外資系企業で働くには?日系企業との違いや外資系企業に向いている人の特徴を紹介

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最終更新日:2020年11月19日

外資系企業と聞くと、実力主義で英語がペラペラ、高収入というイメージを持ち、就職先の一つとして考えている就活生も多いのではないでしょうか?

もちろん、大抵の企業の場合はある程度の英語力は必要なのですが、中には外資系企業でも英語をあまり使用しない職種もあります。皆さんが考える外資系企業のイメージと実態には異なる点がありそうです。

そこで本記事では、外資系企業の種類や特徴、適性、就活生に求められていること、就活生に人気の高い外資系企業を紹介していきます。

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外資系企業の種類


日本にある外資系企業はその出自によって、外国企業が日本で設立した企業・外国企業と日系企業が共同出資で設立した企業・外国企業が買収した日系企業の3種類に分けられます。

外国企業が日本で設立した企業

外国企業が日本に進出するケースでは、100%外国資本の場合が多くなっています。この種の外資系企業では、本社とのやり取りなどで高い英語力が必要とされます。

有名な企業として、マッキンゼー・アンド・カンパニーやグーグル(Google)などが挙げられます。

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外国企業と日系企業が共同出資で設立した企業

資本の保有率が、日経企業に比べて外国企業が多いと外資系企業と呼ばれます。

外国企業が50%以上出資をしていると、経営方針や決定権はその外国企業に委ねられます。有名な企業として、日本マクドナルドなどが挙げられます。

外国企業が買収した日系企業

もともと日系だったが、海外の企業にM&Aなどで買収され外資系となった企業です。経営主導権が外国企業に移るため、企業文化や経営方針が大きく変わることがあります。

有名な企業として鴻海精密工業に買収されたシャープなどが挙げられます。

シャープの選考対策(ES・選考レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから

外資系企業の特徴と日系企業の違い 

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外資系企業で働くメリット

外資系企業のメリット
続いては外資系企業で働くメリットについて紹介します。

※下記の説明は全体的な傾向であるため、全ての外資系企業が下記に記載した内容に合致している訳ではありません。

社員のバックグラウンドが多様で様々な文化に触れることができる

日本に進出しているような外国企業は他の国にも進出していることが多く、様々な国・地域出身の社員がいます。

 

パーティなどのイベントを定期的に開催する企業もあるそうで、実際に日本マイクロソフトでは、高級ホテルで家族連れでのクリスマスパーティを開催していたこともあるそうです。

 

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語学力の向上が期待できる

外資系企業では日常的に英語などの外国語でコミュニケーションをとるという事が多くあります。言わずもがな、資本が外国にある会社が外資系企業であるため、外国人と関わることも少なくないです。

上司や同僚、クライアントが外国人で、メールやプレゼンを英語で行うことも多々あります。

年功序列の風潮がない

外資系企業の特徴でも述べたように、日系企業のような年功序列の風潮はあまり見られず、実力主義・成果主義が色濃くみられます。

そのため、若手でも結果を出せれば出世できますし、高収入を見込める機会も多いと言われています。また、上司の意見に対して若手社員が正直に意見を出すのも当然という風潮があるようです。

経営陣の意思決定が速い

外資系企業では経営陣の意思決定が速いことが特徴です。様々な意思決定権がトップの経営陣に集中しているため、幾度の会議を通して審議する必要がないためです。

また、外資系企業では長期的な目標を前提とした短いスパンでの目標が設定されるため、現場の作業も滞りなく進み、全体として効率よく、スピード感を持って働くことができると一般的に言われています。

外資系企業に向いている人とは

外資系企業に向いている人
これまで述べてきた外資系企業の特徴・外資系企業で働くメリットを踏まえ、外資系企業で活躍できる人の特徴を紹介します。

自分の意見をはっきりと述べ、積極的にコミュニケーションを取ることができる人

外資系企業では「空気を読む」ような文化はなく、積極的かつ正直なコミュニケーションが重要であるためです。

もちろん日系企業でもこういった素養を求められる場面はありますが、外資系企業の方がよりその傾向が強いと言われています。

柔軟な対応力を持ち合わせている人

外資系企業では、突然の指示の変更にも対応できるような柔軟な対応力が求められます。上記でも述べたように外資系企業の経営陣の意思決定は非常に早いため、現場もそれに合わせて迅速かつ柔軟に対応する必要があります。

また、外資系企業ではクライアントの方針が突然変わったり、経営陣の戦略方針が変更されたりする場合が多いようです。

そのような時に「○日に渡って取り組んできたプロジェクトなのに…」と投げ出さず、素早く対応する必要があります。

異文化理解ができる人

外資系企業には様々な国・地域出身の社員がいます。それゆえに自分と違う文化を持っている人に出会うこともありますので、一緒に働くためには異文化理解の精神は必要不可欠です。

日本人同士のコミュニケーションとは大きく異なる特徴と言えるでしょう。

成長志向がある人

外資系企業でキャリアを積むには成長志向を高く持つことが大事です。

と言うのも、外資系企業は年功序列ではないため、結果を出していかなければ出世が望めないことはおろか、解雇されるリスクがあるためです。

裏を返せば、成長志向を持ちながらバリバリ働いて結果を残し、30代で日系企業での本部長や役員に相当する職位まで上り詰めることも可能とも言えるでしょう。

外資系企業で働くために必要なスキルや経験

外資系企業で求められるスキルや経験
続いては、外資系企業への就活で求められるスキルや経験しておいた方が就活に有利となるものを紹介します。

プレゼンテーション能力

プレゼンテーションとは「自分の考えを相手に理解してもらい、相手の同意・納得を狙うこと」です。このプレゼンテーション能力は日本の教育制度ではあまり力を入れていませんが、欧米諸国では初等教育からプレゼンテーション能力を向上させる授業があります。

