【ES例文付】自己PRで計画性をアピールする書き方・ポイントを解説

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最終更新日:2023年12月05日

自己PRでよく用いられる"計画性"という強み。

計画的に物事に取り組み、何か大きな事柄を達成したり課題を解決した経験のある就活生の中には、この計画性という強みを自己PRでアピールしようと考えている方も多いのではないでしょうか?

しかし、計画性という言葉は非常に抽象度の高い言葉であるがゆえ、エピソード等を踏まえた上で具体的に述べなければ、選考官に対して自らが意図したようなアピールができない場合があります。そこで本記事では自己PRの中でも計画性という強みを取り上げ、計画性をアピールするポイントや自己PRの書き方、そして大手企業内定者のES例文について解説していきます。

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自己PRで計画性という強みをアピールした大手企業内定者のES例文

自己PRで計画性をアピールした内定者のES例文

まずは「計画性という強みをアピールして大手企業からの内定を獲得した就活生のES例文」を紹介します。

本記事では、エピソード別に3名のES例文を掲載しています。

計画性をアピールした自己PRのES例文:ゼミ活動(三井住友ファイナンス&リース20卒選考通過者)

自己PR(400文字以内)

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計画性をアピールした自己PRのES例文:大学受験(ソフトバンク20卒選考通過者)

ソフトバンクバリューの5つの項目の中で、 あなたの強みと合致する項目を教えてください(複数選択可)。 また、その強みを発揮して成し遂げたエピソードを教えてください。(字数:200字~)※ソフトバンクバリュー:No.1、挑戦、逆算、スピード、執念

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計画性をアピールした自己PRのES例文:ゼミ活動(NTT西日本18卒内定者)

自己PR(400字)

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企業が自己PRを聞く意図とは

企業が自己PRを聞く意図

続いては「そもそもなぜ企業は就活生に自己PRを聞くのか」について紹介していきます。

企業が就活生に対して自己PRを聞く理由は以下の2点に大別されます。

  • 自社の求める長所・能力があるかを知るため
  • 人柄を判断するため

この2点について以下で詳しく説明します。

自社の求める長所・能力があるかを知るため

営利企業である以上、当然ながら企業は利益を生み出す必要があります。そしてそのためには、働く社員が企業に利益をもたらす必要があります。

つまり新卒採用においても、"あなた自身が入社した際、その企業にプラスの利益をもたらすことができる人物かどうか"を企業は見ています。言い換えると、「その就活生が入社後に活躍してくれる人材かどうか」を見極めているということです。

そのため、自分の長所をアピールする際はありのままに長所を伝えるのではなく、企業が求めている素養を意識してアピールすることが重要になります。

人柄を判断するため

企業は能力だけでなく、人柄も含めて採用を行っています。

そのため自己PR等の質問を通じ、その就活生の長所だけでなくその長所を培った経験を聞きます。そこで述べた経験から、企業は「この人は〇〇な性質を持っている」などとその就活生の人柄を導き出します。

つまり、自己PRから"その人の物事へ取り組む姿勢”を見ることができるということです。そしてその導き出された人柄と自社の社風等がマッチしているかを判断し、採用するか否かを判断します。

ここまでの説明で、自己PRがどんなものかについては理解できたかと思います。

これらを踏まえ、続いては企業が求める自己PRにおける計画性という強みについて考察していきます。

企業が求める「自己PRにおける計画性」とは

企業が求める自己PRにおける計画性

自己PRでよく用いられる「計画性」ですが、そもそもこの言葉にはどういった意味があるのでしょうか?

『goo国語辞書』で「計画」という言葉を調べてみると、以下のような意味となるようです。

計画の意味

ある事を行うために、あらかじめ方法や順序などを考えること。また、その考えの内容。もくろみ。プラン。

【引用】goo国語辞書(計画)

上記を踏まえ、社会人(ビジネスシーン)として求められる計画性を考えてみると"目標の達成や課題の解決にあたり、必要な工程やリソースを考慮した上で計画的に実行する能力"と定義付けられます。

計画性という言葉はもちろんご存知かと思いますし、受験勉強やイベントの運営など、誰しもが一度は計画的に物事に取り組んだ経験はあることでしょう。

そしてそれは社会人(ビジネスシーン)においても同様です。

納期に間に合わせるために必要なフローを洗い出す、月間目標の達成に向けて週ごとに追うべき目標を設計するなど、いずれの場面においても計画性は必要な要素になります。

もちろん、業界/企業/職種によって求められる計画性は多少異なりますが、汎用性の高い強みであることに間違いはないでしょう。

自己PRの際には、自分はどんな場面で計画性を発揮したのか、そしてその強みを今後はどう活かすことができるのかを具体的に伝えるようにしましょう。

計画力(計画性)

「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」として、3つの能力と12の能力要素から構成される『社会人基礎力』を経済産業省が提唱しています。
本記事でテーマにしている「計画力(計画性)」はそのうちの一つであり、「課題の解決に向けたプロセスを明らかにし準備する力」として定義されています。
勿論、企業により求められる要素は異なりますが、社会一般で求められる要素を理解しておくべきでしょう。

 

