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花王の本選考ES設問を徹底解説|志望動機・ガクチカ・自己PRを網羅

花王の本選考ES設問を徹底解説|志望動機・ガクチカ・自己PRを網羅

最終更新日:2020年12月18日

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花王の本選考ES一覧はこちらから

ビオレ・アジエンスなど様々な商品ラインナップを持つ花王は資生堂と並ぶ知名度の生活消費財メーカーであり、就職活動生の人気も高い企業の一つです。

例年、BtoCの生活消費財メーカーのESの設問はボリュームが多くなりがちで、その意図としては、「消費者として好き」程度のレベルの学生を振るいにかけたいという意図があるものと思われます。

このように設問が多いと応募数が減少するものですが、花王のような企業ではそれでも数万単位の応募があり、事務系職の採用は数十名程度のため数百倍の倍率になるものと考えられます。

花王ES設問

・応募したきっかけ(300文字以内)
・「花王ウェイ」について(300文字以内)
・取り組んでみたい事(300文字以内)
・面白いと感じた授業や研究について(300文字以内)
・ターニングポイント(300文字以内)
・“こだわり”をもっているモノ(300文字以内)
・人生最大のピンチ(300文字以内)
・PR(300文字以内)

設問に対する考え方

企業の設問について回答する際には、企業がどのような人材を求めているのか把握した上で、自分自身がそのような人材であることを伝えることが何よりも重要です。

花王の特にマーケティングの仕事は、商品についてのフィードバックを消費者やブランドの営業担当から受け取り、担当するブランドの開発担当の技術職と連携を取りながら新規の広報戦略について考えることが仕事となります。
スキルや考え方の異なる社内のメンバーをまとめて、担当ブランドの認知・売上向上という成果を求められる仕事であるといえ、そのような仕事においては下記のような能力が求められていると言えます。

①リーダーシップを発揮し、営業・製品開発の担当者と協力し共通の目標を共有・達成することの出来る人材

②営業や製品開発の担当者と信頼関係を構築し、それぞれの部署が抱える課題やニーズを引き出し解決の提案から実行まで行うことの出来る人材

③営業、製品開発など考え方や立場の異なるメンバーをまとめて協力して成果をあげることのできる人材

④正解のない中、今までにない手法やプランを立案し、周囲に納得して協力してもらい実現することのできる人材

こういった人材であることをこれまでの経験から伝えることが出来れば十分に評価されるでしょう。どういった学生時代の経験が上記①〜④に当てはまるかは下記のコラムに書いていますので合わせて参考にしてください。

参考:ES・面接で人気企業内定者が企業に伝えていた5つの強みとは?
→人気企業に内定する学生がエントリーシートに書いていることには一定の共通項があります。参考記事では、人気企業内定者が共通してアピールしていた企業が求めている「強み」を5つ、学生時代の経験も合わせて紹介したいと思います。

花王社員の働き方から考える花王が求める人材

上記で解説した求める人材に大きな差がないかを確認するために花王の採用HPを確認したいと思います。

求める人材については各企業が求める人材として定義している文言だけでなく、実際に働く人がどのように働いているのか、求める人材にどのように合っているのか考えながら情報収集を行うとより効果的でしょう。

一方で、お客様の声の代弁者であるからには、ブランド戦略に基づく広告の立案・統括から、技術、開発を含めた費用対効果など、PDCAサイクルの中で業務をスピーディにこなし、常に成果を求められる厳しさや責任も伴います。

けれども、私はその厳しさを苦に感じたことはありません。それは研究所、広告作成部などの多彩なエキスパートと連携しあえるいい関係が築かれている花王ならではのモノづくりの環境の素晴らしさがあるからです。

逆の見方をすれば、こうした環境なくして、お客様目線に立った高次元でのよきモノづくりは実現しないと私は考えています。

花王採用HPより抜粋

上記で解説した通り、研究所、広告作成部がしっかりと連携していることが見て取れます。また別のマーケティング担当社の方も下記のように語り、それぞれのエキスパートが自分の役割を果たすことでよいものづくりが生まれるということを語ってくれています。

