【ES例文30選付】エントリーシートの特技の書き方を解説

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最終更新日:2024年01月26日

「エントリーシートにある特技に関する設問って、どんな意図があるの?」

「ESに特技を書く時ってどんな風にアピールすればいいの?」

上記のような悩み・疑問を持っている就活生は少なくないことでしょう。

特技に関する設問は「しょせん面接の話のネタにするくらいでしょ」などと考えている方もいるかもしれませんが、そこには企業側の明確な意図が存在し、且つ適切な書き方というものも存在します。

そこで本記事では"エントリーシート(ES)における特技の選び方と書き方・ES例文"など、どのようにアピールすればいいか解説していきます。

本選考とインターンの締め切り情報

特技一覧

まず最初に、ESに記入する特技にはどのようなものがあるのか、ESに記入する特技のカテゴリーをご紹介します。

下記の一覧を参考にして、自分自身についてや、自分の強みがアピールできる特技を見つけて、実際のESの例文を読み進めていただければと思います。

スポーツ

サッカー
♦ゴルフ
♦野球 など

趣味の延長になる定番の特技

料理
読書
お菓子作り など

仕事で評価されやすい特技

ユニークな特技

特技のES例文30選

特技のES例文「特技別のES例文」を紹介します。特技を以下30個の種類に分類してES例文を掲載しています。

自身がエントリーシート(ES)に記載しようと考えている特技やそれに近いものの例文を確認し、エントリーシート(ES)を書く際にアピールの参考にしていただければと思います。

特技のES例文(1):ダンス(250字)

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特技のES例文(2):サッカー(300字)

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特技のES例文(3):剣道(200字)

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特技のES例文(4):スキー(100字)

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特技のES例文(5):ソフトボール(50字)

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特技のES例文(6):筋トレランニング(50字)

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特技のES例文(7):新しいスポーツに挑戦すること(400字)

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特技のES例文(8):楽器演奏(400字)

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特技のES例文(9):お菓子作り(150字)

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特技のES例文(10):料理(100字)

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特技のES例文(11):読書(120字)

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特技のES例文(12):英語(120字)

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特技のES例文(13):企業で生かせる知識をもっていること(100字)

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特技のES例文(14):記憶力(80字)

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特技のES例文(15):人と話すこと(150字)

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特技のES例文(16):顔と名前を覚えること(400字)

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特技のES例文(17):会話の内容を覚えること(200字)

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特技のES例文(18):初対面の人とすぐに打ち解けること(150字)

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特技のES例文(19):人の話を聞くこと(100字)

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特技のES例文(20):貫徹すること(100字)

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特技のES例文(21):早起きすること(100字)

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特技のES例文(22):隠れて努力すること(200字)

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特技のES例文(23):計画を立てること(80字)

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特技のES例文(24):PC修理(200字)

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特技のES例文(25):模写(200字)

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特技のES例文(26):マジック(100字)

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特技のES例文(27):モノマネ(200字)

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特技のES例文(28):野菜の目利き(100字)

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特技のES例文(29):風を読むこと(100字)

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特技のES例文(30):動画編集(200字)

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企業がエントリーシート(ES)で特技を聞く理由

企業がエントリーシート(ES)で特技を聞く理由

企業はなぜ、エントリーシート(ES)の設問で「就活生の特技」を聞くのでしょうか?

企業側がエントリーシート(ES)で特技を聞く理由は以下の2点に大別することができます。

  • 「就活用の自分」を演じがちな就活生の真の姿を知るため
  • 就活生の人柄を知るため

「就活用の自分」を演じがちな就活生の真の姿を知るため

「新入社員の3割が3年以内に離職する時代」と言われるように、近年、就活生と企業間でのミスマッチの問題がしばしば指摘されています。

現状の新卒採用では、受験者の中から自社で活躍できる人材を完璧に見極める方法は存在しません。「より優秀な人材に来てほしい(企業側)・より上位企業から内定が欲しい(就活生)」という双方の考えにより、逆選択的なミスマッチが生じてしまっているとも考えられます。

この目的意識から、企業側は「エントリー数の増加・レピュテーション向上」を促すための情報を提供し、就活生側は「自身の優秀さ・志望度の高さ」をアピールをするという、それぞれの綺麗な部分を強調しがちな状況が発生しています。

