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エントリーシートの志望動機の文字数の目安は?文字数別の書き方も解説【例文付】
最終更新日:2021年02月25日
エントリーシート(ES)で頻出の質問である志望動機。
字数制限がない場合は何文字書くのが適正なのか、どのような構成で書き進めるのが良いのか考える必要があります。
また字数制限がある場合は、制限いっぱいまで書くことが良いのか、文字数によって何に重点を置いて書くべきなのかなどを考える必要があり、どのように書くべきなのか迷う就活生も多いと思います。
そこで本記事では、適切な文字数や文字数ごとの志望動機の書き方を解説し、就活生の皆さんが志望動機を書き進める手助けになれればと思います。
- 本記事の構成
- 志望動機の基本的な書き方
- 志望動機の文字数の目安とは
- 志望動機を書く際のポイント
- 文字別の志望動機の書き方
・100字
・200字
・300字
・600字 - 大手企業内定者の志望動機エントリーシート(ES)例文
・100字
・200字
・300字
・400字
・600字 - 最後に
志望動機の基本的な書き方
前提として、志望動機をどのように書くべきかを考えるには、企業が志望動機を聞く意図や押さえるべき内容が何かを理解しておく必要があります。
まず、【就活】志望動機とは?受かるために押さえておきたいポイントを基礎から解説にあるように、企業が志望動機を聞く意図は以下の2点です。
- 志望度の高さを知りたい
- 社風やビジョンとマッチするかを知りたい
この意図を踏まえると、志望動機の際には下記の4点をしっかり伝える必要があります。
- 将来の目標は何なのか
- なぜその業界なのか
- 業界内でもなぜその企業なのか
- どのようなことで企業に貢献できるのか
これらを説得力のある形でかつ分かりやすく伝えるために、志望動機を以下のフレームワークに沿って作成することが望ましいです。
一般的に志望動機を作成する方法としては、「成し遂げたいことに基づいて書く方法」と「自身の適性に基づいて書く方法」の2つのアプローチが存在しています。
それぞれのフレームワークは以下の通りです。
(1)成し遂げたいこと
(2)きっかけとなる経験
(3)企業選びのポイント
(4)他に受けている業界とその業界ではダメな理由
(5)具体的に取り組みたい仕事
(6)業界の中でもその企業の理由
参考:エントリーシートの志望動機の書き方6ステップを解説|ES例文付
成し遂げたことに基づいて書く場合は、未来志向な理由となりますので、明確にやりたいことやビジョンをお持ちの方におすすめのフレームワークです。
(1)自分自身が向いてること
(2)向いてることの具体的な経験
(3)向いていることを活かして志望業界で取り組みたい仕事
(4)他に受けている業界と他業界ではダメな理由
(5)業界の中でもなぜ当社か
参考:【就活生必読】志望動機が特になくても書けるフレームワークとは?
次に自身の適性に基づいて書く場合は、明確に自分の強みを理解している方におすすめのフレームワークとなります。
上記いずれも、方法が違うだけで良し悪しは無く、ビジョンで語るのか強みで語るのか、自分が最も説得力を持って伝えることができる方を選択してください。
ただし、いずれの二つにも共通しているのは、伝えたいことが何であれ、志望理由を結論ファーストで伝えることと、それが過去のどのような経験によって生まれ認識したものなのか、また何故それは他業界や同業他社ではだめなのかを伝える必要があります。
過去の経験を語ることで、強みやモチベーションの再現性を伝えることができ、他社との比較を加えることで志望度の高さを伝えることができます。そのため、志望動機としていずれも欠かせないポイントと言えます。
基本的な志望動機の書き方やフレームワークを改めて確認したい方は、以下の記事や動画も参考にしていただければと思います。
志望動機の文字数の目安とは
企業が志望動機を聞く意図やフレームワーク・書き方は理解できたと思います。次に、志望動機はどの程度の文字数で書くべきなのかを考えていきます。
企業によっては、字数の制限がある場合とない場合があるので、それぞれに分けて考えていきます。
字数制限がない場合
結論としては300字~400字程度で書くことが望ましいです。
字数制限がない場合であれば、先ほど説明したフレームワークを全て盛り込んで書くことができます。それぞれの項目を満遍なくかつ、端的に書くとおおよそ300字~400字程度になるでしょう。
また、人間が文章を読むスピードは1分間に600文字程度と言われています。日々たくさんのエントリーシート(ES)を読まないといけない人事側の目線から考えても、300字~400字程度で志望動機が分かりやすく書かれていることが望ましいでしょう。
字数制限がある場合
結論としては、9割以上書くことが望ましいです。
具体的には、400字以内の指定があるエントリーシート(ES)があった際に、360字まで書くことが望ましいです。8割の320字程度で書くことを考えると、360字と比較して、伝えられる情報量が乏しくなってしまい評価されにくいエントリーシート(ES)となってしまうでしょう。
ただし、文字数が不足していても必要なな情報を論理的に伝えられているのであれば、無理やり言葉を付け足して読みづらいエントリーシート(ES)になることは避けた方がよいでしょう。
志望動機を書く際のポイント
志望動機を書く上での項目や文字数の目安は理解できたと思います。続いては、実際に志望動機を書く際に、考慮すべきポイントを説明します。
志望動機を書く際には、以下の3つのポイントを押さえられるとよいでしょう。
- フレームワークに沿って書く
- 一文の長さに気を付ける
- 変えられる表現を模索する
それぞれ説明していきます。
フレームワークに沿って書く
先ほど説明しているフレームワークに沿って書くと、論理的に繋がる文章になります。また、内容としても網羅的に志望動機を説明できるため、基本的にはフレームワークの流れで書くのが良いでしょう。
志望動機を書き始める際に、まずフレームワークの項目に沿って内容を書いていきましょう。
この際に、文字数に合わせて内容を考えるのではなく、文字数は意識せずに考え、最終的に合わせることが望ましいです。そうすれば伝えたいことの抜け漏れをなくすことができ、最適な志望動機の構成を考えることができます。