「バスマジックリン」をはじめとする花王製品がお客様の手に届くまでには、研究開発、生産、販売、クリエイティブ、法務などの各種関連部門の協力が必要不可欠です。つまり、多くの専門スタッフの技術と叡智なくして、花王のよきモノづくりは成り立たないと言えます。

マーケターは、こうした部門の専門スタッフに「ブランドがもたらす市場メリット」といった観点で企画プレゼンを行うことも多いのですが、私は花王製品を通して、消費者の皆様にお届けしたいブランド価値を共有し、全スタッフを同じベクトルに向かって前進させるプロデューサーの役割を担っています。

その役割を全うするにあたっては数億円に上る初期投資費用の勘案や、限られた生産ラインに支障をきたさない工程立案など、全方向に神経を働かせる繊細さが求められます。このように説明すると「マーケターって大変な仕事ですね」と思われる方もいらっしゃるのではないかと思います。

でも、そんな方はぜひ逆の見方してみてください。例えば人気のテレビドラマでは事件や問題が発生した時、主人公と脇をかためるキャストがそれぞれの個性や力を発揮し、協力しながら難局を突破していきます。それと同じく、花王でもマーケターをはじめ各エキスパートが活発に意見を交わし、製品づくりの過程で技術や叡智を結集し、様々な課題や問題を乗り越えながら製品づくりに邁進しています。

まさしく、言葉にならない醍醐味や、難局を乗り越えた者にしか味わえない達成感を感じられる場所がよきモノづくりの現場なのです。こうしたことから「マーケターは大変な仕事」と感じられた方も、重責の一方で魅力に満ちた職種であることをご理解していただけるのではないでしょうか。

花王採用HPより一部抜粋)

上記の通り、マーケティングの部署は全スタッフを同じベクトルに向かって前進させるプロデューサーであるため、上記で解説したリーダーシップや考え・立場の異なる人と協力して成果をあげるといったことが強く求められると考えられます。

学生時代の経験においても自ら主体的に周囲の協力を仰ぎ、プロデューサーとしてチームとしての目標を成し遂げた経験は評価されると思われます。

花王の設問解説

 

一つ目の設問:応募したきっかけ(300文字以内)

いわゆる志望動機です。

こういった設問でありがちな志望動機として、「花王の製品が好きで、花王の企業理念に共感しており、花王で働くOBの方がすてきだったので」といった提灯志望動機のようなものを書いてしまう人が多いのですが、それでは評価されないと言えます。

消費財メーカーの志望動機では、「消費者として好き」のレベルを脱していない志望動機が多いのですが、上記で説明されたようなプロデューサーとして厳しい目標を課されながらも周囲と連携して成し遂げることにやりがいを感じられるかなどについてより考えるとよいかもしれません。

参考:「好きだから」では評価されない|内定者の志望動機の作り方
→消費財や食品メーカーなどの志望動機では「御社の製品が好きだから志望します」というものをよく見かけます。その志望動機がなぜ評価されないのか、また評価されるためにはどうすればいいのか解説します。

参考:この志望動機ってNGなの!?NG例10選と改善ポイントを解説
→評価されづらい志望動機をまとめています。このような回答をしてしまわないためにもこちらをご確認ください。

生活消費財の志望動機を内定者ごとに分析すると、「営業やマーケティング」など仕事に焦点を当てたものと「商品そのもの」に焦点を当てたものに分かれます。

前者であれば、「言葉以上に行動で示すことで信頼を得るという強みを一番活かすことができる(P&G内定者の志望動機)」や「学生時代のゼミ研究の経験からマーケティングを仕事としたい(資生堂内定者の志望動機)」などが挙げられます。

後者の「商品そのもの」に焦点をあてた志望動機としては「両親が障害を患っていたことから健康を多くの人に伝える仕事がしたい(明治内定者の志望動機)」といったものが挙げられます。

いずれの志望動機においても自分自身の主体的な経験に基づき説明できることが大前提です。ぜひ花王という企業や花王の商品を持ち上げるだけの志望動機を書くのではなく、「なぜ応募したのか」を通して自分自身のことを伝えるようにしていただければと思います。

また志望動機のフレームワークに則って整理しておくとこのような設問でもすんなりと書くことができると思いますので参考にしていただければ幸いです。

参考:エントリーシートの志望動機の書き方6ステップ|ES例文8選付
→志望動機を書く際のフレームワークを紹介しています。こちらの考えにそって書くことで、端的かつ論理的に述べることが出来ると思います。

