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国際協力機構(JICA)の内定者ES解説!選考通過のエントリーシートの共通項

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国際協力機構(JICA)の内定者ES解説!選考通過のエントリーシートの共通項

掲載開始日:2014年11月03日
最終更新日:2018年07月12日

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国際協力機構(JICA)のES対策!求める人材を理解して採用レベルの志望動機へ」にてJICAの求める人材が総合商社のそれと似ている点を含めて、JICAが求める人材について説明しました。

今回は実際のJICA内定者のエントリーシートをもとにどういった点が評価されたのかを解説したいと思います。

なお、今回のエントリーシートはこちらの内定者のものになります。

①JICAへの志望動機を記述してください。

 途上国の人々の発展の土台を創る一助となるためには、貴機構が最適であると考え、志望します。 
 最下層階級の子どもへの教育ボランティア参加のためにインドを訪れた際、想像していた貧困とは異なる様態を見て、その国の人々自身で国の未来を創っていくべきだということ、そして人々が生き方を決める基礎を築くためには人々の潜在能力を高める必要性を痛感しました。またコソボや大学院での学びを通じて、国際社会の援助を受け戦後復興を急速に遂げた日本の知見と高い技術力を用いた国際貢献の意義を認識しました。日本の技術や経験を用いて、将来国を創る担い手となる人々に包括的なアプローチをするためには、貴機構が最適であると考えます。 
 またインターンシップの際、自分の仕事に誇りを持ち日本としてできることを最大限に考え、取り組まれている職員の皆さんの姿を拝見し、一緒に働きたいと感じたことも貴機構を志望する理由です。 
 

②これまでに、あなたが一番力を入れて取り組んだことを記述してください。 

学部時代、異なる価値観を持つ人々とのゼミ活動の中で作業の調整をしたことです。 
 高校で貧困や紛争に関心を持ち、発生構造変革の可能性を探るため国際機構法のゼミに所属しました。私は調整能力を活かし5人グループをまとめ、4ヶ月かけて一つのテーマについて研究しました。 
 しかし、グループワークの進め方で留学生と文化の違いから対立。相手の文化や考え方を理解するために、進め方のどの点に違和感があり、なぜそう考えるのかを納得できるまで相手に問いかけました。そして対話を通してお互いの持つ価値観を共有し、それを基に調整作業を進めたことで円滑なグループワークを可能にしました。結果、教授に研究成果が認められ、外務省から来た講師の前で発表することができました。 
 この経験から、「なぜ」の問いかけを通して相手を理解し、双方の価値観を共有することで互いの着地点を見つけることが不可欠であると学びました。 
 

③自己PRを書いてください。 

 私は目標達成までの綿密な計画のもと周囲からの共感を得て共に成功へ導くことができます。 
 大学院の研修で訪問した宮城県を支援するため、文化祭で物産品の販売を提案しました。しかし、院生の出店は前例がなく、比較的高価な商品を扱うことから成功への懐疑的な意見が出てきました。そこで責任者として、文化祭委員会や担当教授への積極的な質疑で得た情報をもとに成功を妨げる可能性のある課題を解決する計画を構想しました。またその計画が実現可能なことを示すことで、成功までの道筋を明確にして周囲を鼓舞しました。更にメンバーに、宮城県の方が物産品を販売する外部イベントへの参加機会を提供し販売実績を印象づけたことで皆の販売意欲を高め、院生初の出店を完売という成功裡に終えることができました。 
 この強みは貴機構において、より円滑で有益な支援にするための関係者間の調整に寄与できると考えます。

引用:国際協力機構(JICA)本選考レポート I.Mさん

JICAの本選考ES・レポート及びインターンES・レポートを掲載しています。
参考:JICAのES・選考レポート一覧

一つ目の設問

①JICAへの志望動機を記述してください。

途上国の人々の発展の土台を創る一助となるためには、貴機構が最適であると考え、志望します。
最下層階級の子どもへの教育ボランティア参加のためにインドを訪れた際、想像していた貧困とは異なる様態を見て、その国の人々自身で国の未来を創っていくべきだということ、そして人々が生き方を決める基礎を築くためには人々の潜在能力を高める必要性を痛感しました。またコソボや大学院での学びを通じて、国際社会の援助を受け戦後復興を急速に遂げた日本の知見と高い技術力を用いた国際貢献の意義を認識しました。日本の技術や経験を用いて、将来国を創る担い手となる人々に包括的なアプローチをするためには、貴機構が最適であると考えます。
またインターンシップの際、自分の仕事に誇りを持ち日本としてできることを最大限に考え、取り組まれている職員の皆さんの姿を拝見し、一緒に働きたいと感じたことも貴機構を志望する理由です。
国際的な舞台で働きたいという就職活動生の志望動機が「海外旅行したときに貧困を感じた」という旅行いきましたレベルのものだと面接官としても残念に思います。

