更新情報2022/03/29(火)内容を更新しました!

7153 views
面接での「ほかに受けている企業」の答え方|質問の意図や回答例を解説
最終更新日:2022年03月29日
面接とは(面接を課す意味・評価基準・面談との違い)
面接の頻出質問一覧と回答例(志望動機・自己PR・ガクチカなど)
面接の逆質問一覧(考える際のポイント・具体例)
面接で必要なマナー(入退室・身だしなみ・メール・電話)
面接の対策(一次面接・二次面接・最終面接・集団面接・WEB面接・ケース面接・圧迫面接)
面接の練習(練習方法・ポイント)
面接の準備(選考通過に向けた準備・当日に向けた準備)
面接質問集(大手企業の面接で実際に聞かれた質問を厳選して掲載)
面接で「ほかに受けている企業」を聞くのは、どのような意味があるのだろう?
「ほかに受けている企業」を面接で伝える時ってどのように話せばいい?
上記のような悩みや疑問を持っている就活生は少なくないと思います。
そこで本記事では、そんな悩み・疑問を抱いている就活生に向け、「ほかに受けている企業は?」という質問での回答ポイント、面接での伝え方、回答例などを解説していきます。
- 本記事の構成
- 企業が面接で「ほかに受けている企業」を聞く理由
- 「ほかに受けている企業」を答える際のポイント
- 「ほかに受けている企業」を面接で伝える際の3ステップ
- 「ほかに受けている企業」を聞かれた際の回答例3選
- 追加でされる質問はどのような質問がある?
- 終わりに
企業が面接で「ほかに受けている企業」を聞く理由
企業はなぜ、面接の場で「ほかに受けている企業」を質問するのでしょうか?
企業側が面接で「ほかに受けている企業」を聞く理由は主に以下の2点です。
就活生の就職活動の軸や価値観を確認するため
企業側は、「ほかに受けている企業」について聞くことで、就活生の就職活動の軸や就活生が重視している価値観について知ることができます。
面接官は、就活生の口から直接的に軸や価値観を知り得るのではなく、「ほかに受けている企業」の共通点などから、就活生が重視している軸や価値観を推測、判断することが可能です。
就活生は、ほかに受けている企業名を伝える際、上記の事情を踏まえたうえで伝えるようにしましょう。
他の回答との一貫性を確認するため
企業側は「ほかに受けている企業」について聞くことで、様々な質問との整合性を確認することができます。
特に「就活軸」や「企業選びで重視しているポイント」、「志望動機」といった質問との整合性を確認でき、この「ほかに受けている企業」の回答を通じてそれらの質問の信憑性を図ることが可能になります。
就活生としては、企業名を回答しなければならず、具体性が求められる質問になるため、上手く言い逃れることが難しいです。
ゆえに、どの企業名を伝えるのか事前に準備しておくことが先決です。
「ほかに受けている企業」を答える際のポイント
続いて「ほかに受けている企業」を伝える際のポイントについて説明します。
回答ポイントは、主に以下の3点です。
- 正直に答える
- 一貫性を意識する
- 聞かれた質問に対して過不足なく回答する
正直に答える
前提として、面接では誠実でいることが重要です。なぜなら、面接は人間性をアピールする場であることはもちろんのこと、様々な角度から質問されるため、嘘をつくとどこかで矛盾が生じてしまう可能性が高いからです。
他社の選考を受けている理由を論理的に説明できる場合は、正直に伝えましょう。
ただし、状況によっては、本音と建前を使い分けなければならない場面があると思います。
建前で面接を突破することも十分可能ですが、論理性の破綻などのリスクを考えたうえで判断していただければと思います。
一貫性を意識する
既述しましたが、この「ほかに受けている企業」について問う質問では具体的な企業名を求めているため、言葉を濁すことができず、言い逃れがしにくいとされています。
そのため、何も考えずにただ企業名を伝えるとほかの質問との整合性がとれない事態が発生しやすくなるため、要注意です。
また「就職活動の軸と今受けている業界や企業について教えて」といった質問や、「これまでの就職活動の中で、どのような企業を受けてきたのか」という形で時間軸で質問される場合もあります。
ですので、現在選考を受けている企業群といった横の軸、並びに就職活動全体を俯瞰し、どのような経緯で企業の選考を受けてきたのかという縦の時間軸で面接前に頭の中を整理しておくことを推奨します。
