サッポロビールのES対策!求める人材を理解して採用レベルの志望動機・自己PR・ガクチカへ

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最終更新日:2020年12月25日

サッポロビールは1876年に創業した国内大手の飲料メーカーです。お酒が好きな学生はもちろんのこと、お酒を飲まない学生の方も、テレビCMなどで知っている方も多いと思います。

サッポロビールでは、「オンリーワンを積み重ね、No.1へ」という企業ビジョンを掲げており、No.1になるために何事にもチャレンジングなマインドを社員に求めているそうです。

今回は、そんなサッポロビールの求める人材、そしてESの内容について解説していきたいと思います。

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サッポロビールの求める人材

まずは社員の方のインタビューを通して、サッポロビールの働き方、求める人材について見ていきましょう。

以下採用HPに掲載されている社員の方へのインタビューです。

「どのような提案であっても社内で『やるな』と言われたことはありません」。

全国に展開しているスーパーやコンビニエンスストアを担当し、売り場づくりを提案している櫻井。自社の売上だけではなく、店舗や顧客企業の売上アップを前提に考える。

 

そんなサッポロビール独自のスタイルをもとに、さまざまな提案を実現させてきた。「たとえば、プリン体、糖質ゼロが売りの『極ZERO』を置いていただきたい時は、他の清酒メーカー様にお声をかけて、売り場をあげて“糖質ゼロ”のキャンペーンをしましょう、という提案もします」。

 

なかでも、現在担当しているスーパーのバイヤーに一番評価されたのが、ラックの増設だ。櫻井は当時入社2年目を迎えたばかり。大きな商品棚の横がまったく使われていないことに気づき、「横にラックをかけて売り場を広げてはどうでしょう?ラックは当社でつくりますから」と提案。

 

バイヤーに快諾してもらい、信頼関係が深まったという。「こんな提案をしたいと上司に相談すると、いつも現場での営業の判断を尊重してくれて、困った時には的確なアドバイスをくれる。そんな後ろ盾があるから、思いきったことができます」

営業との二人三脚でプロジェクトを進めてはいるが、前面に出るのはあくまで営業、というのがFBSのスタンスだ。

 

「サッポロビールはこんなことまでやる。お客様にはそのことを、営業を通して認知してもらいたいと思います」。

 

そしてFBSの実績やノウハウをうまく活用しながら、担当エリアでナンバーワンになってほしい。原田はプロジェクトで一緒に動く営業に、そう伝えている。

ただ伝えるだけではない。プロジェクト進行中は営業とマンツーマンになる状況を活かして、協働しながら、とことん考えてもらう。

何のために、いつまでに、いかに効率よく、顧客の希望を具現化するか。答えられなければ期限を決めて考えさせる。ちょっとした質問にも作業の手を止めて体ごと向き直り、全力で答える。

 

「一人ひとりがナンバーワンになれば会社もナンバーワンになれる。私もそう思います。でも言うだけではダメで、『本当になれるかも』と思わせる、いや、思わせ“続ける”何かが必要です。私にできるのは、お客様の経営や人材教育のお手伝いを通して、営業にビジョンを持つ大切さを感じてもらうこと。そして営業一人ひとりのビジョンを引き出すことです。業務範囲、超えちゃってますかね?(笑)」

サッポロビールには、営業、マーケティング、フードビジネス、宣伝、ブランド戦略、SCM、原料調達、商品開発、醸造、パッケージング、研究開発、エンジニアリングなどの多くの仕事内容があります。

また製品がお客様に届くまでに、商品・技術開発、原料調達、製造、販売の段階があり、それに加え会社の方針を企画したりする経営戦略/支援という仕事もあります。詳しく仕事の流れを理解したい方は以下の新卒採用ページを参考にしてみてください。

例えば営業に関しては、自社の製品をスーパーやコンビニエンスストアに売る家庭用営業と飲食店等に売る業務用営業がありますが、どちらの営業にも、お酒を売ってもらうためにお酒を置いてもらう店舗にも利益のある提案をすることが求められると考えられます。

そのためにも、お酒を取り扱ってもらう店舗や企業の利益が上がる企画などを考える必要があります。

実際に上記の1人目の社員の方も、「たとえば、プリン体、糖質ゼロが売りの『極ZERO』を置いていただきたい時は、他の清酒メーカー様にお声をかけて、売り場をあげて“糖質ゼロ”のキャンペーンをしましょう、という提案もします」、「横にラックをかけて売り場を広げてはどうでしょう?ラックは当社でつくりますから」などの提案経験があると述べています。

このことからサッポロビールでは、「人気企業内定者に共通する、企業に伝えるべき5つの強み」に照らし合わせて考えてみると、「5.今までにない仕組みや企画を提案し、周囲の協力を得た上で実現することができる」という資質が必要になると考えられます。

営業がお客様に提案する際には、マーケティング部のフードビジネスサポート(FBS)部の社員の方と一緒に働きます。FBSはお客様の様々な相談に応じます。上記の2人目の社員は以下のようにも述べています。

「FBSは、いわばお客様の『よろず相談所』。新規出店から経営改善、業態・メニューの開発、スタッフの教育、競合店調査…飲食店様のあらゆる要望を形にしていく部署です」。

様々な要望を聞き出すためにも要望を聞き出せるような信頼関係を構築する必要があると思われます。要望を聞き出したら、実際に製品を売る営業の社員の方と要望を満たす提案を考える必要があると思います。