企業側が知りたいことは、就活用にキャラクターを作り上げた姿ではありません。企業側としても、就活生の素の部分を見たいという思いを少なからず抱いています。

この考え方に基づき、より素の部分が出る(であろう)特技に関する設問から、人柄などを見極めようという意図が考えられるでしょう。

就活生の人柄を知るため

エントリーシート(ES)の設問で特技を聞くことで、その就活生の価値観を知るヒントを得ることができます。

例えば絵画が特技という就活生であれば、「想像力が豊かで繊細な子なのかな?」などと仮説を立てることができます。

このような就活生の性格・人柄といったものは仕事においても少なからず関連するものですので、エントリーシート(ES)で聞かれる設問のうちの一つに「特技」があることが理解できるでしょう。

もちろんその他の設問を通じても人柄を知ることはできますが、企業側はより素の部分に近い特技に関する設問を課すことで、就活生の人柄の把握に努めていると言えるでしょう。

企業が学生に求める人物像の傾向

経団連が、経団連全会員企業に対して、「企業の求める人材像」などについてアンケートを実施しました

 

「企業からどのような資質が求められているのか」を正しく認識したうえで、アピールしたい特技を伝えるようにしましょう。

企業が学生に求める人物像の傾向

【参考】採用と大学改革への期待に関するアンケート結果:一般社団法人日本経済団体連合会

趣味と特技の違いとは?

エントリーシート(ES)で聞かれる質問で、特技と似たものとして趣味が挙げられるかと思います。

実際に、趣味と特技がセットで聞かれることも多く、趣味と特技の違いがよくわからないため回答に困るという方も多いのではないでしょうか?そこで、趣味と特技の違いとアピールポイントについて解説していきます。

一般的に、趣味とは「仕事などとは関係なく個人の楽しみのためにやっていること」を指します。

これに対し、特技とは「他の人より優れている能力や得意な事柄」を指します。

趣味と特技が混同してしまう要因として、趣味として好きだから続けていくうちにそれが得意になって特技にもなり、趣味と特技をどう区別していけばいいかわからなくなるということがあるかと思います。ですが、上記の定義から考えていくと違いが見えてくるのではないでしょうか。

例えばダンスが趣味でもあり特技でもある場合、趣味として答えるならば、ダンスの良さやどういうところに楽しみを感じるのか、自分のなかにある「好き」にフォーカスしてその魅力を考えてみる。特技として答えるならば、どのように練習に取り組んでいるのか、具体的な成果や実績はあるのかということにフォーカスして回答を考えていくとよいかと思います。

特技を選ぶ際のポイント

続いては「どんな特技を選べばよいのか?」という疑問にお答えしていきます。

就活生の特技は千差万別ではありますが、特技を選ぶ際には以下の3つのポイントが人事からの評価に繋がるかと思います。

  • 特技を選ぶ際のポイント(1) 自分自身の価値観が表れる特技か
  • 特技を選ぶ際のポイント(2) 志望業界・職種に活かせる特技か
  • 特技を選ぶ際のポイント(3) ユニーク・ギャップのある特技か

自分自身の価値観が表れる特技か

「その特技によって得した・役に立った場面はあるか?」

「その特技を通してどんなことを学んだのか?企業で活かせることはあるか?」

上記はあくまでも一例ですが、これらの観点をアピールできるような"自身の価値観"が表れる特技を選ぶようにしましょう。

企業側は単に「その就活生の特技は何なのか?」だけを知りたい訳ではありません。特技を通じてその後の面接で話が盛り上がる場合もありますが、特技にまつわる事柄などを聞くことによって就活生の価値観を知ることが主な目的となります。

例えば、「私の特技はピアノです。4歳から現在まで継続しており、これまで数々のコンクールで入賞してきました。コンクールで演奏する時は毎回緊張するのですが、これまで多くの演奏経験を積んできたことで、緊張感に打ち勝つ図太さが身につきました。」などが良い例として挙げられます。

そのため、「他の人より得意だから・小さい頃からやっているから」といった理由だけではなく、それが特技である根拠・理由・エピソードを具体的に説明し、アピールできるようにしましょう。

