簡単にできる自己分析のやり方8選!-やり方別のメリット・デメリットをunistyleが独自調査-
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最終更新日:2024年01月19日
就活の手始めとして"自己分析"に取り組もうとする就活生は多いのではないでしょうか。本記事ではunistyle編集部で独自調査を行った結果、自己分析をする上でおすすめのやり方について特徴・メリット・デメリットを紹介するとともに、自己分析のやり方を7ステップで紹介します。
- 本記事の構成
- 自己分析をやる目的
・就活の軸を明確にするため
・自分のことを他人に分かりやすく伝えられるようにするため - 自己分析のおすすめのやり方8選【unistyle独自調査】
・自分史
・モチベーショングラフ
・マインドマップ
・書籍
・自己分析ツール
・他己分析
・SWOT分析
・キャリアアドバイザー - 自己分析の簡単なやり方・方法【自己分析の7ステップ】
(1)過去の自分自身の出来事を把握する
(2)過去の経験に感情を付け足す
(3)過去の出来事を深掘りする
(4)過去の出来事に対して「どんな行動をとったか」を考える
(5)過去の出来事を振り返り「共通点」を探す
(6)自分を客観的に判断できるデータを準備する
(7)職種など企業選びの軸を考える - 自己分析のやり方に関する注意点
・弱み・短所などのネガティブな部分も考える
・「自分」だけでなく「企業」視点も持つようにする
・「想い」だけでなく「経験」を考慮するようにする
・「インプット」だけでなく「アウトプット」も行うようにする - 自己分析を選考に活かす方法
・エントリーシート(ES)に活かす
・面接に活かす - まとめ
自己分析をやる目的
自己分析のやり方を解説する前に、自己分析を行う目的やゴールについて解説します。
unistyleでは自己分析の定義を、「過去の経験から、今の自分を形成している価値観、強み・弱み、思考を理解すること。またそこから将来のなりたい像を明確にすること。」と定めています。
大前提として自己分析を行う目的は、エントリーシート(ES)や面接での回答に説得力を持たせ選考通過の確率を上げるためと言えます。
上図から分かるように、内定獲得に向かい選考フローを突破していくためには、自己分析を行う必要があります。
自己分析を行うことで自分の過去の経験とESや面接で答えるエピソード(スペック・モチベーション)を結びつけることができ、面接官への説得力を上げることができるからです。面接官への説得力が上がれば選考突破にも繋がるでしょう。
目的をさらに細分化してみましょう。
- 就活の軸を明確にするため
- 自分のことを他人に分かりやすく伝えられるようにするため
就活の軸を明確にするため
エントリーシート(ES)や面接で頻出の質問と言えば「ガクチカ」「自己PR」「志望動機」ですが、「就活の軸」もそれに続く頻出の質問です。
就活の軸を明確にすることによって志望動機や自己PRなどに一貫性を持たせることができ、エントリーシート(ES)や面接で適切なアピールができるようになります。
自分のことを他人に分かりやすく伝えられるようにするため
エントリーシート(ES)や面接で自分のことを他人(採用担当者)に分かりやすく伝えることはとても重要です。
就活の場では「強み・弱み」「長所・短所」など頻出の質問以外にも、「自分を一言で表すと?」「あなた(学生)を採用するメリットは?」など様々な角度から質問をされることがあります。
そのような質問に対し的確に答えるためには、自分のことやアピールポイントを詳しく把握する必要があり、自己分析を行うことが効果的です。
Q.自己分析はいつ始めて、いつまでに終わらせればいいのでしょうか?
