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NTTコムウェアのESと採用HPから考えるNTTコムウェアの求める人材

NTTコムウェアのESと採用HPから考えるNTTコムウェアの求める人材

掲載開始日:2017年11月20日
最終更新日:2017年11月20日

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朝起きて電車に乗って企業の面接に向かう。

そんな典型的な就職活動の一コマにおいても、交通系電子マネーや地図アプリを始めとしたあらゆる局面でICTの力が活用されています。普段の学生生活においても、例えばアルバイトの勤怠管理や給与振り込みにおける銀行のATMなど、今やICTの力なしに我々の生活は成り立たないと言っても過言ではないでしょう。

今回はそんなICT技術を提供する大手企業であるNTTコムウェアについて取り上げます。
NTTグループのSIerと言えば国内最大手であるNTTデータが高い人気・知名度を誇っていますが、そのNTTデータを始めとしたグループ内の案件を多く請け負っているのがNTTコムウェアになります。

グループ内の取引が多いとなると、既存案件ばかりで新しいことになかなかチャレンジできないのではないかなど、事業規模や新規事業あたりに関心を持つ方も多いのではないでしょうか。こういったクライアントの違いは働き方にも違いをもたらすため、求める人材にも個別の理解が必要だと考えられるでしょう。

既存営業/新規営業の働き方については以下の記事を参考にしてみてください。

それではまず採用HPに掲載されている社員の声を参考に求める人材を導いていきましょう。

事業内容と採用HPから考えるNTTコムウェアの求める人材

SIerの仕事というとシステムの構築が真っ先に浮かび開発職の働き方のイメージが先行するかもしれません。ここではその開発職と、企画職の働き方を参考にしていきましょう。

このシステムはエンドユーザからは全く見えないのですが、わずかでも不備があればインターネットの回線が予定通りに開通しない、あるいは契約した通信機能が使えないといった事態が起きてしまいます。そうした責任の大きさを自覚しながら開発業務に取り組んでいます。
システムに全くトラブルを出さないようにするのはなかなか難しいのですが、トラブルが起きても影響が少ないシステム設計や、迅速にトラブル解決できる知識の習得、チーム内での情報共有を心がけています。
少人数で開発しているだけに一人の役割が大きく、全体を見渡してシステムを作り上げていけるところにやりがいを感じますし、すべての工程に携わることができるので、アプリケーションスペシャリストとしての総合的なスキルを身につけていくにもよい環境だと思います。
この仕事で大切なのは、お客様や通信建設会社の要望や発言の背景、意図を深く理解すること。真にお客様が求めるシステム、実際の業務で役立つシステムを作るには、言葉の表面だけでなく、業務の実態や現場でシステムを使う人たちのことを正確に把握する必要があるからです。そのためにお客様や通信建設会社の方たちと徹底して話し会い、わからないことは質問し、何が求められているのかを明確にしていきます。

参考:社員紹介 通信ビジネス事業本部

ビジネスクリエーション部は新しいサービスを創り出し、市場に展開していく部門。NTTコムウェアの営業部門だけでなく、NTTグループを含む他の企業と協力しながら効果的なサービス展開を推進しています。
(中略)
ICT業界の定義が大きく変化し、従来のネットワークやアプリケーションといったサービスの棲み分けがなくなりつつある状況で、通信キャリアとシステムインテグレータのシナジーが必要となっています。私の業務で言えば、あらゆる業界にお客様を持つNTTグループと協力することで、NTTコムウェア単独で市場展開するよりはるかに効果的な事業推進が可能になります。NTTグループにとっても、厳しい競争の中でビジネスを拡大していくには、既存のサービスに付加価値をつけることが必要であり、そこにNTTコムウェアのサービスが有力な付加価値になりえます。お客様にとっても既存のサービスにNTTコムウェアのサービスがプラスされることで、業務をより効率的・効果的に行えるというメリットが生まれます。

 

参考:社員紹介 ビジネスクリエーション部

SIerのプロジェクトを進めていくうえではウォーターフォール・アジャイルという作業工程が存在しています。前者はプロジェクトの計画を綿密に策定し、それを変更することなく一方通行の形で高い品質を担保します(川を始めとした水の流れが一方通行であることからこのことが言えます)。

NTTコムウェアの場合も、このウォーターフォールを長年の中心となる作業工程として活用しており、アジャイルと比較して多くの人材が投入されることが一般です。職種別採用ではなく総合職として一括採用されるNTTコムウェアのような企業でも、実際のプロジェクトでは企画・営業・開発・保守運用といったフェーズごとに携わる社員の価値観やスキルは異なるでしょう。
特にグループ内の案件を多く担当するNTTコムウェアでは、社内に加えグループ他社の社員と協力して一つの目標を実現していくことも必要になります。実際に1人目の社員も「チーム内での情報共有を心がけています」と述べており、そういったメンバーやクライアントと適切なコミュニケーションを取りながら協力していくことが求められるでしょう。

以上より、「人気企業内定者に共通する、企業に伝えるべき5つの強み」から考えると、「4.価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる」資質を持った人材をNTTコムウェアでは求めていると考えられます。

