【ES例文11選】向上心を自己PRでどうアピールするか?言い換え例も紹介

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最終更新日:2023年12月20日

自己PRで比較的よく用いられる"向上心"という強み(長所)。

向上心をアピールして志望企業の内定を目指そうと考えている就活生も少なくないかと思います。

社会人において、向上心は求められる要素であることは間違いない一方で、アピールする上で注意しなければならないポイントが多い強みでもあります。

そこで本記事では、向上心をどのようにアピールすれば、企業に評価されるESになるかを解説していきます。

本選考とインターンの締め切り情報

自己PRで向上心をアピールした大手企業内定者のES例文

最初に「向上心をアピールして大手企業からの内定を獲得した就活生のES例文」をエピソードごとに紹介します。自己PRを書く上での参考にしてみてください。

アルバイト・インターンでの向上心をアピールした自己PRのES例文

アクセンチュア22卒内定者例文

「未来のアクセンチュアに必要なDNA」のうち共感できるものを1つ選んでください。

 

チャレンジに手加減せず、最後までやり遂げる

 

上記を選択した理由をご自身の経験をふまえて記述してください。(400文字以上600文字以下)


飲食店のアルバイトリーダーとして、伸び悩んでいた売上向上を目標として店舗改革を行った経験から「チャレンジに手加減せず、最後までやり遂げる」というDNAに共感する。
当店は満席率が高かったので売上を向上させるには客単価を上げる必要が有ると考え、売上の多くを占めるコース料理に対する施策を考えた。施策の内容は松竹梅方式を用いて既存の2つのコースに加えて3つ目の高級コース料理をつくるというものだ。最初は高価に見せるために豪華な料理を組み込むことを提案したが、原価率が高いという理由で社員の承諾を得る事が出来ず苦労した。そこで承諾を得る為に原価率の低いメニューやデザートを複数組み込み、品数を増やすことで満足度を上げるよう工夫した。そして、社員に毎日営業後に10分ほど時間を作ってもらいメニューの提案書を出すことを繰り返し、改善を重ねることで何とか実施出来た。その結果、客単価を500円、売上を前年比25%向上させることが出来た。この挑戦から課題を分析し、目標達成に向け粘り強く取り組むことの大切さを学んだ。この経験を活かして貴社で入社後も挑戦する中で困難に遭遇しても妥協せず、最後まで粘り強く挑戦したい。以上の理由から私は「チャレンジに手加減せず、最後までやり遂げる」というDNAに共感し、働く上で重要だと考える。

 

【アクセンチュア内定者】22卒本選考ES (ビジネスコンサルタント)
アクセンチュアの企業研究ページ(内定者ES・選考レポート・選考対策記事)はこちら

ジブラルタ生命保険23卒内定者例文

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住友不動産販売22卒内定者例文

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部活での向上心をアピールした自己PRのES例文

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ネットワンシステムズ23卒内定者例文

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その他・複数エピソードでの向上心をアピールした自己PRのES例文

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三菱重工業23卒内定者例文

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自己PRにおける向上心とは

自己PR 向上心

自己PRでよく用いられる「向上心」ですが、そもそもこの言葉にはどういった意味があるのでしょうか?

『goo国語辞書』で調べてみると、向上心の意味は、

現在の状態に満足せず、よりすぐれたもの、より高いものを目ざして努力する心。
【引用】goo国語辞書(向上心)

と定義されています。

これをビジネスシーンに置き換えてみると、常に顧客や会社内に対して、より高い価値を提供し続けようと主体的に挑戦する姿勢となるでしょう。

現在企業は日々競争にさらされており、その競争に勝ち抜いていくことが求められます。そのため、いずれの仕事においても、より優れたものを提供し続ける必要があります。

当然企業の中にいる個人も同様に、日々ライバル企業よりも高い価値を生み出すために働くことが求められるでしょう。

自己PRにおける向上心は、上記の内容を念頭に置きながら用いるべき強み(長所)であると言えるでしょう。

企業が学生に求める人物像の傾向

経団連が、経団連全会員企業に対して、「企業の求める人材像」などについてアンケートを実施しました

 

そのアンケート結果を見ると、企業が学生に特に期待する資質として、回答企業の約8割が「主体性」「チームワーク」「リーダーシップ」「協調性」を挙げています。そのほかにも、「課題設定・解決能力」「論理的思考能力」「創造力」も上位に並んでいます。

 

「企業からどのような資質が求められているのか」を正しく認識したうえで、自己PRを考えるようにしましょう。

 

【参考】採用と大学改革への期待に関するアンケート結果:一般社団法人日本経済団体連合会

企業は向上心のある人材を求めるのか

向上心 求める 企業

自己PRにおける向上心の定義は理解できたと思いますが、本当に企業は向上心のある人材を求めているのでしょうか?

