資生堂インターンのESで書くべき内容とは

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最終更新日:2023年09月28日

本選考とインターンの締め切り情報

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本記事では資生堂の16卒向けインターンのESで書くべき内容を考察していきます。

資生堂は本選考でも毎年、考えさせられる設問の多い企業です。今回のインターンシップの設問も一筋縄ではいかない考えさせられる設問になっています。今回も他企業と同様に、設問の意図とどういったアプローチで考えることができるかを示したいと思いますので参考にしてください。

資生堂ES設問

①今回のインターンシップへの参加を志望する理由をご記入ください。( 300文字以下)
②あなたが最近心を動かされた商品やサービスのブランドがあれば、ブランド名とその理由を教えてください。また他の人に勧めるとしたらどのように勧めますか?(※ブランドの業種・ジャンルは問いません) (300文字以下)
③手もとにある1万円を10万円の価値まで高めろ、と言われたらあなたはどんなことをしますか。( 200文字以下)
④あなた自身にキャッチフレーズをつけてください。( 15文字以下)
⑤なぜ上記のようなキャッチフレーズをつけたのか、ご記入ください。 (200文字以下)

一つ目の設問

①今回のインターンシップへの参加を志望する理由をご記入ください。 (300文字以下)
インターンへの参加理由なので、本選考の志望動機ほど企業に対する理解を求められているわけではないと考えてよいでしょう。マーケティング職への応募なので、マーケティングに興味をもったきっかけとなる経験や消費財メーカーにきっかけを持った経験について話ができれば十分でしょう。
下記の資生堂マーケティング部門の内定者は、ゼミおよびインターンでの経験からマーケティングに興味を持ったとして志望動機を書いています。

基本的な志望動機の書き方については下記の動画を参考にしてください。志望動機の書き方のポイントが端的にまとめられているので、動画でサッと確認したいと思っている方にオススメです。

二つ目の設問

②あなたが最近心を動かされた商品やサービスのブランドがあれば、ブランド名とその理由を教えてください。また他の人に勧めるとしたらどのように勧めますか?(※ブランドの業種・ジャンルは問いません) (300文字以下)
世の中、ブランドに対する「感度」が試される質問です。どういったブランドや商品に注目しているのか、またその魅力を他者にうまく伝えることができるかが見られています。
どのような商品でもサービスでもよいということなので、面接官や採用担当者が熟知している消費財領域ではなく、別領域の商品の方が相手の関心を引きやすいかもしれません。消費財領域の商品をピックアップするのであれば、思わず相手が唸るようなブランド選定と考察が必要になるかもしれません。
商品やマーケティングに対してどれだけ興味を持てるかという点が一つ知りたいポイントにはなっていると思いますので、マーケティングに対する志望度が高いのであれば今のうちから様々な事例について調べてみましょう。

三つ目の設問

③手もとにある1万円を10万円の価値まで高めろ、と言われたらあなたはどんなことをしますか。 (200文字以下)
「ビジネス」の本質を理解しているか問われるシンプルだからこそ、難しい設問だと言えます。手元にある1万円にどう付加価値をつけるかが問われていますが、正直社会人でも返答に困る質問だと言えます。どのように考えると書きやすいかという点について簡単に解説したいと思います。
ちなみにマーケティングと言えば、『100円のコーラを1000円で売る方法』という本が一時期有名になりました。志望度の高い方はこの本を読んでみると考えのとっかかりになるかもしれません。


100円のコーラを1000円で売る方法

ここでは上記の本とは別のアプローチで、「製造・加工」、「マーケティング」、「トレード」のそれぞれの観点から考えてみました。
まずは「製造・加工」ですが、資生堂のようなメーカーは、原材料を仕入れて製品として付加価値を加えた上で販売しています。学生時代の経験であれば、学園祭の模擬店は原材料を仕入れて加工品を販売するので、ある意味メーカーの仕事に近いものがあります。1万円で食料品を仕入れて付加価値の高い製品にして10万円にすることは頑張れば出来そうです。学園祭などで模擬店を出店した経験のある人は当時の売上、原価、利益を思い出すと今回の設問のヒントになるかもしれません。
「マーケティング」という観点で考えると、原価のほとんどかからないサービス(家庭教師など)の告知を1万円を使って行い、10万円分のサービスを提供するという方法も考えられます。チラシであればかなりの量を刷ることができるので、1万円という金額でも多くの人にアプローチできるでしょう。
資生堂のマーケティング部門という部分からは離れてしまうかもしれませんが、「トレード」という観点からも考えられます。学生時代にタイで売られていた工芸品を安く仕入れて日本国内で販売してアルバイトの代わりにしていました。こういったトレードのビジネスは商社が得意とするところです。資生堂も海外への販売においては、中国で丸紅と提携するなど商社を利用することがあるので、なじむ考え方かもしれません。

四つ目の設問

④あなた自身にキャッチフレーズをつけてください。 (15文字以下)
⑤なぜ上記のようなキャッチフレーズをつけたのか、ご記入ください。( 200文字以下)
キャッチフレーズに関する質問は多くの企業でされており、NTTドコモのエントリーシートについては解説を書いているので参考にしてください。
下記のNTTドコモの内定者は「有言実行・不言実行、きちんとこなすコンシェルジュ」として責任感から物事をやり遂げる人であることを生い立ちを含めて伝えています。

最後に

資生堂のエントリーシートの設問は毎年難問が多く、頭を抱えて動けなくなってしまう学生が多いのですが、「悩むこと」と「考えること」は別物です。
5分考えても答えが出そうにないことについては、ある程度割り切って、上記で紹介した本を読んだり、OB訪問や内定者に話を聞くなど、次のアクションに移すようにしましょう。
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