【ES例文有】自動車業界での自己PRの書き方|求める人材も紹介

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最終更新日:2022年02月03日

日本の基幹産業であり、就活生からの人気も高い自動車業界。

しかし、自動車業界ならではの自己PRの書き方を知っている就活生は多くありません。

そこで本記事では、自動車業界での自己PRの書き方について、求める人材やエントリーシート(ES)通過者の例文を踏まえて紹介していきます。

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企業が自己PRを聞く意図とは

企業が自己PRを聞く意図とは自己PRで企業の人事や採用担当者は何を見ているのでしょうか?過去のunistyleの記事をもとに確認してみましょう。

企業が自己PRを聞く意図は、以下の2つに大別されます。

(1)自社の求める強み・能力を持っているか
(2)キャラクターが自社にマッチしているか

引用:新卒就活の自己PRとは-種類別例文19選と共にNG自己PR例も紹介-

以上の2点のように、人事や採用担当が見ているポイントを押さえたうえで、エントリーシート(ES)や面接で自己PRを行いましょう。

基本的な自己PRの書き方

自己PR書き方まずは基本的な自己PRの書き方をご紹介します。企業にとって、自己PRとは「その人が企業にマッチしているか」を確かめる項目になります。

自己PRに関しては新卒就活の自己PRとは-種類別例文19選と共にNG自己PR例も紹介-で詳しく解説しています。

自己PRのフレームワークを理解することで、選考官に響く効果的なアピールをすることができます。

(1)企業を理解し、伝える「強み」を決める

企業が自己PRをエントリーシート(ES)や面接で問う理由は(1)自社の求める強み・能力を持っているかと、(2)キャラが自社にマッチしているかを図ろうとしているからです。

企業側も採用活動において、一人あたりに莫大な採用コストをかけているため、それ以上に自社に利益をもたらすことができる人材かどうかは必ずアピールしなければなりません。

とはいえ、闇雲に自分の強みを言えばよいのではありません。志望業界のビジネスモデルによって求める人材は変わってくるからです。

すなわち、志望業界や志望企業のビジネスモデルや社風を理解し、求める素養にマッチした強みを自己PRで伝える必要があるのです。

(2)「強み」を論理的に伝えるための自己PRを書く

自身の志望企業に評価される「強み」を定めたとしてもそれがわかりやすく伝わらなければ意味がありません。

そこでここでは、「強み」を論理的に伝えるためのフレームワークを紹介します。

論理的な自己PRを書くためのフレームワーク(1)強み:あなたの強みは?
 ⇩
(2)強みの原点:強みが形成されたきっかけは?
 ⇩
(3)強みを表す具体的エピソード
 ⇩
(4)強みの方法論:強みを発揮するために意識していることは?
 ⇩
(5)強みの活かし方:その強みを入社後にどう活かす?

このフレームワークに沿って書くことが通過する自己PRを書く近道になるでしょう。

動画を通して自己PRの書き方を理解したい方は、下記の動画もあわせて視聴していただければと思います。

自動車業界が求める人材とは

自動車業界が求める人材とは?続いてここでは、自動車業界が求める人材とは何かについて解説していきます。

企業が自己PRを聞く意図や基本的な自己PRの書き方を学んだ後に、自動車業界が求める人材について知ることで、より自動車業界で受かりやすい自己PRを作成することができます。

自分が自動車業界の求める人材とマッチしているということをアピールすることで、自分が企業に貢献できる人材であるということを伝えましょう。

自動車業界が求める人材として以下の3つの特徴が挙げられます。

  • 高い理想を掲げ、実現に向けて愚直に努力するチャレンジ精神がある
  • 様々な価値観や意見を尊重し、チームワークを大切にできる
  • コミュニケーション能力が高い

各特徴についてそれぞれ詳しく紹介します。

高い理想を掲げ、実現に向けて愚直に努力するチャレンジ精神がある

自動車業界が求める人材の特徴として、「高い理想を掲げ、実現に向けて愚直に努力するチャレンジ精神がある」ことが挙げられます。

日本の自動車業界は世界でもトップクラスの産業であるため、求められる視座はとても高いです。常に上を目指す姿勢で、高い理想を掲げてそれを実現することが必要とされています。

