ベネッセコーポレーションのインターン選考(ES)対策|合格者ESつき

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最終更新日:2022年02月14日

ベネッセコーポレーションのインターンES一覧はこちら 

ベネッセというと、「進研ゼミ」や「チャレンジ」といった教育事業をイメージする就活生が多いのではないかと思いますが、実は「たまごクラブ」や「いぬのきもち」といった育児事業やペット事業も手がけています。

今回は、そんな幅広く事業を展開しているベネッセのサマーインターン情報と選考対策を紹介します。

本選考とインターンの締め切り情報

ベネッセとは

ベネッセコーポレーション(以下、ベネッセ)は、生活支援を事業とする業界大手企業です。教育、生活、福祉介護の分野を中心に事業を進めており、特に通信教育業界において高い業績を誇っています。

私たちは、事業を通してお客様の「よく生きる」の実現を支援することを目指しています。子どもを未来からの留学生と捉えその成長を支援する「国内教育事業」、語学だけでなく海外の文化や価値観についても吸収してもらうことを目指す「海外教育事業」、女性とご家族の幸せな暮らしの支援をする「生活事業」を通して、お客様や地域・社会にとってなくてはならない企業となることを目指しています。    
参考:ベネッセコーポレーション会社案内

ベネッセの21卒向けサマーインターン情報

以下は、ベネッセのサマーインターンに関する情報です。

●応募資格
2021年3月までに卒業予定の大学・大学院生 (学部・学科不問)

●応募締め切り

エントリーシート入力締切 : 7/17(水) 12:00
Webテスト受験締切 : 7/17(水) 23:59


●以下の3種のセミナーから選択(併願も可能)
Benesse Business School 2019

・日程
東京:8/3,4  9/7,8,13
大阪:8/30,31

・内容
経営戦略・マーケティング 基礎・応用
 

Engineer Entry Seminar

・日程
東京:8/27
大阪:8/29

・内容
当日までにプログラミングの基礎についてのオンライン学習に取り組み、当日学んだ内容を活用してシステム開発を行う。開発したシステムについてプレゼンし、その内容について講評を受ける。
 

Benesse Digital Plan Workshop
・日程
東京のみ:8/24・25(いずれも9:00~20:00)※1泊2日の合宿形式

・内容
企画立案からアプリ制作まで

ベネッセの求める人材像

以下は、ベネッセ採用HPに記載されているベネッセが求める人材像です。

ベネッセでは、お客さま一人ひとりの、向上意欲や課題解決への支援を行うことを事業としています。
そのために、社員一人ひとりも、社会や地域の中での豊かな経験を経て視野を広げ、多様な環境で「よく生きている」状態であることが求められます。
ベネッセは工場の特別な機械に頼って商品を製造している会社ではなく、また何か特別な特許や権利を軸にビジネスを組み立てている会社でもありません。
ベネッセの最大の財産は、「志を持った人」です。

求める人財像に画一的な答えはありませんが、


・溢れるバイタリティで、どんな環境も飛びこんでいき、困難を乗り越える事が出来る人
・ビジネス志向があり、ロジカルな戦略立案で事業を創造する事が出来る人
・常に好奇心と成長意欲を持ち、想いをカタチにする為にチャレンジし続ける事が出来る人
・自らの強みを「個人」で完結させず、「チーム」の中で発揮していく事が出来る人
・仕事の中、地域や社会のつながりの中で、気づきを持ち、視野を広げる事が出来る人

 

といったイメージを参考にし、それぞれのよさをアピールしてください。
志を持ったベネッセパーソンと共に、事業を成長させていきたいと思っています。

参考:ベネッセ採用Q&A

では、これらは具体的にどういった人物像なのでしょうか?

