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「挫折経験は?」に対するES・面接での3つのアプローチと内定者回答

「挫折経験は?」に対するES・面接での3つのアプローチと内定者回答

掲載開始日:2014年09月18日
最終更新日:2019年07月02日

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「挫折経験」についてはエントリーシート、面接での頻出質問になっています。unistyleのエントリーシートの検索機能ではかなりの量のエントリーシートがヒットします。

「挫折経験なんて特にないよ」
「ESや面接で挫折経験を聞かれた際にはどうすればいい?」

と、この質問に戸惑う就職活動生も多くいるのではないでしょうか。また挫折経験があっても、自身の欠点とも言うべき過去を企業に伝えることに抵抗を感じる方もいると思います。

本記事では、「企業が挫折経験を聞く理由」から「どのように考えて挫折経験に関する質問に答えればよいのか?」を合格者の回答例をもとに解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

挫折経験はなぜ質問されるのか

挫折経験が聞かれる理由としては、色々考えられますが、主に下記のようなものが考えられます。

・高い目標を掲げ、目標に本気で取り組むことのできる意欲的な人材かどうか知りたい

・高い目標に対して強くコミットできる人材かどうか知りたい

・挫折後に、反省し、次につなげることのできる人材かどうか知りたい

・新入社員時に想定される挫折に対する打たれ強さがある人材かどうか知りたい

上記のようなことが考えられ、いずれも「挫折経験から立ち直った人材は企業で活躍する可能性が高い」という仮説のもと、挫折経験を聞いているものだと思います。

つまり、ストレス耐性や学習力、継続力などの働く上で必要な素質を見ていると考えられます。

社会人になって、大きな失敗をしてしまった時に、どうすれば二度と同じミスを繰り返さないようにできるかどうかは、働く上でどんなことにも活かすことができる考え方になるので重要視されています。

挫折経験を聞かれたらどのように答えればいいのか

上記でも述べていますが、挫折経験を聞く企業の目的は、「挫折経験から立ち直った人材は企業で活躍する可能性が高い」ためです。

この企業の目的を念頭に置きながら、対策をしましょう。

構成としては、基本的な自己PRの内容と大きく変わることはありません。以下が基本的な構成になります。

このように、面接官が納得するように、結論に根拠や理由をつけて論理的に説明しましょう。

もちろん、ESでの文字制限数や、面接時間などにより、多少は変化しますが、面接官が知りたいことは基本的に変わらないので、その時の状況に合わせて臨機応変に対応しましょう。

挫折経験がない場合はどうすればいいのか(内定者の回答付)

自己分析をしていて、「挫折経験なんてない」と思った方もいると思います。

しかし、挫折の粒度は異なれど、誰にでも挫折経験は基本的にあります。

挫折経験を考える際、人事の印象に残すために特別なエピソードを用意する必要はありません。重要なのはそのエピソードから、「何を感じ、どんな行動をして、その結果どうなったのか」を伝えることです。

ないなと思った時は、今までに落ち込んだこと・ショックだったこと・モチベーションが下がったこと、もしくは目標に向かって努力した経験を思い返してみてください。

受験、部活動、サークル、バイトなど、どんな経験でも構いません。なぜ落ち込んだのか、なぜショックだったのか、あの時こうしておけばよかったという後悔を今後社会人でどのように活かしていくか、に繋げることができれば十分な挫折経験になります。

