【新卒】面接でキャリアプランを聞かれたら?適切な答え方・回答例を紹介

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最終更新日:2024年01月18日

本記事では、上記のような悩みや疑問を抱いている就活生に向け、"キャリアプランの見つけ方・面接で伝える際のポイント・業界別の回答例"などを紹介していきます。

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企業が面接で就活生にキャリアプランを聞く理由とは

企業が面接でキャリアプランを聞く理由

面接官はなぜ、就活生にキャリアプランを聞くのでしょうか?

その理由について深掘っていく前に、まずはそもそものキャリアプランの定義を確認しておきましょう。

キャリアプランとは

キャリアプランとは"将来どのように働きたいか、どのような人間になりたいのかといった目標を掲げ、その実現のために立てる計画"を指します。

つまり、ただ単に目標を立てて終わりではなく、その目標に至るまでの道筋を具体的にイメージできているかが重要となります。

ここでいう道筋とは「その会社で何年目までにどの部署でどんな業務に取り組みたいか」ということになります。

また、このキャリアプランと混合されやすいものとして「キャリアビジョン」というものがありますが、両者は似て非なるものです。

キャリアプランが「目標の実現に向けた計画」なのであれば、キャリアビジョンは「将来なりたい姿/願望/理想像」と定義づけることができます。

面接で聞かれることが多いのは前者になりますので、"将来はこうなりたいです。そのための計画としては~を考えています。"といったように、紐づけて回答するようにしましょう。

企業が面接でキャリアプランを聞く理由とは

キャリアプランの定義は理解していただけたかと思いますので、続いては企業が面接でキャリアプランを聞く理由を考察していきます。

結論からお伝えすると、企業がキャリアプランを聞く理由は以下の2点に集約されます。

  • 「就活生のキャリアプラン」と「企業の戦略や業務内容」が一致しているかを確かめるため
  • 志望動機との一貫性を判断するため

「就活生のキャリアプラン」と「企業の戦略や業務内容」が一致しているかを確かめるため

つまり、キャリアプランに関する質問を通じて企業側は下記の2点を判断しようとしています。

企業が見ているポイント

◆適切に企業理解できているか
→企業の戦略や部署・業務内容を理解していなければ、具体的なキャリアプランを描くことはできないため。
例)就活生が希望する業務内容と企業が取り組んでいる業務内容が合致しているか

◆働く上での価値観が自社と合っているか
例)スペシャリストとゼネラリストのどちらを目指したいのか、どのくらいの時間をかけてキャリアを積み重ねていきたいのか

志望動機との一貫性を判断するため

志望動機との一貫性を判断するためというのは、つまり「キャリアプランが志望動機に紐づいているか」という意味になります。

例えば、「日本が誇る●●というサービスの魅力を海外にも普及させたいと考え、BtoCのグローバルメーカーである御社を志望しています。」といった志望動機を伝えたとしましょう。

その後にキャリアプランに関しても問われ、「まずは国内営業として経験を重ねると共に、TOEICスコア900点獲得を目指します。御社は7年目以降から海外駐在のチャンスがあると伺いましたので、国内営業で培った経験と語学力を活かし、10年目までには海外駐在を実現し、●●を世界中の人に普及させたいと考えています。」などと回答できれば、一貫性のある回答と言えるでしょう。

反対に、「私は海外駐在をできるだけ早く実現させたいです。1年目からでもチャンスがあるのであれば積極的に手を上げ、海外でも高い成果を上げ続けていきたいと考えています。」といったキャリアプランを回答したとしましょう。

後者も確かにキャリアプランに対する回答としては間違ってはいませんが、志望動機との一貫性を感じることができず、企業理解もあやふやな状態なことが見て取れます。このように志望動機との一貫性がない場合は、「本当にそう思っているのか?面接用に用意した上辺だけの回答ではないのか?」と面接官に不信感を与えてしまう可能性があります。

また、面接官はESなどの過去の選考における回答との矛盾がないかもチェックしているため、このことからも一貫性の重要性は理解していただけるでしょう。

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【キャリアプランがない!という就活生へ】キャリアプランの見つけ方を紹介

キャリアプランがないという就活生に向けたキャリアプランの見つけ方

企業が面接でキャリアプランを聞く理由については理解していただけたかと思います。

しかし、そもそも「キャリアプランなんて思いつかない!」と思っている就活生もいるのではないでしょうか?

そんなキャリアプランがないという就活生に向け、キャリアプランの見つけ方を紹介していきたいと思います。

また、本項はキャリアプランがある程度定まっている方には関係のない内容になりますので、そういった方はこちらから次の項に遷移していただければと思います。

キャリアプランの見つけ方に関してですが、基本的な方法としては以下の2つがあります。

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面接でキャリアプランを伝える際のポイント

面接でキャリアプランを伝える際のポイント

続いては面接でキャリアプランを伝える際のポイントを紹介します。

面接では、以下の2点に留意した上でキャリアプランを伝えるようにしましょう。

  • 最終的な目標やなりたい姿を冒頭で述べる
  • 目標達成に向けた計画を具体的に伝える

最終的な目標やなりたい姿を冒頭で述べる

キャリアプランを述べる際は、ます最初に「最終的な目標やなりたい姿」を述べるようにしましょう。

というのも、冒頭で目標やなりたい姿を伝えることで面接官に伝えたいことの大枠を理解してもらうことができ、その後に続くであろう理由や具体例までスムーズに繋げることができるためです。

