を常に気にしなければいけないため、個人で結果を出すことを好む人が仕事に向いているかもしれません。

また、ホールセール業務では、先ほども挙げた投資銀行部門のことをインベストメントバンキングと言い、それに加えグローバルマーケッツといった債権や株式を扱う部門があります。

インベストメントバンキングではM&Aのアドバイザリーや資金調達、IPO(企業の新規上場)などを行なっています。新聞に載るほどの大規模な案件になることが多く、優秀な学生から人気があります。業務内容から考えても激務になりやすく、高度な能力が求められ、論理的思考力やリーダーシップに加え、人柄が重視される傾向があります。

グローバルマーケッツでは、主にセールス・トレーディング・リサーチ・ストラクチャリングの4職種に分けることができます。国内外の機関投資家をはじめとした顧客の資産運用の複雑なニーズに対応し、様々なサービスやソリューションを提供して収益を得ています。

華やかな金融の世界を思い浮かべる方はグローバルマーケッツがそのイメージに近いと思います。

参考:
3名の証券業界勤務経験者との対話から考える、証券営業の光と闇
【ES解説付】証券業界内定者の志望動機11選を紹介
→これらの記事から証券会社への理解を深めることができます。働くイメージや志望動機の作成にぜひご活用ください。

生命保険会社の仕事内容

生命保険のビジネスモデル

生命保険会社は銀行・証券と異なり、人の生死に関わる保険商品を販売する職業です。日本は生命保険大国とも言われており、かなりの需要があることがわかります。

金融業界の中でも業務内容や扱う商材、人の人生に関われるといった点から、就活ランキングでも高い人気を得ています。

生命保険は保険料の収入及びその資金の運用によって収益を挙げています。特に、生命保険という誰もが関わるものであるため、保有資産は莫大なものとなり、機関投資家としての一面も兼ね備えています。

基本的には個人向けの保険商品の販売・アフターフォローを主な業務内容としています。そのため、営業職がメインとなり、顧客にとって最適な保険商品を提案していくことがメインの仕事になります。また、法人向けの営業も行なっており、団体保険や企業年金を扱っています。

参考:
生命保険業界大手2社の違いとは【日本生命と第一生命の強み・事業領域・選考を比較】
→生命保険会社への理解を深めることができる記事になります。志望動機の作成、業務内容の理解にご活用ください。

損害保険会社の仕事内容

損害保険会社のビジネスモデル

損害保険会社は自動車事故や災害による事故などの、モノに関わる保険を扱う業種となっています。船舶に関する保険なども取り扱っており、幅広い保険商品を取り扱っています。

就活生からの人気も高く、特に東京海上日動は「マリン」と呼ばれ、絶大なブランドを有しています。

損害保険会社の業務は大きく分けると営業部門と業務部門に分かれます。営業部門では生命保険とは異なり、個人に商品を販売することはありません。あくまでも代理店に営業をします。例として車を買うときに一緒に保険に加入できるのは、損害保険会社の営業が代理店や業者に商品を販売しているから、と考えるとわかりやすいかもしれません。

業務部門では顧客が保険を利用する時のサポートを行う部門になります。保険金の査定や支払い、事故の相手とと交渉のサポートなどを行なっています。

その他には商品企画部門といった部門もあります。損害保険はその時代に応じて商品を考える必要があり、常に新しいもしくは改善された内容にしておく必要があります。そのため、商品企画部門が保険商品の開発・改善を行なっています。

参考:
【3メガ損保比較】東京海上日動・三井住友海上・損保ジャパンの強みや社風、選考対策を解説
同業界でも大きく違う!損害保険内定者が生命保険業界を断念した3つの理由
【ES例文付】保険業界(生保・損保)の志望動機の書き方を解説|求める人材像も紹介
→これらの記事から損害保険会社への理解を深めることができます。また、生命保険との違いも解説していますので、どちらが自分に適しているか考える上で参考にしてください。

その他の業種

その他の業種はunistyleの各記事にて解説を行なっていますので、以下の参考記事を読んでいただけると幸いです。

主要4業種の仕組み・働き方

メガバンク…預金を融資することにより利息を得る。顧客のニーズに応じて融資方法が多様化し、コンサルティングの性質が強まる。
 

証券…証券といったら営業というイメージのため、リテール業務が一般的なイメージ。しかし、ホールセール業務にも力を入れており、投資銀行部門でのIPOやM&Aアドバイザリーは規模が大きい分、世間に与えるインパクトと収益が大きい。
 

生命保険…人の生死に保険を通じて関わることのできる仕事。個人向けの営業がメインであり、顧客にとって最適な保険プランを提案する必要がある。また、莫大な資産を抱えているため、機関投資家としての一面も持つ。
 

損害保険…事故や災害のような「モノ」に保険を掛ける。生保とは異なり代理店営業がメイン。時代のニーズに応じた商品を作る必要があるため、商品開発部門が多様な商品を開発。

『関連記事』

金融業界とは?仕組み・やりがいについて徹底解説!