基本的な志望動機の書き方を確認したいという方は下記の動画も参考にしてもらえればと思います。志望動機の書き方のポイントが端的にまとめられているので、動画でサッと確認したいと思っている方にオススメです。

応募したきっかけ(300文字以内) 毎日の就職活動、お疲れ様です。進路の選択肢が様々ある中で企業への就職を選択され、花王にご応募いただきました。きっかけは人それぞれだと思いますが、数ある企業の中でどうして花王へご応募いただいたのか、教えてください。

私は、元々消費財メーカーに興味を持っていてその中でも日本の消費財メーカーに特に関心を寄せていました。私は、自分の仕事の成果の世間に対する影響力が大きい仕事に就きたいと考えているため、生活に身近かつほとんど全ての人が顧客となる消費財メーカーに興味を持ちました。

そして日本の消費財メーカーにこだわる理由としては、世界でも有数の技術力と安全性を有する日本のメーカーに惹かれているからです。そうして就職活動を行う中で貴社の製品に対するこだわりや、それを実現するための姿勢や具体的な取組に共感し、志望度が高まり応募しました。

参考:エントリーシート

 この方は「①消費財メーカーの志望理由→②国内消費財メーカーの志望理由→③花王の志望理由」といったような論理構成で志望動機を述べています。

段階を踏んで志望理由が述べられており簡潔で纏まっている文章であると言える一方で、内容に関しては薄味で採用担当者に納得感を持たせられる内容が担保されているとは言い難いでしょう。

消費財メーカーに関心を持った理由として「影響力の大きさ」を挙げていますが、食品メーカーや自動車や化学・鉄鋼などの素材メーカー等も当てはまります。「何故影響力の大きい仕事に就きたいのか」「その中でも何故消費財メーカーなのか」といった部分を詰める事でより良いESが出来上がる筈です。また、その理由が自らの経験に基づいでいると説得力を持たせる事が出来るでしょう。

花王に対する志望理由も「消費者レベル」に留まっている点は改善すべきでしょう。「花王の企業理念や取り組みへの共感」を示す場合も前述したように自らの主体的な経験や価値観に基づいたものである事でより志望度の高さに納得感が増す筈です。

300字という比較的少ない文字数の枠で上記の内容を盛り込むならば「①花王に対する志望動機(結論)→②何故消費財メーカーなのか→③何故花王なのか」といった論理構成にするべきでしょう。

二つ目の設問:「花王ウェイ」について(300文字以内)

「花王ウェイ」に関する質問は毎年聞かれていますが、これも難しく考えず上記の志望動機と同様に自分の経験に照らし合わせてどの花王ウェイに共感することができるかを書くようにしましょう。

例えばサークルやゼミの活動でマンネリだった状況を打破するために提案した経験などがあれば、花王ウェイの「絶えざる革新」について自分自身の主体的な経験から共感を示すことができるでしょう。

一つ目の応募のきっかけと同様に、自分自身の過去の経験とつなげて語ることが採用側の共感を得るためには重要だと言えます。

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三つ目の設問:取り組んでみたい事(300文字以内)

取り組んでみたいことについては、「エントリーシートの志望動機の書き方6ステップ|ES例文8選付」を参照していただければと思います。

内容としては応募のきっかけや花王ウェイと論理的に繋がりを示すことができるとよりよい内容になるでしょう。

志望動機のフレームワークの中では食品業界の内定者の志望動機を例に説明していますが、「①成し遂げたいこと:健康の価値を多くの人に届けたい⇒②きっかけとなる経験:両親が障害を抱えていた+健康に関するアルバイト経験⇒③具体的に取り組みたいこと:加工用食品営業部で食品添加物などを提案する仕事がしたい」といった流れで一貫性のある志望動機を示すことが出来ています。

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四つ目の設問:面白いと感じた授業や研究について(300文字以内)