聞かれた質問に対して過不足なく回答する
聞かれた質問に対して過不足なく回答するということは面接の肝ですが、実践するのは想像以上に難しいです。
今回の「ほかに受けている企業」についての回答は、具体的には後述しますが、基本的に「企業名を端的に伝える」で十分です。
なお、こちらについても後述しますが、同じ業界のみを受けている場合は、「なぜそれらの企業を受けているのか」、異なる業界を中心に受けている場合は、「なぜその業界を受けているのか」を聞かれる可能性が高いため、それらも合わせて考えておくといいでしょう。
「ほかに受けている企業」を面接で伝える際の3ステップ
「ほかに受けている企業」を伝える際に、意識することは以下の3ステップです。これらのポイントを押さえることで、面接官に簡潔に伝えることができるでしょう。
「同じ業界の競合他社を伝える場合」、「異なる業界の企業を伝える場合」、「ほかに受けている企業がない場合」それぞれ分けて説明します。
(1)企業名を2~3社伝える
私は、現在「○○○」と「○○」、「○○○○」の選考を受けております。
(2)その業界を志望している理由を企業選びの軸に沿って伝える
私の企業選びの軸は、○○です。○○業界は、○○という点で合致していると思い、○○業界を志望しています。
(3)業界の中でその企業を受けている理由を伝える
私は○○という点を重視しています。その○○業界の中でも、先ほどお伝えした企業は私が重視する点が特に優れていると考えたため、選考を受けています。
(1)企業名を2~3社伝える
私は、現在○○業界の「○○○」と「○○」、○○業界の「○○○○」の選考を受けております。
(2)異なる業界の企業を志望する理由を企業選びの軸に沿って伝える
これらの企業は、御社とは異なる業界に所属しますが、私は企業選びの軸として「○○■■××」を据えています。
(3)企業選びの軸との合致点、合致する企業の中でその企業を受けている理由を伝える
私の企業選びの軸と○○という点で、合致していると考えたため、○○業界も受けています。そのうえで、私は○○という点を重視しています。企業選びの軸に合致する企業の中でも、先ほどお伝えした企業は私が重視する点が特に優れていると考えたため、選考を受けています。
(1)ほかに受けている企業はないと伝える
現在、ほかに受けている企業はありません。
(2)受けていない理由を企業選びの軸に沿って伝える
なぜなら、○○だからです。
(3)志望度が高いことを伝える
私は、御社の○○という点に特に惹かれており、この点は御社が自身にとって最適だと感じました。是非とも御社で働きたいと考えております。
「ほかに受けている企業」を聞かれた際の回答例3選
続いて「ほかに受けている企業」の回答例を紹介します。ケース別に例文を掲載していますので、参考にしていただければと思います。
回答例(1)同じ業界の競合他社を伝える場合
このコンテンツは会員(無料)の方のみご覧になれます。
また、会員(無料)の方は65466枚のエントリーシートを全て閲覧可能になります。
(無料会員登録はこちら)
回答例(2)異なる業界の企業を伝える場合
このコンテンツは会員(無料)の方のみご覧になれます。
また、会員(無料)の方は65466枚のエントリーシートを全て閲覧可能になります。
(無料会員登録はこちら)
回答例(3)ほかに受けている企業がない場合
このコンテンツは会員(無料)の方のみご覧になれます。
また、会員(無料)の方は65466枚のエントリーシートを全て閲覧可能になります。
(無料会員登録はこちら)
追加でされる質問はどのような質問がある?
最後に「ほかに受けている企業」を聞かれた後に、続けて聞かれる可能性の高い質問を4つ紹介します。
「ほかに受けている企業」の質問について考えるだけでなく、下記4つの質問への回答に対しても準備を行い、より万全な面接準備をしていただければと思います。
- 差し支えなければ、ほかに受けている企業の選考状況について教えてください
- それらの企業を受けている理由は何ですか?
- それらの企業の選考を受けようと思ったきっかけは何ですか?
- 企業選びの軸について教えてください
差し支えなければ、ほかに受けている企業の選考状況について教えてください
