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既卒の採用状況について

掲載開始日:2014年06月13日
最終更新日:2017年01月24日

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2010年に政府が「卒業後三年は新卒扱い」にするよう経団連の各企業に要請し、賛否両論ありながらも2012卒の就職活動から随時実施され、ある程度のデータが出そろっています。今回はそんな既卒の採用状況についてデータとともに詳しく説明したいと思います。

1.2012卒の既卒者採用データ

2012卒の既卒者の採用データについては2011年8月に株式会社ディスコがリリースを出していますので、こちらを引用したいと思います。
「三年以内既卒者の新卒扱い」を受け、「今年度から受け付けることにした」企業は全体の14.7%で、要請以前から受け付けていた企業を足し合わせると57.2%と6割近くの企業が既卒者を新卒採用として扱っていました。また既卒者を受け付けている企業に卒業後何年目までの既卒者を受け付けているか質問したところ、「規定を設けていない」が51.1%と半数以上を占めました。最も多かった3年以内は34.7%で、既卒者を受け付けている企業の8割以上が3年以内の既卒者であれば受け付けていることがわかりました。


また既卒者を受け付けている企業の内、実際に既卒者に内定をだした企業は、13.7%ですが、1,000人以上の大企業では22.7%と企業規模が大きくなるほど内定を出した割合は高まる傾向にあります。

2.データから見る既卒者の就職活動

2012卒の就職活動の時点で6割近くの企業が既卒者を受け付けているなど、既卒者の就職活動も大分厳しさがやわらいだように感じます。内定をだした企業は13.7%と少ないものの、これは既卒者自体の母数が少ないこともあり、この数字だけを見て既卒者の就職活動が厳しいとは言えません。実際に私が支援した学生でも既卒者でも内定を得ている人がたくさんいました。彼らの内定先を見ていても、上記のデータ通り、大手企業の方が既卒者にも寛大な傾向にあるように感じられました。特に司法試験や公認会計士などの資格試験組の既卒者に対しては企業も理解をしており、試験への取組みを評価しているようです。就職浪人は不利だから絶対にするべきではないという傾向もだいぶ薄らいできたことがデータを通しても伺えます。

3.既卒の理由をしっかり説明することができれば大きな問題はなし

企業による「卒業後三年以内は既卒扱い」については想像以上にスムーズに進んでいるようです。2013卒ではもっと多くの企業が受入を開始すると予想されますから、既卒者にとっては安心して受けられる体制が整いつつあります。結局は既卒にしても留年と同様に「なぜ既卒なのか」という理由をしっかり説明し、面接官に納得してもらえれば何の問題もないということでしょう。資格試験の勉強から民間就職に切り替えた人はその理由をしっかりと準備をした上で話をするようにしましょう。自分なりに人生の選択を他者の共感を得られるように話ができるか、内定のポイントはそこにあります。

今回のまとめ

・既卒者を受け入れている企業は57.2%と6割近くに及ぶ
・実際に内定を出した企業は全企業の13.7%、1,000人以上の大企業に限ると22.7%と大企業ほど寛容
・「なぜ既卒なのか」という理由をしっかりと面接官に説明できれば既卒でも問題は少ない

photo by bensonk42

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