金融業界の職種

金融業界の職種先程は金融業界の業種について紹介しました。続いては上記の8職種についてそれぞれ詳しく説明します。

個人営業

保険や証券などの金融商品を、個人に向けて販売する仕事です。

資産を築いている個人の顧客に対して、その顧客の要望に合わせて適切な商品を組み合わせて提案します。保険会社や証券会社ではノルマがあることが多く、代表的な営業マンの仕事と言えるでしょう。

法人営業

法人企業の財務面をあらゆる方向からサポートする仕事です。

ときには金融商品を提案したり、資金の借り入れを勧めたり、資金調達のお手伝いを行います。企業経営は、財務面と密接な関係があることから、顧客の経営に深く関わるケースも多いです。

ファイナンシャルプランナー

銀行や証券会社、保険会社などで、顧客である個人に対して資金計画や資産運用などの助言をします。

また、ファイナンシャルプランナーは国家資格である「FP技能士」、民間資格である「AFP」「CFP」があり、個人営業として働きつつこれらの資格を取りながら、独立する人も多くいます。

プライベートバンキング(プライベートバンカー)

富裕層の顧客に対し、資産運用や事業承継、相続などのアドバイスやコンサルティングまで幅広いサービスを提供する仕事です。

日本ではあまり馴染みのない職種で、「プライベートバンク」自体はスイスの限られた銀行を指しますが、広義で富裕層の個人顧客に対する資産形成アドバイス、という意味合いで国内銀行も「プライベートバンキングサービス」を提供するところが現れています。

ファンドマネージャー

法人から預かった莫大な資産を投資運用する仕事です。

株式市場に上場している企業への投資や、更には株式公開前のベンチャー企業に対する投資を行います。さらに様々な企業の業務内容や業績、将来性を分析し、有望と判断した企業や国、金融商品等に投資しています。

証券アナリスト

証券会社や銀行に所属し、個別企業の将来性や社会の動向などを分析する仕事です。

分析の対象は経済だけにとどまらず、政治情勢や新興国の経済、また新しい技術に対する情報などの収集や調査も行います。

エコノミスト

世界経済あるいは日本経済の動向を調査し、メディアや研究機関などに対して今後の展望を提供する仕事です。

シンクタンクや官公庁、大学などの研究機関に多く在籍しています。

アクチュアリー

統計学を駆使し、各保険商品にふさわしい保険料や支払金額を算出する仕事です。

分析系の職種ですが、そのデータを元に新たな保険商品の企画・開発に携わることもあります。

金融業界の動向

金融業界の動向今までは「安定」といったイメージが強かった金融業界ですが、近年はそのイメージが大きく変わってきています。

特に大きなキーワードとして、AIとオートメーション化・FintechとInsurtech・海外進出の3つが考えられます。

ここではその3つの理由について考えていきたいと思います。

AIとオートメーション化

AIの技術が発展し、今まで人が行なっていた業務が機械やシステムに代替されるオートメーション化が行われています。

金融業界の中でも特にメガバンクがその影響を顕著に表しており、リストラや採用人数の大幅な減少から理解することができます。銀行の業務は書類処理が多く、人がやらなくてもいい業務が多くを占めています。オートメーション化が進むことにより、そのような業務が機械やシステムに変わったため、人員削減が行われました。

Fintech・Insurtech

FintechはFinance×Technologyのことであり、金融にテクノロジーを絡めた新たなサービスが行われるようになっています。決済サービスやブロックチェーンを活用したサービス、AIを活用したサービスなどが挙げられます。

Fintechは従来からの大企業だけでなく、スタートアップやベンチャー企業も取り組んでおり、会計ソフトを取り扱っているfreeeのように確実に評判を得ている企業も多くあります。

InsuretechはInsurance×Technologyのことであり、保険とテクノロジーの新しいサービスのことを指します。ウェアラブルデバイスやAIやビッグデータの活用による被保険者の健康を支えるサービスなど、多岐にわたるサービスがあります。

海外進出

企業の海外進出がここ数年で活発に行われるようになり、それに伴って金融業界も海外展開を進めていくようになりました。海外に拠点を構えておくことにより、世界規模で各種やりとりを行えるようにしています。

また、保険会社は新たなビジネスチャンスとして海外進出を積極的に進めています。

金融業界の求める人材像

金融業界の求める人材像

業種や職種によって多少の差はありますが、金融業界で求められる人材像をあげると以下の4点に大別されます。

対人スキルが高い

個人、法人問わず、金融業界は高い対人スキルを持っている人材を求めています。

例えば、営業であれば顧客の潜在的ニーズを引き出すことが求められるため、柔軟な対応力やコミュニケーション力が必要になります。事務職であっても窓口や電話対応などでコミュニケーションを求められる場面はあるため、金融業界全体として対人スキルは求められていると言えます。

メンタル管理ができる

金融業界は、業務内容や職場環境が厳しい企業が多く、新卒の離職率が高かったり、一人一人の営業ノルマが高く設定されているなど、様々な厳しさがあるというのが事実です。そのため自分のメンタルを管理できる人材でなければ続けることは難しいと言えます。

常に新しい情報をインプットして学ぶ姿勢を持っている

金融業界は時代の変化に伴い、制度改正が頻繁に行われるため、基礎知識はもちろんですが、常に新しい知識をインプットすることが必要になります。そのため仕事以外でも経済や経営についてアンテナを張り、継続的に勉強に取り組むことができるという真面目さはとても重要です。

信頼関係を築ける力

金融業界とはお金や経営に関する悩みを聞くことが仕事となるため、顧客との信頼関係を築くことはとても大切です。そのため顧客を第一に考えることができる誠実な人材が求められるということが言えます。

最後に

金融業界のまとめ金融業界といっても、多種多様な業種があり、それぞれの特徴を完全に理解することは難しいと思います。しかし、他の業種を調べてみると、意外と自分の適正を活かすことができたり、やりたいことが行える場合などがあります。

また、他業種と比較することで志望動機を考えやすくなるのではないでしょうか。

今後の動向を踏まえて金融業界を目指す方は本記事を参考に業界理解を深めてみてください。

本記事では金融業界の仕組みや職種、動向について解説してきました。こちらの動画では金融業界の全体像について紹介していきます。

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