「ほかに受けている企業」について質問された場合は、企業名のみならず、選考状況まで必ず聞かれると思っておいた方がいいほど、頻繁に聞かれる質問です。
質問されてから即座に考えると、スムーズな回答ができず、面接官にあまりいい印象を与えることができない可能性が高まります。
企業名のみならず、各企業の選考状況まで面接前に合わせて準備するようにしましょう。
下記の記事では、「他社の選考状況」について面接で聞かれた際の答え方や回答ポイントについて解説していますので、ぜひ合わせてご覧ください。
それらの企業を受けている理由は何ですか?
この質問も頻出です。
同業他社を伝える場合は、「企業選びの軸」、異なる業界の企業を伝える場合は、「就職活動の軸」や「将来成し遂げたいこと」を述べ、共通点を伝えるようにすると一貫性を担保することが可能です。
それらの企業の選考を受けようと思ったきっかけは何ですか?
この質問は、面接官にとって就活生が受けているほかの企業と自社との関係性が不明瞭だった場合にされることが多い質問です。
「インターンシップに参加し、早期選考に呼ばれたから選考を受けている」や「将来○○成し遂げたいと考えており、この企業も○○の点で関係すると考え、選考を受けている」など様々な理由があると思います。
どのような理由であれ「自分なりに感じたこと・考えたこと」や「体験・経験」に基づき、自分の言葉で正直に語ることを大切にしましょう。
単に選考を受けている理由だけでなく、きっかけやどのような流れ、経緯で選考を受けるようになったのかを整理しておくといいでしょう。
企業選びの軸について教えてください
この企業選びの軸に関する質問ですが、面接の場では、「○○と■■を受けているとのことだけど、企業を選択する際に重視していることは何かある?」といった形で聞かれます。
企業選びの軸を伝えるためには、前提として共通点を明示できるようにしなければなりません。
「ほかに受けている企業」の質問に対する回答として、伝える企業を決める際、予め自分なりに共通点を洗い出しておくといった事前準備をするといいでしょう。
企業選びの軸の概要や選定方法については、unistyleで多数解説していますので、ぜひ下記の記事を参照していただければと思います。
【就活における7つの企業選びの軸】自身の軸に合った業界を知ろう
企業選びの軸の選定法とは?ガクチカや自己PRを活かした軸の作り方
【企業選びの軸選定法】二項対立で決める企業選びの軸の7つの事例
「アイディアで勝負したい」という企業選びの軸研究
企業選びの軸の定め方と注意すべき3つのポイントとは
終わりに
いかがでしたでしょうか。
本記事では、「ほかに受けている企業は?」という質問での回答ポイント、面接での伝え方、回答例などを紹介しました。
面接で「ほかに受けている企業」について聞くことの本質を理解して、しっかりその理由を答えられるようにしましょう。
本記事を参考に回答ポイントや回答例をインプットし、そのうえで本番でのアウトプットに繋げ、選考突破と志望企業の内定獲得を目指していただければと思います。
本記事でも何度か述べましたが、面接は事前準備が非常に重要です。その面接準備の精度を向上させるには、リアルタイムで面接の質問事項を知っておくことが重要であり、その手段としてオープンチャットが有効です。
下記の記事からオープンチャットに参加することができますので、ぜひご利用いただければと思います。
以下では、本記事のunistyle関連記事・動画をまとめましたので、気になった記事や動画をぜひご覧ください。
オススメテクニック

【志望動機対策】面接がうまくいかな...>
志望動機完全攻略記事一覧企業が志望動機を聞く意図・就活生がアピールすべきポイントESにおける志望動機の書き方面接で志望動機を適切に伝え...

面接での「苦手な人」の答え方とは?...>
面接完全攻略記事一覧面接とは(面接を課す意味・評価基準・面談との違い)面接の頻出質問一覧と回答例(志望動機・自己PR・ガクチカなど)面...

【ES・面接回答例5選】当社に興味...>
「ESや面接で当社に興味を持った理由(知ったきっかけ)を聞くのは、どのような意味があるのだろう?」「当社に興味を持った理由(知ったきっ...

アクセンチュアの面接過去問26選|...>
アクセンチュアは経営コンサルティングからテクノロジー・サービス、アウトソーシング・サービスを提供するグローバル企業であり、特にデジタル...