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【銀行業界】志望動機の作り方|内定者の回答6選付
最終更新日:2022年02月04日
メガバンク3社の大量採用が18卒で終焉したことはご存知の方が多いと思われますが、まだまだその採用数が多いこともあり、同じような考え方で銀行を志望する就活生は多いのではないでしょうか。
本記事では、変革する銀行業界の直近の動向も押さえつつ、その特徴を明らかにしながら、しっかりと他の就活生と差別化された、評価される銀行業界の志望動機作成のコツを紹介していきます。最後に、銀行内定者のESも紹介していますので是非参考にしてみてください。
▶︎基本的な志望動機の書き方
▶︎銀行業界の特徴と現状からみる求められる素養
▶︎銀行業界の志望動機の作り方
└【参考】三井住友銀行内定者の志望動機
└【参考】三菱UFJ銀行内定者の志望動機
└【参考】みずほフィナンシャルグループ内定者の志望動機
└【参考】横浜銀行内定者の志望動機
└【参考】広島銀行内定者の志望動機
└【参考】SMBC信託銀行内定者の志望動機
▶︎最後に
▶︎銀行業界の情報収集に役立つ!就活生向けLINEオープンチャットを紹介
基本的な志望動機の書き方
ここではまず、【就活】エントリーシートの志望動機の書き方6ステップ|ES例文8選付と【就活生必読】志望動機が特になくても書けるフレームワークとは?に基づき、基本的な志望動機の書き方について押さえておきたいと思います。
unistyleでは、志望動機を作成にあたり、「成し遂げたいことに基づいて書く」・「自身の適性に基づいて書く」という2つのアプローチを紹介しています。詳細は上記の参考記事に譲りますが、ここではこの2つのアプローチから論理的に銀行業界の志望動機を構成するためのフレームワークを紹介したいと思います。
①成し遂げたいこと
②きっかけとなる経験
③企業選びのポイント
④他に受けている業界とその業界ではダメな理由
⑤具体的に取り組みたい仕事
⑥業界の中でもその企業の理由
①自分自身が向いてること
②向いてることの具体的な経験
③向いていることを活かして志望業界で取り組みたい仕事
④他に受けている業界と他業界ではダメな理由
⑤業界の中でもなぜ当社か
どちらの場合も、自身の夢や向いていることが自身の経験に根ざしているか?が一番の差別化のポイントであり評価が分かれるところです。
また、「成し遂げたいことが本当にその業界で出来るのか?」「その向いていることはその業界で活かせることなのか?」に矛盾をなくすために、業界の特徴や業務内容・求められる素養などをしっかり把握することが最重要です。また、他の業界ではだめな理由を説明できるよう業界比較も重要になります。
下記の記事も参考にして志望動機をより納得感のあるものにすることをおすすめします。
動画を通じて志望動機の書き方を確認したいという方は下記の動画も参考にしてもらえればと思います。
それでは以下から、このフレームワークを「銀行」に当てはめて志望動機が作成できるよう、銀行業界の特徴や求める素養などを考察していきましょう。
銀行業界の特徴と現状から見る求められる素養
銀行業界の特徴
銀行業界は都市銀行・信託銀行・地方銀行などに分類されますが、その業務は大きく分けて
②法人事業(国内の企業に対する金融サービス)
③国際事業(海外の個人・企業に対する金融サービス )
④受託財産事業(年金・投資信託などの資金運用・管理サービス )
⑤市場事業(為替・資金・証券の対顧客・対市場取引及び流動性管理・資金繰り管理)
の5点で成り立っています。
基本的に社員は個人・様々な業界の法人といったクライアントを持っており、それらへの営業を行うことがメインの業務になります。単純な営業活動ではなく、お客様と深い信頼関係を構築し、ニーズを捉えながら最適な金融ソリューションを提案するという、いわゆるコンサルティング営業を行っています。
富裕層のお客様と信頼関係を築いて大切な資産を預ったり、事業融資によって企業の新たな挑戦を支えることに携われる点は銀行業務の醍醐味と言えるでしょう。加えて、メガバンクでは発展途上国への融資や、海外企業の支援など海外業務に携わるチャンスも多く、海外志向の学生にも人気の特徴と言えそうです。
変革期に当たる銀行
「AIやFinTechの台頭により銀行の従来の業務が取って代わる」「それに伴い新卒の大量採用が終結する」という話は就活生が誰しも小耳に挟んだことがあるでしょう。
unistyleでもその動向について記事にまとめています。
