ボストン・コンサルティング・グループ|面接内容と対策方法

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最終更新日:2023年09月25日

マッキンゼー・アンド・カンパニーやボストン・コンサルティング・グループなどに代表される戦略コンサルの面接においては、「ケース面接」と言われる特徴的な面接形式により、受検者の地頭を確かめることで有名です。

しかし一方で、コンサルタントが立案した戦略を実行する段階においては、いかにクライアントからの信頼を得るかという人間性の部分が重要になってくるため、面接選考過程においても、「地頭の部分で足切りを行う → 価値観や人間性を見極める」という順序で行われているようです。
今回はボストン・コンサルティング・グループの面接過去問についてまとめました。
【ボストン・コンサルティング・グループのES・選考レポート一覧】
→ボストン・コンサルティング・グループの本選考ES・レポート及びインターンES・レポートを掲載しています。

企業研究

本選考とインターンの締め切り情報

ケース問題など思考力を問う質問

・1年間の東海道新幹線の利用者数を計算してください。
→利用者を1.5倍にする方法はないか。
・スマートフォン経由の通信販売の市場規模はいくらか計算してください。
→その市場規模を1年で4倍にするためにはどんな施策を行えばいいでしょうか。
・(iPhoneを使っている人に対して)1ヶ月でiPhoneの売上を2倍にする方法を考えてください。
・山手線の1日の乗降者数は何人いるでしょうか。
・東京都内には何台のタクシー車両があるでしょうか。
・東京都内の八百屋の数を求めてください。
・日本にある傘の本数を計算してください。
・日本では毎年何組が結婚するか計算してください。
・日本に高校は何校あるでしょうか。
・日本にサッカーボールはいくつあるでしょうか。
・今この瞬間にサッカーをしている人の数は何人いますか。
・あなたの所属しているサークルを使ってお金を稼ぐ方法を考えてください。
・50年後に携帯電話はどうなっていると思いますか。
思考力を問う質問は、①計算のみ(フェルミ推定)、②売上アップ方法など(ビジネスケース)、③その他(50年後の携帯電話など)の3種類に大別されます。また、フェルミ推定のテーマなどは面接官がその場で考えるということもあるようです。
「サッカーが趣味です → 日本のサッカー人口を求めてください」
「今日は山手線と◯◯線を使ってきました → 山手線の乗降者数を求めてください」
「テニスサークルに所属しています → テニスサークルを使って稼ぐ方法を考えてください」
「コーヒーが好きです → 最寄りのスターバックス店舗の売上はいくらか計算してください」
このように、あなたの自己紹介などに基づいて出題されることも予想されるため、自分だったらどのような内容の質問が飛んできそうかということは少し考えておいてもよいでしょう。
また、BCGで課されたケース問題の回答例は下記の記事でも公開しているため参考にしてください。

あなた自身に関する質問

・自己PRを含めて自己紹介をしてください。
・周りからどんな人と言われるか教えてください。
・周りからどんな人だと思われたいのか教えてください。
・5年後、10年後にはどんな人間になっていたいですか。
・あなたが大切にしている価値観と具体的なエピソードを教えてください。
・あなたの周囲にはどんな人が多いですか。また、どんな人と一緒にいたいと思いますか。
・目標とする人はいますか。また、逆にこんな風になってはいけないと思う人はいますか。
・あなたの長所と短所について教えてください。
こちらはあなたの人間性・成長性を見極めるための質問になります。クライアントとの信頼関係を構築できる人間なのか、キャリアイメージや目標はあるのか、総合的に判断してコンサルタントにふさわしい人材かどうかを見られています。

周囲との関係性にスポットを当てた質問に対しては、周囲から信頼を得るための「方法論」を語れるよう準備しておきましょう。

10年後の目標といった質問に対しては、長期的なキャリアビジョンの中で、ファーストキャリアとしてコンサルタントを選択することとの整合性も問われます。こちらは次の志望動機にもつながってきます。
参考:あなたの自己PRが嘘っぽく見えないために「方法論」を語るべき
→自分の強みを伝える際のポイントや構成の作り方について書かれています。過去の内定者のESも多く扱いながら解説しています。

志望動機に関する質問

・企業選びの際に重視することについて教えてください。
・他にはどんな業界を受けているか教えてください。
・その中でもコンサルティング業界を第一志望としている理由を教えてください。
・コンサルティング業界の中でもBCGへの就職を希望する理由を教えてください。
・あなたの目標の達成のためには、コンサルタントになることが本当に最善の選択なのでしょうか。
「コンサルティング」という言葉は耳障りがよく、そのため、実際には単なる憧れだけでコンサルティング業界への就職を希望している学生も多いと思います。

企業選びの軸→軸に一致する業界→その中でもなぜコンサルか→コンサルの中でもなぜBCGか(ここはあまり難しく考えなくてよいのですが)
翻って、そもそもコンサルをファーストキャリアとする必然性はあるのか。これらの質問に論理的に筋の通った回答ができなければ、単にカッコよさそうなイメージだけで応募していると判断されてしまうでしょう。
志望動機に関しては下記コラムも参考にしてください。
参考:【業界別】志望動機(志望理由)の書き方とアプローチ方法|ES例文付
→志望動機を書くにあたっては、行きたい業界の理由から書き始めるのではなく、他業界ではダメな理由から明示することで、説得力を持たせることができます。

最後に

コンサルの面接は①思考力を見極める質問②人間性・成長性を見極める質問とに大別されます。①で足切りされては元も子もないのですが、②の部分についても決して軽視することなく語れる準備をしましょう。

外資系コンサルは就職活動の中でも特に難関とされる業界ですが、志ある優秀な学生には是非チャレンジしていただきたいと思います。
こちらの動画では面接の全体像についてわかりやすく解説しています。ぜひご覧ください。

ボストン・コンサルティング・グループ含む外資系コンサルのエントリーシートはすべて無料会員登録のみで閲覧できます。こちらもケース問題回答例などと合わせて参考にしていただければと思います。
【外資系コンサルのES・選考レポート一覧】
→外資系コンサルの本選考ES・レポート及びインターンES・レポートを掲載しています。

【参考】ボストン・コンサルティング・グループ内定者の回答

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