日揮の内定者ES解説!選考通過のエントリーシートの共通項

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最終更新日:2023年09月28日

本選考とインターンの締め切り情報

日揮や東洋エンジニアリングなどのプラントエンジニアリング業界は働き方や海外での駐在の多さなど総合商社と似ている点も多くあるにも関わらず、そこまで受ける人が多くない業界です。

特に専門性がなくても志望動機は書けますし、また総合商社と同じような内容で志望動機を書くことも可能です。

今回の内定者も総合商社やその他業界でも使える志望動機で内定していますので参考にしてみてください。

なお、今回はこちらの部活動をメインに取り組んできた内定者エントリーシートをもとに解説しています。

自己PRについて
・長所「周囲を巻き込んで行ける行動力と継続力」 
・この強みは小学校から大学までそれぞれの部活動で主将を経験したことで培われてきたものだと思っています。 
1自分の目標に対する本気を示すため誰よりも早く練習場に行って練習したり、毎日が勝負だと思い継続して取り組みました。 
少しずつ自分と同じように練習する仲間が増えていきました。 
2経験者は0で、アルバイトで部費を払っている部員が多かったので練習時間の確保等に苦労しました。対策として、 
第一に1人1人のスケジュールを把握し、 早朝の時間帯での練習等、忙しいながらも一定の練習量を確保しました。 
3また強豪チームとの合同練習を企画し、有効な取り組みを参考にしました。
学んだこと 
1.主体的に動いて自分の本気を周囲に示すこと 
2.効率の良い練習をするための体制や環境を作り出すこと

志望動機について
大規模なチームで、大規模なモノをつくりあげたい 
「チームで大きな目標へ向かって仕事に取り組めること」 
「日本のものづくり技術で世界の国々の生活を支えること」の2点 
部活動での経験、フィリピンでの留学経験から私も世界に日本のものづくり技術を発信したい思いが強くなったこと 
大学3年生の時の工場見学(新日鉄など)で巨大なプラントに衝撃を受け、プラントを作る仕事をしてみたいと思った。 
何故プラントエンジニアリングか 
・志望動機との一致 
・プラント建設における人や物のスケールの大きさ 
・日本の技術で世界に大きな影響を与える。生活を支える基盤となるプラントの建設に関わりたいこと。 
何故日揮か 
・EPCの業務のそれぞれが分業で、スペシャリストになれる環境がある。→建設分野で世界のトップを目指したい 
・世界のトップレベルで海外企業と競争している→世界活躍する人材になれる環境がある。 
・会社訪問で社員が魅力的だった。 
何故建設部か 
やりたいこと 
建築現場での工事計画や施工管理業務を通してプラント建設という大規模な仕事にチャレンジしたい。 
文化や国籍の違う人々をまとめ上げ、プラントを建設する仕事に魅力を感じる。 
部活動での経験から、主将として人をまとめることの難しさと面白さを経験し、チームで大きなことを成し遂げることに大きな 
達成感とやりがいを感じることができた→このような達成感を経験できる仕事をしたい。

参考:日揮選考レポート Uさん
日揮の本選考ES・レポート及びインターンES・レポートを掲載しています。
参考:日揮ES・選考レポート一覧

一つ目の設問

自己PRについて
・長所「周囲を巻き込んで行ける行動力と継続力」
・この強みは小学校から大学までそれぞれの部活動で主将を経験したことで培われてきたものだと思っています。

1自分の目標に対する本気を示すため誰よりも早く練習場に行って練習したり、毎日が勝負だと思い継続して取り組みました。
少しずつ自分と同じように練習する仲間が増えていきました。

2経験者は0で、アルバイトで部費を払っている部員が多かったので練習時間の確保等に苦労しました。対策として、第一に1人1人のスケジュールを把握し、 早朝の時間帯での練習等、忙しいながらも一定の練習量を確保しました。