結論から言うと、向上心は他の要素と比較して、より企業が求めている強み(長所)になります。

企業が選考時に重視する項目

経団連が2018年度に作成している「2018 年度 新卒採用に関するアンケート調査結果」によると、企業が学生を採用する際に、選考時に重視していた項目は以下になります。

【選考時に重視した項目 上位5項目】
1.コミュニケーション能力 82.4%
2.主体性 64.3%
3.チャレンジ精神 48.9%
4.協調性 47.0%
5.誠実性 43.4%

【出典】
一般社団法人日本経済団体連合会「2018 年度 新卒採用に関するアンケート調査結果」
※20項目の中から各社5項目を選んだデータの上位5項目を抜粋。

この結果を見ると、先ほどの、向上心をビジネスシーンに置き換えた文言にもある、主体性・チャレンジ精神の項目は20項目中2,3番目に重視されていることがわかります。

よって、向上心は、企業が就活生に対して、他の項目よりも求めている強みだと言えるでしょう。

企業が向上心を求める理由

それでは、なぜ企業は向上心がある就活生をより重視して求めるのでしょうか?

その理由の一つとして、これからの時代(VUCAの時代)を生き抜くために必要とされる素養であるからといえるでしょう。

社会の変化が激しく、将来の姿を予測することが難しくなっている現代(将来)を示す用語として「VUCA」というものが存在します。

VUCAとはVolatility(変動性)
Uncertainty(不確実性)
Complexity(複雑性)
Ambiguity(曖昧性)

VUCAとは上記4つの単語の頭文字を取った造語であり、一つ一つの単語を見ていただければ分かる通り、これからは変化の激しく不安定な時代が訪れるとされています。

その中で、以下の参考記事にもある通り、VUCA時代において求められる人物像は、以下の2点を持っている人材だと言われています。

  • (意欲的なという意味での)主体性
  • (やり抜く力としての)主体性

特に、向上心がある人材は、意欲的な意味での主体性を持っている人材だと言い換えることができ、VUCA時代においても企業に対して利益をもたらすことができます。

そのため、企業は向上心がある就活生を求めていると考えられます。

自己PRで向上心をアピールするポイント

自己PR 向上心 ポイント

企業は向上心のある人材を求めているので、自己PRでアピールすることはメリットがあるでしょう。しかし、向上心はアピールする就活生も多く、捉え方によっては企業に評価されにくい側面もあります。

そこで、向上心をアピールして評価される自己PRにするためには、以下の3つのポイントを意識する必要があります。

  • "向上心"をなぜ発揮できたか
  • "向上心"をどのように発揮して何を得られたか
  • "向上心"を今後どのように発揮していくか

それぞれについて解説します。

"向上心"をなぜ発揮できたのか

企業が自己PRを聞く意図で伝えている通り、企業は人柄を判断したいと考えています。

そのため、なぜ・どんなきっかけで向上心を持つに至ったのかを伝えることで、自分が"向上心"を発揮できた理由が明確になり、人柄を判断してもらいやすくなります。

さらに、「強みの原点」を語ることで、語っている強みが就職活動用に準備した嘘くさいものではなく、あなたの生い立ちやきっかけとなる経験につながる説得力のあるものであることが伝えることができます。

"向上心"をどのように発揮して何を得られたか

企業が自己PRを聞く意図でも伝えている通り、企業は"あなた自身が入社した際、その企業にプラスの利益をもたらすことができる人物かどうか"判断したいと考えています。

ただ「向上心を持って頑張りました。」と伝えるのではなく、向上心を持ったうえで、どんな行動を起こしどんな成果を上げたのかまで具体的に伝えることで、入社した際に活躍すると判断されやすくなります。

そのために意識するべきことは、強みを発揮するための「方法論」を語ることです。「方法論」を語ることで、自身の強みの再現性を、説得力がある形で伝えることができます。

また、複数のエピソードを語ることも検討してみてください。

一つの強みに対して複数のエピソードを語ることで、たまたまその場面で強みを発揮できただけなのではないということを、企業に説得力を持って伝えることができます。

"向上心"を今後どのように発揮していくか

上記同様、企業は"あなた自身が入社した際、その企業にプラスの利益をもたらすことができる人物かどうか"判断したいと考えています。

そのため、ただ「向上心を持って頑張ります」というだけでなく、"向上心"を発揮して、会社に対してどのような貢献をするかを具体的に示す必要があるでしょう。

その際には、個人でのエピソードだけではなく、チームに対して"向上心"を発揮したエピソードを話すことも検討してみてください。

ほとんどの企業は何らかのチームの中で働くことが多いので、チームに対して"向上心"を発揮した経験を伝えることができれば、より企業で貢献できる人物だと伝えられるでしょう。

その際、自分が志望している業界・企業がどんな強みを求めているのかを把握して、その強みに合わせたPRをすることも重要です。

自己PRで向上心を言い換えるなら?

