【就活】自己PRや志望動機を深堀りするとは

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最終更新日:2022年02月14日

本選考とインターンの締め切り情報

本記事では、具体的にフレームワークに基づき作成した、自己PR及び志望動機を実際にどのように深堀りしていくのかについて、説明したいと思います。

1.自己PRの深堀り

それでは具体的に自己PRから面接官のどのような質問が来るのか踏まえて深堀してみましょう。

これから紹介する総合商社に内定した学生の自己PR例は以下記事に掲載しています。実際の選考の体験記も同時に紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。

参考:双日内定H.Mさんの自己PR

強みは「貪欲であること」です。与えられた役割に加え、周囲の問題に気づき他の人がやらないことも徹底し、目に見える成果を残します。それにより仲間との信頼関係を構築しています。この強みは以下の経験で活かされたと感じます。

①ゼミでの共同論文執筆

「水」を題材に6ヶ月間6人で論文執筆をする中、人一倍班に貢献しようと、執筆に加え「皆が敬遠した計量分析」の章を担当しました。地道な努力を6ヶ月継続した末、私の分析を基に議論に根拠をもたせることに成功し、班員から大きな信頼を得ました。

②病院での夜間救急受付のアルバイト

1晩2人体制で患者様に対応する中、「患者応対マニュアル」を作り対応時間の短縮を測った結果、8本の電話を同時対応し、夜間救急受付の流れを円滑にしました。また患者様から感謝の言葉を頂き、私のマニュアルが事務員9人で共有されました。

仕事でも、上記の強みを活かし世界中から信頼される人材になりたいです。

難関企業の内定者の自己PRだけあって十分にわかりやすいものとなっていますが、ここから面接官の立場であればどのような質問が思い浮かぶでしょうか。

私が面接官であれば、下記のような質問をしながらこの学生なりの「あなたらしさ」を聞いてみたいと思います。

深堀り

  • 他の人がやらないことも率先してやるようになったきっかけはありますか、あればそのきっかけについて詳しく教えてください。
  • ゼミでの共同論文において人一倍班に貢献しようとしたのはなぜですか?何がモチベーションの源泉ですか?
  • ゼミでの共同論文において最も苦労した点とその苦労をどのように乗り越えたかについて教えてください。
  • 病院でのアルバイトにおいてマニュアル作成をしようと思ったのはなぜですか?
  • 病院でのアルバイトにおいて最も苦労した点とその苦労をどのように乗り越えたかについて教えてください。
  • 信頼関係の構築に最も重要なことは何だと思いますか?
  • チームで仕事を行う上で最も重視していることについて教えてください。
  • あなたの強みをどのように仕事で活かせると思いますか?

2.志望動機の深堀

次は同様に志望動機についても深堀していきたいと思います。今度はマスコミから読売新聞西部本社の内定者の方の志望動機を深堀したいと思います。

物事の結果だけでなく、過程を伝える記者になりたいと強く志望しているためだ。
○○部のマネージャーになり、多くの人に○○部を知って貰うため、ブログを開設した。試合の結果や選手の活躍した場面だけでなく、チームとして何を目指して練習したか、その中で選手1人1人が目標を設定し、どう頑張ったかを伝えることに力を入れた。会場に行き、OBや父兄からは「チームのことがよく分かるようになった」という言葉を頂いた。
御社に入り、記者となり、今、日々起きている物事の背景、過程を分かりやすくに伝えたいと強く思っている。そうすることで多くの人が今起きている物事を共有出来ると考えている。今ネットには1次情報があふれている。人1人ひとりの物語を描きながら、物事の背景説明や解説性を読者に提供できる、そんな記者になりたいと希望している。

深堀り

  • ○○部での活動として、チームの過程を知ってもらった結果、チームにはどのようなプラス効果がありましたか?
  • 最近気になるニュースの中で結果だけでなく、過程を伝えたいニュースはありますか?またそれはなぜですか?
  • 過程を伝えるのであれば、テレビやネットなどでも実現可能だと考えますが、なぜ新聞という媒体で過程を伝えたいと思ったのですか?
  • 新聞業界の中でもなぜうちの会社に入社したいと思うのですか?当社を知ったきっかけについても教えてください。
  • 特に気になる部署がありますか?
  • 将来的にはどんな仕事をしたいと思いますか?10年後のキャリアについて教えて下さい。
  • 自分が定年退職するなど、仕事を終える時にどのような状態になっていれば「成功した」と考えられますか
  • あなたの企業選びの軸について教えてください。
  • あなたにとって「働く」とは何ですか?働く理由について教えてください。

3.自分のことをどれだけわかった上でわかりやすく伝えられるか

上記のような深堀質問に答えていくためには、深く自分自身のことを理解している必要があります。自分自身の理解のためには、今までしてきたことを自分自身で深く振り返ることが大事であると同時に、人との会話の中で自分では気づかないポイントについて考えることも重要です。

例えば、上記の深堀質問の中でも自分自身では気づかないこともあると思います。そういった時には他者に深堀を手伝ってもらう事が大事です。それは友人も大切ですし、時には親に手伝ってもらってもいいですが、面接官の立場に近い社会人の方の質問は必ず受けるようにしましょう。

人との会話の中で新たな自分に気づくということも非常に多いものです。是非とも様々な人の意見を聞きながら強固な「あなたらしさ」を築くようにしましょう。

今回のまとめ

  • 深堀りの中で強固な「あなたらしさ」が確立される
  • 自分では気づかない視点の質問を受けるためにも様々な人と会話しながら深堀りをする

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