森永製菓のインターンシップES(エントリーシート)回答ガイド

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最終更新日:2022年10月18日

森永製菓のインターンES一覧はこちら

「DARS」や「チョコボール」、「ハイチュウ」、「ウイダーinゼリー」など森永製菓の商品を誰もが1度は口にしたことがあるのではないでしょうか。

人気が高い食品業界の中でも菓子業界最大手の森永製菓は100年以上の歴史がありながらも近年はアメリカや東南アジアでの工場設立や中近東における販路拡大など、同社は海外事業展開にも力をより一層いれています。

今回は、20卒のインターンシップのESをもとに21卒以降のインターンシップ選考突破に向けて解説を進めていきます。

本選考とインターンの締め切り情報

森永製菓とは

森永製菓は日本を代表する大手菓子製造会社です。

「チョコボール」「DARS」、「ハイチュウ」などのヒット商品を軸に、健康事業や通販事業にも力を入れています。

最近では海外事業にも特に力を入れており、「ハイチュウ」などのヒット商品は海外でも高く支持されています。

食品メーカーというと既存の製品はプロダクト・ライフサイクルでいう成熟期としてロイヤリティを高める戦略を取るものだと一般には考えられがちですが、近年では大リーガーの田沢純一さんを火付け役として人気商品「ハイチュウ」が「HI-CHEW」として海外で大ブームになるなど、まだまだ成長期として売上を伸ばす事例も複数存在しています。
参考:【森永製菓のES対策】求める人材を理解して採用レベルの志望動機・ガクチカへ

森永製菓インターンシップ体験記

ここでは、実際に森永製菓のインターンシップに参加した18卒の学生の体験記を一部抜粋して掲載しています。

参加学生の在籍大学および雰囲気について例を参考にお答えください

大学の幅は様々でしたが、院生や理系の人が多かった印象です。

インターンの内容・課題の概略について教えてください

1日開催で10時から19時ぐらい。 
5人チームが6班ぐらいと少ない人数での開催であった。 
インターン開催前に課題が課せられており、それに沿った内容でした。

インターンの雰囲気について教えてください

大学もバラバラで院生も2人ほどいました。そのため、販促を考えるといっても本当に色々な角度からの案がたくさん出たので最終的にまとめるのには苦労しましたが、斬新な意見や自分なら考えつかない案、豊富な知識を得ることができたのでとても有意義でした。

インターン中の社員との交流について教えてください

プレゼンの後、支店の営業所で働く人や開発部で働く人など8名ほど集まって座談会があり、ゆっくりと色々なお話を聞く会があありました。

インターンを通して内定が出るかどうか教えてください

内定は出ないが、インターン後に限定セミナーなどの案内は来ている。

インターンを通じて得たもの、成長した点について教えてください

実際に販売されている商品だが、消費者として私たちも実際に知らない商品の販売促進を考えるのは本当に難しく、多様な視点から案を出すことに尽力しました。5W1Hという言葉がありますが、それに基づく考え方をきっちり学べた機会でもありました。

森永製菓インターンシップ選考フロー

18卒の森永製菓のインターンシップの選考フローは次のようになっていました。

・ES、Webテスト→結果連絡

例年ES、Webテストの実施のみとなっているようです。面接が実施されないため、ESの完成度、Webテストの出来が合否をわけると言っても過言ではないでしょう。

参考:【就活生必見!】17種類の適性検査まとめ、Webテストの種類と対策を知る
インターン選考の段階では、まだWebテスト対策がしきれていない学生が多くいるように思われます。例年、本選考近くになってから慌てて準備する学生が多いので、早めに準備するようにしましょう。

森永製菓インターンシップES解説

◆当社のインターンシップを志望する理由をお書きください(200文字以内)
◆学生時代に力を入れて取り組んでいることをお書きください(200文字以内)

「志望理由」と「ガクチカ」のオーソドックスな設問2つから構成されています。両方とも200字以内と字数が短く設定されているため、ポイントを掴んで記述することが大切になります。

設問1:当社のインターンシップを志望する理由をお書きください

当社のインターンシップを志望する理由をお書きください(200文字以内)

設問の意図

インターンシップを志望する理由を問うシンプルな設問になっています。

学生のどのような経験から、森永製菓を志望するようになったのかを見ている設問です。

意図を踏まえた回答方針

インターンシップを通して何を学びたいのか、今後どのように活かしたいのかを詳細に書きましょう。本選考のESではなくインターンシップのESなので、企業側が求めているものは、自己アピール文というよりも企業や業界への理解を深めてもらうことです。