「授業や研究について知識のない面接官が興味を持つように説明してほしい」というのは 面接でよく聞かれる質問の一つです。

その研究や授業の面白さを知らない人に説明するにはその研究や授業に対する深い知識がないと語ることができません。

こうした設問を通してどれだけ真面目に授業や研究に取り組んできたのか、まったく知識のない人に面白さを伝える地頭が見られていると言えます。

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五つ目の設問:ターニングポイント(300文字以内)

ターニングポイントとは何とも答えにくい質問かもしれませんが、一つの方向性としては、unistyleでは自己PRにおいて常に書くように伝えている「強みが形成されたきっかけとなる経験」を書くというのが一つのアプローチかもしれません。

参考:【エントリーシート作成に役立つ自己PRの書き方】ES例文12選付
→自己PRの目的や評価方法などを考察します。そのうえでどうすれば評価されやすい自己PRを書くことが出来るのか解説します。

また挫折経験から這い上がった経験を書くのも一つの方法だと言えます。

挫折した経験からどう這い上がり、何を感じたのかを通して自分を伝えることが出来るとより魅力が伝わります。

失敗経験や挫折経験を素直に話すことが出来る人というのは芯の強さを感じさせます。

上記のアプローチ以外にも自分の経験から書きやすい「ターニングポイント」を書けばよいと思いますが、冒頭で伝えた通り、花王が求めている人材は常に頭の隅に置きながらそういった人材であることを伝える内容であるとより共感してもらいやすいかもしれません。

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六つ目の設問:“こだわり”をもっているモノ(300文字以内)

自分が大切にしていることはその人を強く表すと言えます。

組織の中で意識している役割や人生の中で大切にしていることなどをこだわりとして説明ができると書きやすいのではないでしょうか。

アクセンチュアや三井不動産、INPEXなどの企業では「大切にしている軸、モットー、価値観」などを聞いていますので下記のエントリーおよび内定者の回答を参考にすると書きやすいかもしれません。

参考:「大切にしている価値観」のエントリーシート回答対策【ES例文付】
→価値観を問う設問に対しての回答をまとめています。実際の内定者の回答を見ることでどう書けば評価されるのかわかると思います。

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七つ目の設問:人生最大のピンチ(300文字以内)

いわゆる今までの最大の困難などの定番の質問です。成果にコミットして何かを成し遂げようとした経験がある人であれば、ピンチや困難には陥った経験があるのではないでしょうか。

何かにチャレンジする際にピンチや困難はつきものだと言えます。最大の困難については三井物産でよく聞かれる質問であり、専門商社のメタルワン・兼松などでも聞かれています。下記のエントリーおよび内定者の回答も参考にしてみてください。

参考:「困難を乗り越えた経験は?」ES・面接での伝え方と内定者回答例
→挫折や困難についての設問に対しての回答をまとめています。実際の内定者の回答を見ることでどう書けば評価されるのかわかると思います。

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八つ目の設問:PR(300文字以内)

最後は自己PRです。

もちろん自分の強みを語るだけでなく、自分と仕事を結びつけて、自己PRから志望動機まで語ることもできると思います。

過去の経験から自分を語ることが自己PRであり、そんな自分だから将来はこんなことがやりたいと未来のことを語るのが志望動機であり、二つは一貫したものであると考えられます。花王が求めている人材について理解した上で、花王という企業にふさわしい人材であることを伝えることが出来れば共感してもらいやすいかもしれません。

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最後に

消費財メーカーはBtoCでなじみのある商品が多いことから多くの学生が応募する一方で事務系の採用数は少ないため激戦になる業界の一つで、ES通過率が非常に低いのが特徴の一つです。東大や早慶の学生でもエントリーシートの段階で落とされてしまうことも少なくない業界の一つなので、志望度の高い方は今回書いたことも参考にしながら多くの社会人や内定者の人に添削を受けた上で提出した方がよいでしょう。

生活消費財メーカーについてはP&Gおよび資生堂の解説記事が参考になると思いますのでぜひ下記もご参照ください。

参考:P&GのES徹底解説|求める人物像と内定者の回答解説
参考:資生堂のES解体新書|設問から求める人物像を考察してみた
→P&Gと資生堂が求める人材をエントリーシートからそれぞれ導いていきます。同じ生活消費財メーカーでありながら、どのように求める人材が違うのかご確認ください。
unistyleが掲載している花王のES・選考レポートはこちらから

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