ベネッセの事業内容や現在の教育業界の境遇を考慮しながら分析していきます。

・溢れるバイタリティで、どんな環境も飛びこんでいき、困難を乗り越える事が出来る人

→教育業界は少子化により衰退が懸念され、逆境といえる状況下にあります。また少子化だけでなく、大学入試の英語4技能試験をめぐる語学サービス競争の激化や高齢化社会においての介護士不足など、ベネッセの事業環境には大きな変化やリスクが存在しています。あえてそこに飛び込んでいき教育業界の未来を切り拓いていけるようなバイタリティがベネッセでは求められています。

・ビジネス志向があり、ロジカルな戦略立案で事業を創造する事が出来る人

→単に教育に熱ければよいのではなく、新たな事業を創造しそこで利益を生み出していけるビジネスセンスもベネッセでは不可欠です。少子化による市場規模の縮小によりベネッセは既存の事業のみでは利益拡大は見込まれません。そこでベネッセは「教育事業、介護事業に続く、『第3の柱』となる事業をM&Aによって創出する方針」、「既存事業との親和性の高い『健康』や『生活』などの領域で新たな事業展開を検討」とHP上の中期経営計画で明示しています。アジアを中心に展開している海外事業のさらなる進展や、健康をテーマとしたフィットネス関連やスポーツ関連の事業開発が成長戦略として考えられるでしょう。また教育のあり方や受験の戦い方を大きく変容させるであろう2020年度大学入試改革も成長機会として捉えることができます。

・常に好奇心と成長意欲を持ち、想いをカタチにする為にチャレンジし続ける事が出来る人

→上記の通り、教育業界は新事業創造の必要性に迫られています。「創造」という営みには、常に新しい物事に目を向けていく好奇心や目標実現に向けて努力し続ける成長意欲は欠かせません。教育改革や国際化、ICTの向上など、時代の変化・ニーズの多様化に対応するため、常により答えを追い求める姿勢が重要です。

・自らの強みを「個人」で完結させず、「チーム」の中で発揮していく事が出来る人

→上記のようなバイタリティ、好奇心や成長意欲も、独りよがりな流儀ではただの自己満足に終わってしまいます。特に人との繋がりが不可欠である教育業界において、これらの強みは協調性が伴わない限り力を発揮しません。例えば、ベネッセ新卒採用サイトに掲載されているWeb授業の企画における業務内容例を見ていると、「自分で作成した企画をチーム内でブレストし、リーダーとも検討を重ね、企画が固まれば授業を行う講師と打ち合わせを行い制作現場に立ち会う。」とあります。やはり企画実現に向けてチーム内や制作現場での人との協力は欠かせないようです。

・仕事の中、地域や社会のつながりの中で、気づきを持ち、視野を広げる事が出来る人

ベネッセ新卒採用サイトによると、ベネッセでは学校を通した活動を通じて教員や生徒が抱えている悩みや課題に取り組む学校営業や、ベネッセ発行の雑誌の広告を獲得する広告営業地域の顧客にベネッセブランドを身近に感じてもらう地域営業といった業務もあります。モノではなく教育やサービスを売るこの業界、ひいては人の成長に寄り添うベネッセという企業において、顧客や地域社会との繋がりを大切にすることはとても重要です。その繋がりの中でしか見えてこない発見や問題意識は、きっとサービスの質向上や企業の成長に繋がります。

ベネッセのサマーインターン選考フロー

選考フロー

・エントリーシート提出とWebテストの受験のみ(※複数のセミナーを併願する人もWebテストの受験は一度で可)

・7月中旬〜下旬(Benese Besiness Schoolは7/22)に合否発表と事前課題出題

ベネッセのサマーインターンエントリーシート対策

ベネッセの21卒向けサマーインターンエントリーシート設問  

21卒サマーインターンのエントリーシートの設問は以下の通りです。

●Benesse Business School 2019
・中学校〜現在までの学歴
・専攻テーマ、研究テーマ
・学生時代の取り組みと成果
・インターン参加経験の有無
・海外での定住経験
・TOEICや英検などの語学資格
・参加志望動機(200字以内)
・グループワークではどのように貢献したいか(200字以内)
・上記の考えに至った根拠となるエピソード(200字以内)
●Engineer Entry Seminar
・中学校〜現在までの学歴
・無線LAN接続可能なパソコンを当日持参できるか
・Facebookのアカウントを持っているか、もしくは当日までに作成できるか
・専攻テーマ、研究テーマ
・学生時代に注力したこと、誇りにしていること
・参加志望動機(200字以内)
・プログラミング経験の有無、有る場合はプログラミングを通してできること(200字以内)
●Benesse Digital Plan Workshop 
・中学〜現在までの学歴
・無線LAN接続可能なパソコンを当日持参可能か
・専攻テーマ、研究テーマ
・学生時代に注力した取り組み、または誇りにしていること
・参加志望動機(200字以内)
・教育に関するデジタルサービスを企画するとしたら、どのような対象にどのようなサービスを企画したいと考えるか(300字以内)
・プログラミング経験の有無、有る場合は、使用しているプログラミング言語と実際に制作したものについて(400字以内)

