エントリーシート基本編

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最終更新日:2018年03月30日

本選考とインターンの締め切り情報

ここでは、エントリーシートに関連してよくある質問を全てまとめておきますので、エントリーシートを書く上でわからないことがあれば、ここで一度確認してみてください。

Web・手書き共通編

・必ず結論から書くこと
エントリーシートは公式なビジネス文書であり、短い時間で自分を売り込むためのものです。一行目に結論が書かれていないと、そのまま読んですらもらえないこともあります。

質問に対しては必ず一行目に結論から語るようにしましょう。

・ダラダラと書かずに一文は簡潔に
上記の結論から書くこと同様に、文章をダラダラと書いても読み手には伝わりにくくなります。できるだけ簡潔な文章を書くように心がけましょう。

目安としては一文が100文字を超えてくるとかなり長い印象を与えます。適度な文字数で文章を区切るようにしましょう。

・「ですます調」or「である調」はどちらでもよい
選考において「ですます調」だから落ちる、「である調」だから落ちるなどということはありません。

但し与えるイメージは違い、「ですます調」であればどちらかと言えば柔らかい印象を与えますが、「である調」は堅い印象を与えます。「である調」が頭の良さ、キレのいい印象を与えるのに対して、「ですます調」は弱々しさを与えることがあります。

自分自身のキャラクター及び文体の与えるイメージを理解した上で、どちらが好ましいのか自分で戦略的に判断するようにしましょう。

・感情を表現するために「!」や「?」は使用しない
基本的にエントリーシートはビジネス上の公式文書であり「!」や「?」などの記号はそぐわないということを理解しましょう。

もちろん使用したから落ちるということはありませんが、使わずとも感情を表現できるようにすることが大事です。

・御社と貴社の使い分け
基本的に、エントリーシートなどの文章で書く際は「貴社」を使用し、面接など口語の際は「御社」を使用します。ちなみに銀行では「貴行」、「御行」を用いたりと業態によって異なります。

以下業種別の呼び方をまとめていますのでご参考までに。

一般企業 御社(貴社)
病院 御院(貴院)
協同組合 御組合(貴組合)
銀行 御行(貴行)
信用金庫 御庫・御金庫(貴庫・貴金庫)
協会 御会・御協会(貴会・貴協会)
省庁 御省(貴省)
都道府県 御庁・御県(貴庁・貴県・貴府・貴道)
学校 御校(貴校)
学園 御学園(貴学園)
学院 御学院(貴学院)


・「自己PR」と「学生時代頑張ったこと」の両方がある場合の対応
エントリーシートは全体として、アピールしたいあなたを伝える場所です。

自己PRと学生時代がんばったことが両方あるエントリーシートでは同じエピソードを繰り返すのではなく、異なるエピソードを伝えるようにしましょう。

・資格で書いてもプラスにならないことは書かない
履歴書をたまに見ていると「TOEIC400点」や「英検3級」なんてのを平気で書いてくる学生がいるのですが、私は英語ができませんと履歴書に書いているのと変わらないので辞めましょう。

特にプラスにならないむしろマイナスになるようなことは書かないようにしましょう。

・書き終わったら必ず添削を受ける
当り前のことなのに多くの学生ができていません。自分自身で満足のいく出来だったとしても、他人に見せた際に伝わらなければ、エントリーシートとしての意味はありません。

逆に完璧にこだわりすぎても、他人にとって大差のないことであれば、そこまでこだわる必要がありません。必ず他者の視点を取り入れ、ブラッシュアップする作業を忘れずに。

一度や二度ではなく何度もやる前提でスケジュールを立てるようにしましょう。

Webエントリーシート編

・「■」や「【】」などの記号を利用して見やすいレイアウトを心がける
Webエントリーシートでも見やすいレイアウトを心がけましょう。記号をフルに使って、見出しをつけ、何の話をしているのかわかりやすくするようにしましょう。

特に文字数が少ない場合は、ダラダラと書くのではなく、見出しと箇条書きでいいたいことをコンパクトに伝える工夫をするようにしましょう。

・誤字脱字のチェックは一度プリントアウトしてから
文章を長く書いていれば、誤字脱字があるのは仕方のないことですが、極力減らすようにしましょう。

特にWebでエントリーシートを書いていると、誤字脱字に気づきにくいため、一度プリントアウトして確認するようにしましょう。これは社会人でもやっている基本的なチェックなので忘れないようにしましょう。

・文字数には配慮する
400文字以上と書いてあれば、最低でも9割の360文字以上は書くようにしましょう。

基本的には400文字じゃ書ききれないという状態になっているはずですが、万が一400文字も書くことが無いという場合は、エピソードの中身自体がスカスカの可能性が大です。もう一度見直してみるようにしましょう。

手書きエントリーシート編

・文字は丁寧に書くべし
文字のきれいか下手で採用は決まりませんが、読み手が読みやすいレイアウトである方が通過する可能性は高まります。

志望度の高い企業であれば、できる限り丁寧に書く事を心がけていただきたいと思います。

・手書きはレイアウトのセンスが問われる
手書きの場合、文字数や余白をどのように使うかの制限がないため悩む人が多いと思いますが、これこそセンスの差を見せるところです。

「枠いっぱいに書かず、余白を有効活用する」、「見出しを使って読みやすさをこころがける」など読み手が気持ちよく読めるように工夫を施しましょう。一度書いて慣れてしまえば、どんどん上達します。

・修正液は使わないのが基本
修正液を使ったからという理由で落とされることはありません。

但し、見栄えが悪くなるのでその分通過する確率が低くなるのは確かです。文字同様にできる限りきれいに書くことを心がけましょう。

あなたがお客として落丁のあるものや汚れた冊子を受け取ったとしてもうれしい気分にならないでしょう。エントリーシートもきれいなものであるほど、通過させたいと思ってもらえる可能性が高まります。

・締切に間に合わないそうな場合は
もし本当に志望する企業であるならば、提出しましょう。締切後に届いたものは受け付けないというのが一般的ですが、企業によっては受け取ってくれる可能性もあります。

可能性は低いですが、落ちてもしょうがないという気持ちで、速達で思いきって出してしまって次の選考に切り替えるようにしましょう。

最後に

エントリーシートはビジネス文書であり、選考に使われるだけでなく、大切に保管され、今後の会社人生にも関わるものになります。

しっかりと読みやすいいいものを書くように心がけましょう。

photo by Jase Curtis

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