志望業界・職種に活かせる特技か

志望業界・職種の適性があるかどうかの判断材料の1つとして特技を評価することもできます。

例えば、商社・海運志望ならば英語力だったり、多くの人と関わる仕事ならば顔と名前を覚えるのが得意というような、仕事での活躍がイメージできるような特技があるならば選んでみるといいかと思います。

ユニーク・ギャップのある特技か

エントリーシート(ES)や面接において、選考官に印象を残せるかどうかは非常に重要な要素です。

他の人と被らないようなユニークな特技や、「小柄な女性なのに格闘技が得意」といったギャップのある特技があるのであれば、他の選考者と差別化をアピールする戦略として有効といえるでしょう。

先ほども説明しましたが、選考官はあなたの特技が何かだけを知りたい訳ではないので、あくまで自身の価値観がアピールできる特技かどうかを1番の重点として選ぶようにしましょう。その上でのプラス要素として志望業界・職種に活かせるか、ユニーク・ギャップがあるかで絞っていくと、企業に評価されるあなたならではの特技が見つかるかと思います。

特技がない就活生はどうするべき?

特技がない就活生の対処法

先ほど、特技を選ぶ際のポイントを紹介しましたが、そもそも「エントリーシート(ES)に書けるような特技が一つもない」という就活生もいるのではないでしょうか?

そこで、そういった就活生に向けて特技がない場合の対処法も解説していきたいと思います。

特技がない場合の対処法、つまり「特技がないと考えている就活生が特技を見つける方法」は以下の3点が挙げられます。

  • 特技を見つける方法(1) 友達や家族など、周りの人に聞いてみる
  • 特技を見つける方法(2) 過去の出来事や普段の生活を振り返ってみる
  • 特技を見つける方法(3) 趣味を言い換えてみる

友達や家族など、周りの人に聞いてみる

自分で考えても特技が見つからないのであれば、友達や家族などの周りの人に聞いてみるのが良いでしょう。

特技という言葉に明確な定義はありませんが、簡単に言えば「周りの人に比べて秀でている能力・技術」です。

そのため、自分で考えて思いつかない場合でも、周りの人に聞いてみると意外と簡単に見つかる場合があります。自己評価と他己評価は大小あれど乖離があるものですので、客観的視点を取り入れてみるのは一つの手でしょう。

また、友達・家族・先輩・後輩・先生など、自身との関連性によっても見え方は変わる場合がありますので、様々な関係性の人に聞いてみるのも良いかと思います。

過去の出来事や普段の生活を振り返ってみる

過去の出来事や普段の生活を振り返ってみることも、特技を見つける方法の一つです。

というのも、特技は日常的に取り組んでいるものであることが多く、改めて振り返ってみることで特技だと気づく場合があるためです。

特技には明確な定義がある訳ではなく、ゆえにそれが特技であるか否かは自分自身の基準・感覚に委ねられることが多くあります。

過去や現在の生活・活動を振り返ることで、特技を見つけるヒントを得ることができるかもしれません。

趣味を言い換えてみる

どうしても特技と言えるものがない場合は、趣味を特技に言い換えてみるのも一つの方法です。

本来、趣味と特技は別物ですが、就活の場においては「趣味・特技を教えて下さい」などとセットで問われるケースが非常に多いです。

実際、趣味と特技が被っている就活生も少なくないですし、特技がないと悩むくらいであればこの方法を用いるのが良いでしょう。

ただ、一点注意していただきたいことが、「趣味と特技をそれぞれ教えて下さい」などと趣味と特技を別々に聞かれる場合です。

こういった場合は同様のものを話す訳にはいきませんので、趣味を言い換えるのは最後の手段として考え、まずは趣味・特技それぞれ異なるものを探すように心がけましょう。

「趣味を選ぶ際のポイント・趣味がない就活生の対処法」を知りたい方は、『【例文25選付】趣味のエントリーシート(ES)での書き方を解説』の記事も併せてご覧ください。

