自己PRで適応力をアピール-大手企業選考通過者のES例文付で解説-

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最終更新日:2023年12月20日

自己PRで用いられる強みの1つとして"適応力"が挙げられます。 

適応力を強みとして自己PRを作成する就活生の中には、

「企業に求められている適応力ってなんだろう?」

「適応力を自己PRとしてアピールできるか分からない」

という悩みを抱えている人もいるのではないでしょうか。

そこで、本記事では言い換え表現、大手企業選考通過者のES例文を紹介し、自己PRにおける適応力を取り上げ、適応力をアピールする際のポイントや注意点について詳しく解説していきます。自己PR

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自己PRで適応力を言い換えるなら?

自己PRで適応力を言い換えるなら?

自己PRで適応力を強みとする就活生は数多くいます。

「適応力という強みは伝わるけど、他の就活生と被らない言い換え表現はないかな?」

そんな就活生に向けて、適応力を言い換えた表現を下記にまとめました。これらを参考にして自分なりの言い換え表現を見つけてください。

  • どんな困難にも臨機応変に対応できる
  • 与えられた環境で期待に応えることができる
  • 視野が広く、多様な価値観を受け入れることができる 

自己PRで適応力という強みをアピールした大手企業選考通過者のES例文

適応力をアピールした自己PRのES例文ここでは適応力という強みをアピールして大手企業の選考を通過した就活生のES例文を紹介していきます。実際にどのようなエントリーシートが評価されるのか、具体的なイメージを持っていただけたらと思います。

適応力をアピールした自己PRのES例文(1):双日

あなた自身のこれまでについて、具体的なエピソードを交えて自己紹介をしてください。 (150字~300字)

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適応力をアピールした自己PRのES例文(2):サイバーエージェント

自己PRを記載お願い致します。(200文字以上300文字以内) 

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適応力をアピールした自己PRのES例文(3):村田製作所

あなたの人柄をひと言で記載し、今までの人生でその人柄が形成された背景を教えてください (200〜600文字) 

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適応力をアピールした自己PRのES例文(4):東日本旅客鉄道(JR東日本)

自己PR(あなたが当社に入社して具体的に実現したい夢は何ですか?自己PRと合わせて教えてください。) (600文字) 

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適応力をアピールした自己PRのES例文(5):ゴールドマン・サックス

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企業が自己PRを聞く意図とは

企業が自己PRを聞く意図とは?

「そもそもなぜ企業は就活生に自己PRを聞くのか」について紹介していきます。

企業が就活生に対して自己PRを聞く理由は以下の2点に大別されます。

  • 自社の求める長所・能力があるかを知るため
  • 人柄を判断するため

この2点について以下で詳しく説明します。

自己PRを聞く意図(1):自社の求める長所・能力があるかを知るため

営利企業である以上、当然ながら企業は利益を生み出す必要があります。そしてそのためには、働く社員が企業に利益をもたらす必要があります。

つまり新卒採用においても、"あなた自身が入社した際、その企業にプラスの利益をもたらすことができる人物かどうか"を企業は見ています。言い換えると、「その就活生が入社後に活躍してくれる人材かどうか」を見極めているということです。

そのため、自分の長所をアピールする際はありのままに長所を伝えるのではなく、企業が求めている素養を意識してアピールすることが重要になります。

自己PRを聞く意図(2):人柄を判断するため

企業は能力だけでなく、人柄も含めて採用を行っています。

そのため自己PR等の質問を通じ、その就活生の長所だけでなくその長所を培った経験を聞きます。そこで述べた経験から、企業は「この人は〇〇な性質を持っている」などとその就活生の人柄を導き出します。

つまり、自己PRから"その人の物事へ取り組む姿勢”を見ることができるということです。そして、その導き出された人柄と自社の社風等がマッチしているかを判断し、採用するか否かを判断します。

企業が求める「自己PRにおける適応力」とは

企業が求める自己PRにおける適応力とは

ここまでの説明で、自己PRがどんなものかについては理解できたかと思います。

これらを踏まえ、続いては企業が求める自己PRにおける適応力という強みについて考察していきます。そもそも「適応力」という言葉にはどのような意味があるのでしょうか?