一方で、SIerを始めとした情報産業におけるスピード感は近年急速に高まっており、長期間の納期を設定した大規模なプロジェクトだけではクライアントの要望に答えられないケースが生じています。

その際に先述したもう一つの手法であるアジャイル方式が採用されます。アジャイルでは早い段階で試作に到達できるなどスピード感を持った進め方ができ、計画に変更が生じたときに柔軟に対応できる点にメリットがあります。SIerは自社の開発力をもとにクライントに対してカスタマイズした提案ができることができる点が特徴であり、自社が製造したモノベースでビジネスを展開するメーカー一般とは異なり、案件に沿った新しい仕組みづくりができる業界と言うことができるでしょう。
特にNTTコムウェアの場合はグループ他社と協業して通信や金融といった幅広い分野でこれを実現するチャンスがあると考えられます。実際2人目の社員も「あらゆる業界にお客様を持つNTTグループと協力することで、NTTコムウェア単独で市場展開するよりはるかに効果的な事業推進が可能になります。」と述べています。

以上をまとめて、変化に柔軟に対応しつつ新たな価値を生み出せる人材、すなわち先ほどの5つの強みに当てはめると、「5.今までにない仕組みや企画を提案し、周囲の協力を得た上で実現することができる」人材も求める人材の一つだと考えられるでしょう。

また、このようにカスタマイズした販売方法を取る場合には、顧客が何を求めているかニーズを引き出し、ニーズの対する課題策を論理的に考え実行していくことが求められます。営業職の場合でも、モノでない以上実際に商品を見せて働きかけることはできないため、取引先に対してより論理的に相手方のメリットを説明する能力が求められます。
1人目の社員が「真にお客様が求めるシステム、実際の業務で役立つシステムを作るには、言葉の表面だけでなく、業務の実態や現場でシステムを使う人たちのことを正確に把握する必要がある」と述べていることからも、相手方も気づいていないようなニーズを引き出し、自社やエンドユーザーを含めた関係者のためになるような提案をしていくことが重要になるでしょう。
また、保守運用フェーズが設けられていることからもわかるように、納品後もクライアントとの間に長期的な信頼関係を築いていくことは必須と言えるのではないでしょうか。

以上より、先述の5つの強みのうち「2.関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことができる」素質を持った人材もNTTコムウェアは求めていると結論付けることができます。

NTTコムウェアのES設問

(1)あなたが当社に関心を持った理由を記述してください。(300文字以下)
(2)あなたのセールスポイントを教えてください。また、それをどのように発揮し、当社で活躍できると思いますか?(400文字以下)

 

参考:NTTコムウェアの企業研究

設問(1)「あなたが当社に関心を持った理由を記述してください。」について

志望動機に関する設問です。「関心を持った」とあるため、志望する以前の認知に至ったきっかけについて尋ねることで就活生の情報を得るプロセスやその捉え方を知りたいという意図もあるのかもしれません。特に専攻が情報系でない場合、専門性が求められるSIerではその理由は明確にしておく必要があるでしょう。

この設問では実際の内定者のESを解説していきます。

調査会社での長期インターンシップがきっかけである。リラクゼーション施設へのコンサルティング業務の経験から、顧客の要望から商材をカスタマイズして自らの提案で課題解決することに強くやりがいを感じ、貴社の夏秋のインターンシップに参加した。そこでの新規事業立案を通して、インタンジブルな商材を扱うからこそ、より柔軟に課題解決ができるSIer業界の魅力を主体的に体感することができた。中でも貴社の強みである通信分野を始めとした開発力により質の高い提案でエンドユーザーに影響力を与えられる点、インターンやOB訪問で社員の方が一人ひとりに目を向けてくださった姿勢に魅力を感じたため、貴社を第一志望として考えている。

 

参考:【内定】エントリーシート(総合職)

【実例付き】内定レベルの志望動機が簡単に書ける!採用担当者に納得・共感される論理的な志望動機の書き方」の項目ごとに、こちらの内定者の内容を当てはめてみましょう。

①成し遂げたいこと:自らの提案で課題解決がしたい
②きっかけとなる経験:調査会社での長期インターンシップでのコンサルティング業務
③企業選びの軸:インタンジブルな商材を扱うこと・カスタマイズして売る仕事であること
④業界比較:記述なし
⑤取り組みたい仕事:記述なし
⑥同業比較:開発力インターンとOB訪問での経験

こちらの内定者は「商材をカスタマイズして自らの提案で課題解決すること」を大枠の志望動機として述べています。「「相手のニーズを把握し、自らの提案で解決する仕事がしたい」という軸の学生が絶対に受けるべき5つの業界」にもあるように、自社の開発力をもとに顧客のニーズを把握し解決まで実行するSIer業界の志望動機として適切と言えるでしょう。

そのきっかけとなる経験も、「コンサルティングの経験があるからコンサルタントになりたいんです」といった短絡的なものではなく、学生のうちに長期インターンでビジネスに触れている良い経験をコンサルとSIerの共通点をうまく絡めながら活用できています。このことから、直接的には述べられていないものの、企業選びの軸に沿って④業界比較がしっかりと出来ている学生との印象を与えることができています。