エントリーシート(ES)における特技の書き方・書く際のコツ

エントリーシート(ES)の特技の書き方・書く際のコツ

特技を見つけた就活生は「エントリーシート(ES)でどのように特技を書けば良いのか?」を理解しましょう。

大前提、特技を書く際は以下の流れが一般的となります。

特技を書く際の流れ

1.結論
→例)私の特技は◯◯です。
 ⇩
2.理由・エピソード

→例)理由は~だからです。/△歳から△歳まで、△年間続けています。/この特技を活かし、~のような成果を挙げました。
 ⇩
(3.特技を通じて得た学び・企業でどのよう活かせるか)
→例)この特技を通じて~や~を学ぶことができました。/この特技を通じて得た◯◯を活かし、企業で~のように活かしていきたいです。

※特技に関する設問では、指定文字数がかなり少なく、「特技を通じて得た学び・企業でどのよう活かせるか」等を書く余裕がない場合があります。そういった場合は1と2の要素だけは最低限書くようにしましょう。

それでは、上記の流れを踏まえた上で「エントリーシート(ES)で特技を書く際のコツ」を紹介します。

特技を書く際のコツは以下の4点があります。

  • エントリーシート(ES)で特技を書くコツ(1) 特技を通じて自分自身の人柄を伝える
  • エントリーシート(ES)で特技を書くコツ(2) 具体的なエピソードを盛り込む
  • エントリーシート(ES)で特技を書くコツ(3) 他の設問への回答との一貫性を持たせる
  • エントリーシート(ES)で特技を書くコツ(4) 資格という事実を示して書く

特技を通じて自分自身の人柄を伝える

記事の冒頭で"企業がエントリーシート(ES)で特技を聞く理由は就活生の人柄を知るため"と紹介しましたが、この観点は非常に重要になります。

企業側はエントリーシート(ES)の設問で「どんなことが特技なのか?」を聞くことで、その就活生の価値観を知るヒントを得ることができます。

このような就活生の性格・人柄といったものは仕事においても少なからず関連するものですので、「たかが特技だしな…」などと手を抜いたりせず、しっかりと人柄をアピールすることを意識しましょう。

具体的なエピソードを盛り込む

指定文字数にもよりますが、特技を書く際はできるだけ具体的なエピソードを盛り込んでアピールするようにしましょう。

より詳細に理解できるよう、具体例を一つ挙げます。

サッカーが特技であるAさんとBさんがいたとします。Aさんは「特技はサッカーです。約12年間続けています。」と回答したのに対し、Bさんは「特技は小学生時代から約12年間続けているサッカーです。ポジションはディフェンダーで、高校時代にはレギュラーとして県大会準優勝に貢献しました。」と回答しました。

もし読者のあなたが選考官の立場だった場合、AさんとBさんのどちらの特技を正しく理解できるでしょうか?

おそらくほとんどの方がBさんと答えるでしょう。

また、(言い方はあれですが)少しマイナーな特技の場合は、具体的なエピソードを盛り込まなければ選考官が理解できない場合もあります。

具体的なエピソードを盛り込むことは"選考官が就活生の特技を正しく理解する"という意味で非常に重要となるため、エントリーシート(ES)で特技を書く際はできるだけ具体的なエピソードを盛り込んでアピールするようにしましょう。

他の設問への回答との一貫性を持たせる

意外と見落としがちなのですが、他の設問への回答との一貫性を持たせるという観点は非常に重要となります。

つまり"自己PRや長所・短所で伝えた人柄と、特技の内容が矛盾しないようにする"ということです。

具体例を挙げるのであれば「パソコンのタイピング」を特技として書いたにも関わらず、短所で「細かい作業が苦手」と書くといったようなイメージです。

上記はあくまでも一例にはなりますが、他の設問への回答と矛盾が生じてしまうと、「この就活生は他の設問への回答と矛盾したことを書いているな。就活用に準備した特技なのかな?」と選考官が疑問に思ってしまう可能性はありますので、この観点は忘れないようにしていただければと思います。

資格という事実を示して書く

「料理が特技で毎朝自分のお弁当を作っています」といった特技は、その根拠を示すことが難しいため、企業側は感覚的に評価するしかありません。(言い換えてみれば、多少話を盛ったりしてもバレにくいでしょう)

しかし、資格という取得成果として残るものから特技を示すことで「説得力・インパクト」を強めることができます。

例えば、上記でも取り上げた料理という特技であれば、「料理が特技で週3日程度は家族の夕ご飯を作り、好きが講じて食生活アドバイザー2級を取得しました。」と回答すれば、資格という事実を用いることで特技の根拠・具体性をアピールすることができます。

