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信越化学のES対策!求める人材を理解して採用レベルの志望動機・ガクチカへ

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    信越化学のES対策!求める人材を理解して採用レベルの志望動機・ガクチカへ

    最終更新日:2021年01月05日

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    信越化学の本選考ES一覧はこちら

    信越化学は、1926年に化学肥料・石灰窒素を生産する 「信越窒素肥料株式会社」として事業をスタートしました。

    三菱ケミカル・三井化学・住友化学・信越化学の業績・求める人材・社風解説【unistyle業界研究】」でも紹介しましたが、ここ数年売上高が連続して伸びており、業界3位の三井化学に迫る勢いを見せています。また、同社は「最適地生産」という考えに基づき、国境を越えてダイナミックなグローバル展開を続けており、こうした取組の成果が、海外売上比率74%という数字に現れています。

    今回は、信越化学が求める人材について、また信越化学のESで書くべき内容について考えていきたいと思います。

    事業内容と採用HPから考える信越化学の求める人材


    まずは信越化学の事業事例から、どのような人材が活躍しているか見ていきましょう。

    私の主な仕事を列挙すると、(1)お客様へ訪問し、製品のプレゼン及び、ニーズの確認、(2)情報を研究所へフィードバックし、新規製品開発のフォロー、(3)既存でご使用頂いている製品の納期調整、等があります。メーカーの営業は一人だけで仕事をするのではなく、製造部、研究所、業務部、品質保証部等、それぞれの部門へユーザーの要求を伝え、調整するのが、一番大切な役目です。

    参考:Member's Voice(シリコーン事業本部)

    海外営業担当後暫くしてから、初の海外出張を私たった一人で行く事になった事は今でも覚えています。訪問前は何を話すかを想定しうる限りの全てを用意し、実際の本番のミーティングは相手の事を理解しようと必死でした。この訪問後、競合他社に流れていたオーダーを取戻し、弊社に注文が継続しています。今振り返ると、この訪問時、相手への思い込みがなく、顧客が今どう思っているのか、何を考えているのかを必死で追い掛けた事が良い結果に繋がったと思います。現在も何かに行き詰った時に、当時の事をふと思い出し、「客が今何を求めているのか?/自分に思い込みはないのか?」を自問自答し、慢心を戒めています。

    参考:Member's Voice(有機合成事業部)

    信越化学の文系社員は、社内と顧客をつなぐ調整役になることが求められます。新入社員は全員一年間経理部に配属されることになっており、調整役としての広い視野を身に着けさせる意図があるのではないでしょうか。

    また、顧客先では、顧客の求めているものを形にするために、全て一人で考え提案する場面が有るようです。一人でビジネスを回すという、先程の調整役とはまた違った力が求められるようです。

    以上まとめると、信越化学では調整役としての広い視野・チームワークと、相手のニーズを察知しリーダーシップを発揮し事業を前に進める力が求められると推測されます。

    人気企業内定者に共通する、企業に伝えるべき5つの強み」に照らし合わせて考えると、このような仕事内容では下記の資質を持つ人材が求められると言えます。
     
    「1.個人として努力し、成果をあげることができる」
    「2.関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことができる」
    「3.リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができる」

     
    得意先を何度も訪問して打合せを重ねる営業社員は、事業の当事者としての自覚を持ちリーダーシップをもって方向性を決めたり、周囲を巻き込み事業を先導する役割を担います。こうした個の力と、社内では調整役として社内の色々な部門と連携するコミュニケーション力やチームワークが求められます。

    それでは上記を踏まえた上で、エントリーシートを見ていきましょう。

     信越化学のES設問

    (1)就職活動において企業を選ぶ際、重視する点を教えてください。
    (2)当社を希望する理由を教えてください
    (3)あなたが考えるあるべき社会人像とは、どのようなものか教えてください。
    (4)学生時代、最も注力したことを教えてください。また、そこから学んだこと、感じたことを教えてください。