A.個人差があるため「〇月に始めて〇月までに終わらせるべき」という明確な指標はありません。始める時期に関しては、早くから始めるに越したことはありません。終わらせる時期に関しては、上述した2つの目的を達成した時でしょう。
就活の早期化に伴い、サマーインターンなどの早い段階でエントリーシート(ES)や面接による選考が始まることも考えられます。
また、就活は自己分析以外にもやるべきことが沢山あります。そのためあまり遅い時期から始めると十分に自己分析の時間を確保できない可能性もあります。
開始時期や終了時期について悩んでいる方はこのことも念頭に置いておきましょう。
自己分析のおすすめのやり方8選【unistyle独自調査】
ここでは、自己分析の中でも特におすすめの8つのやり方をご紹介します。
今回はunistyle編集部メンバー(現役の大学4年生)がそれぞれのやり方を実践し、その特徴やメリット・デメリットについて調査しました。自己分析のやり方について悩んでいるという方はぜひ参考にしていただければと思います。
- 自分史:自分の幼少期から現在までを年表のようにしてまとめたもの
- モチベーショングラフ:過去の出来事を時系列で表し、各フェーズにおけるモチベーションの上下の揺れをグラフで表現したもの
- マインドマップ:自分の頭の中にある考えを蜘蛛の巣状に書き出し、マップ(地図)のようにしたもの
- 書籍:自己分析の手順が丁寧に記載されている書籍
- 自己分析ツール:強み・長所・弱み・短所のヒントを得ることができるツール
- 他己分析:他人が自分の性格や長所・短所などを客観的に分析すること
- SWOT分析:企業や事業の現状分析をするときなどに使うフレームワークを用いて分析すること
- キャリアアドバイザー:就職エージェントなど
自分史
自分史とは自分の幼少期から現在までの出来事を年表のようにしてまとめたものです。
幼少期・小学校時代・中学校時代・・・というように、時系列ごとに書き出していくとスムーズに整理ができ自己分析が行いやすくなります。
面接では「挫折経験」や「周囲と協力して成し遂げた経験」などを問われることがあります。それに対する的確な答えを考えるためにも過去の出来事を洗い出すことは重要です。
例は以下の通りです。今回は都合上各時代ごとに3つしか項目を書いていませんが、皆さんが実践する時はそれよりも多くの項目を書き出してみましょう。
所要時間:どれくらい深掘りするかにもよるが1~2時間ほど
メリット:自分の過去を包括的に振り返ることができる、ESで自分史を提出する企業にエントリーする場合はそのまま提出できるデメリット:時間がかかる、モチベーションの変化が分かりづらい
感想・コメント:(現役就活生時代)自分史で深掘りした内容をESや面接でアピールしたことが何度もありました。選考に直接活かせるというのも大きなメリットであると思います。
モチベーショングラフ
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自己分析の簡単なやり方・方法【自己分析の7ステップ】
自己分析には様々なやり方があることを理解したところで、ここからは実際に自己分析のやり方(流れ)を解説します。
簡単にできる7ステップで自己分析のやり方を解説するので、こちらを参考に自己分析を進めて就活を効率的に進めましょう。自己分析のやり方7ステップは以下になります。
自己分析のやり方(1)過去の自分自身の出来事を把握する
自己分析のやり方(2)過去の経験に感情を付け足す
自己分析のやり方(3)過去の出来事を深掘りする
自己分析のやり方(4)過去の出来事に対して「どんな行動をとったか」を考える
自己分析のやり方(5)過去の出来事を振り返り「共通点」を探す
自己分析のやり方(6)自分を客観的に判断できるデータを準備する
自己分析のやり方(7)職種など企業選びの軸を考える
(1)過去の自分自身の出来事を把握する
自己分析を行うにあたり、まず初めにやるべきことは「自分の印象に残っている過去の出来事を洗い出すこと」です。先ほど紹介した「自分史」を作るほか、質問に答えることで過去の出来事を振り返るという方法もあります。
(2)過去の経験に感情を付け足す
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ここまでやれば自己分析は完了です。先述のサッカー部の例でいくと自己分析の結果より企業選びの軸は以下のようになります。
●チームで動くことが好き
●自分が主体となり企画することが好き
●努力した結果がきちんと目に見えて分かる
自己分析の結果は就活を進めていく中で様々な人と出会い、いろんな価値観を知ることで変化する場合もあります。定期的にこのステップで自己分析を行いブラッシュアップしていきましょう。
自己分析のやり方に関する注意点
ここまでで自己分析のやり方は理解できたかと思いますが、自己分析をやる際にはいくつか注意点があります。そのため、以下では自己分析をやる際に注意しておくべきことについて解説します。
- 弱み・短所などのネガティブな部分も考える
- 「自分」だけでなく「企業」視点も持つようにする
- 「想い」だけでなく「経験」を考慮するようにする
- 「インプット」だけでなく「アウトプット」も行うようにする
弱み・短所などのネガティブな部分も考える