回答方針の考察


●志望動機を問う設問

家族が教員である学生や、塾講師や家庭教師のアルバイトを経験したことのある学生、もしくは大学で教育学などを専攻している学生であれば高校教育事業や学校教育事業に興味を持った理由と結びつけやすいと思います。

元ベネッセのサービス利用者であればその経験から、地方出身者であれば地方と首都圏の教育格差を指摘しながら教育事業への関心を示すのも可能でしょう。

また、ベネッセの主な業務内容として学校コンサルティングや広告営業も含まれるので、教育とビジネスを結びつけることに関心があることをアピールする手法も考えられます。

以下の動画では、志望動機の書き方のポイントやフレームワークを解説しているので、考える際の参考にしてみてください。

●グループワークでどのように貢献したいかを問う設問・その考えに至った根拠となるエピソードを問う設問

これはグループワークでの意気込みをききながらガクチカも問う設問です。上記で示した「ベネッセが求める人材像」を正しく理解した上で、それとマッチする強みが伝わるような自身の経験を整理し、その経験から何を学んでグループワークで活かせるかが重要です。

アルバイトで周囲を巻き込みながら課題解決へと導いた経験や、所属するコミュニティで何かのイベントを企画したり組織改革をした経験を基に書き上げる切り口が考えられます。

ベネッセ入社後でも企画は「チーム」によって制作、実施されるので、自身が将来ベネッセで業務を遂行する上で活躍できる人間であることをアピールしたい設問です。

●企画を問う設問

日頃から対象の顧客についての視点を持っていなければ難しく感じるかもしれません。

学生のビジネスプランを問う質問であると言えます。

基本的には「企業の求める人材像」を採用側に感じさせることが重要で、決して奇をてらったものが評価されるわけでもありません。

ベネッセの新卒採用ページの求める人材像でも言及されていますが、「ロジカルな戦略立案で事業を創造する事が出来る」ことを前提としてプランを組み立てることが必要だと考えられます。

①顧客の課題を洗い出し、②それに対して自らの考えるスキームを提案、③その後ビジネスをどのように拡大していくかということを整理してみることが書き方の例として挙げられるかと思います。

高校教育事業を対象に、進学校であれば進学実績を向上させたいというのがニーズ(=①顧客の課題)として考えられるので、進学校が標準を合わせる大学の模試を独自に作成し(=②自らのスキーム)、その進学校で実績が出ればビジネスの裾野を別の進学校にも広げる(=③ビジネスの拡大戦略)というのもあくまで一例ですが考えられます。

インターン参加者の所感として「評価されたポイントや選考において重視されていると思う点」は「工夫革新性を見ていたのではないかと思う。ビジネスプランの提案ではいかに収益性があるかということではなく、どのようにしてそのアイデアを得たのか、大事にしたい軸は何か、ということが問われたため。」と振り返っていますので、独自のアイデアを生み出すことに時間をかけたほうが良さそうです。

 

●選考突破者の回答例

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ベネッセのサマーインターン選考Webテスト対策

受験の流れ

・7/17までにマイページからエントリーシート提出後、Webテストを受験
・7月中旬〜下旬(Benese Besiness Schoolは7/22)に合否発表と事前課題出題

※適性検査のみの年もあれば、玉手箱と呼ばれるテスト形式の年もあるようです。言語15分32問、計数15分29問、パーソナリティ20分68問の構成で、他社でもよく使われているので早めに対策しておきましょう。

最後に

少子化により今後教育関連事業は縮小していくことが懸念されていますが、だからこそベネッセでは教育×テクノロジーなど試行錯誤してビジネスの裾野を広げていこうとする姿勢が伺えます。

インターン自体はハードな内容であることが予想されるものの、ビジネスプランを考えて評価される経験は、社会人の考え方を知るという点で有益だと考えられますので、積極的にエントリーしてみると良いのではないかと思います。 

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