もちろん検定によって難易度の差はあるでしょうが、資格を取得するにはある程度の勉強期間が必要であり、それを成し遂げたことはその分野に関する「興味・関心・知識」の客観的証明になり得ます。

あくまでも一つの手段にはなりますが、資格という事実を示して特技のエピソードを記載するのはアリと言えるでしょう。

エントリーシート(ES)で特技を書く際の注意点・NG例

特技の書き方・書く際のコツを紹介しましたので、続いては「注意点・NG例」を説明していきます。

特技を書く際の注意点・NG例としては以下の5点があります。

  • 特技を書く際の注意点・NG例(1)「空欄で提出する/特になしという回答」はNG
  • 特技を書く際の注意点・NG例(2) 就活用に嘘をつく
  • 特技を書く際の注意点・NG例(3) ギャンブル・賭博行為
  • 特技を書く際の注意点・NG例(4) 政治や宗教など思想に関するもの
  • 特技を書く際の注意点・NG例(5)「オススメの特技」なんてものに惑わされない

「空欄で提出する/特になしという回答」はNG

どうしても特技が思いつかない場合でも、「空欄で提出する/特になしという回答」で済ませてしまうことは避けるべきです。

文章ではなく単語として答える形式の場合でも、それが設問の一つであることは変わりません。エントリーシート(ES)は面接で話す内容の頭出しとしての機能がある以上、特技の場合でも面接時にその話題について取り上げられることが多くなります。

すなわち、空欄で提出してしまうと面接官に頭出しのヒントを少なくさせるという意味にもなり、企業側は少なくとも良い印象は抱かないでしょう。エントリーシート(ES)の段階では"何となくこの就活生と会ってみたい"と選考官に思わせることが重要であり、空欄の回答があることはそれだけでアピールチャンスを逃しているとも言えます。

企業側に少しでも興味を抱かせるという意味でも、「空欄で提出する/特になしという回答」は避け、何か一つは特技を書いておくべきでしょう。

就活用に嘘をつく

「人に言えるほどの特技がないから、友達の特技を真似して話そう!」

「企業側からの受けがいい特技ランキングに入っていたから、この特技をアピールしよう!」

などと考える就活生が稀にいますが、嘘の特技は絶対に回答しないようにしましょう。

エントリーシート(ES)では「どんな特技を選んだのか」という指標だけで評価は決まりませんし、嘘の特技であればその後の面接で深堀りされた際にスムーズに回答できずにボロが出てしまい、嘘だとバレてしまう恐れがあるためです。

嘘の特技を答えることで自分自身を大きく見せようとするのではなく、正直にありのまま答えることを意識するべきでしょう。

参考記事
面接で嘘をつくべきでない2つの理由
→面接で嘘をつくことのデメリットを説明した記事です。

ギャンブル・賭博行為

競馬やパチンコなどのギャンブル・賭博行為に関してもよほどの事情がない限り避けた方が無難です。

ギャンブル・賭博行為が特技であることそのものに問題はないのですが、実際に競馬やパチンコという単語を聞いた時点で毛嫌いしてしまう人も一定数おり、そのようなリスクを犯してまでギャンブル・賭博行為を記載するよりは、他の特技と記載するのが望ましいでしょう。

自身がアピールしようとしている特技の印象が心配なのであれば、印象の良し悪しは就活生ではなく社会人(選考官)が判断するという意識を持ち、OB訪問などを通じて社会人目線からの印象を聞いておくと良いかと思います。

政治や宗教など思想に関するもの

政治や宗教など思想に関するものも避けたほうが無難です。

考え方が分かれるものなので評価がしづらく、また受け手のパーソナルな部分に大きく依存するテーマでもあるので、選考において避けるべき話題と言えるでしょう。

「オススメの特技」なんてものに惑わされない

「エントリシート(ES)で書く特技はこれがオススメ!」

上記のような記事等を見かけたことがある方もいるかもしれませんが、オススメの特技なんてものに惑わされるべきではないと考えられます。

仮に記事内で掲載されている特技の中で自分にあった特技がない場合でも、オススメならばとその中から特技をでっち上げて嘘をついてしまうことは、先述した『特技を選ぶ際は就活用に嘘をつかない』という事柄に反します。