そのため、高い視座で理想を掲げ、その実現に向かって一歩一歩努力できるチャレンジ精神をある、あるいは持とうとすることが自動車業界で働く上で重要でしょう。

また、自動車業界の主要企業の1社である「トヨタ自動車」は自社HP上にて以下のように述べています。

「なんのために」を自ら考え、現実と理想のギャップを、地道に、愚直に埋めていく

トヨタで働く人の『チャレンジ』とは、まずは、「それはなんのためか」を自分自身で考え抜き、その上で、あえて実現は厳しいと思えるほどの高い目標を自らに課すことから始まります。

そうした高い目標を掲げる一方で、現実を直視し、自分のおかれた状況、つまり『身の丈』をしっかりと知り、目標と『身の丈』のギャップを、弛まぬ努力と工夫で、一歩一歩、埋めていくことこそがトヨタにおけるチャレンジなのです。

この「現状を直視し、自分の『身の丈』を知る」ことは、すなわちトヨタウェイの『現地現物』です。机の上や頭の中だけで考えたり判断するのではなく、実際に現場に足を運び、現場の事実に基づいて考える。

問題を解決し、困難を乗り越えるための答えは、必ず現場にある、というのがトヨタの考え方です。また「弛まぬ努力と工夫を、地道に愚直に続けていく」ことはトヨタウェイの『改善』の考え方にほかなりません。

高い目標だからこそ、その実現は一朝一夕に為すことはできない。地道な取り組みを愚直に一歩一歩積み重ねていくことが、理想や目的に到達する唯一の道であると、トヨタは確信しています。

引用:トヨタ自動車採用HP:トヨタウェイから一部抜粋

上記に示されているように、高い理想や目標を持ち、到達に向けて一歩一歩愚直に積み重ねていくことが大切であることがわかります。

様々な価値観や意見を尊重し、チームワークを大切にできる

自動車業界が求める人材の特徴として、「様々な価値観や意見を尊重し、チームワークを大切にできる」ことが挙げられます。

自動車業界のビジネスは裾野が広く、関係各社も含め多くの人々と協力しながら個々のミッションを遂行していかなくてはいけません。数多くの人々と共に幅広い業務に携わっていくため、その分様々な価値観や意見に触れる機会が必然と多くなります。

そのような環境で個人としてもチームとしても成果を出すためには、他の人の価値観や意見を尊重し、チームとして動くことを意識できる存在になることが求められるでしょう。

また、自動車業界の主要企業の1社である「日産自動車」は自社HP上にて以下のように述べています。

日産自動車の風土を象徴する文化の一つに「ダイバーシティ&インクルージョン」があります。「ダイバーシティ&インクルージョン」とは、それぞれの個が持つ多様な価値観を尊重し、組織が一体となれるようにお互いを認め合い、受け入れることです。

日産自動車は、この「ダイバーシティ&インクルージョン」を強みとして活かすことで、多様な力を発揮し、革新的な価値を次々と生み出しています。

引用:日産自動車採用HP:日産という文化から一部抜粋

上記に示されているように、多様な価値観を尊重し、組織一体となって価値を生み出すことが大切であることがわかります。

コミュニケーション能力が高い

自動車業界が求める人材の特徴として、「コミュニケーション能力が高い」ことが挙げられます。

ここでいうコミュニケーション能力が高いというのは、発信力があるという意味合いが強く含まれています。相手の意見を汲み取りつつも、「自分はこうしたい、自分はこう考えている」と相手にはっきりとわかりやすく伝えることが求まられます。

というのも、自動車業界は様々な人と関わる業界だからです。

自動車製品を作るから売るまでの工程で、営業や企画、品質管理などと幅広い職種の人たちと連携しながら業務を行います。その中で、自分の意思を伝える発信力がなければ、ただ間をつなぐだけで何も生産することはできません。

そのため、関わる人たちにきちんと意思表示をすることができる発信力を持つことが自動車業界で働く上で重要でしょう。

また、自動車業界の主要企業の1社である「本田技研工業」は自社HP上にて以下のように述べています。

"08"能ある鷹は爪を誇示せよ

人には様々なタイプがいます。得意分野も人それぞれです。だからこそ、自分の得意とすることには、積極的に取り組むべき。

そうすることによって得意が、さらに磨かれ、個人としての能力が高まり、組織としても強くなる。自分を認めてもらうこともできる。そのためには、「自分はこういう考え方をしている」という意思表示をすることがもっとも大事だと考えます。

