アビームのインターンはコスパに定評アリ?|内容・選考対策

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最終更新日:2020年12月25日

本選考とインターンの締め切り情報

アビームコンサルティングのES一覧はこちらから

アビームコンサルティングは日本初のグローバルコンサルティングファームとして有名です。特徴としては戦略から実行のシステム開発フェーズまで幅広くコンサルティングを行っていることが挙げられます。

アビームコンサルティングはウィンターとサマーでインターンを行っていますが、今回はサマーインターンに焦点を当てて解説していきます。

下記の記事ではウィンターインターン向けの記事となっておりますので、こちらも是非参考にして下さい。

参考:アビームコンサルティングのインターンES・面接対策|インターン徹底攻略
→アビームコンサルティングのインターンに参加するための攻略法を提示します。

アビームコンサルティングのインターン内容

アビームコンサルティングのサマーインターンは1dayのインターンとなっています。

内容としては問題解決のプロセスを実際のコンサルティングに即した問題を通して学ぶというものになっています。

問題解決のフェーズごとに分けて社員の方からレクチャーがあり、個人ワークもしくはグループワークを繰り返していきます。全てのワークが終了した後、社員の方々との座談会があります。

グループに1名ずつメンターとして社員がつき、ワークごとにフィードバックしてもらえます。また休憩時間中などに問題解決のプロセスに関してなどの質問を受け付けてくれています。

アビームコンサルティングのインターン選考内容

サマーインターンに関しては以下のようなフローで選考が進みます。

ES → Webテスト(テストセンター) → インターン合格

アビームコンサルティングのESはオーソドックスな設問が揃っており、ESの力試しとして出してみるにはちょうど良いといえます。ただ倍率はそれなりに高いようで、筆者の周りで何名か出していましたが全員落ちていました。(筆者自身は受かりました)

ESに関しては後ほど詳しく解説させていただきます。

ES通過後、テストセンターでにてWebテストを受験します。面接がなくESとテストのみのため参加難易度はそこまで高くないと思われます。

インターンの日程は多くありますが、その分合格人数も多いため合格後参加申し込みを後回しにしておくと、日程がなくなり参加できないことがあるので注意して下さい。

アビームコンサルティングのインターンES対策

設問(1) 大学時代にあなたが自分で考え行動し、結果(成果)を残した最も大きな経験を教えてください。※大学入学以降の経験。入学試験は除く。(全角200文字以上400文字以内)

設問(2) アビームの夏季インターンシップに応募した理由と、参加にあたり期待していることを教えてください。(全角200文字以上400文字以内)

設問(3) コンサルティング業界やコンサルタントに興味関心がある理由を教えてください。(全角200文字以上400文字以内)

 

参考:アビームコンサルティングの企業研究

設問(1)「大学時代にあなたが自分で考え行動し、結果(成果)を残した最も大きな経験を教えてください。」について

いわいる「ガクチカ」と呼ばれる設問です。こちらの設問では「ガクチカの書き方とは-6ステップで書けるESテンプレを基に解説-」や以下の動画を参考にすると良いでしょう。

コンサルティング会社の仕事内容やアビームの特徴を踏まえ求める人材像を考えてみると「ES・面接で人気企業内定者が企業に伝えていた5つの強みとは?」の「2.関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことができる」「4.価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる」「5.今までにない仕組みや企画を提案し、周囲の協力を得た上で実現することができる」の3つの強みを求めていると導く事ができます。

下記にアビームコンサルティングの採用HPと事業内容から、上記のような人材をどうして求めているのか詳しく考察した記事が掲載してありますので合わせてお読みください。

参考::アビームコンサルティング|求める人材と解説付き内定者ES

→アビームコンサルティングが求める人材像をESと採用HPから考察します。

それでは実際に合格したエントリーシートを見てみましょう。

サークル活動の年2回の全国法律討論会で、周囲を巻き込むことの大切さを学びました。

 

初めて参加した際は、討論会が議論形式で進められるにも拘わらず、勉強会では黙々と資料を参照する時間が多く、あまり活発に議論が行われていませんでした。

 

その結果、本番までにチームの主張が十分に煮詰まらず、満足のいく結果を残すことはできませんでした。私は、その原因が議論の少ない非効率的な勉強会にあると考えました。

 

そこで、私がチームの責任者に就任して以降は、各々に資料を要約して他のメンバーに説明させる等、自らが主導して活発な議論を促すような解決策を導入しました。初めはうまく説明できずに落ち込むメンバーもいましたが、私自身が率先して話し合うことでチーム全体を鼓舞し、知識を高め合うことができました。

 

その結果、本番ではスムーズに自らの主張を展開することができ、全国総合優勝という過去最高の成果を収めることができました。

 

参考:【合格】インターンエントリーシート

先ほど述べたアビームコンサルティングが求める強みをうまく盛り込めていますね。

勉強会の改善というところから「2.関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことができる」ということを、チームを巻き込んだというところから「4.価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる」ということを読み取ることが出来ます。

設問(2)「アビームの夏季インターンシップに応募した理由と、参加にあたり期待していることを教えてください。」について

こちらは志望動機を問う設問となっております。特になぜアビームなのかということが聞かれています。ですので「【例文付】なぜその会社なの?志望動機の伝え方・企業選びの軸の定め方を解説」を参考にすると良いでしょう。

