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P&Gの内定者ES解説!選考通過のエントリーシートの共通項

P&Gの内定者ES解説!選考通過のエントリーシートの共通項

最終更新日:2018年07月09日

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前回、P&GのES徹底解説|求める人物像と内定者の回答解説では、設問内容からどのような人材が求められているか解説しました。

今回は、実際に内定者・通過者のエントリーシートを元に、設問に沿った内容なのかどうか、コメントしていきたいと思います。

設問内容を見ると、なかなかハードルが高いように感じますが、実際の内定者・通過者のエントリーシートを参考にすると、自分でも書けるのではと思えると思います。
なお、今回のエントリーシートは、こちらの内定者のエントリーシートです。
P&Gのエントリーシートは無料会員登録でご覧いただけます。

1.一つ目の設問

第一志望職種へ志望理由〈200字以内〉
「言葉以上に行動で示すことで人から信頼を得る」という強みを一番活かすことが出来ると考えるからである。商品販売には、商品自体の魅力だけでなく、それを売る人間の誠実さ・信頼が重要であると考える。取得した日商簿記検定1級の知識を活かし、得意先の販売戦略の立案・実行を手がけることで、得意先・消費者・貴社すべてにインパクトを与えていきたい。会社名ではなく、○○さんと仕事がしたいといわれる存在になりたい。
消費財メーカーの志望動機というと、企業の商品に思い入れがある、企業理念に共感したといった内容がぱっと思い浮かぶ人が多いかと思いますが、「営業」という仕事内容に注目したものも立派な志望動機であり、自分自身の過去の経験に結びつけるのであれば、商品や企業理念よりも、「営業」や「マーケティング」などの仕事内容に結びつけたものの方が書きやすいかもしれません。
文字数が200文字と少ないこともあり、自分自身の過去の経験が書けていないのが残念なところですが、企業を誉め称える志望動機が多くなりがちな中で、仕事内容に注目して、自分自身の強みについて言及しているのは非常によいことであると思います。
面接では、「営業」系の仕事の中でも、なぜ生活消費財メーカー、その中でもなぜP&Gなのかが問われると思います。これから受けようとしている方は下記リンクを参考に考えてみてください。
業界比較がしっかり出来ている学生はあまり多くないように感じます。そのため業界比較がしっかりできているとアドバンテージになるでしょう。
参考:「なぜうちの業界?」|業界研究の重要性

2.二つ目の設問

あなたが、解決したい課題や問題について、重要な関連性のある情報(データや事実など)を見出し、その課題や問題の根源をつきとめ、解決策を提案した結果、望ましい成果を挙げた経験について述べてください。(全角半角問わず500字から700字程度)

3年間続けているホテルの配膳アルバイトにおける、マニュアル作成・導入。【背景】短期間で辞めていくアルバイトが多く、作業効率が下がりお客様へのサービスの質の維持の為に社員の方の負担が大きくなっていた。社員の方やベテランのアルバイトからそうした不満を聞いていた為、自分に出来ることはないか、社員の方の負担を減らしたいという思いから作業効率を上げる為の工夫に取り組んだ。【取り組み】なぜ新しく入ったアルバイトが短期間でやめていくのか、自分が新人の頃苦労していたことを考えてみると、そこで使われている専門用語や物の呼び方、配置等、単純暗記に苦労していた為、マニュアル作成という取組みに行き着いた。アルバイト仲間に作成の協力を依頼するものの、初めは面倒くさいという理由でなかなか協力を得られなかった。まずは自分が草案を書いて提示する事で自分の熱意を示した。その熱意が伝わり、仲間から信頼と協力を得られた。特に、なぜそのようなサービスをこの順番で行うのかをクイズ形式で考えるように工夫する等、様々な意見を取り入れることで「考えるマニュアル」が完成した。【結果】作業効率化を通じて社員の方の負担軽減、ひいてはお客様へのサービス向上の一助になったと社員の方から表彰された。仕組みを作るまでは大変ではあるが、一度出来てしまえば多くの人の喜びに繋がることを実感し、仕組みを作ることにやりがいと達成感を感じた。人から信頼を得る為には言葉以上に行動で示すことが大切であると学んだ。
非常によい経験をしていると思います。

一つ目の志望動機に繋がる「人から信頼を得る為には言葉以上に行動で示す」という学びを得ている点も非常に大きいでしょう。
個人ではなく、組織のメンバーと協力しながら課題解決を行うことができるということを示すことができている点も非常によいと言えます。
実際の仕事においても、社内および取引先からどのように信頼を得るかは重要で、この内定者であれば、それこそ「言葉以上に行動で示す」を大事にして仕事をしてくれそうです。

3.三つ目の設問

あなたがグループの中でリーダシップをとって、方向性を示し、グループメンバーから協力を得て優れた結果を出した経験について説明してください。(全角半角問わず500字から700字程度)

