住友生命のES対策!求める人材を理解して採用レベルの志望動機・自己PR・ガクチカへ

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最終更新日:2022年02月14日

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住友生命は国内生命保険大手4社に数えられる有名企業です。「1UP」「バラ色人生」などの保険商品は一度は聞いたことはあるのではないでしょうか。

金融の一つということもあり文系学生を中心に多くの方が選考を受ける住友生命ではありますが、どのような人材を求めているのでしょうか。事業内容と採用HPから考えてみましょう。

事業内容と採用HPから考える住友生命の求める人材

では早速、住友生命のHPから見ていきましょう。

ブランド戦略は会社の経営戦略の根幹に関わることであり、その影響力は社内外ともにとても大きいです。正解かどうかはやってみないとわからない。走り出したら後戻りは許されない。その意味でも非常に大きなプレッシャーを感じますが、志の高い仲間がいるからこそ前に進むことができると思っています。

 

メンバーとの活発な意見交換は、勤続年数や経験、立場に関係なく、お互いを成長させてくれる。私自身も、そのような環境で成長し続けられることに喜びを感じている毎日です。

 

そんなブランド戦略室の室長としての目標は、ブランドに込められた想いのもとで全職員が行動し、本当の意味でお客さまからみて「薦めたい」会社、職員からみて「いきいきと働ける」会社、社会からみて「なくてはならない」会社を実現する原動力であり続けるということ。そして少しでも早く、そのことが社内外に伝わった姿を実感したいと心から思っています。

参考:社員の声(ブランドコミュニケーション部)

この方も言うように、ブランドというのは企業にとって非常に重要なものです。もしブランドイメージに傷がついてしまえば、お客様が離れる可能性があり、信頼も薄れてしまいます。そのように顧客行動にも影響を及ぼしてしまうようなブランド戦略を創り出していくことは非常に困難が伴うでしょう。

実際に『ブランド戦略は会社の経営戦略の根幹に関わることであり、その影響力は社内外ともにとても大きいです。正解かどうかはやってみないとわからない。走り出したら後戻りは許されない。その意味でも非常に大きなプレッシャーを感じます』の部分からも分かるように、ブランド戦略を決定することは責任感を要する重大な仕事と言えるでしょう。

ブランド戦略の決定後には、その内容を自社の社員に理解してもらい行動に移せるよう働きかけなければなりません。すなわち、多くの社員に対してビジョンを発信し、ブランド理念と共に社員が行動してもらえるようにする必要があります。

以上より、ここで求められる能力について「人気企業内定者に共通する、企業に伝えるべき5つの強み」を参考にして考えてみると「3.リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができる」という能力が求められていることが分かるでしょう。なお、この場合の「リーダーシップ」とは「責任感から周囲に対しビジョンを共有する力」とまとめることができます。

お客さまにとってより価値のある、今までになかった保険を企画して商品化する。それが私に課せられた使命です。

入社後、希望していた商品開発部門に配属され、2年目には早くも案件を任されることに。とは言え、商品開発の仕事は部内の担当者だけで完結するものではありません。

 

自分が企画した商品が本当に発売できるのか、保険料率を算出するアクチュアリーや、保険加入の審査や保険金の支払いを担う部門などと、何度も何度も協議を重ねていく。そして、そこで浮き彫りになった課題を一つひとつクリアにしていく。大変な時間と労力を要する仕事であり、商品化へ向けての課題がなかなか解決できない時はプレッシャーに押しつぶされそうになることもあります。

参考:社員の声(商品部)

この方は新たな保険商品を創り出す仕事をしています。

新規事業を考えるうえでは、他部門との意見調整を行っていくことが必要になってきます。単に自分がお客に売れるものを作れば良いのではなく、『自分が企画した商品が本当に発売できるのか、保険料率を算出するアクチュアリーや、保険加入の審査や保険金の支払いを担う部門などと、何度も何度も協議を重ねていく』という記述からも分かるように多くの人々の協力を得てようやく新たなものを作り出せるのです。

ここで求められている能力を先述の5つの強みに落とし込むと、「4.価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる」能力が求められていることが分かるでしょう。

事業内容からも考えると、保険商品を販売するときには顧客が現在抱えている課題、ニーズを考慮に入れて、不安を軽減出来るような提案を行っていかなければ行けません。また、人の命に関わる商材を扱う以上、信頼関係の構築が話し合いの前提になると言えます。