"14"ワイガヤ

「ワイガヤ」とは、「夢」や「仕事のあるべき姿」などについて、年齢や職位にとらわれずワイワイガヤガヤと腹を割って議論するHonda独自の文化です。

合意形成を図るための妥協・調整の場ではなく、新しい価値やコンセプトを創りだす場として、本気で本音で徹底的に意見をぶつけ合う。

業界初、世界初といった、Hondaがこれまで世に送り出してきた数々のイノべーションも、ワイガヤで本質的な議論を深めるところから生まれています。

引用:本田技研工業採用HP:Hondaイズムから一部抜粋

上記に示されているように、「自分はこういう考え方をしている」という意思表示を本音ベースですることが大切であることがわかります。

自動車業界での自己PRの書き方

自動車業界での自己PRの書き方先程、基本的な自己PRの書き方で紹介したフレームワークを参考にしながら、ここでは、自動車業界ならではの自己PRの書き方を紹介していきます。

自己PRのフレームワークは以下の通りです。

自己PRフレームワーク各ステップごとに自動車業界での自己PRの書き方を解説していきます。

(1)強み:あなたの強みは?

ここでは自身の強みを結論ファーストで述べていくこととなりますが、このときに先ほど紹介した自動車業界で求められる人材の特徴を意識してうまくマッチするような強みを選択してください。

●高い理想を掲げ、実現に向けて愚直に努力するチャレンジ精神がある
●様々な価値観や意見を尊重し、チームワークを大切にできる
●コミュニケーション能力が高い

(2)強みの原点:強みが形成されたきっかけは?

「その強みがどの様な経緯で形成されたのか?」ということを、幼少期にまで遡って書くことができると非常に説得力のある自己PRを書くことが出来ます。

自身の生い立ちのストーリーを描く事ができれば、幼少期から現在に至る自分のキャラクターの一貫性が示すことが出来るでしょう。

(3)強みを表す具体的エピソード

その強みがどの様に発揮されたか具体的なエピソードを述べましょう。ここで、具体的であればあるほど、その強みの説得力が増しますので、字数が許す限り具体的に面接官がイメージできるように書いてみてください。

エピソードが複数あるなら、字数が許す限り複数述べることで、「他の取り組みでもその強みを活かせている」と強みの「その場限りではない再現性」を示すことも出来ます。

(4)強みの方法論:強みを発揮するために意識していることは?

その強みを発揮するときに心がけていること、意識していることなどを書ければ、他の就活生との差別化に繋がるだけではなく、強みの信憑性も非常に高まります。

例えば、リーダーシップ一つとっても、企業側は「リーダーシップをとってきた経験そのもの」ではなく、「入社後如何にそのリーダーシップを発揮してくれるか」を見極めるため、「どんな方法でチームを引っ張ったのか?」という方法論に興味があります。

その強みの再現性を担保するためにもぜひ方法論にまで自分の強みを踏み込んで書いてみてください。

(5)強みの活かし方:その強みを入社後にどう活かす?

先程、企業が自己PRを聞く意図について紹介した、「自社の求める強み・能力を持っているか」という企業の人事や採用担当者の疑問を解消するためにこの部分は非常に重要なポイントです。

自動車業界に求められる人材の特徴を抑えた後、それと自身の強みがマッチするように述べると良いでしょう。

例えば「居酒屋のアルバイトリーダーとして、チームのメンバーと話し合いをしながら売上と従業員の働きがいの両方の向上を達成するための施策を考えました」というリーダーシップ力の自己PRでは、「私の強みは、チームとして相乗効果を生み出し、成果を上げることができると考えます」という形でアピールできると思います。

この部分は多くの就活生が言及できないまま自己PRを締めてしまっています。必ず言及して差別化につなげましょう。

自動車業界のエントリーシート(ES)通過者の自己PRの例文

自動車業界のエントリーシート(ES)通過者の自己PR例文

ここでは、自動車業界のエントリーシート(ES)通過者の自己PRの例文を4つ紹介していきます。

トヨタ自動車のエントリーシート(ES)通過者の自己PRの例文

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マツダのエントリーシート(ES)通過者の自己PRの例文

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デンソーのエントリーシート(ES)通過者の自己PRの例文

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最後に

最後に本記事では、自動車業界の自己PRの書き方を紹介してきました。

自動車業界の自己PRを書く際には、まず自動車業界・企業への理解を深めることが大切です。

その上で、自動車業界で求められる特徴と自分の強みをマッチさせるようにしましょう。

また、動画を通じて自動車業界の業界研究をしたいという方は下記の動画も参考にしてください。自動車業界の大枠を掴み、三大自動車メーカーの比較、業界の展望・課題を知ることができます。

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実際に自動車業界志望者向けグループでも選考や企業に関するトークが活発に交わされています。

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