→技術発展により、新卒銀行員に求められるものの移り変わりについて解説しています。
→AIやオートメーション化を説明しながら、過渡期を迎えた各企業の変革に対応した動きにも触れています。
AIやFinTechといった技術を取り入れ、新たな仕組みづくりをしていくことがメガバンクに求められるでしょう。
また、銀行の収益構造の3大柱である
②金融商品やサービスの提供による手数料収入
③外国為替による収益
のどれもが現在厳しい状況に立たされているのが現状です。
日銀のマイナス金利の影響により本業で大半の収益を占める①での国内収益はほぼ見込めない状況です。
また、融資といった従来の銀行業務が自動化される状況で、唯一対面での営業が重視される②の分野を各社は力を入れていることが説明会などでは述べられていますが、この分野も各社とも手数料をいきなり大きく上げることは出来ないため、収益構造の中で大きな割合は持ちません。
以上の理由から、銀行は「従来の安定性」などはなくなり、大手メガバンクの合計純利益は3年連続で減益となっています。
そのため、今後3大メガバンクでは収益構造の変革が求められる中で、新たな技術を用いて新しい仕組みを作っていける人材が今後重要になっていくでしょう。
みずほフィナンシャルグループのES設問が19卒から変更になり、「リーダーシップを発揮した経験について」問うていたことからも、求める人物像が変化してきていることが読み取れると思います。
以上のことから
・顧客との信頼関係をもとに課題を発見・解決する力(コンサルティング営業)
・新しい仕組みを構想し、実現するリーダーシップ力(新技術を用いて新たな仕組みを作れる人材)
と、まとめることが出来るでしょう。
銀行業界の志望動機の作り方
では、ここから具体的に銀行業界における志望動機を考えていきます。
まず整理する必要があるのが、同じ銀行業界でも中では多くの分類があり、それぞれで書くべき内容が若干変わります。ここでは特にメガバンクと地方銀行について簡単に解説します。
メガバンクの志望動機
基本的な志望動機の書き方は、最初に提示したフレームワークに沿って書いていただければ問題ありませんが、同様の事業を行う企業がある中で「なぜ当社なのか?」という企業側の疑問に答える必要があります。
unistyleではこういった同業比較の際にのアプローチ方法として、
①業界内の特別なポジション・強みから語る
②社風・企業理念から語る
③企業で働く「人」から語る
の三つを推奨しています。
注意が必要なのは②の方法で、銀行は合併などの業界再編が激しく、見栄えの良さに引っ張られて「社風に共感しました」と書くのはあまり響かないでしょう。
①に関しては、既に「メガバンク」という業界内の特殊なポジションを括られた中ですので、その中で更に特殊となると難しく、深い企業研究に基づいた明確な分析が必要になります(もちろんそれが出来た方は①で書いても問題ないでしょう)。
→入行1年目の銀行員が各行のES回答の解説を通じて、志望動機を考える記事です。
残る③は、説明会やOB訪問、実際に顧客として足を運んだ際など、印象的な社員を挙げ、その方を通じて感じた同社の魅力を語る方法です。
誰にでも使える分高い評価を得るような書き方ではありませんが、マイナスを被るリスクも無く、無難に同業比較をすることが出来るので、その意味ではオススメです。
→OB訪問のやり方を解説した記事です。人で魅力を伝えようとすれば、OB訪問は欠かせません。また、出来上がった志望動機をブラッシュアップしていただくためにも、OB訪問はなるべくたくさんする必要があると考えます。
地方銀行の志望動機
地方銀行の場合には、「なぜメガバンクではなく地方銀行なのか」というメガバンクとは異なった企業比較が求められます。
メガバンクは、世界各国、また国内でも主だった都市に支店を持ち、日本を代表する大手企業などを支援する規模の大きな仕事が特徴のひとつと言えるでしょう。
一方の地方銀行の場合、そういった規模感は確かに異なりますが、特定の地域に多くの支店を持ち、地元企業を支援するなど、地域の経済に不可欠な存在です。昨今では、そういった独自のネットワークを用いて例に無い新規事業を行うなど、地方銀行ならでは挑戦も行われています。
ですので、そういった事業や働き方の違いから企業比較を語るといいでしょう。
では、ここからは実際のフレームワークに沿って、上記の求める人材や特徴を踏まえた志望動機の作り方を紹介していきます。ここでは、「適性に基づく志望動機」の作り方を取り上げ、実際に内定したESを用いながら解説していきます。
