【住友化学の志望動機対策】事業内容の理解なくしてES通過なし

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最終更新日:2021年03月26日

志望動機例文集

住友化学の本選考ES一覧はこちら

住友化学は住友グループの中核企業であり、三井住友銀行などと共に住友御三家の一角をなしていました。

日本の化学メーカーの中でも健康・農業関連事業を有する点が特徴です。

今回は、そのような住友化学の志望動機について、事業内容を掘り下げた上で考えていきたいと思います。

本選考とインターンの締め切り情報

住友化学のビジネスモデル

住友化学の事業は、石油化学部門、エネルギー・機能機材部門、情報電子科学部門、健康・農業関連事業部門、医薬品部門と多岐にわたります。

また、100を超えるグループ会社を保持しています。他分野に渡る技術開発、巨大な組織力、そして潤沢な資金を投じてドラスティックなビジネスを展開してきました。

そこでは開発に関しては様々な立場の人との連携がなければ成り立ちません。また、数多く海外に自社工場を展開し、グローバル志向の強い会社と言えます。

住友化学と伊藤忠商事、メチオニン事業で販売提携に関して基本合意

住友化学株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:十倉雅和、以下「住友化学」)と伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:岡藤正広、以下「伊藤忠」)は、住友化学が先般増強を決定した愛媛工場の新系列で生産する飼料添加物であるメチオニンに関し、販売提携に向けて相互に検討することで基本合意しました。

 

販売提携の内容は、住友化学が新系列で生産するメチオニン(年産 10 万トン)のサプライチェーン支援を中心とした新設の販売支援会社への伊藤忠による一部出資に加えて、新系列で生産されるメチオニンの一部を伊藤忠経由で販売していくものです。

 

伊藤忠は、アジアにおけるメチオニンの最大需要家の一つである Charoen Pokphand グループ(以下「CP グループ」)と業務・資本提携し強固な関係を築いているほか、世界的な販売ネットワークを有し、メチオニン販売を行う上での強みを有しています。

 

一方、住友化学のメチオニン事業は、原料から製品までの一貫生産による高いコスト競争力や、磨き上げた技術力と蓄積したノウハウ、長年にわたる安全・安定生産の実績に加え、日本に製造拠点を持つことから、タイや中国などに飼料工場を有する CP グループなどの顧客に対する製品供給面での地理的優位性も有しています。

 

本基本合意は、工場増強後の速やかな拡販達成を確固たるものにしたい住友化学と、メチオニンの安定供給を得て飼料添加物分野での販売拡大を目指す伊藤忠の狙いが一致し実現しました。さらに住友化学にとって本提携は、伊藤忠より商品代金の一部の前払いを受けることなどから、資金回収の早期化にも寄与するという、副次的なキャッシュフロー上の利点も有する計画となっています。

 

住友化学と伊藤忠は、中国・アジア市場において長きにわたり足場を固めてきた強みを融合させ、当該市場におけるお互いの事業を一層強固なものとし、さらには世界規模での食糧の安定供給に貢献してまいります。

参考:住友化学プレスリリース「住友化学と伊藤忠商事、メチオニン事業で販売提携に関して基本合意」 

上記の記事は、住友化学と伊藤忠商事がメチオニン事業の販売提携に関して基本合意したものです。

「販売提携の内容は、住友化学が新系列で生産するメチオニン(年産10万トン)のサプライチェーン支援を中心とした、新設の販売支援会社への伊藤忠による一部出資に加えて、新系列で生産されるメチオニンの一部を伊藤忠経由で販売していくものです。」という記述からから住友化学が新事業に着手していること、様々な企業との連携の上で成り立っていること、がわかります。

この事業は健康・農業関連事業部門を有しているからこそ着手できるものと言え、自社の強みがうまく活かされていると考えられるのではないでしょうか。

この事業はまた、伊藤忠商事とお互いに狙いが一致したことによるものであるという点から、消費者のニーズだけを見ていては不十分だと思われます。

今回のようなケースでは、流通の一部を提携企業に委託しています。開発と供給をつなぐだけでなく、同じ流通の部門間でも様々な人との連携が必要です。

以上のことに基づいて住友化学の志望動機を考えると、下記のような志望動機が適当だと考えられるでしょう。

・相手のニーズを把握し、自らの提案で解決する仕事がしたい。
・新たに事業や仕組みを生みだす仕事がしたい。
・価値観やスキルの異なるメンバーと一つの目標を実現したい。

住友化学のES選考通過者の志望動機を解説

以下では、実際に住友化学のエントリーシート選考を通過した人の志望動機について見ていきましょう。

私は、高校時代のバレーボール部の活動や飲食店のアルバイトの経験を通して、多くの人に価値を届ける仕事に魅力を感じました。 

 

そして、人々の生活や社会問題など幅広いフィールドで課題を解決し、多くの産業に関与し、新たなビジネスを創造する化学メーカーに興味を抱きました。 

 

特に貴社は、「相手や社会の信頼に応えることを最も大切にする」という事業精神を掲げておられます。私は飲食店のアルバイトで、信頼関係を築きお客様との距離を縮めたことで売り上げ向上に貢献した経験から、貴社の事業精神に深く共感し志望いたしました。

参考:【内定】エントリーシート(事務系)

このESでは、相手に価値を与えることに魅力を見出し、そのことが事業精神に一致すると述べています。アルバイトでの接客においては、相手に価値を与えることは重要なポイントであり根拠となる経験として適切だと言えます。

相手が何に価値を置くのかを見極め適切に提供するという行為は、「「軸」に基づく業界比較」の「相手のニーズを把握し、自らの提案で解決する仕事がしたい」に合致するといえます。

もう一つ、実際の志望動機について見てみましょう。

営業職で、お客様と強い信頼関係を築きながら、お客様の役に立つ製品を提供したいです。 

 

【理由①】
私は細かな積み重ねで、人に信頼してもらうことにやりがいを感じます。 塾のチューターのアルバイトで、生徒と信頼関係を築くことを頑張りました。 私は生徒と頻繁にコンタクトをとり、特に部活の大事な試合など、生徒にとって大きなイベント前に、メッセージを渡しました。 その結果、生徒は私を信頼してくれました。 

 

【理由②】
私は人を支え、人が活躍できる環境をつくることにやりがいを感じます。所属ゼミでは、新加入の2回生にゼミ活動で必須のプレゼンを指導し、2回生がゼミで活躍できる環境を整えました。 その結果、発表の準備で、2回生はプレゼンの中身に集中することができ、より深い発表ができるようになりました。 

 

貴社のセミナーに参加し、貴社の営業ではお客様と深い信頼関係を結び、お客様が貴社の製品を使って活躍できるように、仕事をされていることがわかりました。 貴社に入社できましたら、私も強い信頼関係を築き、お客様の活躍を支えたいです。

参考:【内定】エントリーシート

このESでは、特に理由②の経験に関しては自分の力で問題解決した過程が述べられています。問題解決が出来るというアピールとともに、理由①と一貫して人間関係を築くことの大切さを述べています。

また、会社に入って成し遂げたいことと自身の経験がリンクしており、その点で評価されると言えるでしょう。

最後に

いかがでしたでしょうか。住友化学は倍率が非常に高い人気企業です。

そのため、ESではいかに企業理念や方針を的確に捉え、自身の経験に結びつけられるかどうかが重要です。そのため理論的で端的な文章を書けるように心がけましょう。

住友化学の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから

動画を通じて志望動機の書き方を確認したいという方は下記の動画も参考にしてもらえればと思います。志望動機の書き方のポイントが端的にまとめられているので、動画でサッと確認したいと思っている方にオススメです。

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