    参考:信越化学のエントリーシート・選考情報

    信越化学のESは手書きであることが必須で、各設問に制限字数がありません。ESのスペースは、設問1から順に1:2:2:3ほどのスペースが与えられており、設問4ではまとまった量のアピールをすることが出来ます。

    設問(1)「就職活動において企業を選ぶ際、重視する点を教えてください。」について


    学生の企業選びの軸について問われています。志望理由の設問にもつながってくる問いですが、信越化学への志望理由との整合性をとることばかりに囚われると、「日本のものづくりを支えたい」といった表面的な記述になりがちです。

    ここでは、例えば「なぜ」日本のものづくりを支えたいのか、5回繰り返し、自分の過去の体験や学びと結びつけると良いのではないでしょうか。
     
    ここで、実際の就活生が書いたESを例として見てみましょう。

    ①「素材を扱っている企業であるかどうか」 
    →日本経済の基幹である「ものづくり産業」を支えている点に魅力を感じるため。 
    ②「独創的視点・技術があるのかどうか」 
    →国内市場が縮小する中、これが無いと新たな需要を獲得できず、勝ち残ることが厳しいと考えるため。
    ③「企業理念に共感でき、全社員に浸透しているのかどうか」 
    →何かあった時に、原点に立ち返ることで、困難を乗り越えられると考えるため。

    参考:信越化学のエントリーシート

    この学生は企業選びの軸を3点挙げています。

    ES記載スペースが限られていることもあり、3点盛り込むとどうしても底の浅い記述になってしまうと思われます。もちろん、この3点について面接等でしっかりと深掘りした解答ができればそれで良いのですが、信越化学が少数精鋭を掲げておりES通過も難度が高いことが予測されます。このESだけでも一味違う学生であることをアピールするために、的を絞った解答をこころがけましょう。

    もう一例、他の学生のESを見てみましょう。

    第一に「使命感を持ち働けること」を重視する。下記のコーチの経験で、人を支え役に立つことができるという使命感が私の原動力であった。私は人々を満足させることで、社会人としての使命感を持てる働き方をしたいと考えている。第二に「社会のニーズに応える姿勢と柔軟性」を重視する。人々に満足を届けているつもりが、実は自己満足だったということにならぬよう、社会の声に耳を傾け続けたい。第三に「チームで働けること」を重視する。達成感や苦労を分かち合い、切磋琢磨する中で成長していきたい。

    参考:信越化学のエントリーシート

    こちらのESでも、3点について記載されています。

    一点目の使命感については自身の経験を絡めた記述となっているため、説得力の有る内容となっています。やはり掘り下げた回答をすると字数がかかるため、多くても重視する点は2点が限界でしょう。

    設問(2)「当社を希望する理由を教えてください」について

    志望動機について問われています。

    基本的な志望動機の書き方のポイントやフレームワークは以下の動画を参考にしてみてください。



    また、「総合化学メーカー大手4社の違いとは⁈【強み・事業領域・社風比較】」なども参考にしながら、強み・弱み・他社との違いや業界内での位置について理解した上で、実際の社員から伺った話と自身の方向性などを織り交ぜて書くとよいでしょう。海外進出が盛んなことやシェアトップの製品を抱えていることなど、切り口は多く有ると思います。

    この設問でも学生のES例を見てみましょう。

    日本経済の基幹である「ものづくり産業」を根底から支えるだけでなく、一つの素材の進化によって、無数の最終製品を進化させられる点に魅力を感じ、素材業界を志望しております。中でも貴社を志望する理由は、「圧倒的な安定感により、最も挑戦できる企業」だと考えるためです。具体的には、貴社の「塩化ビニル樹脂事業」にこれを見出しました。現在、我々人類が抱える問題として「地球環境との共生」が挙げられ、「モノを使って終わりという消費型社会」から、「限りある資源を有効活用する循環型社会」へ、社会モデルの移行がなされつつあると思います。そう考えた時、我々の生活に不可欠な幅広い分野で利用され、省資源・省エネルギー・環境保護の観点からも優れた特長を持つ「塩化ビニル樹脂」は、時代の変化に伴い、更に需要が高まる商材であると言えます。この点貴社は、「塩化ビニル樹脂事業」において世界トップシェアを誇っていることから、特に安定した収益を維持できる体制があると考えました。このような安定感と、数々の挑戦の歴史を持つ貴社であれば、今後も積極果敢な事業展開をしていくと考え、私自身そのような貴社の下で様々な挑戦をしていきたいと思い、貴社を強く志望します。