先にフレームワークを意識せずに志望動機を書いた際に、思ったより文字数が書けないという場合も考えられます。その場合でも、自分が書いた文章とフレームワークを比較して、不足している項目を追加することで、論理性と文字数が担保された志望動機になるでしょう。
一文の長さに気を付ける
フレームワークの項目に沿って書き進め、まとめる際に気を付けるべきこととして、目安としては、一文を60字以内に収めることが挙げられます。
以下の参考記事にもある通り、人間が集中して読める文字の数は60字で、これを超えると途端に読みにくくなってしまいます。
各社の人事は忙しい中、多くのエントリーシート(ES)を判断する必要があるため、なるべく読みやすい文章を心掛けることで良い印象を与えることができるでしょう。
そのため、一文が長くなる際には、余分な単語を削ることや、二文に分けるなどをして一文の文字数を減らすことを意識しましょう。
変えられる表現を模索する
文章をまとめた際に、文字数が目安を超えているが、何を削っていいかわからないという場合も多く存在するでしょう。
その際に確認するべきこととしては、変えられる表現がないかを模索するということです。
確認するべき項目としては、以下の通りです。
・単語
・二重表現
・接続詞
・主語
・語尾
同じ内容で文字数が少ない単語に言い換えることや、不要な表現・単語を減らすことを行い読みやすい文章になるように心掛けましょう。
文字別の志望動機の書き方
志望動機のフレームワークやポイントを解説してきましたが、エントリーシート(ES)は指定の文字数によって書くべき項目や分量が変わります。
そこで、以下の成し遂げたいことに基づいて書く方法に関して、どの内容を重点的に書くことが良いか文字数ごとに考えていきます。
(1)成し遂げたいこと
(2)きっかけとなる経験
(3)企業選びのポイント
(4)他に受けている業界とその業界ではダメな理由
(5)具体的に取り組みたい仕事
(6)業界の中でもその企業の理由
また、フレームワークに沿って作成した架空の銀行の志望動機(400字)の例文を元に、それぞれの文字数の参考例文も作成しました。そちらもあわせてご覧ください。
(395文字)
100字
指定文字数が100字の場合は、(1)(3)(6)を中心に伝えると良いでしょう。
指定文字数が少ない意図として、簡潔に伝える能力を判断したいということや、企業を志望する最も大きな理由を知りたいという背景があります。
そのため、(1)(3)で企業選びの軸を明確にしたうえで、(6)でなぜその企業なのかを端的に述べられるとよいでしょう。
例文は以下の通りです。
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200字
指定文字数が200字の場合は、(1)(2)(3)(6)を中心に伝えると良いでしょう。
比較的文字数が少ない指定であるため、100字の場合と同様に、簡潔に伝える能力を判断したいということや、企業を志望する最も大きな理由を知りたいという背景があります。
(2)で過去の経験を語り、強みややりたいことの再現性を伝えることができ、説得力のあるエントリーシート(ES)になるでしょう。
例文は以下の通りです。
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300字
指定文字数が300字の場合は、(1)(2)(3)(5)(6)を中心に伝えると良いでしょう。
300字であればほぼフレームワーク通りに伝えられる文字数であるため、文字数を調整しながらすべての要素を盛り込むことを意識しましょう。
例文は以下の通りです。
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600字
指定文字数が600字の場合は、フレームワークの中でも短い文章だと言及しきれない(2)(4)(5)により厚みを持たせて書くことができるとよいでしょう。
指定文字数が多い意図として、志望への熱意を測ることや、より説得力のある志望動機を元に判断したいという背景があります。
そのため、(2)で自身が特に志望すると考えたきっかけを伝えることで、より志望度を伝えることができるでしょう。また、(4)でなぜその業界なのかを論理的に説明することができればさらに説得力のある志望動機となるでしょう。
例文は以下の通りです。
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大手内定者の志望動機エントリーシート(ES)例文
文字数ごとの志望動機の書き方は理解できたでしょうか。
ここでは、実際にどのようなエントリーシート(ES)が評価されるのかより具体的なイメージを持っていただくために、「大手企業からの内定を獲得した志望動機のエントリーシート(ES)例文」を指定文字数ごとに紹介します。
こちらもあわせて参考にしてください。
100字:ダイキン工業21卒内定者
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200字:三菱UFJ銀行(旧 三菱東京UFJ銀行)21卒内定者
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300字:野村證券21卒内定者
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400字:アビームコンサルティング21卒内定者
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600字:双日21卒内定者
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最後に
本記事では、志望動機の適切な文字数や、文字数ごとの書き方を解説してきました。
志望動機はどの企業でも聞かれる超頻出の質問のため、自分の志望度をしっかりと文面で伝えられるようにしておきましょう。
その際には人事の目線に立ち、文字数や伝えるべき内容を整理したうえで、志望動機を書き進めましょう。
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