【参考】経済産業省:社会人基礎力

エントリーシート(ES)における自己PRの基本的な書き方

エントリーシート(ES)における自己PRの書き方

企業が求める計画性について紹介しましたので、続いては自己PR全体の書き方について解説していきます。

自己PRを書く際は、基本的に以下のフレームワークに沿って書くことで論理的な自己PRにすることができます。

上記の図に記載してあるように、まず最初に"結論(書き出し)"を簡潔に述べ、その結論の根拠となるエピソードを伝えます。

エピソードを述べる際には「どのような努力や工夫をし、どんな結果を出すことができたか」という選考官が最も知りたい部分まで書くようにしましょう。

そして最後には、自分の強みを通して企業にどう貢献できるのかをアピールします。このような流れで自己PRを書き終わったら、必ず添削をするようにしましょう。

自己PRの基本的な書き方に関しては以下の記事で詳細に解説していますので、各フレームワークのポイントを確認したい就活生はこちらの記事もご覧ください。

文章だけでなく、動画を通じても自己PRの書き方を理解したい就活生は、以下のYou Tube動画もあわせてご覧ください。

自己PRで計画性をアピールする際のポイント

自己PRで計画性をアピールする際のポイント

先ほど説明した自己PRの基本的な書き方(フレームワーク)を踏まえ、続いては自己PRで計画性をアピールする際のポイントを紹介します。

自己PRで計画性という強みをアピールする際は、以下の3つのポイントを意識しましょう。

  • 計画的に行動したという根拠(具体例)を伝える
  • 目標(目的)と結果を明確に述べる
  • 計画性という強みの再現性を示す

計画的に行動したという根拠(具体例)を伝える

本記事の冒頭でもお伝えしましたが、計画性という言葉は非常に抽象度の高い言葉になります。

そのため、自己PRで計画性という強みをアピールする際は"計画的に行動したという根拠(具体例)"を必ず伝えるようにしましょう。

根拠(具体例)を伝えることで、選考官に「この就活生は計画性という強みを活かして、こんなことに取り組んだのか。これなら確かに計画性が強みと言えるな。」と納得感を持ってもらうことができます。

計画性という強みを確実にアピールするためにも、根拠(具体例)は必ず盛り込むようにしましょう。

また、ひとえに計画性と言ってもその定義はエピソードによって異なります。「目標達成から逆算してこんな工夫をしました」や「取り組むべき工程を5段階に分けて毎日●時間ずつ実行しました」など、より具体的なエピソードを述べることができるとなお良いでしょう。

目標(目的)と結果を明確に述べる

自己PRで計画性という強みをアピールする際は過去のエピソードをセットで伝えるかと思いますが、必ず「目標(目的)と結果」を明確に述べるように心掛けましょう。

というのも、この目標(目的)と結果が不明確なままでは、「計画性が強みなのは分かったけど、結局その強みを活かしてどんなことを成し遂げたの?」と選考官に疑念を抱かせてしまうためです。

計画性という強みに根拠を持たせるためにも、エピソードにおける目標(目的)と結果は具体的に伝えるようにしましょう。

また、この際には"定性的ではなく、定量的な目標(目的)と結果"を述べることができると選考官に具体的なイメージを持ってもらいやすくなるため、なお良いでしょう。

計画性という強みの再現性を示す

上記で紹介したように、計画性という強みをアピールする際は具体的なエピソードを述べることが重要になりますが、それだけでは不十分です。

具体的なエピソードに加えて計画性という強みの再現性を示す、つまり"入社後にこの強みをどのように活かせるのか"という観点をアピールする必要があります。

いくら学生時代に計画性という強みを活かして大きな物事を成し遂げたとしても、それを仕事に活かすことができなければ、それは空虚なものに過ぎません。

自身の志望業界/企業/職種で求められる計画性はどんな素養なのかを把握し、的外れな自己PRをしないようにしましょう。

一例として職種ごとに求めれる計画性を下記に掲載していますので、自己PRを作成する際の参考にしていただければと思います。

各職種で求められる計画性とは

【営業職】
ある一定期間で課された目標の達成に向け、筋道を立てて行動するといった計画性
【マーケティング職】
戦略の設計・実行に際し、必要な要素を抽出・分析して仕組み化する計画性
【エンジニア職】
納期に間に合わせるため、ガントチャートなどを用いながら進捗を管理する計画性

自己PRで計画性を言い換えるなら?

自己PRでの計画性の言い換え

本記事では自己PRにおける計画性について解説してきましたが、ここまで読んでみて以下のような疑問・悩みが浮かんだ就活生もいるのではないでしょうか。

「計画性だと他の就活生と被りそうだから、何か別の言葉に言い換えたい!」

「計画性だと何だかしっくりこず、もっと適当な言葉がある気がするんだよな…」

そんな就活生に向け、計画性と類似した言い換え言葉を下記にまとめてみました。必ずしも言い換える必要はありませんが、上記のような悩み・疑問を持っている方は参考にしてみてください。

  • 逆算して考える力がある
  • リスク管理ができる
  • 物事に対して順序立てて取り組むことができる
  • スケジュール管理能力がある
  • 何事にも用意周到である

まとめ

自己PRにおける計画性のまとめ

本記事では自己PRにおける計画性について解説してきました。

改めてになりますが、自己PRは「自身が入社後に活躍できる人材であること」を示す必要があります。

自己PRで計画性をアピールし、志望企業の選考突破、ひいては内定獲得を目指してもらえればと思います。

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