自己分析をする中で「自分のネガティブな部分を考える必要性があるの?」と疑問に思った方もいるのではないでしょうか。結論から申し上げると、自己分析では弱み・短所などのネガティブな部分を考えることも重要です。
就活の場では弱みや短所に加え「挫折した経験」や「失敗した経験」を問われることもあります。そのような質問に対し、的確に答えるためには自己分析の段階でネガティブな部分も考えておく必要があります。
「自分」だけでなく「企業」視点も持つようにする
これは自己分析においてもそうですが、エントリーシート(ES)や面接などの選考の段階でも注意する必要があります。
経験から導かれた強みを考える際には、企業が求める人材と合致するかを考慮する必要があります。すなわち自分の内面のみで自己分析を完結させるのではなく、企業側の視点も同時に持ちながら考えていく必要があるということです。
自己分析の結果、自分の強みや将来やりたい仕事を明確にできたとしても、その強みが企業で活かされなければ意味が無くなってしまいます。
「自己」のためだけの分析にするのではなく、企業の求める人材にマッチするかどうかにも意識を向けることが必要です。
「想い」だけでなく「経験」も考慮するようにする
自己分析を行う際には想いなどの感情面だけでなく、経験自体に目を向けることも重要です。
志望動機・ガクチカ・自己PRなどに答える際は、アピールする能力の裏付けとして経験を述べる必要があります。きっかけとなる経験のない回答は根拠が無いため、採用担当者に伝わらない可能性があります。
経験を洗い出さずに、「海外で働いてみたい」「新規事業に携わってみたい」といった感情だけが先行しないよう、過去の経験にしっかりと向き合った自己分析を行うことが重要です。
「インプット」だけでなく「アウトプット」も行うようにする
こちらは自己分析自体の注意点とはやや離れますが、「自己分析が出来た=内定」という訳ではない点も認識しておきましょう。
自己分析は経験の把握など一人で考え抜けばやり切れる面も多いですが、実際に内定を得るには選考慣れや面接慣れといったアウトプット能力を高めることも必要になります。
アウトプット能力を高めるには大きく2つの方法があります。
- 模擬面接をしてもらう
- 実際に企業のインターン選考や本選考を受ける
就活ではアウトプットが強く求められます。自己分析が出来たらそれを実際に面接で話し、自分のことを伝えられるか挑戦してみましょう。
自己分析を選考に活かす方法
繰り返しにはなりますが、就活生のゴールは自己分析を完了させることではなく、志望企業から内定を獲得することです。ここでは2つの場面で、それぞれ自己分析の結果を活かす方法について解説します。
- エントリーシート(ES)に活かす
- 面接に活かす
エントリーシート(ES)に活かす
自己分析の結果を活かすことができるエントリーシート(ES)の設問は数多くあります。具体的には自己PR、志望動機、挫折経験などです。
自己分析ができていない場合、このような設問を書くのは難しいのではないでしょうか。また仮に就活サイトなどを参考にそれらしい文章を書き上げたとしても、肝心な強みや個性が伝わらずに埋もれてしまう可能性もあります。
とはいえ、実際どのようにエントリーシート(ES)に活かせばいいのか分からないという方もいると思います。ここでは「自己PR」を例に解説します。
自己分析の結果から自分の強みとなる・自分を象徴するキーワードを抽出する
↓
企業にどんな人物だと思われたいかを考える
↓
それがエントリーする企業の求める人物像と合致するかを考える
↓
キーワードの根拠となるエピソードを明確にする
↓
志望企業で強みをどのように活かせるのかを明確にする
↓
設問の制限字数内で書く
自己PR以外の設問に関しても、やり方は概ね同じです。
面接に活かす
エントリーシート(ES)同様、面接においても自己分析の結果を活かすことができます。実際どのように活かせばいいのか、ここでは「挫折経験」を例に解説します。
自己分析の結果から挫折した経験を思い返し、最も挫折したエピソードを端的に述べる
↓
挫折前の目標や努力について述べる
↓
挫折の理由や背景について述べる
↓
挫折からどう立ち直ったのかについて述べる
↓
学んだことやそれを今後どのように活かすのかについて述べる
「挫折経験」以外の設問に関しても、やり方は概ね同じです。 面接はエントリーシート(ES)とは違い、その場でそのエピソードに関する深掘り質問がされる場合があります。深掘り質問を事前に想定しておくことも、1つの選考対策です。
まとめ
本記事では自己分析におけるおすすめのやり方、及び自己分析が簡単にできる7ステップのやり方から、自己分析のやり方に関する注意点を解説しました。
「選考に通過できる自己分析」を行えるよう、本記事を参考に自己分析を行ってみてください。また一度自己分析が終わってもOB訪問や面談などを活用して絶えずブラッシュアップしていくと、よりよい自己分析ができると思います。
最後に以下の動画・記事でも自己分析のやり方を解説していますので、改めて確認したい方はこちらも参考にしてみてください。
1.自己分析とは
2.自己分析のやり方を7ステップで解説
3.自己分析シートの使い方(他己分析・SWOT分析等も解説)
4.自己分析本の選び方
5.自己分析に活用できるテスト
∟自己分析にオススメのツール8選