【NHKの志望動機対策】事業内容の理解なくしてES通過なし

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最終更新日:2023年09月26日

NHKの本選考レポートはこちらから

NHKといえば日本の民放各局とは異なる公共放送です。

国民的に人気がある紅白歌合戦から子ども番組、更には語学や勉強など民放各局とは異なった様々な番組を作っています。

今回はそのようなNHKの志望動機について、NHKの事業内容を掘り下げた上で考えていきたいと思います。

NHKに関してはunistyle内に他にも記事がありますので、是非参考にして下さい。

参考:NHKのESと採用HPから考えるNHKの求める人材

→NHKのビジネスモデルからES設問で書くべき内容を解説しています。

本選考とインターンの締め切り情報

NHKのビジネスモデル

NHKは日本の放送局の中でも公共放送故に視聴率や制作費にとらわれない番組作りを行ってきました。

その番組の中には日本の伝統文化を伝えるドキュメンタリーも含まれその点において日本のプレゼンスを高めているといえるでしょう。

また、NHKはラジオから放送を始めテレビの出現、発展に合わせ最先端の技術を導入し、活用してきました。その点から新たに事業や仕組みを生みだす仕事をしていると言え、番組の制作は相手のニーズを把握し、自らの提案で解決する仕事をしているといえるでしょう。

「目に優しい」新しい蛍光体を用いた白色LED照明器具を開発(平成26年4月25日) 

 

NHKは、「目に優しい」クルムス(Cl_MS)蛍光体を用いた白色LED照明器具を株式会社小糸製作所と共同で開発しました。

 

現在、省エネルギー光源としてテレビ番組の制作現場における白色LED照明器具の導入を進めていますが、一部の出演者からは「光源が視界に入るとまぶしく感じる」という声がありました。 クルムス蛍光体を用いた白色LEDは、従来の白色LEDと比べてフラットな分光スペクトル特性に特徴があり、また発光面積を大きく設計できるため、出演者が光源を直視した際のまぶしさを低減することが可能です。 

 

今回、スタジオでキャスターを照らす「キャスターライト」と、ロケや中継で使用する「ソフトライト」の2種類の照明器具を試作して、従来型の白色LED照明器具との比較評価を実施しました。その結果、約9割の方から「試作品はまぶしくない」との回答を得ました。 

 

また、演色性にも優れており、5月25日(日)放送予定のNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』(第21話・官兵衛幽閉シーン)の収録でも使用しました。今後、さらに番組での試用などを重ね、番組制作用照明器具としての最適化を図っていく予定です。 

 

参考:NHKプレスリリース「目に優しい」新しい蛍光体を用いた白色LED照明器具を開発

上記の記事では白色LED照明器具の開発を他社と共同で開発したプロジェクトが紹介されています。

今回の開発は視聴者からの「光源が視界に入るとまぶしく感じる」という声に対して行われました。

照明器具はテレビ番組において無くてはならない機材です。視聴者に好印象を与えるような内容にだけ力を注ぐのではなく、映像の見え方にまで視聴者のニーズに答えることがより良い番組づくりに繋がると考えています。

そして、自社だけでは対応できない技術的な面に関しては他の業界と協力することによって目標を実現してゆく能力が要求されます。このことは番組作りにおいても様々な自治体と協力しなければならない点からも分かることです。

以上のことを踏まえNHKの志望動機を考えると、

・日本のプレゼンスを高める仕事がしたい
・相手のニーズを把握し、自らの提案で解決する仕事がしたい
・新たに事業や仕組みを生みだす仕事がしたい
・価値観やスキルの異なるメンバーと一つの目標を実現したい

といった志望動機が適当と言えるでしょう。

NHKのES通過者の志望動機解説

以下では、実際にNHKのエントリーシート選考を通過した人の志望動機について見ていきましょう。

〈世の中の「他人事」と視聴者を繋ぎたいと考えるから〉

 

世の「他人事」を実感したのは、前回の神戸市長選でのことだった。私は選挙ビラの配布を手伝った。選挙と聞くと足早に過ぎて行く人々が沢山いた。最も身近な政治の場での選挙なのに、多くの有権者にとって政治が「他人事」になっている現状を実感した。政治に限らず、事件や事故に対する心無い反応も同じだと感じている。こうした「他人事」と視聴者を繋ぐ仕事をしたい。その結果、視聴者に主体的に考える機会を与えられればと思い、私は記者を志す。

 

なかでもNHKを志望する理由は、「他人事」へのアクセスのし易さだ。TVがある限り、日本全国どこでもNHKのニュースは伝わる。活字メディアと異なり、肩肘張らずにニュースに触れることができる。ネットのニュースサイトと異なり、受け手が関心のないニュースも伝え易い。NHKを「他人事」の削減に最適なメディアと考え、強く志望している。
 

参考:【内定】エントリーシート(記者職)

このESでは「他人事」というキーワードを用いてニュースを視聴者に主体的に考えさせることを志望動機として挙げています。視聴者のニーズを把握し、それを記事に盛り込み視聴者に主体的に考えさせたいという提案をしています。この点が先に紹介した「相手のニーズを把握し、自らの提案で解決する仕事がしたい」という志望動機にあたります。

NHKは公共放送だから広く日本の人の目に触れ、活字やネットの様なメディアとは異なり、自分がなぜそのようなメディアではなくNHKに志望するのかが明確になっています。また、実体験に基づいてこの考えに至っているので説得力もあり、良い志望動機といえるでしょう。

更にもう一つ、志望動機を見てみましょう。

学生時代に人々のニーズをとらえ自分の企画が具現化し、喜びに繋がった事を経験し、人と人とを繋ぐ営業の需要さを感じました。また新聞営業のアルバイトではお客様との信頼関係の構築、懐にはいっていくような技術等、非常に奥の深いやりがいのある仕事であると感じました。そこで革新的なアイディアで人を喜ばせるというやりがい」を感じながら貢献ができると考えました。貴社に入社した際には、持ち前の企画力や粘り強さで様々な場所に飛び込み、営業で培った知識を提供することで、貴社にとっても、社会にとっても貢献したいと感じます。


参考:【内定】エントリーシート (地域総合職大阪)

この志望動機は営業企画を志望した理由です。この志望動機は「学生時代に人々のニーズをとらえ自分の企画が具現化し、喜びに繋がった事を経験し、人と人とを繋ぐ営業の需要さを感じました。」とあり先述の「相手のニーズを把握し、自らの提案で解決する仕事がしたい」という志望動機の軸に合致します。

また、アルバイトの経験から人間関係を構築することの大切さについても言及しており説得力が増しています。

最後に

いかがでしたでしょうか。今回はNHKの志望動機について考えてきました。

NHKでは「日本のプレゼンスを高める仕事がしたい」「相手のニーズを把握し、自らの提案で解決する仕事がしたい」「新たに事業や仕組みを生みだす仕事がしたい」「価値観やスキルの異なるメンバーと一つの目標を実現したい」という軸で志望動機を書けばよいということがわかりました。

志望動機は様々で今回述べた意外にもたくさんあると思いますが、何を求められているのか、自分の経験に結びつけることが出来るかが重要です。丁寧な自己分析を心がけ選考に臨みましょう。

unistyleが掲載しているNHKのES・選考レポートはこちらから

最後になりますが、基本的な志望動機の書き方について学びたい方は下記動画もご覧いただければと思います。

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1.【テレビ業界研究完全版】ビジネスモデルやランキング、キー局4社の違い等を解説
2.テレビ業界とは?ビジネスモデルからやりがいまで徹底解説!
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