【ES例文8選】自己PRで観察力をアピール!3つのポイントを押さえよう

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最終更新日:2024年01月12日

自己PRで比較的よく用いられる"観察力"という強み(長所)。

観察力をアピールして志望企業の内定を目指そうと考えている就活生も少なくないかと思います。

社会人において、観察力は求められる要素であることは間違いない一方で、アピールする上で注意しなければならないポイントが多い強みでもあります。

そこで本記事では、観察力をどのようにアピールすれば、企業に評価されるESになるかを解説していきます。

観察力をアピールしている内定者のESも掲載しているので、是非参考にしてみてください。

情況把握力(観察力)

「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」として、3つの能力と12の能力要素から構成される『社会人基礎力』を経済産業省が提唱しています。
本記事でテーマにしている「情況把握力(観察力)」はそのうちの一つであり、「自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する力」として定義されています。
勿論、企業により求められる要素は異なりますが、社会一般で求められる要素を理解しておくべきでしょう。

 

【参考】経済産業省:社会人基礎力

自己PR

本選考とインターンの締め切り情報

自己PRで観察力をアピールした内定者のES(エントリーシート)例文

観察力をアピールした内定者ES例文の紹介します!

まず最初に「観察力をアピールして企業からの内定を獲得した就活生のES例文」を紹介します。自己PRを書く上での参考にしてみてください。

自己PRで観察力をアピールしたES例文(1)日揮ホールディングス23卒内定者

学生時代の取り組み(自己PR)

部活動でラグビーに取り組み,「観察力を活かした組織の調整力」を身につけました.
高校時代,入部したチームは初心者が多く基本ルールも共有できませんでしたが2年次秋に主将を任されチームで九州大会出場を目標にしました.就任当初は自分の主張を押し付けるあまりチームをまとめることができず試合に勝てない時期が続きました.
そんな時,当時のラグビー日本代表の○○○○がコーチングの際,スキルの伝授よりも選手の性格や状態を観察することに重きを置くことを知りました.このとき,リーダーに必要なスキルは指示を出すことではなく観察力であると学びました.
以来,メンバーの様子をよく観察し常に相手の理解に合わせて接することを心がけました.その結果,チーム内の意見の相違を埋め意思統一を図り,着実に勝利を重ね3年次に九州大会出場の目標を達成できました.この経験から「観察力を活かした組織の調整力」を身につけました
 

内定者本選考ES:23卒日揮ホールディングス(技術系総合職)

日揮ホールディングスの企業研究ページ(内定者ES・選考レポート・選考対策記事)はこちら 

自己PRで観察力をアピールしたES例文(2)コカ・コーラボトラーズジャパン21卒内定者

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自己PRで観察力をアピールしたES例文(3)デロイト トーマツ ファイナンシャル アドバイザリー(DTFA)23卒内定者

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自己PRで観察力をアピールしたES例文(4)商工組合中央金庫(商工中金)23卒内定者

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自己PRで観察力をアピールしたES例文(5)東洋水産20卒内定者

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自己PRで観察力をアピールしたES例文(6)京セラ20卒内定者

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自己PRで観察力をアピールしたES例文(7)名港海運21卒内定者

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自己PRで観察力をアピールしたES例文(8)北陸電力20卒内定者

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自己PRにおける観察力とは

自己PRにおける観察力とは

自己PRでよく用いられる「観察力」ですが、理解できている人はどれくらいいるでしょうか?正しく理解できている人は多くはないと思います。

観察力は、「状況観察力」「自己観察力」「人間観察力」の3つに分けることができます。

状況観察力は、周囲の状況や環境を注意深く観察する力。

自己観察力は、自分自身の感情や思考、行動を客観的に観察する力。

人間観察力は、相手の行動や言動、表情などから相手の感情や意図を読み取る力です。

自己PRを考えていく上では、これらの観察力のうちのどれが最も発揮されたのか経験を振り返っていくと良いでしょう。

洞察力との違い

観察力と似た意味をもつ言葉として洞察力があります。

観察力と洞察力の意味は以下のような違いがあります。

  • 観察力=情報を集めることができる能力
  • 洞察力=情報をもとに問題を解決するための能力

観察力は、物事や状況に注意深く目を向けて情報収集し、正確に把握する。一方で洞察力は、その状況把握をもとに物事の本質や構造を見抜く思考力といった違いがあります。

自己PRを考えていく際、上記の違いを明確にした上で観察力をアピールしていくと良いでしょう。

企業は観察力のある人材を求めるのか

観察力のある人材は求められる?