これらを念頭に、インターンシップに参加することにより企業理解をどう深め、今後に反映させるつもりなのかを明確にしましょう。ある程度、食品業界内での違いや江崎グリコ、明治、ロッテや不二家など他の製菓会社との違いは最低限リサーチしておきましょう。

unistyleでは、志望動機の書き方のフレームを次のように設定しています。

【志望動機のフレーム】
①:成し遂げたいこと
②:きっかけとなる経験
③:企業選びの軸
④:業界比較
⑤:取り組みたい仕事
⑥:同業比較
参考:【例文6選】エントリーシート(ES)の志望動機の書き方!独自調査を基に人気業界ごとに解説

今回は200字と字数が限られています。そのため、最低限①、②、③、④については触れるようにしましょう。

合格者の回答

貴社の商品を支える生産技術という仕事の理解を深めたいからです。研究と違い生産技術は大学で学べるものではなく、説明会やインターンによって調べる必要があります。そこで、貴社の説明会に参加し生産技術職についてお話を伺い、その仕事の魅力を知ることができました。さらに具体的なイメージを掴むためにインターンシップに参加し、仕事の詳細な内容やそのやりがいについて理解を深めたいです。
参考:森永製菓 インターンシップES

どのような経験から森永製菓のインターンシップに参加したいかを述べることができています。しかし、このままでは次のような疑問が浮かびます。

①:なぜ食品業界なのか?
メーカーであればどこでも生産技術が大切になります。もっと言えば、日本を支えている自動車メーカーなどの生産技術は世界最高レベルです。なぜ、生産技術の中でも食料品に興味を持ったのかを述べるようにしましょう。

②:なぜ森永製菓なのか?
①の続きになりますが、このままでは他の食料品メーカーのインターンシップでもいいということになります。数ある企業の中でもなぜ森永製菓なのかを付け加えるようにしましょう。

200字と字数が短いですが、「なぜ、この業界なのか」まで加えることができたらより高い完成度であったでしょう。

設問2:学生時代に力を入れて取り組んでいることをお書きください

学生時代に力を入れて取り組んでいることをお書きください(200文字以内)

設問の意図

学生時代に取り組んだことが問われています。

ガクチカを聞くことによって、「どのように困難を切り抜けたのか」「どのようなことを学んだのか」、その人の人となりを見極めようとする意図があります。更にその人が、企業の求める人物像とどれほどマッチしているかを測る役割も果たしています。

意図を踏まえた回答方針

まず、森永製菓がどのような人物を求めているかを理解しましょう。

森永製菓では会社の成長の新ステージへ向けて先代の歴史を大事にしつつも、他者を巻き込み自ら課題解決のために行動できる人材を求めています。なので「自主性」と「他者への影響力」がESで伝えるべき2点であることを念頭に置きましょう。

これから就職されるみなさまに当社として期待する人材像は下記の4つです。

・チャレンジできる
・主体的に行動できる
・考え抜くことができる
・周りを巻き込むことができる

これらの力を発揮し、私たちとともに価値と感動のある新たな食文化の創造にチャレンジしてくださる
みなさまとの出会いを期待します。
参考:森永製菓 採用HP

次に200字という制限の中で、漏れなく無駄がなく記述する必要があります。そのため、次のような流れを意識して書くといいでしょう。

【ガクチカのフレームワーク】
①:結論
②:動機
③:目標と困難
④:取組と結果
⑤:人柄
⑥:学び
参考:ガクチカの書き方とは-6ステップで書けるESテンプレを基に解説-

こちらも200字と制限があるので①、②、③、④、⑥は最低限盛り込むようにしましょう。

特に⑥:学びは、ガクチカを通して得た力・学びをどのようにインターンシップや入社後に発揮できるかを伝えることができる部分なので必ず述べるようにしましょう。

以下の動画でもガクチカの書き方やフレームワークを解説しているので、こちらもあわせて参考にしてください。

合格者の回答

私は現在大学院での研究に力を入れています。大学院から専攻が変わり、取り組む研究は何も知らない状態からのスタートでした。そこで、学ぶべきことを取捨選択し集中的に取り組み、その知識を研究に活かすため、先生と毎日ディスカッションを行いました。インプットとアウトプットを意識的に行うことで研究にも成果が生まれ、半年足らずで学会に出させてもらうことができました。
参考:森永製菓 エントリーシート (インターン)

どのようなことに力を入れてきたのか、簡潔に述べることができています。

300字や400字と字数にゆとりがある設問であれば、①なぜ課題に取り組もうと考えたのか②ガクチカで得た学びをどのように活かすかについて書くことができるといいでしょう。

最後に

森永製菓のインターンシップのESは設問数も2問と少く、文字数も200字と制限があります。また、面接も実施されないため、ESの完成度が要求されます。

食品業界のインターンは人気のため、毎年高い倍率になることが予想されます。早い段階で業界研究やガクチカに取り組み、質の高いESでインターンシップ通過を目指しましょう。

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