①自分自身が向いてること
ここでは、自身が銀行業界の求める素養にマッチした人材であることをアピールするために、上記で述べた3つの素養を意識して書いてください。ただし、自身の経験に基づいている必要があるため、そのこととの矛盾が起きない様に注意が必要です。
内定者の回答例
②向いてることの具体的な経験
他の就活生と差別化を図るためにも自分ならではの経験は重要となります。
ESの段階では触れる程度でいいと思われますが、面接時に深堀をされることが予測されるため、自分の言葉で説明できる様な経験を用意しましょう。
→志望動機のなかで自身の経験を語る重要性を解説した記事です。
内定者の回答例
③向いていることを活かして志望業界で取り組みたい仕事
ここでは銀行業界の特徴を押さえ、どのような業務内容があるかといった業界理解が直結してくる項目です。
以下の内定者は、若干大雑把な内容ですが、上記で紹介した銀行のコンサルティング営業の内容について言及できていることがわかります。
内定者の回答例
④他に受けている業界と他業界ではダメな理由
多くの就活生のESを見ると、この項目にまで言及が中々できていません。他に受けている業界まで言及しなくても実際に内定レベルの志望動機が作成できているため必須とは言えないかもしれませんが、裏を返せばここに言及できれば他の就活生と大きく差をつけることもできるでしょう。
自分自身に明確な企業選びの軸がある場合は、ここで述べてもいいかもしれません。どちらにせよ、他に受けている業界を比較した上で銀行業界への志望度を示せれば、非常に説得力のある志望動機になるでしょう。
→自分の適正がどのような業界群に当てはまるか確認する際に参考にできると思います。
→業界比較をした志望動機の重要性について紹介しています。業界ごとのメリット・デメリットも紹介していますので自身の業界比較に活かしてみて下さい。
⑤業界の中でもなぜ当社か
最後に銀行業界の中でなぜ志望企業かを説明する必要があります。多くの評価されない志望動機はこの枝葉部分を冒頭に持ってきてしまい、その会社の理念や姿勢などの共感を示してしまっています。
なぜ当社か?という内容はES選考の段階では最重要視されている内容ではないため、文末に述べると良いでしょう。銀行業界に限らず同業他社の中でなぜ当社かを説明するアプローチとしては、①業界内のポジション②社風・企業理念③実際に会った人の3点があり、これらを使えば簡単に説明できます。
→同業他社の中でもなぜうちなのか?という質問はどの業界でも必ずと行っていいほど聞かれ答えに窮する学生も多いですが以下記事で紹介する3つのアプローチを覚えさえすれば簡単に答えることが出来ますの、是非ご覧ください。
また、unistyleでは大手メガバンク3社の比較記事も用意していますので、同業他社比較に是非活用してみてください。
→3社の比較以外にも、銀行の業務内容や特徴に関してもまとめています。
内定者の回答例
【参考】銀行業界内定者の志望動機
・【参考】三菱UFJ銀行内定者の志望動機
・【参考】みずほフィナンシャルグループ内定者の志望動機
・【参考】横浜銀行内定者の志望動機
・【参考】広島銀行内定者の志望動機
・【参考】SMBC信託銀行内定者の志望動機
三井住友銀行内定者の志望動機
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最後に
いかかだったでしょうか。
ここまで銀行業界全般の志望動機の作成方法について述べてきましたが、フレームワークやテンプレートを利用すれば比較的志望動機は簡単に作成することができます。「その企業の志望度も低く、企業理解がない」という理由で志望動機作成のハードルを無意味にあげている就活生もいますが、ES選考の段階でその企業が第一志望である必要もありませんし、企業理解もそこまで必要ではありません。
いくら企業への理解を深めても選考を通過しなければ意味がないため、数多くエントリーするためにも、「業界の特徴」「求められる素養」「同業他社比較」の必要最低限を抑え、手早く志望動機を作成してください。
この記事が銀行志望の就活生にとって志望動機作成の悩みを解消する手助けになったのなら幸いです。
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実際に銀行業界志望者向けのグループでも、各社の選考に関するトークが活発に交わされています。
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