自己PRにおける向上心に関して、ここまで読んでみて以下のような疑問・悩みが浮かんだ就活生もいるのではないでしょうか。

「向上心だと他の就活生と被りそうだから、何か別の言葉に言い換えたい!」

「向上心だと何だかしっくりこず、もっと適当な言葉がある気がするんだよな…」

上記のような悩み・疑問を持っている方は、向上心と類似した言い換え言葉を以下にまとめたので、自己PRを書く際の参考にしてみてください。

向上心の言い換え表現一覧

・新しいことに挑戦できる

・目標達成意欲が高い

・成長欲求が高い

・負けず嫌い

・最後まで諦めない

・現状に甘んじない

向上心を使った自己PRの書き方

エントリーシート(ES)における自己PRの書き方

続いて、向上心をアピールするメリットやポイントをもとに、自己PRの書き方を説明していきます。

自己PRを書く際は、基本的に以下のフレームワークに沿って書くことで論理的な自己PRにすることができます。

上記の図に記載してあるように、まず最初に"結論(書き出し)"を簡潔に述べ、その結論の根拠となるエピソードを伝えます。

次に、課題・目標部分では、自分がなぜ向上心を発揮することができたのかが伝わるように文章を作成する必要があります。

そして、エピソードを述べる際には「どのような努力や工夫をし、どんな結果を出すことができたか」という選考官が最も知りたい部分まで具体的に書くようにしましょう。

最後には、自分の強み(長所)を通して企業にどう貢献できるのか、活躍イメージ想像できるよう具体的にアピールします。このような流れで自己PRを書き終わったら、必ず添削をするようにしましょう。

文章だけでなく、動画を通じても自己PRの書き方を理解したい就活生は、以下の動画もあわせてご覧ください

自己PRで向上心をアピールする際のNG例

自己PR 向上心 NG

続いては、自己PRで向上心をアピールしたNG例の解説をしていきます。

今まで説明してきたポイントやフレームワークを押さえずに自己PRを作成してしまうと、評価がされにくい自己PRになってしまいます。

具体的なエピソードがないNG例

私の強みは向上心があるところです。「何事にも向上心を持って取り組む」というモットーのもと様々なことに挑戦してきました。この強みにより、これまで遭遇してきた様々な課題を解決し続けることができました。この強みを活かして、貴社に入社後は任された仕事に対して向上心を持って取り組み、貢献していきたいと思います。

この自己PRではどのように向上心があるのかが伝わってきません。理由としては具体的なエピソードがないからです。

企業は自己PRから、企業で活躍できる能力があるかを判断したいため、向上心を持ってどのような行動をし、何を得たのかを記載する必要があるでしょう。

今回の自己PRの場合であれば、具体的に向上心を持って取り組んだ経験をもとに、向上心を持てたのか理由・背景、課題解決の方法と結果、経験から得た学びの活かし方について書けると良いでしょう。

向上心を発揮できた理由がないNG例

私の強みは向上心があるところです。この強みにより、サークルにおける新入生の入会者数を前年度1.2倍にしました。目標を達成するために、SNSの運用に力を入れることと、予算を確保してイベントを企画をすることを行いました。結果、たくさんの新入生と接点を持つことができ、入会者数を増やすことができました。この強みを活かして、貴社に入社後は任された仕事に対して向上心を持って取り組み、貢献していきたいと思います。

この自己PRではエピソードが詳しく書かれていますが、なぜこの目標を達成しようと思ったのか記載がありません。そのため、この就活生が会社で向上心を発揮できる説得力が弱くなってしまいます。

自己PRは人柄を知るためのものでもあるので、自分の人柄が伝わるように、なぜ向上心を持つに至ったのかを記載できるとよいでしょう。

向上心のみを結論でアピールするNG例

私の強みは向上心があるところです。この強みにより、サークルにおける新入生の入会者数を前年度1.2倍にしました。私の所属サークルは年々新入生の数が減少しており問題となっていました。サークルを立て直すべく、入会者数増加のために、SNSの運用に力を入れることと、予算を確保してイベントを企画をすることを行いました。結果、たくさんの新入生と接点を持つことができ、入会者数を増やすことができました。貴社へ入社後も向上心を持って仕事に取り組み、貢献していきたいと思います。

この自己PRでは具体的なエピソードも向上心を発揮できた理由も含まれており、一見良い自己PRに見えるかと思います。ですがあと一歩...結論が向上心のみのアピールであり、これでは具体的な活躍イメージが湧きません。

向上心は主観的な強みゆえ再現性が低いです。なので、向上心を持っていることでどのような活躍できるのか記載し、選考官に具体的な活躍イメージを持たせる必要があります。

まとめ

自己PR 向上心 ES

本記事では自己PRにおける向上心について解説してきました。

改めてになりますが、自己PRは「自身が入社後に活躍できる人材であること」を示す必要があります。

向上心をアピールするポイントをしっかりと押さえ、志望企業の選考突破、ひいては内定獲得を目指してもらえればと思います。

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