記事上の情報に踊らされることなく、"絶対的な「オススメの特技」なんてものは無い"のだと割り切って考えるのが望ましいでしょう。

実際の体験談を基にしたアドバイス

以下では本選考通過者から実際の体験談を基にした大切にしている価値観に関してのアドバイスを掲載します。

unistyle上に掲載されている選考レポートから厳選していますので参考にしてみてください。

実際の体験談を基にしたアドバイス(1)三井住友銀行

面接において印象に残った・回答に困った質問をお答えください。

特筆してないが、
「他の人には負けない事 何でもいいので教えてください」で特技を言ったのだが、そこから話が弾んだ。

選考通過者本選考レポート:18卒三井住友銀行(総合職(リテール))

他の項目に比べると重要視されにくい特技ですが、面接において会話の内容の中心になることがあります。

やはりよく考え、深堀りされても答えられるかつ、自分のことを採用担当者に理解してもらえるような特技を選ぶことが大切です。

三井住友銀行(内定者ES・選考レポート・選考対策記事)はこちら

実際の体験談を基にしたアドバイス(2)三菱商事RtMジャパン

本選考において評価されたと感じたポイントや選考において重視されていたと思う点についてお答えください。(100文字以上)

重視された点は「志望度」「自己分析」の二点が挙げられる。二次面接と最終面接の後に人事部長面談があり、他社の選考状況や志望度について聞かれる。ESに沿った質問でも「なぜその選択をしたのか」「なぜそう行動したのか」など深く聞かれることがあり、それらに対して初めて聞く人に分かりやすく説明することが大切だと思う。趣味や特技についても触れられたので話しやすいエピソードを持っておくといいです。あとは逆質問も用意しておいてください。

選考通過者本選考レポート:23卒三菱商事RtMジャパン(一般職)

自分が詳しく話すことができる話題は自分の印象を強く残すことができるでしょう。面接で触れられるかもしれないということを考慮し、特技を考えましょう。

三菱商事RtMジャパン(内定者ES・選考レポート・選考対策記事)はこちら

実際の体験談を基にしたアドバイス(3)商工組合中央金庫

それぞれの面接およびGDについて、社員の数および年代、面接を受ける学生の数、面接会場、面接時間、質問内容、面接の雰囲気、面接の感想についてご記入ください。面接がない場合は「なし」とお答えください。

【1次面接】学生1:面接官1の個人面接で同じ日に2回行われる。30分×2で1時間。ブースのような空間で行われた。
1回目→30代前半くらいの人事。ほとんど雑談だった。短所が優柔不断であることを伝えると、共感してもらえ、面接官の優柔不断エピソードを話してくれた。志望動機はそこまで掘り下げられなかった。
2回目→50台前半くらいの人事。こちらもほぼ雑談。私が所属しているゼミナールの教授とその面接官が知り合いだったこともあり、ゼミナールの話をたくさん聞かれた。その他も趣味や特技など、こちらをとても褒めてくれたのでとても楽しい面接だった。志望動機もそこまで聞かれなかった。1回目より手ごたえがあった。

【2次面接】学生2:面接官1。約30分。
相手は40代後半くらい。1次面接とは違い、きちんとした応接室のようなところで行われた。雰囲気は普通だが、面接官の見た目が少し怖く、かなり緊張してしまった。志望動機、就活の軸など一般的な質問に加え、経済面での質問が多かった。手ごたえはなかった。

 

選考通過者本選考レポート:17卒商工組合中央金庫(商工中金)(担当職)

特技が話の内容になることも多いので、採用担当者にとってもわかりやすいものの方が話が盛り上がるかもしれません。

選考通過者によるこれらのレポートはES提出後の面接においてのものでしたが、ES記入時から後の面接のことを考慮して特技を考えることが大切であることがわかります。

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まとめ

ESの特技に関する設問の対策まとめ

本記事では「エントリーシート(ES)×特技」にフォーカスし、"エントリーシート(ES)における特技の選び方と書き方・ES例文"などを解説してきました。

特技に関する設問はおまけ程度に考えている方もいるかもしれませんが、エントリーシート(ES)の設問である以上、あなどることはできません。

本記事の内容を参考にしていただき、ES対策・志望企業の選考突破に努めていただければと思います。

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