では合格者の回答を見てみましょう。

私は、周囲を巻き込むことで良い結果を残し、信頼を得る経験をしてきました。そのため、お客様の「リアルパートナー」として強固な信頼関係を築き、改革の定着までチームでお客様の目標達成を支援する貴社の特徴に興味を持ちました。

 

また、貴社は日本発のグローバルコンサルティングファームとして多様なソリューションを提供していらっしゃり、様々な分野、地域の市場を持っていることにも魅力を感じています。

 

夏季インターンシップでは、貴社の現役コンサルタントや選考を勝ち抜いた仲間と共に、リアルなコンサルティング業務を体験することができるとお聞きしました。

 

1日という短い期間ではありますが、実践的で密度の濃い経験を通して、貴社の社風やコンサルティング業務につい

て理解を深めることができることを期待しています。

 

そして、企業変革はもちろん、社会変革をも実現するコンサルティングスキルを学び、自らの成長の糧とすることが目標です。

 

参考:【合格】インターンエントリーシート

こちらの回答ではアビームコンサルティングの特徴である「リアルパートナー」や「日本発のグローバルコンサルティングファーム」といったほかのコンサルティング会社にはないものを述べることができています。

またインターンでどんなことをやるのかを踏まえた上で期待することを記述できています。

インターンだからといって甘く見ないで、このようにしっかりと下調べをした上で記述すると合格率が上がるのではないでしょうか。

設問(3)「コンサルティング業界やコンサルタントに興味関心がある理由を教えてください。」について

こちらも志望動機を問う設問となっております。「【例文6選】エントリーシート(ES)の志望動機の書き方!独自調査を基に人気業界ごとに解説」を参考にするといいでしょう。

こちらの記事の「③企業選びのポイント」について詳しく特に聞かれています。③を詳しく書くためには「①成し遂げたいこと」と「②きっかけとなる経験」をはっきりさせておく必要があります。

以下の動画でも、志望動機の書き方のポイントやフレームワークを解説しているので、参考にしてみてください。

それではまた合格者の回答を見てみましょう。

「お客様のために働くことができる点」と「業務の幅広さ」に興味を持っています。コンサルタントが提供するのは、お客様が抱える問題を解決するサービスであり、具体的な物を売っているわけではありません。

 

そのため、自らの知識と経験を基に最良かつ実現可能なソリューションを考案し、お客様との強固な信頼関係を築くこと重要となります。

 

私は、周囲を巻き込むことで良い結果を残し、信頼を得てきた経験から、この点に興味を持ちました。また、コンサルタントは、経営戦略構築、M&A、組織改革など、お客様の多様なニーズに応えるために幅広い知識と経験を備える、いわゆる「ジェネラリスト」です。

 

私は、将来、スペシャリストとして一分野に特化するだけでなく、広範な知識と多角的な視点を持つジェネラリストになりたいと思っています。

 

この点について、コンサルタントとしての実力をつけることが私の理想の実現につながると思い、興味を持ちました。

 

参考:【合格】インターンエントリーシート

こちらの回答では①成し遂げたいことや③企業選びのポイントなどが要点を抑えて書いてあります。そのためなぜコンサルティング業界に関心があり、それはどうしてなのかということを簡単に読み取ることが出来ます。

端的に分かりやすく伝えるという技術はコンサルタントに必須のスキルのためESでもそれを心がけてください。

アビームコンサルティングのインターンWebテスト対策 

ES通過後テストセンターでのWebテストがあります。

テスト内容はSPIです。コンサルティング会社にしてはボーダーはそれほど高くなく、8割程度取れていれば通過できるようです。そのためSPIの対策本等で最低限の対策をすれば問題ないでしょう。

アビームコンサルティングのインターンで内定は出るか

1dayのため内定が出ることはありません。

ただ参加すると一部の参加者限定でセミナーに招待されることがあります。

このセミナーではサマーインターンとは別のコンサルタントに必要なスキルを身につけることができます。(筆者談)

また秋・冬の戦略や経営のインターンの選考ではケース面接があり、そこでは夏のインターンと同じフレームワークを使うので選考が有利になります。

上記のように、直接内定には繋がりませんがサマーインターンがプラスに働くことは間違いないでしょう。

アビームコンサルティングのインターン参加者からのアドバイス

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また、会員(無料)の方は77482枚のエントリーシートを全て閲覧可能になります。
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アビームコンサルティングのサマーインターンは1dayということもあり、がっつりワークをするわけではありません。

コンサルティングの入り口を経験できたり、座談会を通じて業界について知ることが出来ます。

そのため業界を広く見ている学生やコンサルティング業界に少し関心があるというような学生に特におすすめすることが出来ます。

またコンサルティング業界を志望している学生に関しても秋のインターン選考で活かす知識を得ることが出来たり、企業研究のハンドブックを貰うことが出来たりもするのでおすすめです。

最後に

アビームコンサルティングは日本のグローバルコンサルティングファームです。外コンは海外に支店があり現地採用のため、海外で働く機会は多くありません。

しかしアビームコンサルティングは日本での採用がほとんどであり、海外に行って働く機会が多いです。

筆者はこの話を実際にインターンの座談会で聞きました。このように業界のことは話を聞いてみないと分かりません。

内定にはつながりませんが、就活に役立つ知識はつけることが出来ます。そのため少しでも興味を持った方はインターンを受けてみると良いでしょう。

こちらの記事を通じてアビームコンサルティングについて少しでも理解して頂けたら幸いです。

アビームコンサルティングの選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから

photo by Abhisit Vejjajiva

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