実際に上記の2人目の社員の方も、「ただ伝えるだけではない。プロジェクト進行中は営業とマンツーマンになる状況を活かして、協働しながら、とことん考えてもらう。何のために、いつまでに、いかに効率よく、顧客の希望を具現化するか。答えられなければ期限を決めて考えさせる。」と述べています。

このことからサッポロビールでは、「人気企業内定者に共通する、企業に伝えるべき5つの強み」に照らし合わせて考えてみると、上記の資質に加え、「2.関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことができる」という資質も必要になると考えられます。

これらの資質は、営業やFBSの社員の方だけでなくサプライヤーや共同研究者とともに働く研究職の社員の方にも求められると考えられます。

サッポロビールのES設問

(1)サッポロビールが「オンリーワンを積み重ね、No.1へ」というビジョンを実現するにあたり、あなたはどのように影響を与えていきたいですか?(600文字以下)

 

(2)大学・大学院にて興味を持って学んできたことについて記入して下さい。(350文字以下)

 

(3)あなたのこれまでの体験の中で、今のあなたの志向や生き方に影響を与えたエピソードを教えて下さい。(400文字以下)

参考:サッポロビールの企業研究
→サッポロビールの志望企業で成し遂げたいことを具体的に述べるための方法を提示します。

設問1:サッポロビールが「オンリーワンを積み重ね、No.1へ」というビジョンを実現するにあたり、あなたはどのように影響を与えていきたいですか?

サッポロビールでビジョンを実現する際にどのように貢献したいのかについて問う設問です。

まず、「オンリーワンを積み重ね、No.1へ」というビジョンに関してですが、代表取締役の高島英也さんは、新卒採用ページで次のように述べています。

サッポロビールにしかできないオンリーワンのモノ・コトをご提供させていただき、お客様にとっての感動創造企業No.1を目指し続けています。

この設問は、ビジョンを理解した上で「内定レベルの志望動機が10分で書けるフレームワーク」の①社会で成し遂げたいこと・目標について問われています。

個人的に実現したいことがサッポロビールだと上記のビジョンのもとでどのように実現することができるのかについて書くと良いと思われます。

そしてその実現したいことがサッポロビールのビジョン達成にどのような貢献をするのかについて書きましょう。

実現したいことを述べる際には、そう思うようになったきっかけとなる経験を述べましょう。きっかけとなる経験がなければ実現したいことは説得力に欠けます。

また実現したいことが分からない方は以下の記事を参考にしてみてください。

志望企業で成し遂げたいことを具体的に述べるための方法を提示します。

参考:志望動機で書く「夢・成し遂げたいこと」に出会うための方法

【参考】サッポロビール内定者のES
設問1:サッポロビールが「オンリーワンを積み重ね、No.1へ」というビジョンを実現するにあたり、あなたはどのように影響を与えていきたいですか?

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設問2:大学・大学院にて興味を持って学んできたことについて記入して下さい。

学業で頑張ったことに関して問う設問です。

学業にそこまで力を入れてこなかった学生の方も多いと思います。しかし就職活動において学業に関して頑張ったことは、ESや面接でしばしば聞かれる設問の内の1つです。そのためにも準備をしておく必要があると思われます。

学業で頑張ったことを述べる際には、その分野に専門でない人にも分かりやすく端的に伝えることができるかを見ていると思います。学業に関して頑張ったことに関しては以下の記事も参考にしてみてください。

就職活動において、学業という切り口から自己を売り込むのは、とても地味なイメージがあると思います。学業の上手なアピールの仕方について、少し考えてみたいと思います。

参考:学生時代頑張ったことは学業!ガリ勉就活生の自己PR方法

学業での取り組みに関する内定者回答例30選を提示します。

参考:「学業への取り組みについて教えてください」という設問に対する内定者の回答事例集

【参考】サッポロビール内定者のES
設問2:大学・大学院にて興味を持って学んできたことについて記入して下さい。(350文字以内)

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設問3:あなたのこれまでの体験の中で、今のあなたの志向や生き方に影響を与えたエピソードを教えて下さい。

学生の人生に影響を与えた経験を問う設問です。この設問を通して、どのような経験が学生の現在を形成しているのか、学生がどんな人物なのかについて聞かれています。

それを知ることで、企業側はサッポロビールで活躍できるかどうかを見ているように思われます。以下の記事も参考にしてみてください。

人は過去の経験の蓄積により人格が形成されています。そのため自己PRするさいも「強みの原点」として、強みが形成されることになった過去の生い立ちやきっかけとなる経験を語ることで自己PRの説得力が格段に増します。

参考:自分の生い立ちを語ることで自己PRに説得力を持たせる方法

【参考】サッポロビール内定者のES
設問3:あなたのこれまでの体験の中で、今のあなたの志向や生き方に影響を与えたエピソードを教えて下さい。(400文字以内)

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最後に

サッポロビールが求めている人材や働き方について理解していただけたでしょうか。

サッポロビールでは、「オンリーワンを積み重ね、No.1へ」というビジョンを掲げ関係者と協力しながら、サッポロビールならではのNo.1を目指すことができる能力が必要になるでしょう。

ESを通して学生に、サッポロビールのビジョンを達成させることに貢献できる素質があるのか、を見ていたと思います。

この記事を含め、unistyleの記事を参考にしていただければ幸いです。

 

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