最後の同業比較についても、「「同業の中でもなぜうちの会社か?」という質問に驚くほど簡単に答える三つのアプローチ」の①業界内での強み・③働く人を参考に自身の経験に基いて無理のない内容にまとめられています。

一点、字数の関係もありますが、入社後に具体的にどのような仕事をやりたいのかは面接で深掘りされることが想定されますので、企業の強みや業界内での位置づけを意識しつつ考えておくべきでしょう。その際、具体的な事例を挙げながら述べられると企業理解が進んでいることを示すことにも繋がり有効だと考えられます。

設問(2)「あなたのセールスポイントを教えてください。また、それをどのように発揮し、当社で活躍できると思いますか?」について

セールスポイント≒自身の強みということから自己PRに準ずる設問です。自身の強みをどう企業で発揮するかは自己PRを尋ねる目的である重要な要素であり、「【実例付き】内定レベルの自己PRが簡単に書ける!採用担当者に納得・共感される論理的な自己PRの書き方」では⑤強みの活かし方に該当します。求める人材の理解が必要になるため、先述した3つの強みに沿った回答をするアプローチが有効になると考えられます。

異なる価値観を持つ集団の橋渡し役として協力関係を築き、既存のやり方にとらわれず成果を出せることが私の強みだ。両親が共働きであり、誰とでも分け隔てなく接してより多くの友人を作ろうした幼少期の経験が根底にあると考えている。先述の長期インターンでは、電話調査版とインタビュー調査版の仲介役として尽力し、社長賞の獲得に貢献した。高校の文化祭では、備品部門長として、それぞれ異なる要求を持つ各部門の間で最適な備品の割り当てを実現するために新たな仕組みづくりに取り組んだ。このように全体として成果を最大化するためには、俯瞰的な視点だけではなく、実際に現場を見て互いを理解し合うよう働きかけることが大切であると考えている。変化が激しく、1つの案件を成し遂げるために多様なフェーズ・人財が携わっているSIer業界、特にジョブローテーションでより多くのフェーズに携われる貴社だからこそこの強みが活かされると考えている。

 

参考:【内定】エントリーシート(総合職)

先ほどと同じ内定者の回答を「【実例付き】内定レベルの自己PRが簡単に書ける!採用担当者に納得・共感される論理的な自己PRの書き方」に沿って考えていきましょう。

①強み:異なる価値観を持つ集団の橋渡し役として協力関係を築き、既存のやり方にとらわれず成果を出せること
②強みの原点:両親が共働きであり、誰とでも分け隔てなく接してより多くの友人を作ろうした幼少期の経験
③具体的エピソード1:長期インターンシップでの経験
③具体的エピソード2:高校の文化祭実行委員での経験
④方法論:俯瞰的な視点だけではなく、実際に現場を見て互いを理解し合うよう働きかけることが大切
⑤強みの活かし方:変化が激しく、1つの案件を成し遂げるために多様なフェーズ・人財が携わっているSIer業界、特にジョブローテーションでより多くのフェーズに携われるため活かされる

このように、フレームワークの各項目に忠実に沿ってまとめ上げていることが特徴として言えます。

冒頭で結論として示した「異なる価値観を持つ集団の橋渡し役として協力関係を築き、既存のやり方にとらわれず成果を出せること」については、前半の「異なる価値観を持つ集団の橋渡し役として協力関係を築けること」が先述の5つの強みのうち「4.価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる」に、後半の「既存のやり方にとらわれず成果を出せること」が「5.今までにない仕組みや企画を提案し、周囲の協力を得た上で実現することができる」にそれぞれ該当していると考えられます。企業の求める人材を理解しながら強みをアピールできている点が評価できます。

また、字数の制限がある中で複数エピソードを簡潔に示せていることに加え、多くの学生が見落としがちな②強みの原点・④方法論にも触れて400文字という字数をうまく活用できています。
さらに、「全体として成果を最大化するためには」という記述からも、個人がどう機能したかというよりは全体としてプロジェクトが成功したかどうかが重要になるSIerの業務で活躍できる強みを持った学生である印象を与えることができています。

全体として、フレームワークを強く意識して企業が尋ねたい内容を網羅的に触れられているレベルの高いESと言えるのではないでしょうか。

最後に

文系は営業、理系は開発といった浅はかなイメージでの企業選びは、選考で評価されないばかりか、自身のキャリアの可能性を狭めるきっかけにもなりマイナスの面が多いものだと思っています。

SIerのような一見典型的な理系の仕事に見える業界でも、求める人材は他業界とそう大きくかけ離れるわけではなく、本記事のように事業と働き方から考えを深めることで効果的な自己PRの作成に繋がります。その際、フレームワークに沿った内容が採用側にも伝わりやすいことがESの解説で感じていただけたかと思います。

今回挙げた強みや軸を持つ方を中心に、企業選びの選択肢としてNTTコムウェアを考えてみてはいかがでしょうか。

photo by Steve Johnson

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