EYストラテジー・アンド・コンサルティングのES対策!求める人材を理解して採用レベルの志望動機・自己PRへ

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最終更新日:2022年02月18日

企業研究

外資系投資銀行と並び、就活生に圧倒的な人気を誇る外資系コンサルティングファーム。

その中でも、会計系コンサルBIG4の一角を担うEYアドバイザリー・アンド・コンサルティング(以下EY)は設立されてから新しく、業務・会社の規模ともに変化のスピードが早いベンチャー気質ファームとして新卒にも力を入れており、就活生からも人気の企業です。

就職活動において一般にいわば「勝ち組」とも言われ、漠然としたあこがれを抱いている方は多い業界かと思いますが、その事業内容やどのような強みが発揮される環境であるのかを正しく理解している方は少ないという印象があります。

今回はそんなEYのESと採用HPから、求める人材を導いていきたいと思います。

本選考とインターンの締め切り情報

事業内容と採用HPから考えるEYの求める人材

EYは世界150カ国以上に拠点を持ち、世界有数の企業・組織が抱える課題の解決支援に約23万1千人のプロフェッショナルが携わっています。
私たちは現代のあらゆる産業界、そして国際社会に不可欠な存在としての地位を築いてきました。
EYで働くということは、世界的なクライアントと、プロフェッショナルである私たちの仲間に繋がり、世界経済の最前線に立つことを意味します。
そして、クライアントの持続可能な成長を支援する役割を担います。
もしあなたがコンサルタントとして、未来のグローバルビジネスを開拓したいと望むのであれば、EYは、スピード感あふれるエキサイティングなビジネスの最前線へあなたを招待します。

参考:メッセージ

バリューを追い求めながらコンサルタントとしての自身を磨く「場」を創り出す力が求められます。
組織・人材マネジメント領域のサービス立ち上げに際してEYに参画し、提案からプロジェクトのデリバリーまで一気通貫で幅広い経験を得ることができました。ゼロからのサービス構築でしたが、前職(会計系コンサルティングファーム)では経験のないスピード感でした。ニーズを発掘していく過程では、経営にどのようなインパクトを与えるかを常に先読みしてクライアントと対面し、あらゆる機会をチャンスと捉えることにより、実力よりも早いペースでの成長が得られたと思います。組織・人材マネジメントの領域は企業の推進力を左右するため、企業内で起こる多様な現象の本質を見極めることが求められます。深い洞察力を得るためには「自身を磨く」場を見出し、成長を楽しむことが必要です。

参考:EYのプロフェッショナル

ここから読み取れるのは、EYでは自身でキャリアを築き上げていく中でスピード感をもって成長できる環境が備わっていること、プロジェクトチーム内やクライアント等の関係者を巻き込み解決策に向け動き続けることができる力が重要であることの2つだとまとめられます。

外資系ファームでは、自分のキャリア目標から逆算し社内のどんな案件に関わりたいのかを自分で選択していく必要が日系企業以上にあります。5年後、10年後、20年後といったスパンで自分はどうなっていたくて、そのために今どのような行動を取るべきなのか常に思考する必要があります。

その中でもEYは特にスピード感が重視され自身も早いペースで成長することが求められます。言い換えれば、個人としても活躍できるよう成長する意思が無ければコンサルタントとして成果を上げていくのは厳しいと言えるのではないでしょうか。

これらに関しては「人気企業内定者に共通する、企業に伝えるべき5つの強み」における、「1.個人として努力し、成果をあげることができる」力を持った人材を、EYは欲していると言えます。

とはいえ、実際に仕事をする際に1人で出来ることは限られてきます。コンサルであれば案件ごとに財務や法務、経営に強いコンサルタントなど様々なプロフェッショナルから成るチーム単位でアウトプットを出します。チームにおける自分の役割を適切に理解し、リーダーシップをとりながら顧客に最も有益な提案をする力、すなわち上記の5つの強みでいうところの、「3.リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができる」力も同時に求められていると導けるでしょう。

EY ES設問

(1)あなたの就活観
(2)あなたのキャリア観
(3)あなたの人生観

参考:EYアドバイザリーの企業情報

設問(1)「あなたの就活観」について

「就活観」と言われると何を答えればいいのか一見理解しにくいようですが、志望動機の要素の1つである「企業選びの軸」が尋ねられている質問であると考えられます。

内定レベルの志望動機が10分で書けるフレームワーク」では、③企業選びの軸に該当します。自身がどのようなビジョンを持っているからその軸が導かれたのか、およびその軸がEYを志望するうえで妥当性のある内容であることを意識する必要があります。

また、「就職活動とは何か」にもあるように、「就活」とは職に就くための活動ではありますが、もう少し広く見て「働く」ことについて問われているという解釈もできると考えられます。

「あなたにとって、仕事とは何ですか?どのような目的をもって仕事をしていきたいかも踏まえて、お書きください。」という設問に対する内定者の回答事例集」といった記事も参考に、「なぜ働くのか」「社会人とは何か」という根本の事項について、一度考えてみる良いきっかけとなる設問であると言えます。

設問(2)「あなたのキャリア観」について


キャリア観とは仕事に対する考え方のことなので、あなたのこれまでの経験とそれを踏まえて、どのようなことをしたいかを伝えることが重要でしょう。

内定レベルの自己PRが簡単に書ける自己PRのフレームワーク」と「あなたの自己PRが嘘っぽく見えないために「方法論」は語るべき」に基づいたあなたの自己PRと、それをEYという環境でどう活かしていきたいのかを明確に伝えましょう。

あなたがどんな力をもって会社に貢献してくれるのかをEYは知りたがっています。

設問(3)「あなたの人生観」について


こちらも抽象的でわかりにくい質問であったかと思います。自分なりに「人生観」とは何かを解釈して述べていく必要があります。一つのアプローチとして、「人生で大切にしていること」が尋ねられてると考えて、日常生活で意識していることや信条を述べるという手段が考えられます。

「あなたが日ごろ大切にしている軸(モットー)は何ですか?」という設問に対する内定者の回答事例集」を参考にしつつ、価値観に象徴されるあなたの人柄について素直に述べることができるといいのではないでしょうか。

最後に

全体として、ベンチャー気質で速いスピードでの成長が求められることから、キャリア観・人生観に見られるような、自分の軸や考えを明確にもって仕事に臨めるような人材を欲していることが読み取れたのではないでしょうか。同時にESの内容が抽象的なものが多く、就活生の思考力を見極めようという意図があるとも考えられます。

自身の将来やキャリアについて考えるよいきっかけになるかとは思いますので、志望度の高低に関わらず一度ESを書いてみると、他社の選考でも応用が効くと考えられます。その際、本記事を参考にしていただければ幸いです。

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photo by Joonie Jatho

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