自己PRにおける観察力の定義は理解できたと思いますが、企業は実際のところ観察力のある人材を求めているのでしょうか?

結論から言うと、観察力は企業が求めている強み(長所)になります。

なぜなら世の中の大半は仕事は誰かの課題を解決することであり、課題解決において状況を的確に把握することはとても重要だからです。

例えば営業職において、相手の状況を的確に察知することでニーズにあった商材の提案ができます。

またマネジメントにおいても、プロジェクトの進捗管理において問題点を早期に見つけて適切な対策を講じることができたり、部下の能力や特性を見極めることで、適切な役割分担を行うことができます。

よって入社後の活躍イメージに直結する要素であり、自己PRでアピールする強みとして適していると言えるでしょう。

観察力を言い換えるなら?

自己PRにおける観察力に関して、ここまで読んでみて以下のような疑問・悩みが浮かんだ就活生もいるのではないでしょうか。

「観察力だと他の就活生と被りそうだから、何か別の言葉に言い換えたい!」

「観察力だと何だかしっくりこず、もっと適当な言葉がある気がするんだよな…」

上記のような悩み・疑問を持っている方は、観察力と類似した言い換え言葉を以下にまとめたので、自己PRを書く際の参考にしてみてください。

観察力の言い換え表現一覧

・状況把握力

・分析力

・問題発見力

・ニーズを正確に捉える力

・自己管理能力

自己PRで観察力をアピールする際の書き方

観察力の書き方をご紹介します!

では実際に自己PRを考えていく際にどのような構成でアピールすればいいのか、以下の4つのステップの構成で書いていくと良いでしょう。

  • 自己PRで観察力をアピールするステップ (1)強みの結論と取り組み内容について簡潔に述べる
  • 自己PRで観察力をアピールするステップ (2)具体的なエピソードを課題・目標と合わせて述べる
  • 自己PRで観察力をアピールするステップ (3)観察力を活かした取り組みとその結果について述べる
  • 自己PRで観察力をアピールするステップ (4)観察力が企業にどう貢献できるかを述べる

それぞれについて解説します。

自己PRで観察力をアピールするステップ (1)強みの結論と取り組み内容について簡潔に述べる

1つ目は、まずは書き出しの部分である「強みの結論と取り組み内容について簡潔に述べる」ということです。

自己PRの書き出しには「自己PRの文章全体を論理的にする」という役割があります。

そのため、結論(書き出し)を簡潔且つ具体的に伝えることで、文章全体を論理的で一貫性のある文章にすることができます。

簡潔に伝えることの重要性を示す例として、同様の強み・エピソードを書いているAさんとBさんの自己PRを見てみましょう。

【Aさん】
他者と真摯に向き合い、信頼関係を構築できるという点においては誰にも負けません。(書き出し)→その強みを家庭教師のアルバイトで発揮しました。(具体例)→具体例の説明に続く

【Bさん】
家庭教師のアルバイトで2年間に渡り同じ高校生の担当を請け負い、偏差値を20上げて第一志望校に合格させた経験から、私には信頼関係を構築できるという強みがあると考えられます。(書き出し)→具体例の説明に続く

AさんとBさんの自己PR

AさんとBさんの自己PRを比較し、皆さんはどちらの自己PRが分かりやすいと感じたでしょうか?