『goo国語辞書』で「適応」という言葉を調べてみると、以下のような意味となります。

適応の意味

1 その場の状態・条件などによくあてはまること。

2 生物が環境に応じて形態や生理的な性質、習性などを長年月の間に適するように変化させる現象。

3 人間が、外部の環境に適するように行動や意識を変えていくこと。

【引用】goo国語辞書(適応)

このように、適応という言葉には様々な意味がありますが、共通していることとしては、その場の環境に適するように行動したり変化していくことだと言えます。

では、適応という言葉の意味を踏まえ、企業がなぜ「適応力のある学生」を必要とするのか考えていきましょう。企業が求める「適応力」としては以下の3点が挙げられます。

  • 固定観念にとらわれず柔軟に対応できる
  • 環境の変化にすぐに馴染める
  • 理不尽なことにも対応できる

企業が求める自己PRにおける適応力(1):固定観念にとらわれず柔軟に対応できる

1つ目は、固定観念にとらわれず柔軟に対応できることです。

仕事において自分の芯や信念を持ち続けることは大切です。しかし、自分の考えに固執しすぎて他の人の意見を取り入れることが出来なかったり、自分一人で仕事を進めてしまうようなことがあっては、チームの和を乱すことに繋がってしまいます。

さらに、最近では様々なテクノロジーが発達し、仕事内容や組織の仕組みが絶えず変化しています。そう言った面でも、固定された考え方にとらわれず、新しいことに積極的に馴染んでいける柔軟性が必要になってくるのです。

企業が求める自己PRにおける適応力(2):環境の変化にすぐに馴染める

2つ目は、環境の変化にすぐに馴染めることです。

就職して社会にでる際には、様々な場面で環境の変化に直面します。さらに就職後も転勤や部署異動、担当業務の変更など環境の変化がおこることは多々あります。

環境の変化に馴染めない人はストレスを抱えてしまうことがあります。やがて、うつ病や心の病気へと発展してしまい早期退職につながってしまうという場合もあり得ます。そうならないためにも、環境の変化に上手く対応できることはとても重要であると言えます。

このような点から、企業側は就活生が環境の変化にすぐに馴染めるかという観点も重視しているのです。

企業が求める自己PRにおける適応力(3):理不尽なことにも対応できる

3つ目は、理不尽なことにも対応できることです。 

社会にでて仕事をすると、自分のミスではないのに注意を受けたり上司の板挟みにあったりする場面が多くなります。社会人には、そのような理不尽な場面でもうまく対応していく力が必要になります。

理不尽なことを気にする人はストレスをためてしまい、仕事にも悪影響が出てしまいます。理不尽なことを気にしすぎず対応できる人は、仕事に専念することが出来ます。

企業側は生産性が高く企業の利益に貢献できる人材を求めているため、理不尽なことにも対応できることがとても重要です。

企業が学生に求める人物像の傾向

経団連が、経団連全会員企業に対して、「企業の求める人材像」などについてアンケートを実施しました

 

そのアンケート結果を見ると、企業が学生に特に期待する資質として、回答企業の約8割が「主体性」「チームワーク」「リーダーシップ」「協調性」を挙げています。そのほかにも、「課題設定・解決能力」「論理的思考能力」「創造力」も上位に並んでいます。

 

「企業からどのような資質が求められているのか」を正しく認識したうえで、自己PRを考えるようにしましょう。

 

【参考】採用と大学改革への期待に関するアンケート結果:一般社団法人日本経済団体連合会

エントリーシート(ES)における自己PRの基本的な書き方

エントリーシート(ES)における自己PRの書き方企業が求める適応力について解説しましたので、続いては自己PR全体の書き方について解説していきます。

自己PRを書く際は、基本的に以下のフレームワークに沿って書くことで論理的な自己PRにすることができます。

上記の図に記載してあるように、まず最初に「私の強みは適応力が高いことです。」のように"結論(書き出し)"を簡潔に述べ、その結論の根拠となるエピソードを伝えます。この際、後に述べるような適応力の言い換え表現を用いることで、他の就活生との差別化を図ることも大切です。

エピソードを述べる際には「どのような努力や工夫をし、どんな結果を出すことができたか」という選考官が最も知りたい部分まで書くようにしましょう。今回の場合は、自分の適応力がどのような場面で力を発揮したのかを具体的に書くことが大切です。そうすることで自分の人柄や強みの再現性が伝わるようになります。