東日本大震災後、宮城県における学生30人での支援活動。

【背景】大学のプロジェクトで参加し、私はリーダーの役割を担った。このプロジェクトは春、夏、秋と長期休み毎に継続して開催される。

【取り組み】活動の中で特に2点注力した。
1点目は、「現地での活動における挨拶の徹底」、2点目は「継続的に開催されるこの支援プロジェクトへの学生のリピート率向上」である。
前者については、挨拶の徹底を言葉では伝えるものの、全参加者の行動に結び付いておらず現地の方から注意を受けた。大学のプロジェクトで参加している以上、我々が失礼な態度をとれば大学の名前に泥を塗る事になってしまう。これは絶対に避けなければならないと思い、率先して元気よく挨拶を行う等、行動で示すことを心がけた。後者については、現地の方との交流の中で「援助も嬉しいが、一度知り合った人がまた来てくれることが一番嬉しい」と仰っていたことから、継続の重要性に気付き、再び町を訪れたいと思う学生を少しでも増やすことが現地の方の喜びに繋がると感じた為、注力した。参加者に現地への特別な思いを抱いてもらう為に個別にメッセージカードを送ること等、自分がされて嬉しかったことを実践した。また、現地での活動後は、周囲の学生や大学のOBに対する報告会等を企画・運営することで多くの人が継続的に現地の方との関わりを持ってもらえるような取り組みを行った。

【結果】リピート率を1割から6割へ向上することに成功した。リーダーという役割を通じて、言葉以上に行動で示すことでチームの結束を強める事が大切であると学んだ。
これもよい経験をしていると思います。

「言葉以上に行動で示す」というテーマが一つ目、二つ目の設問と繋がっており、読み手にとっては一本筋の通った人材だと思ってもらえるでしょう。
リーダーとして、周囲の人に協力してもらうためには、「言葉以上に行動で示す」ということは非常に重要なことです。仕事においても口だけで行動しない人はなかなか信頼されず、また協力を得られないでしょう。
こういった仕事でも通じる学びをしていること、そしてそれを伝えることが重要です。

4.四つ目の設問

あなたが、これまでに著しい結果(学校、コミュニティー、仕事などを含む)を出したときのことを教えてください。(全角半角問わず500字から700字程度)

日本商工会議所簿記検定1級半年独学一発合格への挑戦。

【背景】資格取得を目指した理由は3点ある。1点目は、大学の授業の延長で日商簿記2級を取得し会計に興味を持ったからである。2点目は、大学受験失敗のリベンジである。国立大学を目指していた私は1浪し、再度受験したが結果は2点差で不合格。その悔しさが忘れられず、勉学の面で何かに挑戦したかった為である。3点目は、公認会計士資格取得を目指している友人に、日商簿記検定1級という資格は半年独学で合格できるものなのか尋ねた所、“絶対に無理に決まっている”と言われたことに対し、自分の中で火がついた為である。

【取組み】大学受験では、目標から逆算して計画を立てて勉強に取り組んだが、完璧主義過ぎる所があり、「自分が達成できないような目標を立てる⇒がむしゃらに取り組むも、計画をこなせない⇒また計画を立て直す」というサイクルに陥り、不合格という結果になってしまった。そこで、資格勉強の際には、「①重要な論点から優先順位を決めて勉強する②一度で完璧にこなすのではなく、繰り返し学習する③計画を立てる事以上に、実行することに力を入れる」以上3点を意識して、目標に向かって効率的に勉強することを心がけた。

​​​​​​​【結果】試験前2ヶ月前では10点台をとる等、合格点に遥かに及ばない成績であったが、上記3点を意識し粘り強く取り組むことで、独学半年一発合格することが出来た。挑戦することを通して、失敗は経験値となりチャレンジしてみないと新たなものは見えてこないことに気付いた。この気付きが、挑戦することに対する私の中で最大の学びである。
しっかりと学業に対する経験をエピソードに盛り込むことで、しっかりと勉強もしている人材であることを示せているのはよいと思います。
内容についても、単純に努力して成功した話になりがちな簿記一級合格というテーマに対して、「大学受験の挫折」、「完璧主義すぎる弱み」、「チャレンジしないと新たなものは見えてこないという学び」の三つがあることで、退屈ではないエピソードになっていると感じます。
多くの学生が、「目標から逆算して計画すること」、「数値を持ってどれだけ努力したか示すこと」、「合格したこと」といった内容を伝えたいと思いがちですが、面接官からするとそれよりも、あなたがどのような人かという点が気になります。
その意味では、「挫折経験」、「弱み」、「学び」といった人に根ざした部分が語れている方がより興味を持って話を聞くことができるでしょう。

5.五つ目の設問

あなたの周りで起こった変化によって、いつもより柔軟になる事が必要になった時のことを述べてください。その時の状況を説明し、あなたがどのように対処したのか教えてください。(全角半角問わず500字から700字程度)