    参考:信越化学のエントリーシート

    このESでは、信越化学の主力事業の一つである「塩化ビニル樹脂事業」を切り口に志望動機を述べています。このES内でたびたび登場する地球環境への意識について、自身の経験を絡めて書くとより説得力のあるESになると思われます。

    設問(3)「あなたが考えるあるべき社会人像とは、どのようなものか教えてください。」について


    この設問では、就活生と信越化学とのマッチングを図っていると思われます。 ですので、道徳の授業のように一般的な社会人としてのあるべき姿だけを書くような解答は避けたいものです。

    この記事でも少し紹介しましたが、どんな社員が実際に働いているのかを知ることで、信越化学にいそうな人材が見えてくるのではないでしょうか。また、信越化学らしさなどはHPなどでの紹介されているので、見てみると良いでしょう。

    それでは、ここでも実際に学生が書いたESを見てみましょう。

    社会人に必須なのは「誠実さ」だ。ここで言う誠実さとは、自分がやるべきことに、全力で取り組むことである。この想いを抱いたのは、私の尊敬する先輩がきっかけだ。彼は人望が厚く、多数の組織で代表格に就いている。その人望の源は彼の誠実さだ。彼は、自分の仕事・役割に強い責任感を持ち、徹底的に調べ何度も推敲を重ねることでやり遂げる。自分はそこまで完璧を求められるのか、どこかで妥協をしてしまうのではないかと思いながらも、彼の誠実さを目標に学生生活を送った。手を抜いた世渡り上手な生き方もあるが、最後に結果を出すのは誠実さだということを私は信じている。また、社会人は「社会をより良いものにするという志」を持つべきだ。社会の恩恵を受けるばかりだった学生時代を経て、社会人として社会をより良いものにし、次世代に繋げる。これは社会人の義務だと考える。どんな単純作業でも、淡々とこなすのと社会の発展に間接的に繋がっていると意識するのとでは、成果や吸収できるものが大きく異なると考える。 
    最後に、社会人は「相手の立場になる」ことが重要だ。ビジネスの交渉において重要なことは、取引成立という最終的な目的は共通していることをお互いに認識することだと考えるからだ。

    参考:信越化学のエントリーシート

    このESでは、誠実さを起点として、志や相手の立場に立つことにまで言及しています。

    最も伝えたいポイントがはっきりせず散漫な印象を持ちますが、誠実さについては信越化学採用HP内でも「信越らしさ」として挙げているポイントで、信越化学社員が共通して持っている気質という印象があります。こうした「信越らしいポイント」を、自身の経験を絡めて書くと良いでしょう。

    設問(4)「学生時代、最も注力したことを教えてください。また、そこから学んだこと、感じたことを教えてください。」について

    学生時代頑張ったことについての設問です。

    ここまでの設問で語ってきた志望動機や信越らしさを裏付けるエピソードを書くことと、学んだことが信越での仕事のどんな場面で活かせるのか想像力を持って書くこと、の2点に気をつけると良いでしょう。

    以下の動画で、学生時代頑張ったことの書き方のポイントやフレームワークを解説しているので、こちらもあわせて参考にしてみてください。

    最後に

    今回は信越化学の求める人材を考察していきました。

    信越化学の選考は3月中に一次選考が始まるなど同業他社と比べてもスタートが早く、また手書きESを郵送することから、思わぬミスが発生し時間切れになってしまうケースも考えられます。時間に余裕を持って取り組み、自分の力を100%発揮できるよう準備できることを祈ります。また、この記事がその助けになれば幸いです。

    最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

    信越化学の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから

     

    photo by Windell Oskay

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