外資系企業では、プレゼンをする相手が外国人のプレゼン玄人であることも多いため、高いプレゼンテーション能力が求められます。

英語の勉強を必要しておく(TOEIC700点以上が目安)

「外資系」という名の付く通り、語学力があるに越したことはないのは事実です。

業務内容にもよりますが、やはりTOEIC700点以上を取得しておくことが望ましく、800点以上あれば申し分なしというのが目安となるでしょう。

とは言え、外資系企業でも英語をそこまで必要としない職種(クライアントが日系企業であるメーカー・営業など)もありますので、詳細は企業・職種ごとにご自身で確認していただければと思います。

長期留学経験

長期留学のような海外生活を経験すると、上記で説明したような能力が身に付きやすいため、留学経験があると「プレゼンテーション能力・英語力」があると期待されやすいと言えるでしょう。

事実、外資系企業内定者では長期留学経験のある学生が多いと言われています。

就活生に人気の高い外資系企業

最後に、就活生に人気の高い外資系企業をいくつか紹介します。

マッキンゼー・アンド・カンパニー

マッキンゼー・アンド・カンパニーは世界トップレベルの戦略コンサルティングファームであり、1971年に日本支社を開設しました。経営コンサルティングファームの中では世界トップのスタッフ数、約30,000人(2020年1月時点)を誇ります。

マッキンゼー・アンド・カンパニーは世界的に高い評価を受ける専門知識を有し、日本特有の状況や環境に適応させながら、業界トップ企業を含む国内上位30社の7割に相当する企業にその知見を提供しています。

マッキンゼー・アンド・カンパニーの選考対策(ES・選考レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから

ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)

ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)は、1963年に設立された世界トップレベルの戦略コンサルティングファームであり、1966年に日本支社を東京に開設しました。

世界50ヶ国90拠点以上にオフィスを展開し、18,500名(2020年1月時点)のスタッフを擁するグローバルな戦略系コンサルティングファームとして知られています。

世界的企業上位500社の3分の2がボストン・コンサルティング・グループ(BCG)のクライアントとなっており、マッキンゼー・アンド・カンパニーと双璧をなしている企業です。

ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)の選考対策(ES・選考レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから

ベイン・アンド・カンパニー 

ベイン・アンド・カンパニーは1973年に設立され、東京オフィスは1981年に開設されました。現在(2020年1月時点)では世界37ヵ国、58拠点のネットワークを展開している世界有数の戦略コンサルティングファームです。

コンサルタントがクライアントにお届けするのは単なるレポートではなく、『結果』である。

上記の原則のもと、クライアントが競争に勝てるようカスタマイズされた戦略を策定し、クライアントと共に提言を具体的な行動に落とし込んできました。このような「結果重視」主義が、ベイン・アンド・カンパニーの特徴です。

ベイン・アンド・カンパニーの選考対策(ES・選考レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから

アクセンチュア

アクセンチュアは拠点数を52カ国200都市以上持ち、従業員数がおよそ48万人いる大規模なコンサルティングファームです(2019年時点)。当初からシステムの開発や統合を行っており、ITコンサルにも力を入れています。

戦略立案から実行、システムの保守まで一貫したサービスを行えるところが強みであり、海外展開やデジタル化を含むビジネス戦略やシステム・ソリューション開発、アウトソーシング、そして様々な産業に関する世界中の専門知識を駆使し、クライアントのビジネス変革や成果実現をリードしていることも強みの1つだと言えます。

アクセンチュアの選考対策(ES・選考レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから

ゴールドマン・サックス     

ゴールドマン・サックスはニューヨークのウォール街に本社を置き、モルガン・スタンレーと並び米国トップクラスの証券会社の一つになります。

多岐にわたる主要な顧客層に対し、投資銀行業務・証券業務および資産運用業務における幅広いサービスを提供しています。

ゴールドマンサックスの選考対策(ES・選考レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから

P&Gジャパン

P&Gジャパンは、アメリカ合衆国に本拠を置く世界最大の一般消費財メーカーであるプロクター・アンド・ギャンブル社(The Procter&Gamble Company)の日本の子会社です。

主に「P&G」というブランド名で家庭用品、パーソナルケア用品、工業用製品の製造・販売を行っています。

兵庫県の神戸市に本社を置き、代表的な商品には「パンパース」や「ファブリーズ」などがあります。

P&Gの選考対策(ES・選考レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから

ユニリーバ・ジャパン 

ユニリーバ・ジャパンは、オランダとイギリスに本拠を置く世界有数の一般消費財メーカーの日本法人です。東京都に本社を置いています。

食品・洗剤・ヘアケア・トイレタリーなどの家庭用品を製造・販売しています。

ユニリーバ・ジャパンの選考対策(ES・選考レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから

まとめ 

本記事では、外資系企業の種類や特徴、適性、就活生に求められていること、就活生に人気の高い外資系企業を紹介してきました。

年功序列や終身雇用制度が特徴の日系企業と異なり、外資系企業は実力主義である場合が多いため、「バリバリ働いて成長し、高収入を得たい」と考えている方は外資系企業への就職を考えてはいかがでしょうか?

以下の関連記事も参考にしながら、外資系企業の選考対策を進めていただければと思います。

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