この内定者のように、ボランティアに参加したのをきっかけにコソボや大学院にいき、学問としても勉強することでその思いを強くするなど、主体的な行動を通じた経験でなければ説得力がないでしょう。

志望動機については過去の複数の経験に結びついており、学問としても途上国に関わるものをしていることから非常に高く評価できると言えます。
ここでは語られていませんが、総合商社やプラントメーカーなど途上国でビジネスをする会社と比べてなぜJICAの方がよいのかという点について面接で聞かれた際に答えられるとよりよい内容になるでしょう。
消去法というアプローチから志望動機の書き方を考えていきます。こちらを参考にすれば納得感のある回答になると思います。
参考:志望動機の書き方攻略!正しいアプローチは消去法?【例文有】

業界比較がしっかり出来ている学生はあまり多くないように感じます。そのため業界比較がしっかりできているとアドバンテージになるでしょう。
参考:内定する志望動機は業界比較をしっかりしている

二つ目の設問

②これまでに、あなたが一番力を入れて取り組んだことを記述してください。

学部時代、異なる価値観を持つ人々とのゼミ活動の中で作業の調整をしたことです。
高校で貧困や紛争に関心を持ち、発生構造変革の可能性を探るため国際機構法のゼミに所属しました。私は調整能力を活かし5人グループをまとめ、4ヶ月かけて一つのテーマについて研究しました。
しかし、グループワークの進め方で留学生と文化の違いから対立。相手の文化や考え方を理解するために、進め方のどの点に違和感があり、なぜそう考えるのかを納得できるまで相手に問いかけました。そして対話を通してお互いの持つ価値観を共有し、それを基に調整作業を進めたことで円滑なグループワークを可能にしました。結果、教授に研究成果が認められ、外務省から来た講師の前で発表することができました。
この経験から、「なぜ」の問いかけを通して相手を理解し、双方の価値観を共有することで互いの着地点を見つけることが不可欠であると学びました。
国際協力機構(JICA)のES対策!求める人材を理解して採用レベルの志望動機へ」で説明した「①政府関係者、民間企業関係者など立場や価値観の異なるメンバーをまとめてプロジェクトを進めることのできる人材」であることを伝えた内容になっています。
留学生など価値観の違うメンバーを含めてグループを運営してきた点は評価できます。
具体的にどういった価値観の衝突があったのかがわかるとさらに共感しやすくなる気がします。
現状の内容だと、「サークルの問題について一人一人と話し合ったら解決!」という内容と違いがないように感じてしまいもったいないように思います。

三つ目の設問

③自己PRを書いてください。

私は目標達成までの綿密な計画のもと周囲からの共感を得て共に成功へ導くことができます。
大学院の研修で訪問した宮城県を支援するため、文化祭で物産品の販売を提案しました。しかし、院生の出店は前例がなく、比較的高価な商品を扱うことから成功への懐疑的な意見が出てきました。そこで責任者として、文化祭委員会や担当教授への積極的な質疑で得た情報をもとに成功を妨げる可能性のある課題を解決する計画を構想しました。またその計画が実現可能なことを示すことで、成功までの道筋を明確にして周囲を鼓舞しました。更にメンバーに、宮城県の方が物産品を販売する外部イベントへの参加機会を提供し販売実績を印象づけたことで皆の販売意欲を高め、院生初の出店を完売という成功裡に終えることができました。
この強みは貴機構において、より円滑で有益な支援にするための関係者間の調整に寄与できると考えます。
これも上記同様に、多様な関係者と関わりながらプロジェクトを進めていくことができるという点を伝えているのが評価できると言えます。

また前例のない物事に対して、メンバーとともに協力して成果をあげることが出来ている点が、JICAが発展途上国にて前例のない中でプロジェクトを進める必要があるというところに繋げることができるといえるでしょう。

周囲からの共感を得る際に綿密な計画を行うというのはその人らしさが出ており評価できます。

最後に

今回の内定者は、自己PRや志望動機以上に、志望動機が過去の複数の経験に結びついており高く評価されたと思われます。

就職活動では、自己PR、学生時代頑張ったこと、志望動機など全てにおいて完璧である必要はなく、どれかが優れていると総合的に評価されることがあります。

内定者の自己PRや志望動機は参考になるものが多いので、真似できるものは積極的に真似するようにしてほしいと思います。

credit: Abhishek_Kumar via FindCC

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