3また強豪チームとの合同練習を企画し、有効な取り組みを参考にしました。

学んだこと
1.主体的に動いて自分の本気を周囲に示すこと 
2.効率の良い練習をするための体制や環境を作り出すこと
これは「日揮|求める人材と解説付き内定者ES]」の下記三つの求める人材のうちの①と②を示せているものだと考えられます。
①プロジェクト関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案を実行できる人材
②リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができる人材
③海外の現地スタッフや他企業の担当者など価値観や考え方の違う人とも協力して成果をだすことができる人材
小学生の頃から大学生まで、主将を経験してきたというコミュニティが違えどもリーダーシップを発揮できる点が評価できます。
自己PRにおいて強みの原点として自分の生い立ちを語ることは説得力が増すアプローチです。本記事では強みの原点としての生い立ちを語ることの方法・メリットをお伝えします。
参考:説得力のある自己PRをするには生い立ちを語れ!
また学びも、社会で通用する方法論にまで昇華できており、大人びた考え方を示すことができていると思います。
自分の強みを伝える際のポイントや構成の作り方について書かれています。過去の内定者のESも多く扱いながら解説しています。

参考:あなたの自己PRが嘘っぽく見えないために「方法論」を語るべき
①企業が求める人材であることを伝えられていること
②生い立ち・昔の経験から一貫した自分を伝えることができていること
③学びのレベルが高く社会でも通用する考え方であること
の三つが評価できます。
このレベルの自己PRをしっかり話すことができればどんな業界でも評価されるでしょ

二つ目の設問

志望動機について
大規模なチームで、大規模なモノをつくりあげたい

「チームで大きな目標へ向かって仕事に取り組めること」
「日本のものづくり技術で世界の国々の生活を支えること」
の2点

部活動での経験、フィリピンでの留学経験から私も世界に日本のものづくり技術を発信したい思いが強くなったこと

大学3年生の時の工場見学(新日鉄など)で巨大なプラントに衝撃を受け、プラントを作る仕事をしてみたいと思った。

何故プラントエンジニアリングか
・志望動機との一致

・プラント建設における人や物のスケールの大きさ

・日本の技術で世界に大きな影響を与える。生活を支える基盤となるプラントの建設に関わりたいこと。

何故日揮か
・EPCの業務のそれぞれが分業で、スペシャリストになれる環境がある。→建設分野で世界のトップを目指したい

・世界のトップレベルで海外企業と競争している→世界活躍する人材になれる環境がある。

・会社訪問で社員が魅力的だった。

何故建設部か
やりたいこと
建築現場での工事計画や施工管理業務を通してプラント建設という大規模な仕事にチャレンジしたい。
文化や国籍の違う人々をまとめ上げ、プラントを建設する仕事に魅力を感じる。

部活動での経験から、主将として人をまとめることの難しさと面白さを経験し、チームで大きなことを成し遂げることに大きな達成感とやりがいを感じることができた→このような達成感を経験できる仕事をしたい。
「大規模なチームで、大規模なモノをつくりあげたい」については学生時代の部活動経験と結びつけて語れておりよいでしょう。
チームを運営していくことについて真剣に考え、成果をあげてきたからこその説得力があります。
十分に業界研究をしており、「なぜプラントエンジニアリング業界⇒なぜ日揮⇒日揮の中でもどの部署か⇒チャレンジしたいことは何か」といった形で大枠から整理できている点は非常によいです。
志望動機を記述する際のフレームワークを紹介しています。こちらのフレームワークを参考にすることがレベルの高い回答を書くための最善手であると思います。
参考:【例文6選】エントリーシート(ES)の志望動機の書き方!独自調査を基に人気業界ごとに解説
志望動機については専門性がなくても、学生時代の経験を上記のように結びつければ十分に可能です。
このレベルの志望動機を語れるようにするのはどんな人にとってもそこまで難しくないはずですのでぜひ考えてみて下さい。

最後に

今回の内定者の特に志望動機については多くの人の参考になるでしょう。志望動機というと企業や業界のことを細かく知った上で書く必要があると多くの人が思いすぎていますが、上記のように業界のコアとなる部分(上記で言えばチームで大規模なものをつくりあげる)と自分自身の経験がしっかりと結びついていれば何の問題もありません。

上記の「チームで一つの成果を追い求める」という志望動機であれば総合商社にも応用が可能であり、総合商社のエントリーシートも楽に書けるでしょう。

このような形で自分自身が楽しいと思えること、やりがいを感じること、適正があると思うことと、業界での働き方を結びつけることが志望動機の第一歩です。

今回の内定者を参考にぜひ自分にあてはめて考えてみてください。

photo by Martin Thomas

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