ESや面接で聞かれる挫折経験の回答例として下記の3つが挙げられます。

・人間関係
・環境
・個人

上記3つについて合格者の回答例をもと下記に詳しく解説しています。本当に自分には挫折経験がないのか、もう一度自己分析を行ってみましょう。

人間関係

これまでの人生でサークルや部活などの集団に属していると、周囲の人との関係に悩んだ経験があるかと思います。

価値観や考え方の違いから、関係性が悪化し、人間関係がうまく行かなくなってしまった場合、関係性を再構築するための対処をした経験などは挫折経験として活用できます。

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環境

環境は、自分ではどうしようもできない状況を指しています。怪我や留学先の文化の違いなどが挙げられます。

自分自身ではどうにもできない状況に、どのように対処したかを伝えることができれば、中身のある挫折経験を伝えることができるでしょう。

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個人の問題

学業での失敗や、インターンシップでのミスなどが挙げられます。受験で第一志望に受からず、そこから改めて勉強を頑張ったなどの経験は多いと思います。

この経験では高い目標設定とそれに対する取り組みを示すことが重要なポイントになります。

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挫折経験について語るアプローチ①「失敗を反省し、次に活かした経験」を語る

ここから本題に入ります。

挫折経験について語る1つ目のアプローチは、「失敗を反省し、次に活かした経験を淡々と語る」という方法です。

多くの就職活動生が中々挫折経験を語れない理由として、挫折経験を漫画や小説などで読んだような、高い目標を掲げて、それを達成できないために、立ち上がれないほどダメージを負う経験だと思い込んでいることが挙げられます。

一方で、wikipediaや辞書などで挫折を調べると、「計画などが途中で駄目になることや、そのために意欲をなくすことを指す」としか書いていません。

つまり企業が知りたいのは、「目標を掲げて真摯に取り組む人材であり、失敗から学び次に活かせる人材かどうか」です。

立ち上がれないほど落ち込んだかどうかは取りあえず置いて、過去に立てた目標と現実のギャップについて、淡々と書くというのが1つ目のアプローチです。

「失敗を反省し、次に活かした経験を淡々と語る」の回答例

【回答例1】

高校時代のサッカー部において、二回戦で敗退したこと。

正直、まじめに取り組む部活ではなかったため、目標も曖昧なまま、3年間部活動を行っていたため、結果自体には挫折感を感じなかった。

しかし、その後、中学時代のサッカー部の自分より下手だと感じていた同級生が同じ大会でベスト8のしかもレギュラーだということを知り、まじめに取り組まなかったことを後悔した。

大学生活では悔いの残らぬ生活をしたいと考え、サークル・アルバイト、ゼミとそれぞれに全力で取り組んでいる。

【回答例2】

高校時代の部活動において、自分のしたいことを優先しすぎて、わがままに振る舞った結果、周囲との人間関係が悪化し、孤立しかけたことがある。

そのため、大学に入ってからは、自分を抑えて周りを見るように注意して、周りがやりたいことと、自分がやりたいことの擦り合わせを行うよう心がけている。

【回答例3】

大学受験の失敗。

それまで何かに打ち込むということがなかったが、大学受験はかなり努力したが、第一志望にも第二志望にも合格することができずに、今の大学に通っている。

浪人も選択肢に入れたが、結局は大学のブランド以上に大学で何をしたかが重要だと考え、現在、専攻している中国経済についてのゼミに力を入れて取り組んでいる。

このアプローチのいいところは、多くの学生にとって使いやすい点です。

これまで生きてきた中で、ほとんど失敗をせず、反省をして次に活かさなかった人はいないと思います。心が落ち込んだどうかは別として、自分なりに失敗した経験および次に活かした経験を淡々と語ればよいと思います。

もちろん面接官によっては、「この程度のことで挫折だなんて最近の学生は甘いね」などと言う人もいるかもしれません。そういう方は「挫折」という言葉の範囲が限定的で、自分が考える挫折経験に当てはまらなければ評価されないでしょうから、あきらめましょう。

挫折経験がないとウジウジ悩む時間はもったいなく、就職活動のためだけに挫折経験をねつ造するのも気持ちのいいものではないと思います。なかなかいいエピソードが浮かばない場合は他の質問で挽回を図りましょう。

参考:「人生最大の困難や挫折経験は?」|内定者ES回答例15選
→挫折経験を尋ねる質問に対して、上手な返答例を集めました。これらを参考にすることで評価される確率が上がることでしょう。