大道芸同好会における、練習メニューの改善及び練習ノートの作成。

【背景】高校1年時に、自分の殻を破りたいという想いから、同好会の設立を決断した。同好会設立により、文化祭での発表機会が与えられ、その他活動が学校から許可されるのだ。設立の為には最低5人以上人数が必要であったが、初めは1人しか賛同が得られなかった。休み時間や放課後に人前で発表や、実際に手に触れて貰うことで、大道芸への興味をもって貰おうと粘り強く日々取り組んだ。自分の殻を破るのはここしかないという気概で取り組んだ。結果、15人から賛同が得られ、設立出来た。しかし、進学校に通っていたため勉強が忙しく、練習に参加できない、ついていけないという声が上がった。

【取組み】「①放課後の練習の回数を4回から2回に少なくし、代わりに昼休みの時間を練習に当てる②発表の構成や、失敗した場合のカバー方法等、気づいたことがあれば何でも書き込む練習ノートを作成する。その情報を同好会部員全員に共有する。③仲間を切り捨てるのではなく、自分が出来る範囲で参加してもらい、発表にみんなで出演することにこだわる」以上3点を心がけた。

【結果】部員誰一人欠けることなく、文化祭での発表に成功した。さらに、老人ホーム訪問を企画するといった学校の授業では学べないことを多く経験することができた。人前で発表するという経験を通じて、人に楽しんでもらうことにやりがいを感じた。「人に楽しんでもらう為には自分が誰よりも楽しんでないといけないこと」「粘り強く取り組む事で、目標は達成できること」以上二点を学んだ。
ここも非常によい経験をしていると思います。

柔軟に対応した経験とも言えますし、今までにないものをゼロから作り上げた経験とも言えるでしょう。
学びについては、「言葉以上に行動で示す」ということ以外をあげており、マンネリ化を防いでいるように思います。

複数の経験から同じ学びを伝えることは、一本芯が通っている印象を与える一方で、あまりに同じ学びのみでエピソードを形成しすぎると、柔軟な思考のできない人材であることを伝えてしまいます。何事もバランスが大事です。
ちなみに「高校時代のエピソードを書いてもよいのか? 」という質問をたまにされますが何の問題もありません。
もちろん学生時代の経験が全て高校時代の経験であった場合、「大学時代は何をしていたの?」という疑問を抱かれるというのは念頭におくことは必要です。
あくまで、受け手がどう捉えるかというのを考え、伝える内容を吟味してほしいと思います。

6.六つ目の設問

あなたが、異なる背景、経歴又は考えを持っている人々と、建設的な関係を築き上げ、よりよい結果を得た例をあげてください。(全角半角問わず500字から700字程度)

​​​​​​​所属するストリートダンスサークルの文化祭でのステージ発表。

【背景】当サークルは11月の文化祭におけるステージ発表に最も力を入れている。組織の人数は300人規模で、様々なダンスのジャンルがある。ダンス一筋の者もいれば他の活動にも従事している者もいる。つまり、スキルやダンスに対するモチベーションが様々なので、その中で最高の発表にする為にはサークルのまとまりが不可欠となる。練習への遅刻、無断欠席、スキルの異なる者の間での確執など、文化祭への準備を進めていく中で様々な問題が生じた。サークルとしてのまとまりが薄れる事態となった。

【取組み】私はリーダーとサークル部員の間の橋渡しの役割を買って出た。300人規模であるので、なかなかリーダーが一人ひとりのサークル部員から悩みを聞き、相談に乗るということは時間的にも厳しいものがあると考えたからである。一番大切なのは共通の目標を掲げ、一人一人自覚してもらうことだと考えた。各ジャンルの同期に協力を呼びかけ、練習後食事の勧誘や、他の活動との両立の悩みについて相談に乗る等、ダンス以外での交流を増やす中でリーダーの想いを繰り返し伝える他、信頼関係構築に努めた。「歴代最高のステージにする」この目標の浸透の他、家が遠い、他の活動等の理由で練習時間があまり裂けない後輩には、都合の良い時間に個別で教えることで少しでもダンスのスキル差を埋める取組みを行った。

【結果】サークル全体に一体感が生まれ、バラバラであった振りも統一感が生まれた。何よりもサークル部員一人ひとりが心から楽しんで踊ることが出来た結果、文化祭では5000人の観客を感動させる発表となった。
この経験もリーダーという役職ではないものの、リーダーシップを発揮した経験であるとも言えます。
橋渡し役として組織に貢献するというのも、組織が成果を出す上で必要なことです。
仕事においても、自分がリーダーではなく、担当者として、課長などのリーダーと取引先の橋渡し役として、物事を前に進めることが多々あります。その役割をこなすことができそうなことを示せているのも評価のポイントだと思います。

最後に

いかがでしたでしょうか。
皆さんでも書けるエピソードが十分にあったのではないでしょうか。

コメントでは面接官の視点をもとに、書いていますが、学生の方が評価するポイントとは少し違う観点での評価になったかもしれません。

あくまで評価するのは社会人の視点からのですので、面接やエントリーシートを書く上でも、そのことを踏まえて多くの社会人のフィードバックをもらってもらえばと思います。

photo by See-ming Lee

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