おそらく多くの就活生がAさんの例を選ぶのではないかと思います。

 文章全体でいえることではありますが、特に冒頭、書き出し部分は簡潔に伝えること意識してみてください。

自己PRで観察力をアピールするステップ (2)具体的なエピソードを課題・目標と合わせて述べる

2つ目は、「具体的なエピソードを課題・目標と合わせて述べる」ということです。

ここから具体的なエピソードに移っていきます。自己PRのエピソードは大きく2つに分けることができ、ここではその前半部分である、課題・目標設定をしていきます。

観察力を発揮するにあたって、どんな課題があったのか、どんな目標があったのか。ここでは観察力を発揮することができた理由について述べていきます。

自己PRで観察力をアピールするステップ (3)観察力を活かした取り組みとその結果について述べる

3つ目は「観察力を活かした取り組みとその結果について述べる」です。

自己PRのエピソードを2つに分けたときの後半部分であり、前半部分で記述した課題・目標に対する取り組みとその結果を考えていきます。ここで観察力をアピールできる具体的な取り組みを述べていきます。

また成果を書いていく際に、「アルバイトで自分が提案した施策を実施した結果売り上げが〇%伸びた」というような具体的な数字を用いて客観的に説明することを心がけましょう。

具体的な数字で成果を表すのが難しい場合は、他者からの評価などを提示することで成果に客観性を持たせることができます。

自己PRで観察力をアピールするステップ (4)観察力が企業にどう貢献できるかを述べる

最後の4つ目は締めの部分、「観察力が企業にどう貢献できるかを述べる」です。

ここでは選考官に入社後の活躍イメージが湧くように伝える必要があります。

以下の例を見ていきましょう。

AさんとBさんの自己PR

【Aさん】
(本文)→観察力という強みを御社でも活かしたいと考えています。

【Bさん】
(本文)→御社に入社後も観察力を活かし、顧客のニーズを的確に捉えることで成果創出していきます。

Aさんのように観察力という強みの再掲だけで終わるのではなく 、Bさんのようにどのように貢献できるのか、業務にどう活かせるのかまでをイメージできるように伝えると良いでしょう。

自己PRで観察力をアピールする際のポイント

観察力をアピールする際のポイントをご紹介します!

企業は観察力のある人材を求めているので、自己PRでアピールすることはメリットがあるでしょう。しかし、観察力をアピールする就活生は多く、捉え方によっては企業に評価されにくい側面もあります。

そこで、観察力をアピールして評価される自己PRにするためには、以下の3つのポイントを意識する必要があります。

  • 観察力をアピールする際のポイント (1)アピールしたい観察力を明確にする
  • 観察力をアピールする際のポイント (2)洞察力と混同しないようにする
  • 観察力をアピールする際のポイント (3)取り組みや成果の客観性を意識する

それぞれ解説していきます。

アピールしたい観察力を明確にする

1つ目はアピールしたい観察力を明確にするということです。

冒頭でもお伝えした通り、観察力は「状況観察力」「自己観察力」「人間観察力」の3つに分けることができます。この中でも状況観察力と人間観察力は外側に向いた観察力で、自己観察力は内側に向いた観察力になります。

このように一口に観察力と言ってもアピールポイントが異なるため、自身がどの観察力をアピールしたいのかを明確にする必要があります。

洞察力と混同しないようにする

2つ目は、洞察力と混同しないようにするということです。

こちらも冒頭で触れましたが、観察力と洞察力は異なる要素になります。観察力は表面情報から正確に物事を把握する、一方で洞察力はそこから物事の本質を見抜く思考力であるという違いがあり、観察力をアピールしたい場合にはこの2つを切り分ける必要がありがあります。

もし、どちらも自身の強みだと認識していてアピールがしたい場合は、2つをまとめて問題解決力として自己PRを考えてみると良いかと思います。以下の記事を参考にしてみて下さい。

取り組みや成果の客観性を意識する

3つ目は、取り組みや成果の客観性を意識するということです。

観察力は主観的な強みゆえに、ただ「周囲を観察しました」「自身を客観的に捉えました」と述べても選考官を納得させるのは難しいでしょう。

例えば、周囲を観察する際にどんなことを意識して、どんな気づきがあったのかを明示する。そして成果も主観的なものではなく、定量的な数字で表せるような客観性のあるものをアピールするすることで、面接官を納得させることができるでしょう。

定量的な数字で表せる成果がない場合は、定性的な要素でも周りの人からの反応や意見を盛り込むことで客観性を示すことができます。

まとめ

本記事のまとめ

本記事では自己PRにおける観察力について解説してきました。

改めてになりますが、自己PRは「自身が入社後に活躍できる人材であること」を示す必要があります。

観察力をアピールするポイントをしっかりと押さえ、志望企業の選考突破、ひいては内定獲得を目指してもらえればと思います。

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