そして最後には、自分の強み(長所)を通して企業にどう貢献できるのかをアピールします。このような流れで自己PRを書き終わったら、必ず添削をするようにしましょう。

自己PRの基本的な書き方に関しては以下の記事で詳細に解説していますので、各フレームワークのポイントを確認したい就活生はこちらの記事もご覧ください。

文章だけでなく、動画を通じても自己PRの書き方を理解したい就活生は、以下のYouTube動画もあわせてご覧ください。

自己PRで適応力をアピールする際のポイント

自己PRで適応力をアピールする際のポイント

ここまでで、企業が求める適応力や自己PRの基本的な書き方は理解していただけたかと思います。

続いては、自己PRで適応力をアピールする際のポイントについて解説していきます。ポイントは以下の3点になります。

  • 適応力を具体的に伝える
  • 適応力という強みの再現性を伝える
  • 企業が求める人物像に沿って自己PRする

自己PRで適応力をアピールする際のポイント(1):適応力を具体的に伝える

1つ目のポイントは、適応力を具体的に伝えることです。

上記のとおり、環境に馴染めることや理不尽なことに対応できることなど、適応力にも様々なものがあります。また、適応力を強みとする就活生は数多くいます。

そのため、適応力をより具体的に伝えることで、自分の人柄や他の就活生との違いをアピールすることが重要です。

例えば、環境に馴染める力をアピールしたいのであれば、「私の強みは、新しい環境に置かれたときに自分に求められている役割を果たすことができる適応力です。」​​​​​と具体的に伝えるようにしましょう。

自己PRで適応力をアピールする際のポイント(2):適応力という強みの再現性を伝える

2つ目のポイントは、適応力という強みの再現性を伝えることです。

企業は営利団体である以上、社員が企業に利益をもたらすことが求められます。そのため、新卒採用においてもその就活生が入社後企業にプラスの利益をもたらしてくれる人材かどうかが重要になります。

したがって、適応力という強みを伝える場合でも、その強みを入社後どのように活かすことで企業に貢献することができるのかまで明確に伝えましょう。

自己PRで適応力をアピールする際のポイント(3):企業が求める人物像に沿って自己PRする

3つ目のポイントは、企業が求める人物像に沿って自己PRすることです。

2つ目のポイントで強みの再現性を伝えることについて述べましたが、その際、自分が志望している業界・企業がどのような場面で適応力を持つことを求めているのかを把握しておくことも大切です。

自己PRを伝えるうえで重要なのは「業界・企業で求められる素養」と「あなたの強み」の合致を伝えることになります。

企業理念については採用HPにも記載されているため、企業への理解を深めたうえでそれに沿った自己PRを作成するように心掛けましょう。

自己PRで適応力をアピールする際の注意点

自己PRで適応力をアピールする際の注意点

続いては自己PRで適応力をアピールする際に注意するべきことについて解説していきます。

注意点は主に以下の2点になります。

  • 流されやすいと思われないようにする
  • 一貫性がなくならないようにする

自己PRで適応力をアピールする際の注意点(1):流されやすいと思われないようにする

1つ目の注意点は、流されやすいと思われないようにすることです。

適応力は一般的に強みとして受け入れられますが、捉えられ方によっては短所となることもあるので気を付ける必要があります。

例えば、就活生にリーダーシップや他の人にはない独創性を強く求める企業があった場合、適応力をアピールするとマイナスな印象を与えてしまう可能性があります。

その際、適応力は変化に対応する能力ではなく、周りに流されやすい性格だと捉えられてしまうことがあります。

企業の特徴を理解したうえで、​​​​​アピールしたい内容が正しく伝わるように自己PRを作成することが大切です。

自己PRで適応力をアピールする際の注意点(2):一貫性がなくならないようにする

2つ目の注意点は、一貫性がなくならないようにすることです。

面接やエントリーシートでは、短所や失敗した経験を聞かれることがあります。その際に、「環境の変化に対応できなかった。」や「自分の意見を曲げずに周りとぶつかったことがある。」といったエピソードを述べてしまうと、適応力があるという強みと矛盾してしまいます。

企業側は就活生の人柄を知りたいと思っていますが、面接やエントリーシートの内容に一貫性がないと、「結局この就活生はどんな人柄なんだろう。」と上手く伝わらなくなってしまいます。

そのため、実際に短所や失敗した事実があるとしても、アピールしたい強みと矛盾しないように気を付ける必要があります

まとめ

自己PR適応力のまとめ

本記事では自己PRにおける適応力について解説してきました。

自己PRでは「入社後企業に貢献できる人材であること」をアピールする必要があります。

企業・業界研究を十分に行ったうえで、それに沿った自己PRを作成できるように心掛けましょう。

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