「結論→理由→具体例→結論」という文章構成のフレームワークを目にしたことのある就活生も多いかと思いますが、目標やなりたい姿は(一つ目の)結論に該当します。

最初に話す結論の内容次第で面接の出来が決まると言っても過言ではありませんので、この観点は是非意識するようにしましょう。

"まずは●●に取り組み、その経験を活かして▲▲に挑戦したいと考えています。具体的には~~"といった構成で話せると、論理的に伝えることができるのではないでしょうか。

目標達成に向けた計画を具体的に伝える

ポイントの2つ目は、目標達成に向けた計画を具体的に伝えることです。

本記事の冒頭で、キャリアプランに関する質問で面接官が見ているポイントは「適切に企業理解できているか・働く上での価値観が自社と合っているか」とご紹介しましたが、計画を抽象的に伝えてしまうと、この2つのポイントを面接官が判断することができないためです。

最終的な目標やなりたい姿はもちろんですが、適切に企業理解をした上で、目標達成に向けた計画も具体的に伝えるようにしましょう。

また、計画を伝える際の工夫としてよく挙げられるのが"3年後/5年後/10年後など、時系列を追って伝える"というものです。このように伝えることで、筋道を立てながら論理的にキャリアプランを設計できていることを面接官に示すことができます。

一例ではありますが、「入社して3年間は●●に取り組みたい。そして5年後には▲▲という役職に就いていたい。そして10年後には目標である■■として~~という目標を実現させたい。」といったように伝えることができると望ましいのではないでしょうか。

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面接における話し方のポイント

面接における話し方のポイント

企業によってはエントリーシートでもキャリアプランに関する設問が課される場合があるため、面接ではエントリーシートで書いた内容を基に深堀りされる場合もあります。

また、「指定された文字数の中で要点をまとめて簡潔に伝えるES」と「面接官とのコミュニケーションの中でより具体的に自分自身をアピールする面接」とでは、異なる部分が多くあります。

そのため、面接でキャリアプランを話す際には以下の3点を意識することが重要になります。

  • 話す順番を整えてから伝える
  • 暗記したものをそのまま話さない
  • 話す長さや時間に注意する

話す順番を整えてから伝える

話す順番をあらかじめ整えておくことは非常に重要となります。

というのも、面接では「話がどうしても長くなってしまう・結論をうまく伝えられない」というリスクがあり、"本当に伝えたい内容を伝えられなくなってしまう恐れがある”ためです。

面接の前には必ず「最も伝えたい内容はどの箇所なのか・どのような順序で話すのか」をしっかりと確認しておき、面接官が理解できるような話し方を心掛けましょう。

暗記したものをそのまま話さない

面接では何もESで書いた内容を暗記してそのまま話すことが正しいわけではありません。

面接官は提出済みのESを基に質問を投げかけてくる場合が多いため、"ES+αの内容"がなければ高い評価を得ることは難しいと思われます。

「暗記したものをそのまま話さない・面接官とのコミュニケーションを意識する」ということは必ず心掛けていただければと思います。

話す長さや時間配分に注意する

これはグループ面接でより重視する内容になるのですが、話す時間・時間配分には注意を払う必要があります。

グループ面接では他の就活生と一緒に面接を行うため、自分ばかりが長時間話してしまうと「この就活生は周りに配慮できていないな、自分勝手だな」という印象を受けてしまいます。

いくら内容が素晴らしくても、このような点をおろそかにしただけで一気にマイナス評価を受けてしまう可能性は高いと考えられます。

「他の就活生とのバランス感・時間配分への配慮」も"面接におけるコミュニケーションの一つ"となりますので、この観点は忘れずに面接に臨みましょう。

【回答例】面接でキャリアプランを適切に伝えるには

面接でキャリアプランを伝える際の回答例

最後に、面接でキャリアプランを話す際の回答例を紹介します。

本記事では3つの業界を取り上げ、各業界の回答例を掲載しています。

また、「自分が志望している業界の回答例がない!」という就活生もいると思いますが、話す際の構成や言葉遣いなど参考になる点はあるかと思いますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

キャリアプランの回答例:(1)IT・通信業界

法人コンサルティング営業として顧客の課題解決に従事し、その経験を活かし、マーケティングプロモーション部にて自社サービスのさらなる展開・販売促進に取り組みたいです。私は御社の「〇〇の分野で2030年までに世界一を目指す」というビジョンに共感し、そのビジョンを達成する一員になりたいと考えています。それに際し、まずは法人コンサルティング営業として身近な顧客に向き合い、顧客が御社のサービスを使用することの価値を最大限高めたいです。その後、かねてより興味のあったマーケティングプロモーション部に異動し、国内では敵なしとも言われている御社の△△というサービスを今度は世界に広げていきたいと考えています。また、この背景には□□といった私の思いがあります。この思いをいつまでも忘れず、ビジョンの達成に向けて一歩一歩キャリアを歩んでいきたいです。

キャリアプランの回答例(2):グローバルメーカー

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キャリアプランの回答例(3):コンサルティング業界

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まとめ

本記事では「面接×キャリアプラン」にフォーカスし、キャリアプランの見つけ方・面接のポイント・業界別の回答例などを解説してきました。

キャリアプランは業界/企業/個々人の目指すべき目標によっても異なりますが、最も重要なことは"自分自身と企業とを適切に理解し、達成までの計画を含めて具体的に伝えること"です。

本記事の内容を参考にしていただき、面接対策・志望企業の選考突破に努めていただければと思います。

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