みずほFGのES徹底解説!選考通過者の志望動機・ガクチカ分析

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最終更新日:2023年09月26日

19卒のみずほフィナンシャルグループ(以下、みずほFG)のエントリーシートが公開されました。みずほFGは三菱UFJ銀行・三井住友銀行と並ぶメガバンクの1つです。

銀行・信託・證券、シンクタンク、アセットマネジメント会社が一体となってお客様のニーズに応える「ONE MIZUHO戦略」が同行の大きな特徴であり他のメガバンクとの違いであると言えます。

今回の記事では、今年のみずほFGの本選考ESの回答方針を解説します。

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みずほフィナンシャルグループの本選考ES設問

2019年卒のみずほFGのエントリーシートの設問は以下の通りになっています。

●自覚している性格<15文字以内>
●趣味・特技<15文字以内>
●就職に際し重視すること<30文字以内>
●リーダーシップを発揮したエピソード<400字以内>

昨年までは志望理由を問われていましたが19卒については問われないようです。また最後の設問は学生時代頑張ったことを問うていましたが、19卒についてはリーダーシップを発揮したエピソードを問うており、やや変更をしているようです。

以下、設問の意図や回答方針を解説していきます。

設問1 自覚している性格

◆自覚している性格<15文字以内>

設問の意図

自己PRを求めている質問です。非常に短文になるためこの設問でアピールできることは限られてきますが、どのような人柄であるか、同行の求める人材として掲げる実行力や粘り強さを持っているかどうかを見ていると考えられます。

意図を踏まえた回答方針

15文字以内なので端的に自身の強みを示しましょう。ポイントは上記にも記載をしている通り、同行の求める人材としての素養があると思わせられるかどうかになります。また、本設問を面接時に深堀りされることを想定して記載するようにしましょう。そのため、面接時に話すエピソードまでイメージして記載する必要があると言えます。

参考:文字数別で自己PRの書き方と例文を解説‐100字/200字/400字/500字/600字/800字‐
【例文30選】新卒における自己PRの書き方を5つのフレームワークで解説
→内定レベルの自己PRを簡単に完成させる方法について解説しています。上記のフレームワークを活用する方法についても紹介しているので、参考にしてみてください。

内定者の回答と解説

「ピンチはチャンス」の雑草魂

参考:【内定】エントリーシート(総合職オープン(全域))

一人目の内定者の回答はまさに同行の求める粘り強さを「雑草魂」という表現を用いて伝えています。また、ピンチをチャンスに変えるという精神の逞しさを短い文章の中で伝えようとしています。

二人目の内定者は強みと弱みを端的に表しています。好奇心旺盛ではあるが心配性だという表現は、積極的ではあるが石橋を叩いて渡るタイプですということを伝えようとしています。着実に物事を遂行していくという人柄がわかりやすく出ていると思います。

設問2 趣味・特技

◆趣味・特技<15文字以内>

設問の意図

何に興味があるのか、どういうことが人より長けていると自覚しているのか、をアピールできるとよいでしょう。また、面接時でのインパクトを重視し少し変わった趣味などを記載することも奇をてらう意味ではよいかと思います。とはいえ、銀行というレガシーが業界においては正攻法を用いる方が無難だと判断します。

意図を踏まえた回答方針

いずれを書くにしても人柄が伝わるようなことを記載するのがよいでしょう。面接時のアイスブレイクとして面接官から話を振られたときにしっかり話を広げられるようなものにしておくとことは重要です。

人の名前と顔を一回で覚えること 

参考:【内定】エントリーシート(総合職オープン(全域))

9年間続けていたテニスとピアノ 

参考:エントリーシート(総合職)

一人目の内定者は特技を記入しています。人の顔をすぐに覚えられる特技は営業職として働く上で非常に重要なことですので、自己PRにもつなげられているため非常によいと思います。ただ、こういった特技はその場で証明でき得るものになるため、本当にできることだけを記載しなければ返り討ちにあうかもしれません。

二人目の内定者は趣味とも特技とも言える内容を書いています。9年間続けているということで継続力をアピールできている上、誰でも知っているテニスとピアノであるため受け手もイメージしやすいものとなっています。

設問3 就職に際し重視すること

◆就職に際し重視すること<30文字以内>

設問の意図

就活におけるあなたの企業選びの軸や価値観、志向性を聞いています。みずほFGと合致しているかどうかを見ていると言えるでしょう。実質的に志望動機を問うているとも言えます。

意図を踏まえた回答方針

あなたの企業選択の軸や価値観、志向性がみずほFGと合致していることを端的に伝えることがよいでしょう。以下にメガバンク社員が考える志望動機を記載しておきますので参考にしてみてください。

内定者の回答と解説

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設問4 リーダーシップを発揮したエピソード

リーダーシップを発揮したエピソード<400字以内>

設問の意図

昨年まではこれまでに一番力を入れて取り組んだ出来事を300文字以内で答える質問でしたが、今年からリーダーシップを発揮したエピソードに変わり400文字と分量も多くなっています。

会社としてこれまで以上にリーダーシップのある学生を求めているということなのでしょう。その背景として、採用数は削減するものの売上や利益などは担保していかなければならない中で、単なるワーカータイプではなく会社を引っ張っていけるような人材が今後益々必要になってきているのだと考えます。

このエピソードからあなたの性格を探ると共に、「主体性、誠実さ、責任感などから人と信頼関係を構築し、周りの人を巻き込む」「自分の考えやビジョンを発信し、周りと共有する」リーダーシップの力があるのかを見ていると言えるでしょう。

意図を踏まえた回答方針

学生時代に頑張ったことの中でも、みずほFGの求める人物像と自身がマッチしていること、リーダーシップを発揮した経験をピックアップして書くと良いでしょう。言うまでもなく、現在金融業界は過渡期を迎えています。苦境とも言えるこの状況を乗り越えていくためには、一人ひとりがリーダーシップを発揮して組織を引っ張っていく必要があると言えます。以下の記事や動画を参考にして、エピソード作成を行ってもらえればと思います。

参考:自己PRでリーダーシップをアピールするポイントは3つ!‐ES例文5選付‐
→就職活動において、リーダーシップを上手くアピールする方法について解説した記事です。有名企業内定者のESの解答例も掲載されていますので、参照してみてください。

内定者の回答と解説 

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最後に

昨年と質問内容はほとんど変わっていませんが、リーダーシップを発揮したエピソードを今年は求めていることから会社としてリーダー素養のある学生を求めているのでしょう。

みずほFGの選考対策に関しては以下の記事でも取り扱っていますので、選考を志望している方は併せて参考にして下さい。

また、求める人物像に関しては三井住友銀行とも近いと思うので、三井住友銀行の求める人物像と内定者のESも参考にして書くと書きやすいでしょう。

こちらの動画では、みずほ銀行の選考対策を5分間で解説しています。求める人物像や選考フロー、対策について知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

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