これより、5つの強みの中で「2.関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことができる」という能力が求められていることがわかります。

では続いて、ESからはどのようなことが求められていると読み取れるでしょうか。見ていきましょう。

住友生命のES設問

(1)学生時代最も力を入れて取り組んだことを教えてください。(400字以内)

(2)あなたの強みは何ですか。(150字以内)

(3)生命保険業界および住友生命を志望する理由を教えてください。(200字以内)

参考:住友生命の企業情報

設問(1)「学生時代最も力を入れて取り組んだことを教えてください。」について

文字通り学生時代に頑張ったことをアピールする設問です。

これはunistyleの記事にある『内定レベルの学生時代頑張ったことが10分で書ける学生時代頑張ったことのフレームワーク』を参考にして書いていくと良いでしょう。このフレームワークは①結論⇒②動機⇒③目標と困難⇒④取組と結果⇒⑤人柄⇒⑥学びという6項目に沿って書いていくとロジカルで伝わりやすいものが書けるというフレームワークです。

そしてその経験から学んだことを⑥学びの部分で書くうえで、その内容が先程あげた「2.関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことができる」「3.リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができる」「4.価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげる」ということに合致がしているかがポイントになります。

以下の動画でも、ガクチカの書き方のポイントやフレームワークを解説しているので、こちらもあわせて参考にしてみてください。

設問(2)「あなたの強みは何ですか。」について

自己PR に関する質問です。

「内定レベルの自己PRが簡単に書ける自己PRのフレームワーク」では①強みを述べることにはなりますが、その根拠付けをしていく中でこのフレームワークが活きてくると考えます。

今回は先程の(1)とは異なり150字と字数が少ないため、ESで反映できなかったことを面接で尋ねられることを想定して構築していく必要があります。学生時代頑張ったことと同様、その強みが住友生命の求める人材に合致していることを示すようにしましょう。

また、自己PRの書き方を動画で確認したい方は、下記の動画も参考にしてもらえればと思います。

設問(3)「生命保険業界および住友生命を志望する理由を教えてください。」について

志望理由を尋ねる設問です。

『内定レベルの志望動機が10分で書けるフレームワーク』を参考に①成し遂げたいこと⇒②きっかけとなる経験⇒③企業選びのポイント⇒④他に受けている業界とその業界ではダメな理由⇒⑤具体的に取り組みたい仕事⇒⑥業界の中でもその企業の理由の6つの順に書いていきましょう。また、この質問では生保業界、住友生命を志望する理由を書くことを求められているために④・⑥を強く書けると良いでしょう。

動画を通じて志望動機の書き方を確認したいという方は下記の動画も参考にしてもらえればと思います。志望動機の書き方のポイントが端的にまとめられているので、動画でサッと確認したいと思っている方にオススメです。

ではここで、内定者のESはどう書かれているのでしょうか。見ていきましょう。

信頼関係が肝心となる無形商品により、人の生活に安心を与えたいという理由から生命保険業界を志望します。そして、2つの点から貴社を志望します。

 

第一に、東日本大震災の際にいち早く保険金支払いを表明するなど、お客様を大切にしている点です。第二に、社員も大切にしている点です。様々な部署を経験させ、常に成長できる環境を提供することから感じました。

 

貴社において、豊かで明るい長寿社会の実現に貢献したいと考えます。

参考:【内定】エントリーシート(総合職)

今回は④業界比較⑥同業比較が重要であるということですが、「無形商品→生活に安心を与えたい」という流れから金融業界の志望理由→生保業界の志望理由という形で業界比較を行っています。東日本大震災の事例などを用いてその中でもなぜ住友生命なのかという同業比較も丁寧に述べられています。

「人の生活に安心を与えたい」という成し遂げたいことがどのような経験から導かれたものなのか、具体的にどのような仕事に携わることでこの想いを実現したいのかにまで言及できるとより評価が高まりました。

最後に

本記事を生保業界や住友生命の選考の一助としていただければ幸いです。

ESは志望動機・学生時代頑張ったこと・自己PRというかなりオーソドックスなものが多く書きやすいと思います。業界比較がやや難しい生保業界ではありますが、なぜ金融・なぜ保険・なぜ生保という点について、志望者の方はこの機会に考えてみてはいかがでしょうか。

参考:住友生命の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから

photo by Martin Thomas

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