挫折経験について語るアプローチ②「挫折とは思わなかった」と語る

さて、二つ目のアプローチは「挫折だと思わなかった」と言う方法です。

人によっては挫折経験をしても挫折を感じることなく、一つの経験として考えるかもしれません。また、学業やスポーツ、人間関係、その他の取り組み含め全てにおいて成功している人もいるかと思います。

しかし、「挫折だと思わない」としても、伝え方を間違ってしまうと、低い評価を受けます。

このアプローチのコツは、「大きな目標は掲げたことはあるが、失敗したからといって挫折だとは思わなかった」という話し方をすることです。相手にマイナスのイメージを与えないまま、話ができるでしょう。

「挫折とは思わなかった」の回答例

挫折経験で思い浮かぶことが正直ありません。

高校時代の部活動も目標だったレギュラーになれず、大学受験も失敗しています。

大学時代も企画していたイベントが途中で頓挫して中止に追い込まれてしまいました。

その時々に、反省して次回に活かそうと思い、考えてきたため、大きく挫折するというよりは、むしろ「いい経験ができた」というようにポジティブに捉えるようにしています。

挫折した経験がないのであれば、素直にこんな形で話すのも気持ちがよいと思います。

長丁場である就職活動において、自分に嘘をつきながら面接するのはひどく疲れるものです。先ほども書いた通り、就職活動のために挫折経験をねつ造するよりは、いっそのことないと言い切ってしまうのも一つの手ではあると思います。

もちろん、企業が面接で聞くことには意図があるので、①目標を掲げる人材であること、②失敗した経験はあること、③その上で必要以上に挫折を感じるのではなく反省してきたことの3つを伝えてあればそこまで悪い印象を抱く人はいないと思います。

参考:説得力のある自己PRをするには生い立ちを語れ!
→他の学生と差をつけるには、自己PRに説得力を持たせることが重要です。そのためのフローチャートを紹介しているので、是非習得をおすすめします。

挫折経験について語るアプローチ③「今後の挫折可能性」を語る

3つ目のアプローチは2つ目の派生系で、「今後の挫折可能性について語る」というものです。過去に思い当たる挫折経験がないのであれば、現在取組中の目標で、失敗したら大きく落ち込みうるものを話してみるのも一つの手でしょう。

「今後の挫折可能性について語る」の回答例

大学時代までそこまで大きな挫折は経験していませんが、現在目標としているゼミのフィールドワークの共同論文で賞がとれないときには大きな挫折を感じると思っています。

はじめてリーダーとしてまかされるものであり、今までで最も責任感を感じて取り組んでいます。

このアプローチも2つ目と同様に素直に面接官の質問に答えることができるため、気持ちよく回答でき、またまだ結果の出ていない現在の取り組みについてしっかりと話ができる機会になるでしょう。

得てして就職活動では既に結果の出た経験、つまり大学2・3年生の経験が主になりますが、大学4年生は大学生活の集大成であり、最も成果が出る時期といえます。このアプローチでも「目標を掲げ、それにコミットする人材であえること」は十分に示せるでしょう。

参考:目標と困難における評価ポイントと内定者の回答例
→設問に対する回答も、面接官の視点からみれば芯を捉えていないことは簡単に気づけるはずです。面接官視点で自分の回答を見直してみましょう。

最後に

挫折経験とは結局、心の問題でもあり、何を挫折と捉えるかは人それぞれで難しい上に、何となく挫折というと凄まじい後悔や心の落ち込みを伴うものだという強迫観念があるからこそ、悩んでしまう人が多いのだと思います。

企業が挫折経験を聞くのは「仕事上困難に直面した時、どういう対応を取るか」を知るためであり、その意図を理解することで、そこまでの経験がなくとも十分に回答可能です。今の自分が持ってる材料でどう対処できるか考えてみてください。

この記事で紹介した以外にもアプローチ方法はあると思いますが、まずは考えるきっかけにしていただけると幸いです。

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